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共通点探しゲームとは?ルール・やり方・アイデア7選
目次
共通点探しゲームを実施することで、会話や親近感を持つきっかけづくりができ、コミュニケーションの促進やチームビルディングなどにつながります。
本記事では、共通点探しゲームの概要、実施するメリット、ルール・やり方、用意するもの、方法・アイデア7選、ポイント・注意点を紹介します。
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共通点探しゲームとは
共通点探しゲームは、グループやペアで、お題に関連する共通点を見つけ出すゲームです。
たとえば、「休日の過ごし方」、「趣味」、「好きな食べもの」など、自己紹介の定番とされているお題を用意し、共通点を探します。お題をカードで用意し、シャッフルして引いていくことで、ゲームのように楽しく取り組むことができます。
共通点が見つかると、距離感が縮まるため、コミュニケーションが促進され、親睦が深まりやすくなります。そのため、初対面の方々が多い懇親会のアイスブレイクなどで活用されています。
共通点探しゲームを実施するメリット
以下では、共通点探しゲームを実施するメリットを紹介します。
コミュニケーションの促進・チームビルディング
共通点探しゲームを行うことで、共通点を知って親近感を持てたり、相互理解が深まったりするため、コミュニケーションの促進が期待できます。
また、グループで共通点を見つけることで、連帯感や信頼関係が深まり、チームビルディングにつながります。
リラックスできる雰囲気づくり
相互理解が深まり、ゲーム体験を通して緊張がほぐれやすくなるため、共通点探しゲームはアイスブレイクに適しています。また、コミュニケーションが促進され、楽しく会話をすることで、全体としてリラックスできる雰囲気づくりにつながります。
自己理解につながる
共通点探しゲームは、他者との対話を通じて、自分の価値観や嗜好などを再確認できる場にもなります。自分にとって「なぜこれが大切なのか」を掘り下げるきっかけになり、自己理解が深まります。
心理的安全性の向上
特に初対面や関係が浅いメンバー同士の場合、共通点を見つけることでリラックスし、心理的安全性が高まります。心理的安全性とは、「安心して意見がいえるかどうか」の指標で、関係値が高ければ「心理的安全性が高い」となります。
共通点探しゲームの流れ(ルール・やり方)
以下では、共通点探しゲームのルール、やり方を紹介します。
1. チーム分けをする
まず参加者は2人以上のグループまたはペアに分かれます。たとえば、10人であれば5人1組の2グループまたは5組のペアに分けます。
2. お題を提示する
司会者・進行役(ファシリテーター)が、共通点を探すためのお題を出します。自己紹介で使われる項目をイメージするとよいでしょう。また、お題はできるだけ幅広く解釈できる内容にすると、会話が盛り上がりやすくなります。たとえば、以下のようなお題が挙げられます。
- 休日の過ごし方
- 好きな食べ物
- 最近のマイブーム
- 子どもの頃の思い出
- 行ってみたい旅行先
3. 共通点を探す
グループやペアでお題について対話し、共通点をできるだけ多く見つけます。時間制限を設けて、集中して探すように促すとよいでしょう。
4. ポイント加算
見つけた共通点の数に応じてポイントを加算します。また、以下のような特別な得点ルールを設けると、ゲーム性を高めることができます。最終的に合計ポイントがもっとも多いグループまたはペアの勝利となります。
- 2名で一致した共通点:1ポイント
- ユニークな共通点:2ポイント
- 全員で一致した共通点:3ポイント
5. 発表と振り返り
すべてのグループやペアが見つけた共通点を発表します。ユニークな共通点や面白い発見についても共有すると、全体としての相互理解が深まり、チームビルディング効果を高めることができます。
また、振り返りを行うことで、「他のチームと比べて自分たちはどうだったか」を知ることができ、コミュニケーションスキルの向上につながったり、より親近感が湧きやすくなったりすることも期待できます。
共通点探しゲームを実施する際に用意するもの
このゲームは手軽にできるのが特徴ですが、以下の道具を用意しておくとスムーズに進めやすくなります。
- お題カード
- メモ用紙・ペン
- タイマー(スマートフォンアプリなど)
あらかじめお題をカードで準備しておくと、進行がスムーズになり、ゲームとして楽しみやすくなります。また、お題をリスト化しておくと、重複を防ぎ、バランスよくさまざまなお題を用意することにつながります。
共通点探しゲームをアレンジする方法・アイデア7選
以下では、共通点探しゲームのコミュニケーション促進や相互理解を深める効果を高めるための方法・アイデアを紹介します。
見つけた共通点を深掘りする
共通点探しゲームで見つけた共通点を深掘りする要素を追加することで、相互理解をさらに深めることにつながります。たとえば、見つけた共通点について、「なぜ好きなのか」、「どのようなエピソードがあるか」などを深掘りします。共通の趣味が「旅行」であれば、「もっとも感動したエピソード」、「旅行が好きな理由」などを深掘りしていくことで、より理解を深めることができます。
行動に関する共通点を見つける
一般的な自己紹介の項目(趣味・好きな食べ物など)に加えて、「日常の行動」に基づく共通点を見つける工夫を取り入れると、より身近な発見を得られる場合があります。たとえば、「モーニングルーティン」、「仕事後の過ごし方」のように、日々の行動についての共通点を探すことで、よりリアルな人となりが見え、相互理解を深めることができます。
言語化しにくい共通点を探す
言語化しにくいお題を設定することで、ゲームをより面白くすることができます。たとえば、「なんとなく居心地がいいと感じるとき」、「なんとなく良いと思う絵画」など、感覚的な共通点を見つけることでも、共感を得ることができます。
共通点は、「好きなものが同じ」、「趣味が同じ」のようにすぐにわかるものだけではありません。考え方が近い、行動の仕方が近いなど、趣向や価値観が近しく、共通している場合もあります。共通点探しゲームは親近感を持ったり相互理解を深めたりするために行われるため、趣向や価値観を含めて共通点を見つけられるように実施することが大切です。
シチュエーションを設定して共通点を探す
ある特定のシチュエーションを設定し、共通点を探す方法もあります。たとえば、「もし無人島に行くとしたら何を持っていくか」、「もしもヒーローになれるとしたらどのような特殊な能力が欲しいか」などのお題を設定し、そのなかで共通点を探します。
妄想や想像を共通点探しゲームに含めることで、自分の価値観や考え方などの発見が得られたり、他者との相互理解が深まったりすることにつながります。
共通しない点を深掘りする
共通点を探すだけでなく、「逆にどこが違うのか」という共通しない点を見つけることも相互理解を深めることにつながります。また、多様な価値観や考え方を知る機会にもなります。
実施する際は、まずお題に沿って共通点探しゲームを行い、共通点が見つからなかったお題をピックアップして深掘りしていきます。そうすることで、共通しないと思ったお題のなかにも共通点が見つかったり、発見が得られたりする場合があります。
ジェスチャー・演技の共通点を探す
会話だけでなく、即興で行うジェスチャー・演技の共通点を見つけるというアイデアもあります。たとえば、「戦国大名」、「動物」、「宇宙飛行士」などを演じ、ジェスチャー・演技の共通点を探ります。ジェスチャー・演技を取り入れることで、楽しくコミュニケーションを促進させることができます。また、ジェスチャーや演技にチャレンジすることで、参加者の殻を破ることにつながる場合もあります。
共通点探しゲームに歓談時間を挟む
共通点探しゲームの途中に歓談時間を挟むことで、参加者がリラックスして交流することを促せます。まずはアイスブレイクとして通常のルール・やり方で共通点ゲームを行い、歓談時間を挟み、その後に見つけた共通点を深掘りしていきます。そのようにすることで、段階的に親睦を深めていくことができます。
共通点探しゲームを行う際のポイント・注意点
以下では、共通点探しゲームを実施する際のポイントや注意点を紹介します。
参加者が答えやすいお題を設定する
参加者の関係性や年代などを考慮し、適切なお題を設定することが大切です。また、プライベートなことやデリケートな内容を含むお題を設定することは避け、気軽に楽しく話せるお題にすることも重要です。
楽しくコミュニケーションが取れる雰囲気づくりを行う
共通点探しゲームを実施する際には、参加者がリラックスしてコミュニケーションを取ることができるように、雰囲気づくりをすることが効果的です。司会者や進行役(ファシリテーター)が盛り上げを行い、和やかな雰囲気をつくることに努めましょう。
タイムマネジメント
お題ごとの制限時間を明確に設定し、時間内に効率的に話し合いが進むように、司会者や進行役(ファシリテーター)がタイムマネジメントを行うことも大切です。また、タイムキーパーを決めて、ゲーム全体がスムーズに進行するサポートを行う方法もあります。
まとめ
共通点探しゲームを行って共通点を見つけることで、自然と親近感が生まれ、楽しくリラックスした雰囲気でコミュニケーションを取ることを通じて親睦を深められます。また、少ない準備で簡単に実施することができるため、懇親会などに手軽に取り入れることができます。
共通点探しゲームを実施し、会社や学校などのチームビルディングにつなげましょう。
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