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2021.10.19
  • チームビルディング

コンセンサスゲームのやり方を紹介!プレイするための手順とは?

Young business people are discussing together a new startup project. A glowing light bulb as a new idea.

多くの企業が社内研修や新人教育研修、チームワークの醸成などで活用されているアクティビティに「コンセンサスゲーム」があります。名前やゲームの雰囲気はなんとなくわかっていても、実際に社内で行うためには基本的なやり方を知っていなければなりません。

そこで今回は、コンセンサスゲームのやり方、プレイするための手順をご紹介します。

コンセンサスゲームとは?

There are five university students sitting at a table in a meeting room and discussing.

コンセンサスゲームの「コンセンサス」とは「合意」という意味です。直訳すると「合意ゲーム」ということになります。最近では企業の新入社員研修や管理責任者研修などのビジネスの現場をはじめ、教育現場でも取り入れられているアクティビティです。

コンセンサスゲームの概要は以下のとおりです。

  • 与えられた課題に対してチーム全員でディスカッションを行い、チーム内でコンセンサスを形成することを目的にしたゲーム

コンセンサスゲームの目的は、あくまでも「チーム内のコンセンサスの形成」であって、与えられた課題をクリアすることではありません。実際にチーム内で合意が形成されるまでのステップや難しさを体験してもらうことが目的です。

たとえ課題に対する答えが間違っていたとしても、そのチームの導き出した答えがチームメンバー全員のコンセンサス(合意)を得たものであれば、ゲームの目的を達成していることになります。

コンセンサスゲームの本質をきちんと理解していないと、与えられた課題をクリアすることが目的になってしまい、本来の目的とは別方向のチームが作られてしまいます。たとえば、発言力のある人が課題に対する仮の答えを主張し発言力の低い人の意見を無視したり、チーム内で誰の意見が正しいかという「衝突」が起きてしまったりすることもあるでしょう。

こうなると「コンセンサス」ではなく「コンフリクト」というチームビルディングにとって望ましくない関係性が生まれてしまいます。「コンフリクト」が起こらないように、本来の目的は「コンセンサスを醸成することである」ということを理解してもらったうえでゲームをスタートさせましょう。

コンセンサスゲームをプレイする手順

Three businesswomen working in the office. Positive workplace concept.

ここからは実際にコンセンサスゲームのプレイ手順をご紹介します。それぞれのステップで重要なポイントも合わせてご紹介します。

参加者にコンセンサスゲームのルールを説明する

参加者にルール説明をします。最初にコンセンサスゲームの流れを説明しましょう。基本的なゲームの流れは以下です。

  1. 46名でチームを組む(ゲームの種類によって変動有り)
  2. ルールや課題の説明を受けた後、課題に対して510分程度、自分一人で回答を考える
  3. チーム内のメンバー同士でそれぞれの考えを共有し、20分程度のディスカッションを行う
  4. チーム全員が納得のいく結論を導き出したら、チームごとに発表する
  5. 模範回答があるゲームの場合には、監督者から回答を提示
  6. 回答を導き出すためにチーム内でコンセンサスをしっかりと得られたかを振り返る

コンセンサスゲームで合意形成を体験してもらうためには、次の重要なルールは忘れずに伝えておきましょう。もし理解していない様子であれば、理解するまでわかりやすく説明することが重要です。

  • 相手の意見を否定しない
  • 多数決ではなく、合意によって回答を出す
  • 直感で物事を決めない

合意形成が目的のゲームであるため、チーム内メンバーの考えを否定してはいけません。自分の考えと違うからといって、ほかのメンバーの意見を論破することが目的ではありません。

チーム内で考えの違いが発生する場合もあるでしょう。その場合、回答を発表する際には多数決で多かったほうの答えを発表するようなことがないようにしましょう。時間制限がある場合、なぜ時間内に合意形成ができなかったのかを最後の振り返りで考えてもらうことが重要です。

自分一人で回答を考える際、答えを導くために直感を使う人が出てくるはずです。直感と言えば聞こえはよいですが、実のところ回答に至るまでの考えを放棄していることにほかなりません。きちんと根拠のある回答を考えるように伝えておきましょう。

回答に対するメリットやデメリットを伝えることで、チーム内のコンセンサスが得やすくなります。

コンセンサスゲームで使用するお題の発表

お題を発表します。お題は会社のプロジェクトに関することや世間で話題になっていることなど何でもかまいません。またコンセンサスゲーム用のオリジナルシナリオなどを作成してもよいでしょう。

たとえば、会社が破産寸前で、プロジェクトチームとして起死回生の商品を企画しなくてはならないといったお題でもおもしろいかもしれません。もしシナリオやお題を考えるのが難しいのであれば、実際にコンセンサスゲームを提案している企業に相談してお題を作るのもよいでしょう。

お題はプリント一枚でもよいですし、動画などを活用してもかまいません。注意点は、誰が見てもそのお題における状況を把握できるようなものにすることです。一部の人しか理解できないようなお題はコンセンサスゲームには適しません。得意な人が中心になってしまいますし、あまりわからない人がのけ者になることも考えられます。

必ずチームメンバー全員が理解できるお題、答えを導き出せるお題にしておきましょう。

グループを発表する

グループを発表し分かれてもらいます。事前にグループを決めずに、自分一人で考える時間を与えてからグループを発表しましょう。

事前にグループを発表してしまうと「誰々はきちんと内容を把握しているから自分はとくに難しく考えなくても問題ないだろう」と怠けてしまうおそれがあります。必ず自分一人で考えさせる時間を与えてからグループを発表するようにしましょう。

お題に関する答えをグループで考えてもらう

お題に設定されている答えを、各グループで話し合って考えてもらいます。制限時間は1530分ほどでよいでしょう。時間配分は一人の考えを発表する時間、ディスカッションする時間、チームとして回答をまとめる時間といった具合に細かく決めておくと、チーム内の話し合いがスムーズに進みます。

時間配分をチームで決めさせてしまうと、一人の考えを発表するのに時間がかかってしまい、ディスカッションをしないままゲームが進んでしまうおそれもあります。あくまでも合意形成が本来の目的のため、ディスカッションの時間は多めに設定しておくとよいでしょう。

ディスカッションや回答をまとめる際は、以下のことを意識しましょう。

  • 相手の意見を否定しない
  • 多数決ではなく、合意によって回答を出す
  • 直感で物事を決めない

ファシリテーターは各グループを周りながら、ルールがきちんと守られているかをヒアリングしつつ、スムーズにディスカッションができるようにフォローするとよいでしょう。

グループが多い場合は、上長クラスの人にアドバイザーという形でフォローしてもらいながら、ディスカッションルールが守られているかチェックすると、質の高い時間にできるはずです。

正解を発表する

正解を発表し、最後に振り返りをしてもらいます。まずはチームごとに回答の発表者を一人決めてもらいましょう。ある程度コンセンサスが形成されているチームなら、誰が発表するかが自然に決まるものです。逆にコンセンサスの形成がうまく行かなかった場合は発表者が決まらないこともあるため、ファシリテーターから発表者を指名する形もおすすめです。

回答はディスカッションの内容と優先順位を答えてもらいます。直感ではなく、根拠のある回答になっているかどうかでコンセンサスの形成が見て取れるようになります。

最終的に正しい回答を発表した後には、それぞれのチームからゲーム全体の感想を発表してもらうのもおすすめです。実際にコンセンサスを形成する難しさやディスカッション中に感じたことなどを発表してもらえば、その人個人のコンセンサスにおける課題などを共有できます。

全チームの回答が発表された後、経営者や上長から講評をもらいましょう。じつはコンセンサスゲームにおける経営者や上長からの講評は、重要な役割をもっています。

回答後の感想発表を聞いてから講評してもらうのもよいでしょう。ゲームの主旨を踏まえて、ゲームで得た経験を仕事や日常生活に活かしてほしいというようなニュアンスで講評することで、研修アクティビティとしての重要性を理解してもらえるはずです。

コンセンサスゲームを提供する企業

group of four happy young asian corporate people teammates meeting discussing business in office.

自分たちで進行するのが難しそうに感じる場合、企業に委託するのもおすすめです。ここからは、コンセンサスゲームを提供している企業を紹介します。

IKUSA

IKUSAは、自治体や企業などで実施されるゲームを提供したり、運営したりする企業です。IKUSAでは、オンラインでも実施可能で10200人までが参加できるコンセンサスゲームを提供しています。コンセンサスゲーム当日はプロのMCが進行するため、企業研修のような固い場面でもリラックスしながらゲームに集中できるでしょう。

また、各チームに巡回スタッフが入るため、ファシリテーターが一人の場合でもディスカッション進行をサポートしてもらえます。オンライン研修でありがちな、参加者の様子がわかりづらいということがありません。

オンラインコンセンサスゲームでは、必要な電子機器はパソコン・スマホのみです。特別な機器を用意する必要がないため、事前準備が少なくて済むのも魅力です。

企業独自の課題とリンクさせてゲームをカスタマイズすることも可能。企業に実際にいる人物や商品を盛り込むことで、より参加者のモチベーションや満足度をアップさせられるでしょう。

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ハートクエイク

ハートクエイクは、ゲームを交えながら行う企業研修サービスを実施しています。コンセンサスゲームのほかにも財務研修ゲームやメンタルヘルスゲームなど、企業が取り組みたい問題や課題についてゲームを通じて共有できるような仕組みが特徴です。

  • NASAゲーム
  • 砂漠からの脱出
  • 雪山での遭難

上記のシチュエーションを利用したゲームが用意されています。NASAゲームと砂漠からの脱出はオンライン対応もしています。

NASAゲームは英語と中国語にも対応しているため、グローバル企業などでも利用されているようです。コンセンサスゲームのパイオニアで、数多くの企業が利用していることも特徴でしょう。

情熱Factory

情熱Factoryは、官公庁や大手企業などに研修を実施している会社です。コンセンサスゲームをはじめとしたビジネスゲームを提供している会社で、ゲームを通して「主体性」や「積極性」を高めるようなゲームの開発や運営をしているのが特徴です。

オンライン・オフラインの両方に対応しており、NASAゲームや砂漠からの脱出といった代表的なコンセンサスゲームも実施可能なうえ、フラフープリレーやボール回しゲームといった身体を使ったコンセンサスゲームも提供しています。

「やらされる研修」ではなく「自ら進んでやりたいと思える研修」を理念に掲げているのも特徴です。

ジェネシスコミュニケーション

ジェネシスコミュニケーションは、マーケティングを活かした事業を中心に行っている企業です。行動デザインというアプローチを使って、顧客開拓やレスポンス増加をサポートしていることが特徴。

独自のコンセンサスゲームは展開していませんが、コンセンサスゲームを扱っている会社のゲーム内容などの理解が深く、どの会社を利用するか迷った際に相談できることが強みです。

コンセンサスゲームは基本的には「コンセンサスの形成ステップの体験」が目的ですが、ゲーム内容や提供している会社によっては複雑なゲーム内容になることも。あまりゲームを理解していないのであれば、事前にジェネシスコミュニケ―ションに相談してから導入を検討するとよいでしょう。

マーケティングに強いことを活かした的確な分析とゲーム選択が強みです。

プレスタイム

プレスタイムは、人間関係やコミュニケーション能力が身につくトレーニングなどを提供している企業です。日本で最初に「気づき」の体験学習を広めた会社としても有名です。

企業にとって重要なコミュニケーションやチームワーク、リーダーシップ、メンタリングといったスキルを「気づき」の学習を通して強化することを目的にしています。

コンセンサスゲームではオンライン・オフラインの両方に対応しているほか、ゲーム進行の責任者であるファシリテーターの養成や認定学習も行っていることが特徴です。

コンセンサスゲームでは「危機からの脱出(海編)」を行っています。オンライン用マニュアルにはファシリテーター用のマニュアルや配布資料などが用意されているため、事前準備無しで実施できます。

まとめ

Young creatives and team leader in discussion in an open working environment

コンセンサスゲームのプレイ手順と、提供している企業を紹介しました。「合意形成」を体験しながら大変さを学ぶことは企業や教育の現場のみならず、多人数が集まる組織でこそ求められるものです。コンセンサスゲームを通してスムーズなチームビルディング、生産性の高いチーム形成ができるように、特にファシリエーターはしっかりと手順を理解しておきましょう。

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