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Zoomでオンライン研修を行うメリット・デメリットとおすすめサービス

目次
Zoomを使ったオンライン研修はさまざまな企業で行われていることから、自社で取り入れようか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。ただ、Zoomを使ったオンライン研修にはメリットだけではなく、デメリットもあるため、そこまで把握しておく必要があります。
そこで今回は、Zoomを使ったオンライン研修を行うメリット・デメリットやおすすめのオンライン研修サービスなどを紹介します。Zoomによるオンライン研修を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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そもそもZoomって何?
そもそもZoomとは、アメリカの会社であるZoomビデオコミュニケーションズによるWEB会議ツールの一つ。基本的に無料で使え、一般的なファイアウォールやNAT(ネットワークアドレス変換)内でも問題なく通信できます。
Zoom自体はパソコンだけではなく、スマートフォンやタブレットから使うことも可能。ビジネス以外にプライベートでも活用でき、友人や家族とのやり取りにも使えます。Zoomはビジネス向けとして最適化されていることもあり、研修だけではなく、1on1や内定式、会議などにも役立ちます。
3分で分かるZoomとは?知らないと損するWeb会議ツール|Zoom×日商エレクトロニクス
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Zoomでオンライン研修を行うメリット
Zoomのメリットとしては、主に4つあります。一体どのような内容でしょうか。
メリット① 遠方でも簡単に参加できる
Zoomはネット環境があれば参加できるため、研修会場に行けない方でも受講可能です。そのため、海外に出張している人や地方で働いている人でも、問題なく受講できます。
また、わざわざ会場に集まってもらう必要がなくなることから、コスト削減にもつながります。従来の研修は、会場代や資料の印刷代などが必要でしたが、オンライン研修の場合は会場が不要で、資料を印刷する必要もありません。全てネット上で完結できます。
メリット② ユーザー登録がいらない
Zoomはわざわざユーザー登録する必要がなく、URLをクリックするだけで受講できます。操作が簡単だからこそ、Zoom未経験者でもそこまで悩むことはないでしょう。URL自体はLINEやメールなどで簡単に送信できます。
なお、PCの場合、わざわざアプリをダウンロードしなくても参加が可能です。ただし、研修を開催する側がZoomを事前に設定しておく必要があります。まず主催者が自分のプロフィールページにログインして、設定をクリック。次に、設定内のブラウザから参加することをリンク表示するどうかに関する項目をオンにします。その後、招待URLを参加者に送ります。
参加者は、送られてきたURLをクリック。その後、Zoomのダウンロード開始画面が表示されますが、「アプリケーションをダウンロードまたは実行できない場合はブラウザから参加」をクリックすることで、ブラウザから参加できます。参加する際にコンピューターオーディオの選択が表示されますが、「コンピューターでオーディオに参加する」をクリックすればOKです。
メリット③ 画面共有ができる
Zoomは画面共有ができるため、スライドや映像を見せながら研修を進められます。一人ひとりのモニターに共有した画面が表示されることから、席からホワイトボードが見にくく研修内容を把握できなかったといった問題を防げます。
メリット④ 録画できる
Zoomは録画機能が搭載されており、終了後もどのような研修をしたのかチェックできます。録画したものは、これまでの開催履歴として残しておいたり、受講者の復習用として共有したりするといいでしょう。録画したものを残しておけば、受講者も気軽に研修内容を振り返れるため、研修内容の定着にも役立ちます。
セミナーはZoomで!メリットや開催手順を解説|Zoom×日商エレクトロニクス
Zoomでオンライン研修を行うデメリット
Zoomには離れている人でも気軽に参加できるといったメリットがある一方で、デメリットもあります。それは一体どのようなものなのでしょうか。
デメリット① ネット環境に振り回されやすい
ZoomのようなWEB会議ツールは、どうしてもネット環境に振り回されやすいです。さまざまなところから参加するとなれば、一人ひとりネット環境が異なるため、場合によっては音ズレやラグなどで研修内容がきちんと聞き取れない受講者が出るかもしれません。最悪の場合、途中で切断されてしまう恐れがあります。
なお、Zoomの場合は接続が悪い場合に「インターネット接続が不安定です」というメッセージが表示されます。表示されたということは、あなたの環境が快適なZoom環境ではないということ。そのため、表示された際にはインターネットの通信速度や無線ルーターの場所などを見直してみましょう。
この問題の対策としては、事前にネット環境の確認をしてもらうという方法があります。直前の対応は難しいですが、ある程度の余裕があれば、さまざまな対処ができます。だからこそ、受講者を募る段階でネット環境の再確認を伝えておくといいでしょう。
デメリット② 使い方を知っておかなければならない
Zoomの参加自体は簡単とはいえ、ある程度使い方を覚えておく必要があります。なぜなら、研修次第でZoomの機能を使う可能性があるためです。講師側の場合、ルームの作り方や画面共有の方法、録画の方法などを覚えておく必要があるでしょう。受講者の場合は、マイクやミュートの設定を覚えておく必要があります。
具体的なZoomの使い方に関しては、公式サイトや関連本などでも紹介されています。もちろん、すでにZoomを使いこなしている人に教えてもらうのもいいでしょう。そこまでZoomは難しいツールではないため、あっという間に使いこなせるようになるはずです。
デメリット③ 実習型の研修には向かない
オンライン研修全般に当てはまることですが、実際に何か作業をするような実習型の研修は向いていません。実習型はどうしても会場に集まってもらわなければ作業できないため、オンライン研修よりも従来の研修のスタイルが向いています。
デメリット④ 受講者の理解度合いが把握しにくい
オンライン研修は、受講者の理解度合いが把握しにくいという欠点があります。一見真面目そうに聞いていても、実際はネットサーフィンをしながら研修を受けている場合もあります。さらに、受講者同士の交流もしにくいことからモチベーションを高く保つことが難しく、研修時間が長いほど集中力が切れて理解が遅れてしまうかもしれません。
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Zoomによるオンライン研修の開催方法
実際にZoomでオンライン研修を開催するうえでは、いくつかの手順があります。もし初めて開催するのであれば、以下で紹介する手順に従って開催しましょう。
まず研修目的を明確にする
最初にすることは、研修目的の明確化です。きちんと研修を行う目的が明確化されていなければ、何のための研修なのか受講者が悩んでしまいます。そうなってしまえば、モチベーションの低下にもつながってしまうでしょう。
だからこそ、まずは研修目的の明確化から始めましょう。新入社員研修の場合は、「社会人としてのマナーを学び、一人前の社会人として仕事をしてもらう」といった目的が挙げられます。このように目的がハッキリしていれば、受講者も研修を受ける意味を把握し、モチベーションが下がってしまうことを防げます。
日程を決めて受講者を募集する
研修目的をハッキリとさせたら、次に日程を決めましょう。日程は研修内容や所要時間に合わせて適した日時を選びます。仮に難易度が高い研修であれば、集中力がある午前中に開催したほうがいいでしょう。
日程が決まったら、受講者を募集します。募集方法はさまざまで、社内のチャットグループで告知したり、目立つ場所にポスターを貼ったりするなどが挙げられます。もし受講してもらいたいターゲットが決まっているのであれば、直接その方にチャットやメールで連絡しましょう。
受講者にリンクを送る
人数が集まったら、受講者にZoomのリンクを送ります。受講者は、指定された開催時間より前にリンクをクリックして、研修が行われるルームに入室して待機してもらいます。そして、時間になったら、研修を開始してください。
Zoomのリンクを送るベストなタイミングは、特にありません。ただ、開催時間の直前は受講者の準備ができない恐れがあるため、開催10分前に送るといいでしょう。もちろん、受講者が決まった段階で送っても問題ありません。
ちなみに、ZoomのミーティングIDにおける有効期限はタイプによって異なります。インスタントミーティングIDは終了した時点で無効で、スケジュールした非定期的な会議IDは開始から30日間であれば、同じIDが使用可能です。定期的な会議IDは最後の会議が開催されて365日間が有効期限で、会議参加者IDの再利用が可能です。
終了後はアンケートを記入してもらう
Zoomによるオンライン研修が終わったら、アンケートに記入してもらいましょう。アンケートを記入してもらうことにより、研修の満足度や問題点などをチェックできます。オンライン研修ということもあり、Googleフォームといったツールを活用してアンケートを記入してもらいましょう。
Zoomによるオンライン研修のコツ
オンライン研修は簡単に開催できます。だからこそ、この項目でオンライン研修のコツを覚えて、失敗しないようにしましょう。
受講者同士の交流時間を設ける
デメリットで紹介したように、オンライン研修は受講者同士の交流がしにくいです。そのため、研修内に受講者同士の交流時間を設けましょう。そうすることで、オンライン上でも受講者同士の絆が深まりやすくなります。
交流時間を設ける際は、何かしらのグループワークを用意するのがおすすめです。ただの雑談では、研修との関連性がありません。グループワークの場合は、研修に関するネタを選ぶことで、研修で学んだことをどれくらい把握しているのかチェックできます。
「聞くだけ」の研修にしない
オンラインではない研修でも当てはまりますが、聞くだけの研修にするのはNGです。ただ聞くだけの研修は受講者のモチベーションを下げてしまいます。だからこそ、できる限り意欲的に受講してもらえるような研修にしましょう。
具体例としては、質問タイムを設けたり、上記で紹介したグループワークを取り入れたりなどです。聞くだけの研修にしないことで受講者のモチベーションを保ち、意欲的に受講してもらいやすくなります。
実習を設ける場合はリモート向きのものを選ぶ
もし実習を設けたいのであれば、できる限りリモート向きのものを選びましょう。具体的には、オンラインで遊べるビジネスゲームをプレイしたり、Zoomによるオンライン研修終了後に課題を提出してもらったりなどが挙げられます。
休憩はこまめに
もし長いオンライン研修になるならば、こまめに休憩を用意しましょう。オンライン研修はずっとパソコン画面を見続けることになるため、目や肩への負担がかかってしまい、集中力が低下しやすくなります。だからこそ、こまめに休憩時間を用意して、集中力が低下してしまうことを防ぎましょう。
ちなみに、人間の集中力は 50分間継続すると一般的にいわれています。そのため、40〜50分ごとに休憩を挟むといいでしょう。また、休憩とは別にグループワークを取り入れて、気持ちを切り替えてもらう方法も有効的です。
研修のプロに聞くZoomを活用したオンライン研修のコツ|@人事ONLINE
おすすめの研修会社ってどこ?
最後の項目では、おすすめのオンライン研修サービスを紹介します。どれも魅力的なポイントが異なるため、自分の好みに合ったところを選ぶようにしましょう。もしかすると、「ここのサービスを受けたい!」と思えるようなところが見つかるかもしれません。
株式会社IKUSA
「株式会社IKUSA」では、ユニークな研修サービスを用意しています。
例として「リモ謎」は、オンライン上で謎を解いていくというサービスです。「閉ざされた電脳世界からの脱出」や「終わらないリモート会議からの脱出」といったストーリーを用意しており、難易度の設定も可能です。
リモ謎の資料ダウンロードはこちらまた、「リモ研」ではリモートワークの基礎知識や活用していく上でのポイント、効果的なオンラインコミュニケーション方法などが学べます。そのほか、オンラインで楽しく合意形成の過程を学べる「合意形成研修 コンセンサスゲーム ONLINE」も用意。プランによって内容が異なるからこそ、研修の目的に合ったものを選びましょう。
リモ研の資料ダウンロードはこちらコンセンサスゲームの資料ダウンロードはこちら
株式会社GLOBIS
「株式会社GLOBIS」では、充実した個人学習とリアルタイムのディスカッションを組み合わせたオンライン研修サービスを実施しています。研修が終わった後も受講者一人ひとりの理解度に合わせてフォローアップしてくれるため、研修後の悩みもカバーしてくれます。
オンライン研修の内容に関しては、アウトプットが中心。ただ聞くだけではなく、受講者の考えがアウトプットできるような内容となっています。そのうえ、オンラインの特性をきちんと把握している講師が研修を実施するため、「受講者が集中してくれるのだろうか……」といったオンライン研修に関する不安も解消されます。
オンライン研修以外に、「株式会社GLOBIS」では、定額制の動画サービスも用意。1本3分から視聴でき、どの動画も見放題です。レベルも幅広く揃っているため、自分のペースやスキルに合わせた動画で勉強できます。
オンライン研修なら、グロービス – グロービスの人材育成・企業・社員研修サービス
株式会社schoo
「株式会社schoo」は、70種類以上の研修パッケージを用意しています。新入社員向けや中堅社員向けなどによって分けられており、カリキュラムと受講対象を選ぶだけでその会社にぴったりな研修を設計してくれます。そのため、どんな研修プランがいいのか悩んでいる方にもおすすめです。
そのうえ、「株式会社schoo」の研修では業界の最前線で活躍する方を講師としています。なかにはヤフー株式会社や日本マイクロソフト株式会社、株式会社電通など大手企業に所属している講師も含まれており、すぐ業務に活かせる内容を教えてくれます。
「株式会社schoo」は、株式会社ショッパーズアイによるオンライン学習サービス調査において、4部門で1位です。オンライン研修以外に自己啓発学習も用意されており、ビジネススキル系やOAスキル系といったさまざまなコンテンツが揃っています。
オンライン社員研修・eラーニング研修 – Schoo(スクー)法人・企業向けサービス
株式会社Truth
もし、サービス業向けのオンライン研修サービスを探しているのであれば、「株式会社Truth」のサービスがおすすめです。最短2週間で開催可能であり、土日や祝日にも対応。公式サイトでは実際の研修内容事例を紹介しているため、事前にどのような内容なのか知りたい方にも向いています。
「株式会社Truth」のオンライン研修サービスにおける導入事例は幅広く、飲食業界はもちろんのこと、ホテル業界や金融業界、エンターテインメント業界まで含まれています。それ以外の業界にも対応しているため、まずは問い合わせてみることから始めてみましょう。
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Zoomでオンライン研修を開催してみよう!
今回は、Zoomを使ったオンライン研修を行うメリット・デメリットやおすすめのオンライン研修サービスなどを紹介しました。Zoomによるオンライン研修にはさまざまなメリットがある一方で、気をつけるべきポイントもあります。そのため、これからZoomでオンライン研修を開催しようと思っている方は、この記事を参考にしたうえで開催してみてください。
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