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コンセンサスゲームはオンラインでもできる?代表的な10選を紹介!

目次
複数人で合意形成の疑似的体験ができ、企業研修にも用いられるワークショップアクティビティがコンセンサスゲームです。コロナ禍でリモートワークが増えても、オンラインでできることから、より注目が集まっているゲームだといえます。
コンセンサスゲームは種類も豊富なので、代表的なシリーズを知っておくと便利です。この記事では、コンセンサスゲームの代表的なもの、オンラインで行うときのポイントなどをお伝えします。
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コンセンサスゲームはオンラインでもできる?
コンセンサスゲームは、グループを作って話し合い、結論を導き出す過程を楽しむゲームです。論理的に考え、相手の意見を否定せずに合意形成していく過程はやり方次第で楽しさ以外にも学びや気づきにもなるでしょう。
コンセンサスゲームは人が集まればできるゲームなので、オンラインでも実施可能です。インターネット環境があれば、スマートフォン、パソコンなどのデバイスは選びません。パソコンでは、Zoomをはじめとしたビデオチャットツールを使うとスムーズです。独自のブラウザを採用しているため、オンライン環境が異なっていても実施できます。
コンセンサスゲームを行うには、ある程度の人数が必要になります。オンラインで行う場合は、ビデオツールの人数制限を確認しておきましょう。
参加者の通信環境に差がある場合は、拠点参加型にしてコンセンサスゲームを開催する方法もあります。ただ、その場合は移動の手間や会場をおさえるためのコストがかかるといったデメリットも出てきます。
コンセンサスゲームを行う際には、参加者のネット環境やビデオチャットツールの使用経験も事前に確認しておきましょう。
オンラインでできるコンセンサスゲーム10選
コンセンサスゲームのシリーズを10種類紹介します。オンラインでの研修に使用するときには、ある程度の種類を知っておくと、そのときにふさわしいコンセンサスゲームが選べます。
なかには頭を使うものもあるため、開催時間によって使い分けることも大切です。チームビルディングの形成やコミュニケーション能力の向上に活かしていきましょう。
ジャングルサバイバルONLINE
ジャングルサバイバルONLINEは、ジャングルで遭難したシチュエーションで行われるコンセンサスゲームです。ジャングルをクルージング中に船が大破し、村まで歩いていかなければならなくなったとき、どの荷物を持っていくべきかを話し合います。
ジャングルで生き残る方法という非日常のシーンを考えるため、参加者たちの想像力も掻き立てられるでしょう。ユニークなコンセンサスゲームで盛り上がりたいときにもおすすめです。
コンセンサスゲームの資料ダウンロードはこちらたどり着け!帰宅困難サバイバルONLINE
地震だけでなく、豪雨災害でも甚大な被害が出ている昨今。災害による帰宅困難な状況になるのは珍しくないでしょう。
東京都で直下型地震が起きた場合、およそ517万人もの帰宅困難者が出るといわれています。そんな帰宅困難な状況で、帰宅するために必要な物資はどれなのかを合意形成によって決めるゲームです。
「たどり着け帰宅困難サバイバルONLINE」は、帰宅困難な事態を想定して行われます。無事に帰宅するための優先順位、自分や周囲の安全確保を考えながら無事に帰宅するためのアイテム優先順位を決めなければなりません。
危機管理能力やサバイバル能力を体験しながら、防災に関する知識も得られます。企業のハザードワークショップなどでも活用されています。
コンセンサスゲームの資料ダウンロードはこちら雪山での遭難オンライン
雪山で遭難したことを仮定して行うコンセンサスゲームです。極寒の雪山で生き残るために必要な10個のアイテムについて、優先順位をつけていきます。雪山での遭難オンラインは、個人からグループでのワークに分かれているのが特徴です。
まずは個人がそれぞれ考え、10個のアイテムに優先順位をつけます。そのあと、4~6人のグループに分かれ、各々の回答を発表し合います。多数決や譲り合いで答えを出すのではなく、しっかりと話し合って合意を形成していくのが狙いなのです。それぞれが発言権を持って参加できるので、社内の風通しもよくしてくれるでしょう。
砂漠からの脱出オンライン
砂漠で迷ったと仮定して遊ぶゲームです。このコンセンサスゲームは、オフラインでもよく利用されています。砂漠からの脱出には、コンセンサスゲームの基礎となる要素が詰め込まれているため、オンラインの場合でも取り組みやすいゲームです。
遊び方は、砂漠で遭難したシチュエーションで、12個のアイテムについて優先順位をつけていくというもの。まずは自分の意見を固めて、そのあとチームで話し合う流れです。ストーリーを見て進めていく、もしくは進行役がストーリーを読み上げます。
このストーリーのなかにヒントが多く隠されているため、しっかりと聞くのがポイント。重要だと思った部分は、メモをとっても構いません。ストーリーの見直しは何度行ってもよいので、チームで話し合う前に再度確認しておきましょう。砂漠から脱出するための方法、生還するための方法を話し合い、全体把握をしてからアイテムの優先順位を決めていきます。
聖夜のケーキ店オンライン
聖夜のケーキ店をストーリーにしたゲームです。オーナー・店長・Aさん・B君の4人の登場人物のなかで、間違った行動を取った人の順位を付けていきます。上司と部下という上下関係と、それに巻き込まれる人を描いていることから、感情移入して考えやすいでしょう。
聖夜のケーキ店オンラインは、チームに分かれて登場人物の順位を話し合います。チーム分けの際は、Zoomにあるブレイクアウトルームという機能を使います。なお話し合いのときには、制限時間を設けることがポイントです。10~15分ほどの時間をとって意見をまとめ、そのあとチームごとに発表していきます。
船長の決断オンライン
航海に関するゲームです。船長の決断オンラインは、危機管理がテーマになっています。船が座礁してしまったときに、船長としてとるべき行動に順位をつけていきます。緊急時の対応力が試されるゲームとして、企業研修にも利用されることが多いです。瞬時の判断力、決断力も必要になるでしょう。
船長の行動は、あらかじめ決められた10個の項目があり、話し合いながら順位を決めていきます。その後はチームごとに発表し、回答を発表。得点が一番高かったチームが勝利です。
答えが存在しているゲームなので、最後まで白熱できるでしょう。船長の決断オンラインは、活気のある雰囲気をつくりたいときにも有効です。
NASAゲームオンライン
NASAが開発したゲームです。NASAゲームオンラインは、以下に挙げるように多くの項目に効果が期待できます。
- リスク管理能力
- 問題解決力
- 交渉力
- コミュニケーション能力
- 目標達成
- チームビルディング
NASAが開発しているだけあって、宇宙が舞台になっているのも楽しめるポイントです。宇宙で遭難した状況のなかで、母船にたどり着くために必要な15個のアイテムに優先順位をつけていきます。
約320kmも離れている母船にたどり着き生還するためには、アイテムを見極めなければなりません。まずは個人で優先順位をつけていきます。そのあと全体で話し合い、順位を確定させていくのです。
15個という多くのアイテムをまとめるために、それぞれが意見やメリットを発言する必要があります。
無人島の出来事オンライン
無人島を舞台としたゲームです。無人島に流れ着いた5人の男女のなかで、許せない人を決めていきます。
無人島の出来事オンラインは、「許せない人」という従来のコンセンサスゲームにはなかった「感情的な部分」が関わってくるゲームでもあります。5人の男女の属性は以下のとおりです。
- 女性の夫
- 唯一の女性
- 女性に好意を持つ男性
- 船を修理する男性
- おじいさん
女性の登場人物が一人だけ、というところもポイント。ストーリーを読み進めていき、まずは各自で許せない人を決めます。誰の立場になって考えるのかによっても、許せない人が変わってくるでしょう。
なお、無人島の出来事オンラインでは、セクシャルな表現も出てくるため、事前に内容を確認したうえで行いましょう。
見えない侵略者オンライン
侵略者をテーマにしたゲームです。見えない侵略者では、新型ウイルスが発生した世界で生き残ろうとする家族のストーリーを読み進めていきます。まさに、新型コロナウイルスが世界的に流行している現代にぴったりのゲーム内容です。
どうすれば感染を防げるのか、登場人物たちの意見についても触れながら話し合っていきます。多くの人が実際に体験している出来事なので、臨場感を持って臨めることでしょう。見えない侵略者オンラインは、危機管理能力が試されるゲームです。
小さな泥棒オンライン
泥棒をテーマにしたゲームです。コンビニで万引きを繰り返す子どもと、店員たちのストーリーが繰り広げられます。この3人の登場人物のうち、一番間違っていると思い人物を決めて順位をつけていきます。
小さな泥棒オンラインは、自己理解と他者理解が深まるゲームです。自分で順位を決めたあとに、チームで話し合って行うことからチームビルディングにも有効です。1チーム5~6人になり、チーム内では一人ひとりが発言する時間を設けることで、より合意形成がしやすくなります。
オンラインでコンセンサスゲームをするときの5つの注意点
ここでは注意点を紹介します。オンラインではオフラインで行うときとは異なり、注意すべき項目があります。オンラインで有意義なコンセンサスゲームを行うために、5つの注意点を押さえておきましょう。
1.参加者の意見を否定しないようにする
意見を否定するのはタブーです。コンセンサスゲームは、その名のとおり、コンセンサス(合意)をするゲーム。正しい意見を導き出すというよりは、チーム内で合意して一つの意見を導き出すことが狙いです。
そもそも、相手の意見を否定してしまっては、話し合いにもなりませんよね。コンセンサスゲームの基本ルールは、参加者の意見を否定しないことが大前提。自分と異なる意見に対して耳を傾けるということは、相手を受け入れる「他者理解の訓練」にもなるのです。
2.プレイヤー全員で話し合う
チームメンバー全員で話し合うのも大切です。コンセンサスゲームは、自分の意見を固めたあとに、チームで話し合うという流れが一般的でしょう。最初に自分だけで意見を決めるのは、そのあとの話し合いで各々が意見を発言する必要があるからです。
コンセンサスゲームでは、自分の意見をまげて相手に流されたり、否定されて諦めたりするのはナンセンス。自分の意見があってこそ、周りとの合意形成ができるのです。多数決をとるようなやり方ではなく、一人ひとりの意見を聞いたうえで答えをまとめていくのが醍醐味です。
3.話しやすい雰囲気をつくる
メンバー同士で話しやすい雰囲気をつくることを心がけましょう。コンセンサスゲームでは話し合いが肝になります。このため、コミュニケーション能力の差が顕著に出やすくなるでしょう。
しかしながらコンセンサスゲームは、自分の意見をきちんと発言して話し合わなければ意味がありません。お互いに意見を聞く姿勢になり、話しやすい雰囲気を作ることが大切です。
進行役になった場合、他のチームが発表しているときには特に目を光らせましょう。合意形成するためには、自分以外の人の意見を聞くことが重要だからです。
オンラインの場合は、離席のタイミングにも注意を促し、発言する時間と聞く時間を意識して進めるようにしましょう。
4.インターネットで調べさせない
インターネットで調べるなど、ズルをさせるのもいけません。オンラインで行っていると、グループごとに部屋を区切ることもあるでしょう。そうなると、なかなか目が行き届かないケースも出てきます。
コンセンサスゲームの答えは、ネットで検索すれば出てくるものもあります。しかしながら、コンセンサスゲームは正解を見つけることがゴールではありません。話し合いを行って、そのときのメンバーで合意を得ることがゴールなのです。
合意を得るまでのプロセスで能力向上が狙えるゲームであるため、インターネットで調べさせるのはおすすめできません。
5.資料の準備をしておく
ゲームを進めやすくするために、資料の準備もしておきましょう。コンセンサスゲームは、資料や動画などで進めるものが多いです。ストーリー形式になっているものもあるため、事前の資料準備が成功の鍵になります。
オンラインの企業研修イベントなどを手がけている株式会社IKUSAでは、コンセンサスゲームも利用できます。あらかじめパッケージ化されているものを活用すれば、資料不足に困ることもありません。
まとめ
コンセンサスゲームは種類が豊富で、楽しく遊べるものが多いです。ただ話し合って合意をとる作業ではなく、そこから派生して得られるものもあるのがおもしろいポイントです。
リスク管理や緊急事態の対応力など、ビジネスシーンにも活かせる能力が試せます。コンセンサスゲームを活かして、有意義なオンライン研修を行いましょう。
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