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内定者研修のチームビルディングゲーム15選

内定者研修は、多くの内定者にとって、最初に同期入社の同僚と顔を合わせる機会。同期入社の同僚とは、入社後も切磋琢磨し、お互い高め合ったり助け合ったりする関係になることも多いため、内定者研修でチームビルディングに繋がる体験をしておきたいところです。

本記事では、内定者研修のおすすめのチームビルディングができるゲームを15種類紹介します。また、チームビルディングの概要、メリットや注意点についてもお伝えします。

 

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チームビルディングとは

Business image (architect, architectural model, meeting) image.

チームビルディングとは、目標に向かって各々が能力を発揮できるチームをつくるための取り組みです

チームの人間関係がうまくいっていなかったり、適切にコミュニケーションを取れていなかったりすると、目標達成に向かっていく際の効率が悪くなっていきます。

いいチームは、メンバー同士の仲がいいだけでなく、報告・連絡・相談などのコミュニケーションが適切にとれていたり、各々の能力を発揮するために役割分担をしたりして目標に向かって最短距離で進めます。そうなるためには、チームメンバー全員が目標を共有し、それに向かって何をすべきかを理解し、協力し合うことが重要です。

チームビルディングは、そうしたチームづくりに役立ちます。

内定者研修でチームビルディングになるゲームを行うメリット

portrait of asian business group standing

内定者研修にゲームを取り入れることで、チームビルディングがしやすくなります。ここからは、チームビルディングができるゲームを内定者研修で行うメリットを紹介します。

個人のスキルアップになる

組織力の向上のためのチームビルディングは、個人のスキルアップにもなります

チームビルディングによって内定者がコミュニケーションを適切にとれるようになると、同僚から学んだり、互いに刺激し合って意欲的にスキルアップを目指して仕事に取り組むようになったりするため、スキルアップに繋がりやすくなります。

目標達成や課題解決までにかかる時間が短くなる

チームビルディングを行うことで、コミュニケーションがとりやすくなります。適切にコミュニケーションがとれる関係性ができると、最大効率に近い状態で目標に向かいやすくなります。また、課題解決のためにチームメンバーで経験を共有し、早期解決に繋がる可能性も高まるでしょう。

もちろん、組織の目標達成までの過程では、取引先や顧客などの外的要因も影響します。また、個人の知識やスキル、能力によって目標が達成できることもあります。しかし、組織力が高ければ、どのような場面でも個人ではなく組織として取り組めるため、安定的に成果を上げやすくなります。

また、短期的な目標達成までの時間が短くなることで個人の負担が減り、満足度の向上に影響することも考えられます。内定者研修をきっかけに組織への意識が高まれば、成果だけでなく、業務効率がよくなることが期待できるのです。

チームメンバーのモチベーションが向上する

チームビルディングを行って一体感が生まれると、自分のためだけではなく組織全体のことを考えて仕事をするようになり、個人のモチベーションが向上しやすくなります

モチベーションの向上には、「仕事に対してやりがいを感じられるかどうか」が大きく影響します。他者のために仕事ができるようになることで、やりがいは自分だけのものではなくなり、組織のために働く気持ちが強くなることもあるでしょう。このように、内定者全員のモチベーションの向上に役立つことが期待できます。

離職率が下がる可能性がある

離職の原因の上位には、「人間関係」が挙がることが少なくありません。苦手な人がいたり、孤立していると感じたりすると、出勤したくなくなることがあります。そうした気持ちからやりがいも失い、「他の仕事がしたい」「もっと環境のよい企業で働きたい」などと考えるようになることも。

チームビルディングを行うことでチームメンバーの人間関係がよくなると、そうした不安をなくせることが期待できます。企業や同僚に対してネガティブな感情を持つことがなくなれば、働くことに対しても前向きになり、「その環境から離れたくない」と感じることもあるでしょう。

チームビルディングを行うことで、内定者入社後の離職率が下がることが期待できるのです。

風通しのよい風土になる

新卒の内定者は企業の生え抜き人材になるため、組織風土をつくる中心的な役割を担うことがあります。また、中途採用の内定者は他社で経験を積んではいますが、即戦力採用で重要な業務を行うこともあり、組織の風土に大きく影響する可能性もあります。

チームビルディングを行って同僚との関係性がよくなり、組織全体を大切にする文化形成に繋がると、組織として風通しのよい風土になっていくことが期待できます。内定者研修は、これから企業で働く内定者がスタート前に同期の同僚や企業と接する貴重な機会です。

チームビルディングを行えば、早期に企業に溶け込んで活躍できる人材の下地づくりに役立つでしょう。

チームビルディングができるゲームを選ぶ際の注意点

Business concepts, point

内定者研修に適しているゲームはさまざまですが、チームビルディングに繋がるものとなると限定されます。ここからは、チームビルディング向けゲームを選ぶ際の注意点をお伝えします。

グループワーク形式で行えるものを選ぶ

チームビルディングに繋がるようにするには、グループで協力して目的に向かって進んでいくゲームを選ぶことがポイントです。チームビルディングの目的は、チームで協力して同じ方向に効率よく進む組織をつくること。そのため、一連の流れをゲームで経験し、業務に活用できるようにすることが重要なのです。

グループワークでは、グループに分かれて、共同作業やグループディスカッション、ゲームなどを行います。コミュニケーションスキル、リーダーシップ、論理的思考力などのスキルの高い人材を見つけられたり、参加者同士のコミュニケーションの円滑化などに役立ったりするため、内定者研修や新入社員研修、若手社員研修などの若い社員や社員候補者向けの研修に取り入れることが有効です。

グループワークで行うゲームとしては、グループでプレゼンテーションを行うものや、グループで協力して共同作業を行うものなどがあります。問題解決や論理的に考える要素をゲームに盛り込むことで、仕事に活用可能なスキルが身につくことが期待できるため、ゲームを選ぶ際には考慮するようにしましょう。

内定者が未体験のゲームを選ぶ

内定者がすでにやったことがあるゲームを行うと、真新しさがなく「仕事としてゲームを行う」という意識を持てない場合があります。チームビルディングに繋げるには、内定者が体験したことのないゲームを行い、答えがわからない状況の中で、論理的に考えて目標に向かえるかどうかが重要です。

そのためには、内定者が未経験のゲームを選ぶようにしましょう。

企業や業務内容に関わるゲームを選ぶ

ゲームで論理的に考えたり問題解決を行ったりする際、企業の経営理念や行動指針、実際の業務内容などとの関連性があると、内定者が入社後に仕事をするときにイメージしやすくなります。とくに内定者は、入社前で企業に対する理解度が低く、社会人経験も少ないことがほとんど。わかりやすく仕事に結びつけることで、入社後に役立ちやすくなるでしょう。

また、企業や業務内容と関係するゲームを行うことで、仕事上の人間関係の構築やコミュニケーションの練習にもなるため、チームビルディングに繋がります。

ゲームを選ぶ際には、企業や内定者が行う業務内容と関係する要素を含めることも重要です。

オンラインの内定者研修におすすめのゲーム10選

ここでは、オンラインで実施する内定者研修におすすめのゲームを10種類紹介します。

1.リモ謎

リモ謎」は、グループで協力し、オンラインで謎解き・脱出を目指すことによってチームビルディングに繋がるゲームです。

オリジナルストーリーに沿って出題される謎を解き、最後まで正解できれば脱出となります。出題される謎は同時に複数出題される場合もあり、グループ内で適切にコミュニケーションを取って役割分担をしながら進めていくことが求められます。

グループ分けをした後に、グループ内で率先してリーダーシップを取る人、全体を見て適切な助言をする人、謎解きが得意な人などがそれぞれ役割を担うことで、グループとして目標に向かって行動することを学べます。

謎解きの難易度は調整可能ですが、基本的にはやや難しく設定されているため、大人が本気で取り組んでも正解にたどりつけない場合もあります。その際には、一つの謎に対してグループ全体で協力し、想像力を働かせてアイディアを出し合い、答えにたどりつくことを目指します。こうしたスキルは企業で働く際にも役立ち、業務に活用できるスキルの一つになることが期待できます。

謎解きはテレビ番組やYouTubeなどの動画媒体でも取り扱われることが多く、関心が高い人も少なくないでしょう。謎解き制作の専門家が作成した謎を解くことで、謎解きのおもしろさを知ることができ、グループで協力することの大切さも学べます。

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やり方

  1. オンラインのビデオチャットツールを用意する
  2. チームで協力をしながら物語にそった謎を時間制限内に解く
  3. 危機的状況からの脱出を目指す

2.コンセンサスゲーム

コンセンサスゲーム」は、優先順位の高いものから順に並べることをグループ内で議論するゲームです。

ポイントは、個人で考えた場合よりも、グループで議論して導いた回答のほうが正解に近づく可能性が高いこと。これによってグループで協力することの大切さを実感できるだけでなく、コミュニケーションを取ることでチームビルディングにも繋がります。

やり方はシンプルで、ある状況を想定し、そこで持ち運ぶものの優先順位を考えます。たとえば、海外の知らない土地に一人でいる状況を想定するならば、そこで必要と思うものに順位づけをします。スマホや地図、食料など、必要なものは少し考えただけでも思いつくと思いますが、どちらのほうがより重要度が高いのかを考えることはかんたんではありません。しかし、一人で考えていては間違ってしまうことも、グループで知恵を出し合って検討すれば、正解に近づける可能性が高まります。

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やり方

  1. 予期せぬ問題が発生する
  2. 対処法をまずは個人で考える
  3. 次にチームで対処法を考える
  4. 専門家の結論と比べ、自分のチームの対処法の妥当性を確認する

3.おうち防災運動会

おうち防災運動会」は、防災知識を得ながら自宅で運動会をモチーフにした種目に取り組めるゲームです。

災害が起こった際、場合によっては復興に数ヵ月から数年ほど時間がかかることがあります。また、災害が起こった瞬間や直後は、自分や家族、同僚などの身を守る行動をとらなければなりません。いざというときに適切に対応できるようにするには、防災知識を身につけておくことが大切です。

おうち防災運動会であれば、自宅で家族も一緒に楽しく防災について学べます。

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やり方

  1. 入場時間
  2. オープニング・ルール説明
  3. 1種目
  4. 2種目
  5. 3種目
  6. 4種目
  7. エンディング・振り返り

4.企業経営ゲーム

企業経営ゲームは、経営方針の検討や市場分析、企業運営などをどのように行えば企業が利益を増やして経営状態をよくしていけるのか、グループで考えながら企業経営を疑似体験するゲームです。

企業を経営するためには何が必要なのか、どのように運営していけばよいのかを考えます。グループを複数つくれる場合には、最後にプレゼンテーションを行ってもいいでしょう。

企業経営ゲームを行うことで、内定者が企業の経営に目を向けるようになることが期待できます。企業で仕事をしていると、目の前の業務には意識が向いても、企業の経営のことまでは考えが至らないことがほとんどでしょう。自分自身の行動一つで企業にどのように影響を与えるのかを考え、会社に貢献するという視点を内定者が持てるようになれば、成果向上に繋がる可能性が期待できます。

また、企業経営ゲームが終わった後に、企業理念や行動指針などについて話をすれば、その理解度が上がることもあるでしょう。企業の経営について考える機会を内定者に与えると同時に、自社の経営状態や方針などについても伝えることが重要です。

やり方

  1. いくつかのグループを作る
  2. 作ったチームごとに、企業として戦略を立てる
  3. 出来るだけ多くの利益を上げられるように「経営」する

5.おうちにあるものしりとり

「おうちにあるものしりとり」は、家にあるものでしりとりをするゲームです。

内定者同士でグループを組む場合、まだ関係性ができておらず、相手のことをよく知らないということも。家にある私物でしりとりをすることでその人のパーソナルな部分が見え、共感や親近感を持ったり、会話のきっかけになったりするため、チームビルディングに繋がります。

やり方

  1. オンライン会議ツールを用意する
  2. 家にあるものをカメラに映し、しりとりする

6.ジェスチャーゲーム

ジェスチャーゲームは、身振り手振りで何を表現しているのかを当てるゲームです。

オンラインで実施する場合には、ミュートにして声が聞こえないようにしたり、ビデオをオフにして声だけでどんなジェスチャーをしているのかを伝えたりするやり方もいいでしょう。

やり方

  1. お題を決める
  2. 言葉は使わず、ジェスチャーのみでヒントを出す
  3. お題を当てる

オンラインでジェスチャーゲームを行う際の詳しいやり方については以下の動画で紹介しています。

7.みんなとの約束ゲーム

内定者同士は、同期になります。同期の全員と、入社後にどうなりたいか、3年後までに何をするのかなど、将来的な目標を宣言し合って共有するゲームです。

会社全体、同じ部署の社員などは、規模は違えど一つのチーム。そういう意味では、内定者同士も一つのチームだといえるでしょう。内定者同士の関係を構築し、切磋琢磨をしていくきっかけの一つになります。

8.面接ゲーム

面接ゲームは、人事担当者を疑似体験するゲームです。

人事担当者を疑似体験することによって、会社がどういう人材を求めているのかを知るきっかけとなります。また、それとともに、採用して同僚になる人を選ぶ感覚を知ることで仲間意識が生まれ、チームビルディングに繋がることが期待できます。

やり方

  1. 人事担当者として入社希望者にどのような質問をするのかを考える
  2. どういう人を採用すべきかについて検討

9.ビジネスマナーゲーム

ビジネスマナーゲームは、ビジネスマナーに関する問題を出し合い、何が正解かを話し合うゲームです。

ビジネスマナーはビジネスパーソンに必須の知識であり、若い世代の内定者は押さえておきたいものなので、内定者研修に適しているといえます。

10.ビジトレ

ビジトレ

ビジトレは、入社5年目以内の方に向けた、オンラインチームビルディング型の研修です。ゲーム性が高く、楽しみながら研修できることが特徴です。また、身につけたい能力に応じた、様々なプログラムがあります。例えば「ナニコレサーチバトル」では、依頼されたことを検索することで主体性、検索力を身につけることができます。

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対面(集合研修)の内定者研修におすすめゲーム5選

ここからは、オフラインで実施する内定者研修におすすめのゲームを5種類紹介します。

11.チャンバラ合戦

チャンバラ合戦」は、相手の命とされるボールをスポンジの刀で落とし合うアクティビティです。

やり方

  1. 参加者の肩に命(ボール)を付ける
  2. スポンジの刀を使って相手の命を切り落とす
  3. 最終的に生き残った人数をチームで競い合う

軍議をして作戦を立て、チームで協力して勝利を目指します。戦国時代をモチーフにした城や障害物を巧みに利用し、また陣形を考えて戦略的に進めることが重要なポイント。戦を通してPDCAを回すことを学べるだけなく、チームで協力して勝利を目指すためチームビルディングに繋がります。

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12.謎解き脱出ゲーム

謎解き脱出ゲーム」は、謎解きをしながら脱出を目指すゲームです。

やり方

  1. 制限時間や閉じた空間の中で与えられた謎を解く
  2. 全ての謎が解けたらゲームクリア

ストーリー性のある謎解きを行うことで、過去の問題を振り返ったり、いくつかの謎を組み合わせたりするため、知識だけでなく想像力も求められます。若い世代からの人気も高く、内定者研修におすすめのゲームの一つです。

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マシュマロチャレンジ

マシュマロチャレンジは、パスタの乾麺をひもで結び、できるだけ高い位置にマシュマロを置くことを目指すゲームです。

グループで議論しながら最適な方法を模索する必要があり、共通の目標に向かっていくためチームビルディングに繋がります。シンプルなゲームですが公式ルールがあり、難易度も高く、大人向けのゲームの一つです。

やり方

  1. チームごとにパスタ、紐、テープ、ハサミを配布する
  2. 制限時間内に出来るだけ高いタワーを作る

マシュマロチャレンジのやり方は以下の動画で詳しく紹介しています。

ビジネスチャレンジ

ビジネスマナーチャレンジは、対面形式でビジネスシーンを想定し、最初から最後まで正しいビジネスマナーを守って行動できるかどうかに挑戦するゲームです。間違いがあればその場で指摘できるため、内定者にビジネスマナーの知識が定着しやすくなることが特徴です。

ボードゲーム

ボードゲームは、とくにヨーロッパで盛んで、西ヨーロッパを中心に多数のゲームが販売されています。

海外のボードゲームであれば内定者が未経験であるものも多いでしょう。さまざまなことを考える過程で論理的思考力が向上し、グループで協力が必要なものを選べば、チームビルディングにも繋がることが期待できます。

 

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  • コミュニケーション研修(謎解き脱出ゲーム)
  • ロジカルシンキング研修(リアル探偵チームビルディング)
  • クリティカルシンキング研修(混乱する捜査会議からの脱出)
  • PDCA研修(ロケットPDCAチャレンジ)
  • 合意形成・アサーティブコミュニケーション研修(コンセンサスゲーム)

まとめ

この記事では、内定者研修におすすめのチームビルディングに繋がるゲームを紹介しました。

企業ではチームで行動することも多く、成果を上げることが求められます。チームビルディングに繋がるゲームを活用し、効率よく目標に向かっていけるチームをつくるために、内定者研修で実施してみてはいかがでしょうか。

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コンテンツ制作ディレクター/IKUSA編集部ディレクター。「気持ちよく前向きに仕事ができる環境づくり」を意識し、細かな調整をすることを大切にしている。人間関係を良好な状態に保つため、アイスブレイクやチームビルディングになる交流会の企画や幹事も積極的に行う。

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