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お絵描きリレーとは?やり方・用意する物・効果を紹介

目次
お絵描きリレーは、言葉を使わずに「絵」だけを活用してリレー形式で伝えるノンバーバルコミュニケーションゲームです。会話や筆談などの言葉を使わないコミュニケーションをノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)といいます。
制限時間内にリレー形式で順番に絵を描いていくなかで、他者との認識のズレや発想の違いなどを楽しみながら体験でき、チームワークや想像力の向上などにつながります。
本記事では、お絵描きリレーの概要、得られる効果・メリット、やり方・用意する物、研修での活用方法について紹介します。
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お絵描きリレーとは
お絵描きリレーは、2~4人程度が順番に絵を書き足していき、より少ない人数で正解することで多くのポイントを得られるゲームです。
解答者は基本的に1人として、絵を描く人の持ち時間は1人あたり10秒となります。お題は最初に絵を描く人にだけ伝え、2番目以降に絵を描く参加者はお題を知ることができません。最初に描かれた絵を見て何について描かれたのかを推測する必要があるため、実質的には最初に絵を描く人以外の全員が解答者のような形になります。1人目で正解できれば30点、3人目の場合は10点のように、早い段階で正解できれば高得点を得られます。
お絵描きリレーを実施する際は、お題に沿って絵を描ける最初の人が最も重要となります。そのため、お題が切り替わるごとに最初に絵を描く人を入れ替えることがポイントです。基本的には正解したら次のお題に進む形になりますが、どうしても正解できない場合にはパスをすることができます。ただし、チーム対抗形式で行う場合はお題の数を揃える必要があるため、パスをすると不利になります。なるべく正解できるまで諦めずに取り組むように促しましょう。
お絵描きリレーでは、最初の人が描いた絵を汲み取る力が求められるため、想像力や発想力、論理的思考力(ロジカルシンキング)などのスキルが重要です。そのため、それらのスキルを高めるための研修に取り入れることで、研修の学びを深めることにもつながります。
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お絵描きリレーを実施して得られるメリット・効果
ここからは、お絵描きリレーのメリットや効果について紹介します。
ノンバーバルコミュニケーションを体験できる
ノンバーバルコミュニケーションとは、言葉を使わないコミュニケーション手法を全般的に指します。絵やジェスチャーなどが一般的なノンバーバルコミュニケーションとして挙げられます。
お絵描きリレーには言葉を使わずに汲み取ったり伝えたりするという制限があるため、ノンバーバルコミュニケーションを体験することができます。コミュニケーションに言葉を使えなくなることで、視覚的な情報に基づいて解釈する力が鍛えられます。
ノンバーバルコミュニケーションをジェスチャーを活用した「ジェスチャーゲーム」については、以下の記事で詳しく紹介しています。
ジェスチャーゲームのお題410選!やり方を含めて種類別に紹介
チームワークの強化につながる
お絵描きリレーでは、前任者が失敗してしまっても次やその次の担当者が挽回できるチャンスがあります。また、他者に歩み寄って想像して汲み取る必要があるため、自然と助け合う関係が生じ、チームワークの強化につながります。
チームを強化させるには、助け合いと同時に、共通目標を達成することも重要です。お絵描きリレーでは、「正解する」という共通目標に対して協力して取り組めるため、チームワークを強化することが高いといえます。
観察力や発想力などの向上につながる
お絵描きリレーでは、前任者が何を描こうとしたのかを汲み取る力や、どのようにして絵で表現すれば正しく伝わるかなどを考えて取り組むことが求められるため、柔軟な思考力を養うことができます。また、ノンバーベルコミュニケーションで正しく伝えるためには、論理的思考力(ロジカルシンキング)も必須となります。論理的思考力は伝える力と聞く力に分かれ、ロジカルシンキング研修での学びとしてお絵描きリレーを活用することも適しています。
お絵描きリレーのやり方・用意する物
お絵描きリレーは、1名の解答者と絵を描く人たちに分かれて行います。絵を描く人は2~4人程度が適正なため、1チームあたりの人数は3~5人程度にするとよいでしょう。
まず、最初に絵を描く人にお題を伝えます。絵を描くことができる時間は1人あたり10秒で、すべてのチームが並行して行う形とするのがおすすめです。解答者のシンキングタイムは20秒程度となります。正解できなかった場合は、次の担当者が絵を描き進めていきます。書き足す形が基本となりますが、新たに書き始めても問題ありません。前任者が描いた絵を見て、何について描いたのかを考える必要があり、全員に論理的思考力や想像力が求められます。
1人目で正解できた場合を最高得点として、2人目、3人目と10点ずつマイナスされていきます。チーム対抗形式の場合は、最も多くの得点を獲得できたチームの勝ちとなります。全員が解答者や絵を描く最初の順番を担えるようにするために、チームの人数の倍数にあたるお題の数で実施するのがおすすめです。
お絵描きリレーのルール
- ファシリテーターが最初の人にお題を伝える
- 参加者は言葉を発してはいけない
- 1人目が10秒以内に絵を描く
- 解答者は20秒以内に解答する
- 2人目の担当者は前任者の絵を見て何について描かれた絵なのかを想像する
- 正解できなかった場合は0点となる
お絵描きリレーを実施する際の流れ
- ファシリテーターか最初の担当者にお題を伝える
- 10秒以内に絵を描く
- 解答者が20秒以内に解答する
- 正解できれば終了となる
- 正解できなければ次の担当者が絵を書き足す
- 正解できなかった場合は0点となる
- 全チームが終了したら次のお題に進む
- 最終的に最も多くの得点を獲得したチームの勝ちとなる
お絵描きリレーを行う際に用意する物
- お題が書かれた紙
- ホワイトボード
- ホワイトボード用のマーカー
- タイマー
お絵描きリレーを行う際のポイント・注意点
以下では、お絵描きリレーのポイントや注意点について紹介します。
解答者や順番をお題ごとに入れ替える
お絵描きリレーでは、解答者に責任が集中することが懸念されます。全員が解答者を担えるようにして、責任を分散させることが大切です。また、正解する体験ができることもお絵描きリレーの醍醐味の1つとなります。正解するチャンスが平等に得られるようにすることで、参加者の主体性を高めることができます。
さらに、お絵描きリレーを行う際には、絵を描く順番を入れ替えることも大切です。特に最初に絵を描く人は責任重大となるため、全員が平等に担当できるように配慮しましょう。
言葉を発しないように促す
お絵描きリレーはノンバーバルコミュニケーションだけで行う必要があるため、参加者は言葉を発することができません。絵を描きながら言葉を発することがないように、事前に留意点を周知しておきましょう。お絵描きリレーでは、解答者が例外的に言葉を発することができます。解答権は担当者1人あたり1回までとなるので、複数の解答をしないように注意しましょう。
絵が苦手な人も楽しめるように褒める
お絵描きリレーでは、絵を通じて伝える必要があるため、絵を描くことが苦手な人は不利になってしまいます。絵を描くことに対して苦手意識がある参加者がある場合には、楽しく取り組むことができない可能性があります。絵の良いところを探し、ファシリテーターが積極的に褒めて、全員が楽しく取り組めるように促すことが大切です。
参加者に合わせてお題の難易度を調整する
お絵描きリレーの難易度を調整するには、お題を工夫することが求められます。たとえば、大人が対象となる場合には、犬や猫のようにシンプルなお題ではなく、「お散歩に行きたい犬」のように複数の情報を含めたお題にしたり、「プレーリードッグ」のように簡単には書くことができないお題にしたりする必要があります。ただし、難易度が高すぎると正解することができず、楽しく取り組めなくなる可能性があります。じっくり考えれば問題なく正解できるくらいの難易度に調整しましょう。
お絵描きリレーを研修で活用する効果・方法
お絵描きリレーはノンバーバルコミュニケーションの要素があるためコミュニケーション促進を目的としたアイスブレイクに適しています。ユニークな絵を通じて盛り上がったり笑いが起こったりするため、研修受講者の緊張をほぐすことができます。
また、お絵描きリレーを行う際に求められる「伝える力」については、コミュニケーションスキルにあたります。そのため、コミュニケーション研修の理解を深めるための体験型ゲームにも適しています。コミュニケーションスキルを高めるには、伝える力と聞く力の両方が求められます。お絵描きリレーを通じて、その両方のスキルを学んだり鍛えたりすることができます。
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まとめ
お絵描きリレーは、リレー形式で絵を描き、解答者が正解することを目指すコミュニケーションゲームです。発想力や想像力、論理的思考力、コミュニケーションスキルなどが求められ、新入社員や若手社員を対象としたビジネススキル研修に適しています。
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