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体験型研修は効果ある?おすすめ7選とメリットやデメリットを紹介

目次
社内で研修を実施することになり、情報収集してみたところ「体験型研修」というものを発見。しかし、「体験型研修とは、一体どんな内容があるのか?」「本当に体験型研修は効果があるの?」と、疑問に思っている方もいることでしょう。
お金と時間をかけて研修するのですから、それに見合う効果があるのかは重要なポイントです。
そこで、この記事では体験型研修のメリットからどのような効果があるのか、デメリットは何かを解説します。そして、おすすめの体験型研修7つをご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
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体験型研修のメリット

まず、体験型研修にはどのようなメリットがあるのかを紹介します。それは以下の3つです。
- 知識の定着率が高くなる
- チームワークが生まれる
- PDCAが体感できる
一つずつ詳しく見ていきましょう。
1.知識の定着率が高くなる
学んだことを実践することで、より知識が定着するといわれています。
世界的な名著である『7つの習慣』でも、アウトプット前提で学ぶと、より理解が深まると書かれています。学んだ記憶が鮮明なうちに人に話したり実践したりすることで、知識が定着しやすいそうです。
実際に、体験型研修を行った企業に感想を聞いてみました。
すると、「座学だけではなく実践する場があることでわかりやすかった」「すぐ実践する場があることで定着につながったと感じる」という声が多く聞かれました。
つまり、実践により学んだ内容をより理解しやすくなったといえます。学んだ内容を忘れにくくなるともいえるでしょう。
座学だけの研修では、「頭ではわかっても実践できない」「すぐ忘れてしまう」といったことが起きやすくなります。それではせっかく実施した研修も意味がありません。
学んだ後、即実践できる体験型研修を取り入れることで、知識の定着をより促すことができます。
チームワークが生まれる
体験型研修には、チームワークが生まれる効果も期待できます。なぜなら、協力して行う内容を多く取り入れているからです。たとえば、「全員で協力しないと達成できない」「チームで取り組まないと勝てない」といったことです。
目標に向かって協力して取り組むことで、チームワークが生まれます。コミュニケーションをしっかり取る必要もあります。
その経験は会社に戻っても、コミュニケーションが取りやすくなるなど仕事に良い影響が出るでしょう。これは座学だけの研修では得られない効果です。
懇親会などで親睦を深めることも効果的ですが、それだけでなく体験型研修を取り入れることで「仕事に活かせるチームワーク」が生まれるといえるでしょう。
PDCAが体感できる
体験型研修を取り入れることで、PDCAが体感できることも大きなメリットです。
仕事をするうえで大事だとされる「PDCA」とは、計画して実行し、その結果を評価し改善していくというものです。「PDCAをまわすこと」が重要であるといわれています。
とはいえ、頭ではわかっていても、実行に移すのはなかなか難しいもの。そこで、体験型研修を通して「なぜPDCAが大切なのか」を自分の中に落とし込み実践する必要があるのです。
そうすることで、PDCAの大切さを実感し意識できるので、実際の仕事でも活かせるようになるといえるでしょう。
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体験型研修のデメリット

体験型研修のメリットだけではなく、デメリットも確認しておきましょう。体験型研修のデメリットは以下の2つです。
- 時間をコントロールしづらい
- 多くの情報を伝えられない
それぞれ詳しく解説します。
1.時間をコントロールしづらい
体験型研修は時間のコントロールが難しいといえます。なぜなら、参加者自身が考える時間や仲間たちと話し合う時間を重視しているからです。
なかなか考えがまとまらず話し合いが長引くことなどが起きる可能性があります。内容によっては得意不得意も影響するでしょう。
そのため、体験型研修を選ぶ場合は、全体の進行状況を把握しつつサポートしてもらえるものを選ぶことがおすすめです。
これにより、あちらのチームは達成できたけれど、こちらのチームは時間内に終わらず不完全燃焼に終わってしまうということが防げます。研修を有意義にするためにもフォロー体制を確認しておきましょう。
2.多くの情報を伝えられない
体験型研修は、伝えられる内容が限られてしまいます。なぜなら、参加者自身が考えて行動することに重きを置く必要があり、そちらに時間を使うからです。
しっかり学んでほしい内容がある場合は、座学の講義と体験型研修がセットになったものを検討することがおすすめです。
座学の後に即実践できる状況を作ると、座学に意欲的に取り組むことにつながり、より知識が定着するでしょう。
研修の目的に合うよう、カスタマイズできる体験型研修を選ぶことも大切です。
おすすめ体験型研修7選

では、おすすめの体験型研修を紹介します。それは以下の7つです。
- 農業研修
- アウトドア研修
- ボランティア活動
- 幼稚園研修
- サバ研
- チャンバラ合戦–戦IKUSA-
- リモ謎
一つずつ詳しく紹介します。ここまで紹介してきたメリットデメリットをふまえて参考にしてください。
1.農業研修
まずご紹介するのは農業研修です。田植えや稲刈りなど参加者全員で取り組むことにより、チームワークや一体感を生み出すことが期待できます。
協力し合い、その日のゴールや目標に向かって試行錯誤しながら取り組むことで、ただの農業体験にはない効果を得られるでしょう。
また、自然に触れることでリフレッシュ効果も得られます。林業や漁業が体験できる研修もあるため、季節や地域の状況をふまえて検討してみることがおすすめです。
2.アウトドア研修
アウトドア研修とは、キャンプをしながら行う研修です。研修だけではなく、普段行っている会議も野外で行うことで新たなアイデアが出てくることもあり、近年人気を集めています。
さらに、キャンプであるためテント設営や食事作り、片付けなど協力する必要があります。これにより、参加者各自が自分の役割を考えることにつながり、チームワークの向上も期待できます。
夜はたき火を囲んでゆったりとコミュニケーションを図れば、お互いに会社では見られなかった一面を見せ合えるかもしれません。
参照:アウトドア研修
3.ボランティア活動
体験型研修で人気の一つがボランティア活動です。地域の困りごとを解消するためのボランティア活動を取り入れることで、会社と地域とのつながりを感じられます。
ボランティア活動を通じて、社内のことだけではなく、地域や社会について意識を向けられるようになるといえるでしょう。
ラフティングをしながらゴミ拾いをするなどの、アクティビティとボランティア活動を組み合わせた取り組みもあります。国際ボランティアもあり、国内外を問わない幅広い視点を養うことにつながります。
4.幼稚園研修
子どもに関わる商品を取り扱う企業におすすめなのが、幼稚園研修です。
普段子どもに関わる機会がない社員にとって、子どもとの関わり方や接し方を知ることは大切です。子どもたちと触れ合うことで、新たな視点に気が付くことがあります。子供たちの貴重な体験は、仕事にも活かせるでしょう。
どのような研修にするか考えるときに、「自社と関連する内容の研修はないか」と検討してみるのもいいかもしれません。
参照:幼稚園研修
5.サバ研
非日常を味わいながら取り組めるチームビルディング型サバイバルゲーム「サバ研」もおすすめです。
サバイバルゲームを通して、適切な意志決定ができる勝つための思考「OODA LOOP(ウーダループ)」を体感できます。小さなチームを作り、目的達成に向けてチームに貢献するために全力を尽くすことで、参加者の達成感にもつながります。
「サバ研」では、非日常の緊迫した中でコミュニケーションを密に取る必要があるため、チームワークが生まれます。その結果、会社でも円滑にやり取りできるようになる効果が期待できるでしょう。
サバイバルゲームなので本格的なエアガンを使うことができますが、安全に配慮したレーザー銃での対応も可能です。
6.チャンバラ合戦–戦IKUSA-
大人数での体験型研修なら、「チャンバラ合戦–戦IKUSA-」がおすすめです。武将に扮したスタッフが進行するというエンターテインメント性が人気。イベント感覚で楽しめます。
スポンジ素材でできた刀で、相手の腕についたボールを落とすというシンプルなルールです。しかし、単純にチャンバラ合戦を楽しむだけではなく、勝つための戦略を立てることも大切です。
チーム内で作戦を考え、実行し、効果があるかどうかを検証し改善していく。まさに「PDCAをまわすこと」が体感できるでしょう。
ルールがわかりやすく、年齢や体格差に関係なくできる点もメリットといえます。
やり方
- 参加者の肩に命(ボール)を付ける
- スポンジの刀を使って相手の命を切り落とす
- 最終的に生き残った人数をチームで競い合う
7.リモ謎
リモートワークを利用した体験型研修が「リモ謎」です。リモートワークの問題点の一つである「オンラインではコミュニケーションが希薄になりやすいこと」の解消につながります。
ビデオチャット通話を使いながら、チームで一つの謎を解いていきます。コミュニケーションを取りながらでないと、謎を解けないよう設計されているため、ゲーム中は積極的な会話が必要です。
やり方
- オンラインのビデオチャットツールを用意する
- チームで協力をしながら物語にそった謎を時間制限内に解く
- 危機的状況からの脱出を目指す
普段発言が少ない方でも、自分の役割を理解し、積極的に取り組めるようになるでしょう。
ちなみに、リモ謎内の謎の難易度やゲーム内容はカスタマイズ可能。各チームの進行状況の把握もできるため、状況によってはフォローし合えます。
「リモート会議になかなか慣れない」とお悩みの場合にもおすすめです。
体験型研修を取り入れてより効果的な研修を

体験型研修では、座学だけの研修とは違い、以下のような効果が得られます。
- 実践することで知識の定着率が高くなる
- チームワークが生まれる
- PDCAが体感できる
「時間をコントロールしづらい」「多くの情報を伝えられない」といったデメリットがあることはたしかです。しかし、それをフォローしてくれる体験型研修を選べば問題ないといえるでしょう。
座学だけの研修よりメリットがある体験型研修を、ぜひ検討してみてください。
まとめ

体験型研修は、座学だけの場合と比べると、定着率が高いだけではなく、楽しみながら参加できる点が魅力です。
社内で研修の実施を検討している方は、ぜひ本ページを参考にしながら自社に合った取り組みを検討してみてください。
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鹿児島県離島在住ライター。校正・校閲・編集・取材・撮影など幅広く対応。温泉旅館や割烹料理屋スタッフ、金融系OLなどの社会人経験を活かしつつ主にBtoBで執筆中。
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