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チームビルディングに活用できるコミュニケーションゲーム10選!

目次
社員のチームビルディングを磨きたいときは、コミュニケーションゲームを活用するのも一つの方法です。参加者同士で話したりワイワイしたりする機会があるので、和やかな雰囲気のなかでチームビルディングを強化できるでしょう。
しかし、どのようなゲームが適しているのかわからないこともあるかと思います。そこで今回は、チームビルディングのポイント、チームビルディングに活用できるコミュニケーションゲームなどを紹介します。
チームビルディングのためのコミュニケーションのポイント
はじめに、チームビルディングのためのコミュニケーションのポイントを見てみましょう。
コミュニケーションを活発化させる仕組みをつくる
人との交流があるかないかで、チームビルディングの磨かれ方は大きく変わります。そのため、コミュニケーションが自然と生まれるような仕組みを作りましょう。
チームビルディングを強化するコツは、他者との関わりです。仮にコミュニケーションがほとんどなかった場合、それは他者との関わりがないことを意味します。チームビルディングを座学で学んだとしても、人と関わらなければ実践で役立ちません。知識と経験が備わることで初めてチームビルディングの効果が発揮されます。
場数を多く踏むためにも、コミュニケーションを活発化させることを忘れないようにしましょう。
コミュニケーションを持続させる仕組みをつくる
定期的にコミュニケーションをとらないと、とり方を忘れてしまいます。研修のときだけコミュニケーションをとっても、効果は期待できません。
習慣化して初めてコミュニケーションスキルが身につくので、コミュニケーションを持続させる仕組みは大切です。コミュニケーションを持続させる仕組みとしては、以下のような方法が考えられます。
- 社内研修やイベントを定期的に開く
- 社員専用の掲示板を設ける
このように社員のコミュニケーションを持続させる仕組みを作る方法はさまざま。コミュニケーションが持続できるよう、会社側でどのような仕組みをつくれるか考えてみてください。
メンバーのマインドを整える
メンバーがコミュニケーションをとりたいと思える、マインドを整えることも重要です。
たとえば「さまざまな社員と交流してみたい」「社内で人脈を広げたい」「たくさんの人と話して学びたい」などの気持ちを持つ社員が増えれば、コミュニケーションをとりたい人は増えるはずです。
逆に「社員と誰とも話したくない」「社内の人脈なんて役に立たないから時間の無駄」「できるだけ一人で仕事をしたい」などの考えを持っていると、コミュニケーションをとりたくないメンバーが増えてしまいます。
メンバーのマインドを良い方向へ持っていくには、従業員への接し方が大切です。従業員が人と関わりたくなるよう、会社側でアクションを起こしましょう。
チーム内のビジョンを共有しておく
各メンバーが同じ目標に向かって行動しやすくなるため、関係者にチーム内のビジョンを共有するのもチームビルディングにおけるコミュニケーションで有効だといえます。お互いに目指す方向を把握しやすいため、円滑なコミュニケーションが期待できるでしょう。
とくにこれは、チームビルディングの精度を高めたいときに必須です。各メンバーがそれぞれ違う方向へ進んでしまうとチームの和が乱れたり、置いてきぼりを食らっていると感じるメンバーが出てきたりして、チームビルディングの精度を下げることになりかねません。それを防ぐ意味でも、チーム内のビジョンを共有しておくのは重要です。
メンバー間で信頼感が生まれるようにする
メンバー間で信頼感が生まれれば、お互いの距離感が縮まってチームでの仕事がやりやすくなります。信頼感を作るには、これらのことをメンバーに意識させたほうがいいでしょう。
メンバー同士で協力しながら達成するミッションを作る
メンバー同士で協力しながらミッションを達成すれば、距離感が縮まり信頼感を生み出すことに繋がります。個人プレイにならないよう、一人だけでは達成できないミッションを用意しましょう。
各メンバーの自己肯定感を上げる
各メンバーの自己肯定感を上げると、お互いをポジティブに見ることができて、信頼感を作るのに役立ちます。
仮に自己肯定感が低かった場合、「〇〇さんは私のことを考えてくれていない」「〇〇さんはウソをついている」「私に全部業務を押し付けようとしている」など、ネガティブな気持ちばかり持つことに繋がることも。しかし自己肯定感を上げれば、ポジティブな気持ちが生まれやすくなるので、従業員間の信頼関係を築きたいときに役立つでしょう。
チームビルディングで役立つコミュニケーションゲーム10選
ここからは、チームビルディングで活用したいコミュニケーションゲームを10種類紹介します。
オンラインのものとオフラインのもの、どちらも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.リモ謎【オンライン】
オンラインで完結できる謎解きゲーム。会場を借りる必要がないため、ゲームを実施するスペースがない企業にもピッタリです。
リモ謎の特徴は、オンラインでメンバーとやり取りしながら問題を解いていくこと。ビデオチャットを利用して問題を解いていくため、各メンバーが同じ場所にいなくてもゲームを楽しめます。インターネット環境さえあればプレイできるので、日本と海外で繋がりながら楽しむことも可能です。
操作手順は簡易的になっているので、オンラインでのコミュニケーションが苦手な方も参加しやすいでしょう。リモ謎では3つのシリーズがあり、興味のあるジャンルを選べます。
インフルエンサーなどの有名人にMCを任せれば、さらに場が盛り上がるでしょう。参加者が楽しく過ごせるよう、余裕があればさまざまな演出を手がけてみてください。
リモ謎を実際に行った企業の声が気になる方は、以下のレポートをあわせてご覧ください。
【横のつながりを強固に!】NTT労働組合 ドコモ本部 ドコモCS中央分会様「終わらないリモート会議からの脱出」&オンラインフードデリバリー実施後インタビュー!
【インタビュー】株式会社レコチョク様にリモ謎実施後の声を直撃!オンラインでの新しい挑戦の舞台裏とは?
リモ謎の資料ダウンロードはこちら2.合意形成研修ONLINE コンセンサスゲーム【オンライン】
出題された問題に対する回答をメンバーで話し合って決めるゲームで、答えを一つにまとめられるかがポイントとなります。
このゲームの難しいところは、メンバー間で異なる答えが出ても、一つの答えを導き出さなければならないこと。たとえばメンバー全員の回答が異なっていたら、一つの答えを導き出すまでに時間がかかってしまいます。
このゲームにはチームビルディングに大切な要素がたくさん詰まっており、チームワークやディベート力、情報を整理する力が試されます。議論も活発化しやすいので、コミュニケーションを促進させたい場合にもおすすめです。
なおシリーズは2種類あります。1つめは「ジャングルサバイバル」。各プレイヤーがジャングルの中をさまよっていると仮定し、どのように生き残るか考える内容です。ゲームの内容もユニークなので、一風変わったゲームをしたい人にもいいでしょう。
2つめは「たどり着け!帰宅困難サバイバル」。各プレイヤーが災害に巻き込まれて帰宅困難になったと仮定し、防災関連について学びます。チームビルディングを磨きながら、防災の知識も身につけられます。
興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
コンセンサスゲームの資料ダウンロードはこちら3.おうち防災運動会【オンライン】
オンラインでありながら、運動会を楽しみつつ防災に関する知識を身につけられるアクティビティです。
おうち防災運動会の種目は、自宅にいながら参加できる内容となっています。たとえば「おうち探検!非常食探索トライアル」は、あるテーマに沿って自宅にある食材の中から集めてくる競技です。
また「防災借り物競走」は、災害が起こったときに必要となるものを自宅の中から探し集める種目。ゲームをしながら自宅内での防災グッズの置き場を確かめられます。
実際におうち防災運動会を体験した方のレポートは、以下の記事をご覧ください。
ファミリーで楽しむ社内イベントに!ドコモ九州グループ様「おうち防災運動会」開催レポート
防災をおうちで学べる運動会!?日清オイリオ水島工場様「おうち防災運動会」開催レポート
おうち防災運動会の資料ダウンロードはこちら4.サバイバルゲーム【オフライン】
サバイバルゲームは、基本的にチーム戦です。チームでの作戦会議やメンバー同士で話し合う機会があるため、自然とコミュニケーションが生まれます。
サバ研
サバイバルゲームにチームビルディング研修の要素を入れたゲームが、IKUSAが提供するサバ研です。サバ研には、「OODA LOOP」という意思決定をプロセス化したフレームワークが研修に取り入れられています。
サバ研では「OODA」を行う場面がいくつか用意されており、サバイバルゲームを行いながら「OODA LOOP」を身につけられます。ゲーム開始前にはルール説明もあるので、未経験者もルールをきちんと把握した上で参加できます。
サバゲーの服装など、一部の備品についてはレンタルも行っているので、グッズを持っていない人でも気軽に参加可能です。
サバ研の資料ダウンロードはこちら5.バースデーチェーン【オフライン】
会話をせずジェスチャーのみで、誕生日順に並ぶゲームです。
コミュニケーションは体の動作のみで、一言も声を出してはいけません。指で誕生月を表現したり、口の形のみで言いたいことを伝えたりなど、さまざまな方法を駆使して相手に伝えます。参加者が誕生日順に並んでいたら成功です。月だけではなく日にちも順番どおりに並ばなければいけないので、非言語的コミュニケーション力が試されます。
気軽にできることもあり、アイスブレイクで使用することも多いゲームです。研修やイベントなどを行う前に活用するのもいいでしょう。
6.口パク伝言ゲーム【オフライン】
口パクのみで言葉を伝えるゲームで、言葉を声に出してはいけません。口の形のみで言葉を当てなければならないため、通常の伝言ゲームと比べると難易度は高いといえます。
口パクで伝えるため、お題は長文ではなく単語や短文のほうがいいでしょう。口パクで話している内容を読み取る力が試されます。
なおゲームは、以下のような流れで進めます。
- 横一列に並び、メンバー全員真正面を向く
- 一番左側にいる人は、お題を見る。右隣にいる人へ口パクで伝える(左から2番目にいる人のみ左を向き、他の人は真正面を向いたまま)
- 見終わったら左から2番目にいる人は、右隣の人へ口パクで伝える。この流れを最後まで繰り返す
- 伝え終わったら右にいる人から順番に、口パクの内容が何だったか答える
- 何人目で答えが出たかを競う(早い段階で答えが出たほうが得点は高くなる)
このゲームの見どころは、ユニークな回答が発表される可能性があること。思いもしなかった回答が出れば、笑いに包まれ楽しい雰囲気で進められるでしょう。
7.MGオンライン【オンライン】
40年以上前にソニーが開発した研修ゲームを、オンライン版にアレンジしたゲームです。会社を経営しながら資産を築き上げていくゲームで、オフライン版を含めると累計100万人超の人がプレイしてきました。
MGオンラインの流れは以下のとおりです。
- 一つの部屋に4~6人集まったところでゲームスタート
- 材料を仕入れて製品を作ったり、コンペに出品したりしながら事業を成長させていく
- 財務状況や経営成績は財務諸表に記録される
- 財務諸表を見て、自身の経営センスを分析したり共有し合ったりする
財務や会計に関する知識を身につけられるので、事業戦略や経営企画など、予算を見る機会が多い人だけではなく、予算を計算しなければいけない管理職の人たちにも役立つでしょう。
MGオンラインを実践して数字に対する耐性ができていれば、財務諸表や試算表などの数字をチェックするときもスムーズに進められるかもしれません。
8.ペーパータワー【オフライン】
紙を使ってできるだけ高く積み上げるゲームです。チームで話し合いながら行うため、自然とコミュニケーションがとれます。
ペーパータワーの特徴は、紙以外のものを使わずに積み上げていくこと。ハサミやセロハンテープなどの道具はなく、A4の紙のみでタワーを作っていきます。手で紙をちぎったり丸めたり折ったりしながら、高く積み上げられるように考えていくのが醍醐味です。
競技に入る前にはチームでの作戦会議の時間も5分設けられており、この間にメンバー間でしっかりコミュニケーションを図る必要があります。タワーを高く積み上げることにフォーカスして、生産的なコミュニケーションをとることが大切です。
9.チェックイン【オン・オフ】
自分のことについて話すゲームで、今の状況や心境などをありのままに話します。ポジティブなことだけではなくネガティブなことも伝えます。
ここで大切なのは、自分をかっこよく見せようとしないこと。チェックインの目的は、自身の状況を他の人へ正確に伝えることです。自分の気持ちを正直に表現して、他の参加者にあなたの状況を知ってもらうことが最重要ポイントです。
「ネガティブな気持ちは見せにくい」と感じる人もいるかとは思いますが、偽りの自分を見せると、人と接するときに辛く感じることがあります。そうならないためにも、本当の自分を伝えるようにしましょう。
なおチェックインをするときは、一人30秒(~1分)という形で、各参加者が話す時間を決めておきましょう。時間を区切れば、各自がダラダラ話してしまうことを防げます。
10.陽口(ひなたくち)ワーク【オン・オフ】
相手が見ていない状況で褒めるというもので、直接相手を褒めるのが恥ずかしい人にはピッタリのワークです。
陽口(ひなたくち)ワークの内容は至ってシンプル。決まった時間、ひたすら特定の人を褒めるだけです。ワークの流れを詳しく見てみましょう。
- 褒められる人(対象者)を決める。その人はカメラやマイクをOFFにする
- 対象者以外の人は、2分間その人のことをひたすら褒め合う
- 対象者はどんなことを褒められているかメモする(褒め合っているときにネガティブなことを言ってはいけない)
- 褒め合う時間が終わったら、対象者はカメラ・マイクをONにして、感想や印象的だった内容を話し、次の人に交代する
- 全員回ったら、参加者全員でシェア会をして感想を言い合って終わり
ワークを行えば、普段あまり褒められない人も褒めてもらえるので、うれしい気持ちになることでしょう。褒められ慣れていない人のなかには、むずがゆさを感じる人もいますが、褒められたことを素直に受け取るのもこのワークの大切なポイントです。
また第三者から褒められることで、自分では発見できなかったいい面が見つかり、仕事に活かせるかもしれません。チームビルディングのほか、自分の可能性を広げる意味でも有効だといえます。
まとめ
チームビルディングもゲームを導入すれば、参加者が楽しみながらさまざまなスキルを身につけられるでしょう。
参加者にスキルが身につけば、会社の業務効率が進んだり、部署内でのやり取りがスムーズになったりして、業績アップも期待できるかもしれません。社内全体のレベルを上げるのにも効果的なので、ぜひ活用してみてください。
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