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2021.10.20
  • チームビルディング

コンセンサスゲームを研修に取り入れる4つのメリットを解説

Hands of two man people fist bump team teamwork and partnership business success. Volunteer charity work. People joining for cooperation mergers and acquisitions concept

「コンセンサスゲームは研修に取り入れると有意義だ」と聞いたことはありませんか。実際にコンセンサスゲームを研修プログラムに採用する企業は少なくありません。

コンセンサスゲームが研修で人気の理由は、現場で活用できる実践的なスキルが身につくためです。コンセンサスゲームならば、実践形式でさまざまなビジネススキルを伸ばすことが可能です。

今回はコンセンサスゲームを研修に取り入れるメリットや、成功のためのポイントを紹介します。コンセンサスゲームの意義を理解できるので、企業研修のプログラムに悩んでいる方はぜひご一読ください。

コンセンサスゲームを研修に導入する4つのメリット

Businessmen working together to build a puzzle. Concept of teamwork, partnership, integration and startup.

ビジネスシーンにおいて、コンセンサスゲームを導入する意義は大きいといえます。まずはコンセンサスゲームを研修に導入すると得られる4つのメリットを紹介します。

1.合意形成に至るためのポイントがわかるようになる

コンセンサスゲームによって、実践のなかで合意形成に至るために重視すべきポイントがつかめるようになるでしょう。合意形成に至るためには、人の意見が異なる理由を考えることが重要です。

同じテーマで考えているのに、個人によって答えが異なる理由は何でしょう。それは情報・解釈(分析方法)・目的(ゴール)・価値観に違いがあるためだと考えられています。

チームが同じ方向に向かって進むためには、目的を合意することが重要です。たとえば「年収1,000万円を目指す」と「自分のやりたい仕事に就く」では、アプローチの方法に違いがあります。

年収1,000万円を達成したければ、一流企業に入社する必要があるでしょう。一方で自分のやりたい仕事に就きたいなら、理想の職業を決め、それに向かって突き進まなくてはなりません。

このように、行動や選択に違いが出るのは、ゴールの設定が異なるためです。同じゴールを共有できていて、情報や解釈に差異がなければ、自然と同じ行動を取るのです。

ただし価値観が異なる場合は例外です。価値観は個人の根幹をなす部分なので、違いが出るのは致し方ないでしょう。

コンセンサスゲームでは、チーム全員が目的を合意することを目指す必要があります。少し抽象的な話ですが、実際にコンセンサスゲームを行うなかでこの感覚を身につけられるはずです。

2.主体性や自発性が促される

全員が発言しなければならないコンセンサスゲームでは、主体性や自発性が養われます。

通常のグループワークでは、ほとんど発言せずに終わってしまう人が出る可能性も少なくありません。一方コンセンサスゲームでは、グループワークの冒頭に、個人ワークでまとめた結果を各自、発表する時間が設けられます。半ば強制的に意見を表明する場が全員に準備されるのです。

また複数人で議論を交わす際は、意見をまとめるリーダーやファシリテーターの存在が重要です。流れのなかで自然と役割分担がされますが、参加者の方にはぜひともリーダーやファシリテーター役を務めてほしいです。

チームのキーパーソンとなるため大変な役割ですが、その分、研修で得られるものも大きいでしょう。あくまでもゲームであるので、失敗しても構いません。勇猛果敢にチャレンジして、主体性や自発性を伸ばしましょう。

3.チームで協力して目標を達成する力が身につく

コンセンサスゲームの目的は、合意形成です。話し合いや合意によって、チーム全員が納得いく結論を出さなければなりません。

リーダーシップに優れカリスマ性がある個人がいたとしても、彼の独壇場になるのはNGです。課題を達成するにはメンバー全員が協力し、一人ひとりがパズルのピースのような役割を果たす必要があります。

時には、チーム内で意見が対立する場合もあるでしょう。そのときに異なる意見を否定するのではなく理解を示す姿勢が求められます。双方が互いのいい部分を取り入れ、チームとしてブラッシュアップした結論を出せるのが望ましい道筋です。

協調性を持ち、多様な意見を吸い上げ、チームで課題の解決を目指しましょう。

4.チームワークの向上へ繋がる

コンセンサスゲームでは会話が活発になるため、チームワークの向上に繋がります。チームワークが向上すると、多様な意見が出るようになります。今まで遠慮して言えなかったことも臆せず発言できるようになるため、異なる観点からの意見も出やすくなるでしょう。

またチーム内の親睦が深まるので、モチベーションの向上も見込めます。モチベーションが高い組織にいると、吸収力がアップし、高い学習効果を得られます。コンセンサスゲームを通じて、チームワーク向上によるメリットを感じられるでしょう。

コンセンサスゲーム研修を成功させるためのポイント

Child's hand and light bulb illustration and point word

コンセンサスゲームは、下手すると「ただ楽しんで終わり」のレクリエーションのような活動になりかねません。研修効果を存分に発揮するには、主催側やファシリテーターの手腕が問われます。

ここでは、コンセンサスゲームを成功させるために意識すべきポイントを紹介します。

時間配分を意識する

コンセンサスゲームは制限時間を設定して行われます。しかしゲームに熱中してしまうと、制限時間を守らなくなるケースが起こりやすくなります。

実際のビジネスシーンでは、納期やタイムスケジュールを遵守して、仕事を進めなければなりません。研修とはいえ、コンセンサスゲームでも時間を守る意識を持たせるべきです。

コンセンサスゲームはだいたい1~2時間の間で行われます。ルール説明や個人ワーク、振り返りの時間もあるため、グループワークにかけられる時間は30分程度です。この時間で合意形成に至るためには、スピード感をもって議論を進める必要があります。

当事者が時間配分の意識を持つのは難しいので、チームごとにファシリテーターが「あと10分!」「あと5分!」など声をかける仕組みを取り入れるとよいでしょう。

自分の意見を押しつけないようにする

コンセンサスゲームでは、意見が衝突したときに自分の意見を押しつけるのはご法度です。特に役職や年齢が異なる者同士でチームを組んだ際に、下の者が反対意見を唱えたときは、思わずイラっとすることもあるかもしれません。

一般常識から考えて、違和感や怒りを抱くのは自然なこと。しかし、自分より若い者の意見から、新たな視点が見つかる場合もあります。年齢が違うと生きてきた時代が異なるので、価値観が異なる場合も少なくありません。同年代同士ではあり得ないと感じる独創的な意見に驚かされることもあります。もちろん若手が年配の方に対し、同様の感想を持つ場合もあります。

コンセンサスゲームでとにかく重要になるのは、自分と異なる意見に出くわしたときに、それを無下に否定しないことです。まずは受け入れて、自分でもよく考え、その意見の妥当性を探ってみてください。

少しでも納得いくのであれば、採用の余地ありです。納得いかなくても、反対する理由を伝えて、議論によって意思統一を図りましょう。

沈黙が生まれてもくじけない

議論が行き詰まったときや、対立構造がなかなか解消できない場合など、沈黙が生じる場合があります。沈黙は重苦しいものなので、早くその場から逃げ出したいと感じるかもしれません。しかし、沈黙が生まれてもくじけてはいけません。

コンセンサスゲームに初参加なのであれば、初めての経験で戸惑いを感じるのも自然なこと。自分の意見を表明するには、落ち着くための時間が必要です。相手がなかなか質問に答えなくても催促をせず、相手の口から言葉が発せられるのをじっくりと待ちましょう。

ゲーム内容の説明に十分な時間を割く

コンセンサスゲームでは、ルール説明や事後の振り返りに十分な時間を割くべきです。ゲームに要する時間は全体の3分の1程度にとどめ、残りを説明や振り返りの時間に充てるくらいの時間配分が好ましいでしょう。

事前説明に時間を割く必要があるのは、コンセンサスゲームには設定が複雑なゲームが多いためです。たとえばNASAゲームでは、宇宙船に残った15個のアイテムの使用順序を考える必要があります。15個のアイテムに何があるか頭に入れたうえで、合理的に使用順序を決めていかなければなりません。

説明をしっかり行うことで、参加者は今何をすべきか意識できます。ゲームに没頭すると何を学ぶかわからなくなりがちなので、始まる前に何をすべきか確認します。

振り返りの時間を十分に取るのは、自分の問題点に関する気づきの時間になるためです。ゲーム中に犯した過ちは、現実世界でも繰り返し行うおそれがあります。振り返りの時間で現実との繋がりを意識できれば、研修の成果はあったといえるでしょう。

研修の目的を絞る

コンセンサスゲームの実施によって、協調性や説明する力など、さまざまなスキルを伸ばせます。研修の目的を設定する際も、あれもこれもと欲張ってしまいやすいところです。しかし、研修の目的は1~2個程度に絞りましょう。要素を盛り込みすぎると研修の効果が出やすいため、絞って重点的に教え込むべきです。

コンセンサスゲームでもっとも重要なのは、話し合いや合意によって、チーム全員が納得いく結論に達することです。上記が達成できれば、仕事のスキルを身につけられなくても、研修の成果としては十分だといえます。

コンセンサスゲームは難易度が高いため、うまくいかずに失敗した経験を持ち帰る参加者も多いはず。研修で失敗するのは悪いことではありません。研修を振り返り、どこが悪かったのか理由や原因を突き止められれば、改善が可能です。

無理やり発言を強制しない

個人を指名して、発言を強制するのはできるだけ避けてください。あくまでも発言は本人の自発的な意思にゆだねたほうが、質の高い意見が出る可能性が高まります。指名された人は多くの場合、焦ってしまうため、的外れな発言をしかねません。

また指名して発言を促す行為は、敵対心を煽ることにも繋がりかねないので、やめましょう。発言回数が少ない人に対して「○○さんはどう思われますか?」と確認するのはOKです。そのときも、発言が少ないことを非難するような高圧的な物言いは避けるように努めましょう。

コンセンサスゲームの進め方・流れ

Business concepts, start to goal

コンセンサスゲームではさまざまな種類がありますが、大まかな進め方は共通しています。コンセンサスゲームの進め方・手順を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

STEP①3~6人のチームに分ける

コンセンサスゲームでのチーム分けは、1チーム3~6人程度が適しています。チームの決め方は、個人の好みや同じ部署同士によるかたよりを防ぐために、ランダムにするのがおすすめです。できる限り、年齢や役職、部署が異なる者を同じチームにしましょう。

コンセンサスゲームは参加者が活発に議論を交わせるように、場の雰囲気づくりも重要です。特に初対面同士でチームを組まざるを得ない新規採用研修では、緊張による議論の硬直が予測されます。このため、アイスブレイクを導入して緊張の緩和を試みてもいいかもしれません。

STEP②ゲームのシナリオ動画を視聴する

次はコンセンサスゲームのシナリオ動画を視聴したり、テキスト形式で設定を確認したりしましょう。コンセンサスゲームの一種「初恋の歌」は専用のシナリオ動画がYouTubeにアップロードされています。

「無人島での出来事」や「クリスマスのケーキ屋」はユニークな設定なので、テキストで状況をよく理解することが重要です。テキストを読む場合、必ず全員が全文を読み終えたか確認しましょう。

STEP③個人で意見を整理する

グループワークを始める前に、個人で意見を整理する必要があります。個人ワークの時間は10~15分程度が適切です。グループワークで意見を翻すことがないよう、自分の意見は紙に書くようにしてください。

NASAゲームの場合、全員が一斉に回答を確認できるよう、スプレッドシートに書き込む形で行われます。

STEP④チームで議論する

チームでのディスカッションの時間は15~30分です。チームの人数が少ないので、この制限時間でも意見を統一することは可能です。各自が個人ワークで作成した回答用紙をオープンにすると、議論を進めやすくなるでしょう。

コンセンサスゲームでは多数決で決めることはあってはなりません。少数派の意見を拒絶せず受け入れて、どう結論を出すべきか妥協点を探りましょう。制限時間が近づいても諦めず、根気強く合意形成を目指してください。

STEP⑤チームごとに回答を発表する

制限時間になったら、チームごとに回答を発表していきます。回答を発表する際は結論だけでなく、どうしてそうなったか理由も交えて説明しましょう。

模範解答があるタイプのゲームなら、各チームの回答が出そろった後、答え合わせも実施します。模範解答にもっとも近かったチームには景品を用意すれば、よりゲームが白熱するでしょう。

STEP⑥経営層や上司から講評を受ける

通常の参加型研修と同様、最後は経営層や上司から講評が行われます。どのコンセンサスゲームでも最後に講評で伝えてほしいのは、合意形成のプロセスを理解することが大切であり、正解・不正解は大きな問題ではないという点です。また「話し合いの過程で得られたことを覚えておき、仕事でも活かしてください。」という内容で締めくくるとおさまりがよいでしょう。

講評の際はグループから代表者を募り、感想発表をしてもらうのもおもしろい取り組みです。感想発表を踏まえて講評を行えば、より個別具体的なフィードバックが可能です。コンセンサスゲームへの手ごたえがあるにせよないにせよ、話し合いを通じて得たことは大切にしましょう。

まとめ

Close up top view of young business people putting their hands together. Stack of hands. Unity and teamwork concept.

コンセンサスゲームを研修に取り入れることで、合意形成に至るためのポイントがわかったり、主体性や自発性が促されたりといったメリットが得られます。

多様な意見への理解が求められるコンセンサスゲームでは、特に自分の意見を押しつけないことが大切です。反対意見にも耳を傾け、何とかして理解できないか、まずは歩み寄りの姿勢を見せましょう。

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