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仕事で必要な「社会人基礎力」とは?診断方法やおすすめのサービス5選をご紹介します!

目次
「社会人基礎力とは何か?」「おすすめの社会人基礎力診断サービスを知りたい!」など、社会人基礎力に関する疑問や不安を持っている方も多いのではないでしょうか。社会人基礎力とは、働く上で備えておきたい能力のこと。本記事では、いまさら聞けない社会人基礎力について詳しく解説していきます。社会人基礎力の診断方法やおすすめのサービスについてもご紹介しますので、ぜひお役立てください。
そもそも、「社会人基礎力」とは?
社会人基礎力は、業種や職種に関係なく、仕事を行う上で必要となる能力のことです。2006年に経済産業省が提唱したもので、3つの要素と12の能力要素から構成されています。
社会人基礎力の3つの能力とは?
社会人基礎力における3つの能力は、以下のとおりです。
- 前に踏み出す力
- 考え抜く力
- チームで働く力
前に踏み出す力には、「主体性」「働きかけ力」「実行力」の3つの要素が必要です。具体的には、積極的な行動や粘り強く取り組むことを指しています。
考え抜く力で重要な3つの要素は、「課題発見力」「創造力」「計画力」。社会人としてあらゆることに疑問を持ち、問題を解決に導くための思考力が求められます。
チームで働く力には、「発信力」「傾聴力」「柔軟性」「情況把握力」「規律性」「ストレスマネジメント力」の6つの要素が必要です。仕事では他者と接する機会が多いため、コミュニケーションや協調性が欠かせません。
社会人基礎力の12の能力要素
社会人基礎力における12の能力要素は、以下のとおりです。
- 主体性:ものごとに積極的に取り組む
- 働きかけ力:他者に働きかける
- 実行力:目的に向かって行動する
- 課題発見力:現状を分析し、課題を明確にする
- 計画力:課題解決の方法を考え、準備する
- 創造力:新たな解決方法を考える
- 発信力:わかりやすく伝える
- 傾聴力:他者の意見に耳を傾ける
- 柔軟性:さまざまな意見や立場を理解する
- 状況把握力:自身と他者との関係性を理解する
- 規律性:ルールや約束を守る
- ストレスマネジメント力:ストレスに対応する
上記のとおり、一口に社会人基礎力といっても、意味する内容は細分化されます。能力に関しては個人差があり、一人ひとり向上させていく能力が異なるため注意しましょう。
社員に社会人基礎力をチェックさせる理由とは?
社員に社会人基礎力をチェックさせる理由は、個々の能力を最大限に発揮してもらうためです。移り変わりの激しい現代社会においては、仕事で必要となる知識や技術を学び続け、常に自身をアップデートしていかなければなりません。
専門的な知識や技術がある方や、豊富な経験を積んでいる方は、社会人基礎力があるからこそ、力を発揮できます。業務内容や立場、経験年数の差が能力に大きく影響することもあるため、年齢やポジションに即した能力を身につけるべきなのです。
特に若手社員には、自身の能力を把握してもらうためにも、積極的に社会人基礎力のチェックを推奨しましょう。
社会人基礎力に新たに追加された3つのポイント
2018年、人生100年時代に対応するため、3つの要素と12の能力要素に加え、社会人基礎力に3つのポイントが追加されました。新たに追加された3つのポイントは、以下のとおりです。
- 学び:何を学ぶか
- 統合:どのように学ぶか
- 目的:どう活躍するか
「学び」は、自身のスキルや経験を発揮し続けるために重要となるポイントです。自身で学ぶことを考え、行動する力を持ち続けることを指しています。
「統合」とは、自身と他人の能力や経験をミックスさせる取り組みのこと。目的を達成するために、チームワークを求められる場面も少なくありません。
「目的」は、最終的なゴールではなく、達成するために行動することです。活躍できる場は、行動しなければ得られませんので、積極的な姿勢が求められます。
社会人基礎力の診断方法
社会人基礎力の診断は、専門業者に依頼するのがベストですが、各業者で内容や料金が異なるため、事前に詳細を確認しておきましょう。可能であれば、複数の業者に相見積もりを依頼しておくと安心です。
社会人基礎力の診断は、紙だけではなく、Webでも受けられます。受講者の人数やスケジュール状況を鑑み、どちらを受けるのか決めましょう。
そのほかの診断方法としては、インターネットで無料版を探す方法があります。無料版は有料版に比べて内容が簡易的になっていますので、厳密な診断を受けたい場合には有料版を活用しましょう。
社会人基礎力を診断する際のチェックリスト例
社会人基礎力を診断する際には、評価項目ごとにチェックを行いましょう。たとえば、前に踏み出す力の「主体性」を評価する場合、以下のような点を問われることがあります。
- 自ら考えて行動できるようになったか?
- 諦めずに取り組めているか?
- 率先して行動できているか?
回答者は、全ての評価項目ごとに、シートに自己評価ランク(5段階から選択)と自己コメントを記入。その後、講師からの評価ランクとコメントが記入されて、回答者の元に返ってくるケースが一般的です。
おすすめの社会人基礎力診断サービス5選
ここからは、おすすめの社会人基礎力診断サービス5選をご紹介します。それぞれの特徴やメリットについて解説していきますので、サービス選びの際の参考にしてみてください。
社会人基礎力診断(Web-ST)
「社会人基礎力診断(Web-ST)」は、日本経営協会が独自で開発したものです。このサービスには、「自己診断版」と「過去結果比較版」があり、自身の「強み」や「弱み」を把握できます。受講者は、診断結果を自己開発やキャリア形成に活かせるでしょう。
パソコンやスマートフォンで受けられるのはもちろんのこと、紙版の「社会人基礎力自己診断NOMA-STⅠ」もありますので、自社の状況に応じて、どちらで受講するのか判断してください。
【WEB診断】VUCA時代を生き抜く 社会人基礎力診断
「【WEB診断】VUCA時代を生き抜く 社会人基礎力診断」は、就職支援のノウハウや実績を持つ日経HRが開発したもので、社会人基礎力育成に豊富な知見を持つ一般社団法人社会人基礎力協議会が監修しています。このサービスでは、3つの能力と12の能力要素に加えて、社会人基礎力の発揮度もわかりますので、受講者は自身の能力を活かせるのか把握できるでしょう。
社会人基礎力診断(マイナビ研修サービス)
「社会人基礎力診断(マイナビ研修サービス)」は、結果を活用しやすく、信頼性の高いサービスです。3つの特徴として、「一般基準と比較」「改善への行動が理解できる」「専門家との開発」があり、受講者は診断結果を全国平均と比較できるため、自分のレベルが把握できます。
また、改善に向けた報告書を設計できる点も魅力的です。東京大学の助教授が監修し、事前調査の統計的解析から作成していますので、診断内容も折り紙つき。申し込みからレポートの納品まで約1.5か月(目安)かかりますので、担当者の方は早めに問い合わせを行いましょう。
社会人基礎力診断 business™
「社会人基礎力診断business™」は、「内定者」「新入社員」「若手社員」向けのサービスで、約30分で実施でき、客観的かつ総合的な診断を受けられます。また、全国平均と比較できるため、自分のレベルを知ることが可能です。
受講者は、診断結果をパソコンの画面で素早く確認できるため、各分野の状況を把握しやすい仕様となっています。診断結果後には、個人の傾向や成長へのアドバイスが表示されますので、今後の行動指標としても活用できるでしょう。
スキルアナリスト
「スキルアナリスト」は、自動でビジネススキルを採点できるツールです。社会人基礎力の3つの能力と12の能力要素を診断でき、診断結果は円グラフで表示されるため、非常にわかりやすいです。この診断のメリットは、潜在能力や自身の適性を客観的に確認できる点。さらに、分析担当者からアドバイスがもらえて、今後の行動に活かすことが可能です。その後、面接を行うことで効果的な行動に移しやすくなりますので。担当者と社員が面接を行う場合は、社会人基礎力診断の結果を参考にしながら具体的な計画を立てることをおすすめします。
まとめ
企業の人事担当者は、社員が社会人基礎力を受けられるよう、積極的に準備を進めていきましょう。社会人基礎力を診断すれば、年齢に関係なく、自身に必要な能力を知ることが可能です。社員が社会人基礎力診断を受けることで、良い仕事環境を構築できますので、一人でも多くの社員が社会人基礎力診断を受けて、さまざまな能力を向上できるようにしましょう。
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