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チームビルディングのやり方とは?目的・ポイント・注意点を紹介

目次
チームが適切に連携し、同じ目標に向かって社員の一人ひとりが業務に自律的に取り組めるチームをつくる取り組みを「チームビルディング」といいます。
本記事では、チームビルディングが求められている理由・背景、目的、プロセス、やり方、ポイント・注意点を紹介します。
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チームビルディングとは
チームが適切に連携し、同じ目標に向かって社員の一人ひとりが業務に自律的に取り組めるチームづくりを「チームビルディング」といいます。
チームビルディングのプロセスは、主要理論とされている「タックマンモデル」で示されています。タックマンモデルとは、アメリカの心理学者「ブルース・ウェイン・タックマン」が1965年に提唱したチームビルディングに関する理論です。チームは形成期、混乱期、統一期、機能期に分けられ、各段階を乗り越えていくことで機能的なチームにすることができます。
チームビルディングを目指すうえでは、「コミュニケーション」、「相互理解」が重要です。そのため、社内レクリエーションや社内イベントを実施して社員同士のコミュニケーションを促進させ、相互理解をはかる取り組みが注目されています。具体的には、社員旅行や社内運動会などの社内イベントや、懇親会などの社内レクリエーションです。また、研修にアイスブレイクやグループワークを取り入れ、社員同士のコミュニケーションを促進させる取り組みなども挙げられます。
チームビルディングが求められる理由
チームビルディングが注目されているのは、「業績向上」、「人材確保」の2つが主な理由です。チームビルディングにおける「連携」は個人・チームの成果向上に、「人間関係」は離職防止・オンボーディング(早期定着)につながります。
また、チームビルディングは、メンバー同士のコミュニケーションや相互理解の促進、企業理念・ビジョンの浸透などのさまざまな効果が期待できます。組織やチームの活性化へと繋がることからも、多くの企業がチームビルディングに取り組んでいます。
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【階層別】チームビルディングの目的・効果
チームビルディングに取り組むことで、社員が各々の強みを活かし、個人・チームのパフォーマンスを上げ、目標達成に向けた強いチームをつくることにつながります。
ここでは、企業における階層別のチームビルディングの目的・効果について紹介します。
新入社員
新入社員を対象とするチームビルディングでは、社会に出て間もない新入社員に身につけて欲しい姿勢や能力を学べる内容が望ましいといえます。具体的には、主体性を身につける、チームワークで協力して取り組む体験を得る、チームの中での自分の役割を見つけるといったことが挙げられます。
グループワーク、ディスカッションなどを通じてチーム内でのコミュニケーションスキルを学び、社会人の基礎を身につけることも一つの大きな目的です。
中堅社員
中堅社員は、現場をまとめるチームリーダーや主任、現場監督などの人材層を指します。この中堅社員を対象としたチームビルディング研修の目的は、リーダーとしての部下の育成方法、チームの成果を最大限に上げるための取り組み方など、幅広いスキルを身につけることが求められます。
また、経験豊富な中堅社員に対しては、管理職の次期候補としてマネジメントスキルやリーダーシップなどを学べるチームビルディングを行うことも効果的です。
管理職
部長や課長などの管理職と呼ばれる層には、経営層と現場社員の間に立って双方とのやりとりを行うコミュニケーション能力や、チームのマネジメントを行うなどの役割が求められます。
管理職を対象としたチームビルディングでは、多岐に渡る能力やスキルの醸成を目的としています。具体的には、リーダーシップやマネジメント能力の習得、部下への人材育成の取り組み方についての理解、社内外の関係者と接するコミュニケーション能力の向上などです。
経営者・経営層
経営層を対象としたチームビルディングでは、組織運営力やリーダーシップ、経営層としての視点や考え方の習得、創造性や決断力など、企業のトップ人材ならではの高度な能力が求められます。
経営層が自ら動いて組織を牽制し統制する能力や、組織のメンバー個々の意識を同じ方向に向かせるためのリーダーシップを身につけることで、経営層として求められる人間力の醸成にも繋がります。
チームビルディングの4階プロセス「タックマンモデル」
効果的なチームビルディングを行うプロセスとして、アメリカの心理学者であるブルース・ウェイン・タックマンが提唱した「タックマンモデル」と呼ばれるフレームワークがあります。
タックマンモデルを理解することでチームビルディングが構築される流れについて理解を深められます。そのため、チームビルディングを実施する際にはタックマンモデルを取り入れながら内容を検討していくといいでしょう。
タックマンモデル段階1:形成期
チームメンバーが決まり、チームそのものが形成されたばかりの段階を形成期と呼びます。メンバーの相互理解が不十分であり、チームの目標も不明瞭なため、形成期のチーム内には緊張感が漂います。
形成期から次の段階に進むには、メンバーの相互理解を促進し、目標達成を妨げる問題や課題をリーダーが主体となって見つけて解決していくことが求められます。
タックマンモデル段階2:混乱期
チーム目標が決まり、業務やプロジェクトが進み始めた段階のことを混乱期と呼びます。混乱期では、メンバーそれぞれの価値観や考え方の相違による意見の対立が起こりやすいことが特徴です。そのため、メンバーの意識や関心も、業務内容ではなく互いの行動や発言に向いてしまう傾向が多くあります。
混乱期を乗り越えるには、意見の対立は避けられません。議論を通じて異なる意見を持つメンバー同士で相互理解を深め、チームの問題解決に向けた取り組みを見つけ、実践することが求められます。
タックマンモデル段階3:統一期
メンバーが意見を出し合い、相互理解が深まることでチームの基盤が構築される段階を統一期と呼びます。統一期の段階まで進むと、チームの目標達成に向けた一人ひとりの役割が明確になり、チームとしての一体感が現れるようになります。
統一期では、メンバーの個性を活かした役割分担や適正な配置を行うことでより機能的なチームへと成長でき、次の段階へのステップアップへと繋がります。
タックマンモデル段階4:機能期
統一期を経て、チームメンバーそれぞれの役割が機能している段階のことを機能期といいます。機能期になると、メンバーそれぞれが主体的な行動やメンバー同士のサポートが期待でき、チームとしての成果が現れ始めます。
この機能期を持続するには、リーダーによるメンバーへのサポート、チームワークを高めるアクティビティの実施など、チームビルディングを醸成、維持できるような対応が求められます。
チームビルディングのやり方・方法
チームビルディングには、ワークショップやゲームなどのさまざまなやり方があります。ここでは、多くの企業で実施されている代表的なチームビルディングのやり方についてそれぞれ紹介します。
ワークショップ(グループワーク)
ワークショップとは、メンバー同士の自主的な共同作業のことをいいます。メンバーが自由に発言し、作業のできる状況下において、チームで一つの目標達成を目指すことを目的としています。自然と自分自身の考えを伝え、他者の意見を聞いて理解を深めるなどの行動が期待でき、チームビルディングにつながります。
他者とコミュニケーションを図るなかで、他者の意見を受け入れたり、自分自身の考えを伝えたりすることで相互理解やチームワークの向上に繋がり、チームビルディングの効果が期待できるでしょう。
レクリエーション
複数人で参加できるレクリエーションは、チームビルディングとして有効に活用できます。レクリエーションで活用できるゲームには、擬似的に経営体験ができるものや、参加者が物語に沿って、協力して一つの目標を目指すものなどのさまざまな種類があり、楽しみながらもチームビルディングを深められます。
限られた時間内でチームビルディングが求められる場合には、アイスブレイクとして自己紹介などの簡単なゲームを取り入れることで、相互理解の促進に繋がります。
≪ゲーム事例:SDGsビジネスゲーム ワールドリーダーズ≫
「SDGsビジネスゲーム ワールドリーダーズ」は企業のためにつくられた企業経営を体験できるSDGsビジネスゲームです。各チームは企業として戦略を立て、労働力や資本を使って利益を競います。チームで戦略を練り、その場に合った選択をしていくため、深いコミュニケーションが取ることができ、チームビルディングにつながります。
やり方
- いくつかのチームに分かれる
- 企業として戦略を立て、労働力や資本で利益を上げる
- 最も多くの利益を上げたチームを優勝とする
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社内イベント
定期的に開催されるような社内イベントをチームビルディングとして活用する方法は、多くの企業でも取り入れられています。食事会や旅行、BBQ、スポーツ大会、合宿など、大人数でも参加できる社内イベントを実施することでコミュニケーションが図れ、チームビルディングにも繋がります。
なかには、全社員が集まるキックオフミーティングや総会などで、メンバー同士の親睦を深めるためのクイズ大会やスポーツ、レクリエーションなどを行うケースもあります。チームビルディングの目的によって内容を変更するものいいでしょう。
社内イベントに適したアクティビティ
スポーツや運動など、チームで一緒に体を動かすアクティビティは、チーム一丸で取り組むことで一体感が生まれます。一つのアクティビティを通してチームワークが醸成され、メンバー同士の関係性も向上し、コミュニケーションの活性化にも繋がります。
大人数で参加できたり、男女問わずに気軽に楽しめたりするアクティビティはいくつもあります。チームビルディングの対象者に最適な内容を選び、効果的なチームビルディングを実施しましょう。
チームビルディングを成功させるポイント
ここからは、チームビルディングを成功させるためには、押さえておくべき5つのポイントを紹介します。
チームの目標を明確に設定する
最初にチームの目標を明確に設定することで、効果的なチームビルディングへと繋がります。目標や目的のない状態では、チームの良さを活かすことが難しく、思うようなチームビルディングの効果が得られません。
まずはチームにおける明確な目標を設定し、達成までのビジョンを共有することが、チームビルディングにとって重要なポイントです。設定する目標は、メンバーそれぞれが納得している状態が望ましく、目標設定を行う際にはメンバー同士でしっかりと話し合いましょう。
チームのマインドセットを形成する
メンバー全員が「チームの目標を達成したい」というマインドセットを形成することが、チームの機能を最大限に発揮することに繋がります。
メンバーそれぞれのマインドセットを形成するためにも、チームリーダーとなる人物はそれぞれのメンバーの考えや意見などを把握し、目標達成へ向けてマネジメントしていくことが大切です。
それぞれの役割を明確にする
チームビルディングを成功させるには、メンバーの個性を最大限に活かすことが重要視されています。メンバー同士がお互いの個性を理解し尊重することで、チームは健全に機能できるといえるでしょう。
メンバーそれぞれの役割を明確にすることは、メンバーに主体性や当事者意識を持たせることにも繋がります。加えて、メンバーのモチベーションにも大きく関わるため、それぞれの役割を明確にすることは、チームビルディングとしても重要なポイントになります。
チームの抱える問題を解決する
チームビルディングを行う過程では、チーム全体の課題やメンバー同士の衝突など、さまざまな問題が起こるでしょう。チームの問題や課題を解決することは、より強固なチーム作りに重要な段階です。チームの抱える問題に対して適切な対処ができるかどうかでチームのパフォーマンスが変わってくるため、問題を避けるのではなく、解決への糸口を探す取り組みを行いましょう。
チームのコミュニケーション促進
チームビルディングにおいて、メンバー同士のコミュニケーションの促進は欠かせないポイントです。特に、タックマンモデルにおける形成期では、メンバー同士の信頼関係が形成されていないためにコミュニケーション量を高めることが重要になります。
他にも、混乱期ではコミュニケーションの質を重視するなど、チームの状況に応じて求められるコミュニケーションを行うことが望ましいといえます。
チームビルディングが形成されつつあるなかでも継続的なコミュニケーションを行うことで、信頼関係の構築や相互理解の促進により、強固なチームを作り上げることへと繋がります。
チームビルディングを行う際の注意点
チームビルディングを行う際には、注意点があります。これらに気をつけることで、より効果的なチームビルディングの実施へと繋がります。
以下では、チームビルディングを行う際の注意点を紹介します。
無理な目標設定は避ける
チームビルディングでは、目標の明確化が成功のカギとなります。しかし、その目標があまりにも無理難題なものであると、かえってメンバーのモチベーションが下がり、チームが機能しなくなる恐れがあります。
特に、タックマンモデルにおける形成期の段階では、チーム結成から間もないために、メンバーのモチベーションも決して高いとはいえない状況です。メンバーのモチベーション管理はチームビルディングとしても重要な要素であり、形成期のような状況では、外部からも働きかける必要があります。
チームの目標設定はあくまでも「ビジョンや方向性を共有するもの」とし、メンバーのモチベーションを刺激するために活用するのが望ましいでしょう。
進行をメンバー任せにしない
メンバーに主体性を持って活動してもらうことは、チームビルディングにおいては重要です。しかし、その全てをメンバー任せにしてしまうと、次第にそれぞれがやりたいように進めるようになり、チームの機能が弱まってしまいます。
チームビルディングでは、「チームが機能していること」が肝心です。メンバーの主体性を尊重しつつも、その全ては丸投げせず、チームの進行役やまとめ役がリーダーシップを発揮して目標へ向けて進むことが大切といえるでしょう。
また、チームメンバーの編成も、ただ人数を集めるのではなく、それぞれの能力や得意分野を考慮して編成することがチームの機能をより効果的に活用することに繋がります。
自社に適したチームビルディングの見つけ方
チームビルディングを行うにはいくつかの方法がありますが、そのどれを選べばいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。ここでは、自社に適したチームビルディングの見つけ方について紹介します。
参加人数
チームビルディングが求められる場面は、数名〜10名程度の少人数から、数十人、あるいは100人以上の大人数まで多岐に渡ります。そのため、参加人数によってチームビルディングの内容を合わせる必要があります。
比較的少ない人数であれば自己紹介などの相互理解を中心としたワークや、少人数でも実施できるアクティビティを選びましょう。数十名を超えるような大人数であれば謎解きや脱出ゲーム、運動会などの大規模なアクティビティが適しています。
時間
チームビルディングにかけられる時間に応じて研修内容を選びましょう。短時間であればグループディスカッションやビジネスゲームなど、比較的短い時間のなかでもチームビルディングの効果が期待できるものがおすすめです。
一日から数日単位で時間を確保できる場合には、合宿や旅行などの大規模なアクティビティを活用したチームビルディングも検討できるでしょう。
職種
チームビルディングを行う企業や部署、部門、職種ごとに、実務で求められる能力やスキルは異なります。
営業職であれば、他者とのコミュニケーション能力をはじめとした対人スキルを身につけられる内容を、事務系の職種では、チームワークの向上が期待できる内容を行うなど、対象者の職種に求められる能力やスキルを身につけられる内容にすることが望ましいでしょう。
チームビルディング研修に必要な費用
以下では、チームビルディング研修に必要な費用を紹介します。
会場費
チームビルディングを行う際には、研修の規模によって会場に合わせた費用が必要です。少人数のチームビルディングであれば自社オフィスやレンタル会議室、大人数で大規模なアクティビティを行う場合には、ホールなどの大きめな会場を押さえる必要があり、その分の費用が発生します。
また、参加者が一同に集まる集合研修を行う場合には、移動費や宿泊費などを考慮する必要もあります。
外注費・謝礼
チームビルディングは主に、自社で企画して実施する場合と、研修企業から外注する方法があります。チームビルディングを一貫して他社へ外注する場合にはその分の費用が発生し、外部講師を招く場合には謝礼などが必要です。
チームビルディングを自社で行う場合でも、企画から実行までに人件費が必要になるため、自社で最初から行うのか、他社へ外注するのかについては予算や規模によって検討しましょう。
備品・資料
ワークショップやアクティビティに使用する備品や資料も、チームビルディングに必要な費用の一つです。チームビルディングの内容によって必要な備品も異なるために、内容を検討する際にはどのような備品や資料が必要になるのかもしっかりと把握しておくことで、より詳細な費用を計算できます。
まとめ
チームビルディングに取り組むことで、社員が連携し、効率的に目標達成を目指せる組織・チームをつくることができます。
退屈な研修はおしまい。ゲーム形式で楽しく学びを促進
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ゲーム・講義・ワークを組み合わせたアクティブラーニングで学びを深める研修
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