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新人研修で社員のモチベーションを高めるグループワーク10選
目次
新人研修は、新人が入社したばかりの時期に行う場合が多く、仕事に対するモチベーションを上げることで、その後の成果向上に影響する可能性があります。グループワークを活用し、アイスブレイクやチームビルディングも取り入れて新人のモチベーションアップにつなげましょう。
本記事では、新人研修で社員のモチベーションを高めるグループワーク10選、メリット、ポイントについて紹介します。
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新人研修で社員のモチベーションを高めるメリット
新人研修で社員のモチベーションを上げる主なメリットは以下の3つです。
- 知識やスキルの定着率の向上
- 新人同士で切磋琢磨できる関係構築
- 離職率の低下
新人研修の時点では、新人は入社して間もない場合が多く、仕事に慣れておらず、同僚との人間関係もまだ構築できていないケースが多いでしょう。企業に馴染みきっていない時期には、きちんと教育し、企業理念や経営方針などの企業に関する理解を深めたり、従業員満足度を上げたりすることが重要です。
新人研修で社員のモチベーションを上げるメリットについて、くわしく紹介します。
研修で学んだ知識やスキルの定着率が上がる
モチベーションが高いと、集中力が上がり学んだことを吸収しようとする意欲が高まるため、知識やスキルの定着率が上がります。
新人の時期であっても、研修に対して後ろ向きの気持ちで参加する人がいるかもしれません。新人研修にグループワークを取り入れ、新人のモチベーションを上げることで、そのような気持ちでいる人も前向きになれる可能性があります。
新人同士で切磋琢磨できるようになる
新人研修でグループワークを実施し、コミュニケーションを取ることで関係構築に役立ちます。さらにモチベーションを上げることで、知識を身につけスキルを向上するために切磋琢磨するかもしれません。入社時期が近しい新人同士は、互いに意識し合うことがあり、切磋琢磨できる関係になる可能性があります。
新人同士でコミュニケーションを取ることが少ない場合でも、新人研修を行うことで交流が生まれ、よい関係を築くことが期待できます。
離職率が低下する
新人研修でモチベーションが上がると、働くことに対してより前向きになり、離職率が低下する場合があります。仕事に対してやりがいを持てなくなると、転職や退職の危険性が上がるものです。
新人の時期にモチベーションが著しく低いことはあまり多くありませんが、時間の経過とともに低下していくことがあります。新人の時期にモチベーションが下がってしまうと、その後の仕事に対する前向きさにも影響するため、離職率が低下する可能性があります。
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新人研修で社員のモチベーションを高めるポイント
新人研修でモチベーションをアップする主なポイントは、以下の3つです。
- グループワークを実施する
- 自主的に行動させる
- 仕事に関係する研修内容にする
以下で詳しく紹介します。
グループワークを活用する
グループワークは、共同作業、プレゼンテーション、ゲームなどをグループで行うことです。
新人は企業の中での立ち位置をまだ見つけられていないことが多く、人間関係に対して不安を感じていることがあります。人間関係は社員の離職にも影響するポイントの一つです。グループワークを活用して新人同士のコミュニケーションを活性化し、自分と近しい状況にある同僚との関係を築くことで、モチベーションが上がりやすくなります。
自主的に行動するように促す
モチベーションが高い状態であれば自主的に行動しやすくなりますが、その逆も同様です。自主的に行動することを促すと、自分で考え、他者とコミュニケーションを取る必要があるため、前向きさが出て結果的にモチベーションが上がりやすくなります。
新人が自主的に行動するように促す方法は、企業側が呼びかけることも重要ですが、論理的思考力や想像力、コミュニケーションスキルなどが求められるグループワークを実施することが挙げられます。
企業側が呼びかけを行ったとしても、素直に行動してくれる人ばかりではありません。モチベーションを上げるためには、新人に対して言葉で伝えるよりも、必然的に自主的に行動できるグループワークを選ぶことが有効です。
研修内容を仕事に結びつける
研修を行うことに対して、「本当に意味があるのか」と疑念を抱く新人がいる場合があります。新人の時期の抱きやすい不安には実際の業務に関するものも多いです。研修内容を仕事に結びつけ、知識やスキルを得ることで業務に役立てば、よりモチベーションを高く持てる場合があります。
新人が不安を持ちやすいポイントは、人間関係と仕事内容です。仕事をしていく上でのメリットを感じられれば研修に意義を見出し、モチベーションが上がる可能性があります。新人研修で新人の不安を解消し、メリットを感じられるように配慮することが重要です。
新人研修で社員のモチベーションを高めるグループワーク10選
モチベーションを上げるには、新人同士でコミュニケーションが取れ、論理的に考えられるグループワークを研修に取り入れることが有効です。
以下では、モチベーションアップに適しているグループワークを10種類紹介します。
リモ謎・リモ研
リモ謎は、オンラインで実施可能な謎解きをして脱出を目指す新感覚コンテンツです。独自に開発したシステムによりWeb会議ツールを利用すれば、インターネット環境さえあればどこからでも参加できるため、リモートで研修を行う際にも実施できます。オリジナルのストーリーに沿って、グループで協力しながら謎解きを行います。
やり方
- オンラインのビデオチャットツールを用意する
- チームで協力をしながら物語にそった謎を時間制限内に解く
- 危機的状況からの脱出を目指す
リモ謎を行う際には、自然と各自が役割を担います。リーダーシップを取る人、全体を見て周囲をフォローする人、謎解きが得意で力を発揮する人など、さまざまです。組織の中では、業務分担だけでなく、各自が役割を担う面があります。新人研修で行うことにより、コミュニケーションを取りながら各々が役割を理解することで、業務にも活用できます。
リモ研は、研修全体のプログラムです。
リモ謎を行うだけでなく、リモートワークやオンライン商談、トラブルシューティングなどの基礎知識を学べるため、オンラインで行う業務に関するスキルアップにもなります。
リモートワークやワーケーションなど、働く場所を自由に選択できる企業もあります。働き方改革推進の影響もあり、今後はさらに増える可能性もあります。新人研修にリモ研を活用することで、新人が今後働いていく上で重要な知識やスキルを得るきっかけになります。
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コンセンサスゲーム
コンセンサスゲームは、ある状況を想定し、グループで合意形成をする過程と要点を実際やりながら学べるゲームです。株式会社IKUSAでは、「ジャングル・サバイバル」と「帰宅困難サバイバル」という2つのストーリーをご用意しています。
やり方
- 予期せぬ問題が発生する
- 対処法をまずは個人で考える
- 次にチームで対処法を考える
- 専門家の結論と比べ、自分のチームの対処法の妥当性を確認する
まずは個人で優先順位を考え、その後にグループで議論して改めて順位付けをします。このゲームのポイントは、個人で考えた際よりも、グループで答えを出したほうがより正解に近づく可能性が高いことです。コンセンサスゲームを行うことで、グループで協力して知恵を出し合い、議論することの大切さを学べます。
ものの優先順位を考える際には、論理的思考力や想像力が求められます。また、グループで議論する際にはコミュニケーションスキルが必須になります。なぜそのものの優先順位が高いのか、要点をまとめて伝える必要があり、周囲の意見も参考にしながら答えを出すことに向かっていくためです。そのため、コンセンサスゲームを活用することで、ビジネスシーンで必要なコミュニケーションスキルの多くを学べます。
インセンティブゲーム
インセンティブゲームは、インセンティブを得るためにどうすべきかをグループで考えるゲームです。
やり方
- インセンティブが出る条件を各グループに伝える
- その目標を達成するためにどうすればよいかをグループ内で議論
企業がインセンティブをだすことは社員のモチベーションアップに影響します。ただ、インセンティブを得ることが目的になってしまうと、顧客満足を無視した営業活動をしてしまったり、他者の足を引っ張ったりしてしまう恐れがあります。インセンティブゲームを行う際には、インセンティブを得られるのは自分の力だけでなくチームの力であり、また顧客満足の結果であることを学び、感謝の気持ちを持てるように促すことが重要です。
福利厚生ゲーム
福利厚生ゲームは、ユニークな企業の福利厚生について考えるグループワークです。
やり方
- 従業員満足度を上げる福利厚生の案をグループで意見を出し合う
良い案が出た場合には、実際に企業の福利厚生に取り入れられる可能性もあり、結果的に新人のモチベーションアップにつながる場合があります。
3年計画ゲーム
3年計画ゲームは、自分自身が3年後にどうなっていたいのかを考えてグループ内で発表し合います。そして、他者の目標を聞いて自分の将来像を考えなおしたり、より高い目標を持てるようになったりするゲームです。3年、5年、10年後の目標を立てることで、新人社員のモチベーションアップにつながる可能性があります。また、他者の目標を知ることで、さらに上を目指せるようになる場合があります。
人材育成ゲーム
人材育成ゲームは、人材育成の方法についてグループで議論するゲームです。人材育成について考えることで、新人として育成される立場の自分がどのように行動すればよいのか、どういう人材になればよいのかを考えるきっかけになるとともに、役職者やリーダーとして管理する立場になったときに活用できます。
メンタル共有ゲーム
メンタル共有ゲームは、自分のメンタルをグループ内で共有しあうゲームです。どういうときに落ち込むのか、何が苦手なのかなどをグループのメンバーに伝えます。そうすることで、新人同士で弱みを見せあい、メンタルが落ち込んでいるときなどに互いに相談しあえる関係構築に役立ちます。
また、パーソナルな部分を見せることで共感を得られる場合もあります。
企業経営ゲーム
企業経営ゲームは、企業の経営を疑似体験するゲームです。どの業界でどのような事業を行うのか、どのように事業拡大をしていくのか、人材育成や人員調達はどうするのかなどをグループで議論します。企業の経営について考えることで、業務との向き合い方や、成果向上への取り組み方などに影響を与え、新人の成長につながる場合があります。
もしも○○だったらゲーム
もしも○○だったらゲームは、あるお題に対して、自分ならばどうするのかをグループ内で発表するゲームです。パーソナルな部分を見せることで関係構築につながったり、論理的思考力や想像力が向上したりする場合があります。お題は、もしも社長だったら、もしもリーダーになったらなど、企業経営や業務に関係するものがおすすめです。
自己診断ゲーム
自己診断ゲームは、グループで心理テストを行うゲームです。自己理解が深まるとともに、新人同士の理解度が高まり、関係構築につながるゲームです。心理テストはアイスブレイクになるため、緊張をほぐし、新人がリラックスして新人研修に取り組めるようになるための一助になります。
あそぶ社員研修(研修テーマ例・内容)
「あそぶ社員研修」は、アクティビティと専門講師による講義、ワーク、振り返り・解説を一体化させることで、座学・実践を通じて研修の内容を深く理解し、翌日から業務で活用する具体的な方法まで学べる研修プログラムです。
例えば、PDCA研修ではロケットの制作・打ち上げに関するシミュレーションを行うアクティビティ「ロケットPDCA」を実施し、短時間のうちにPDCAサイクルを回すことを体験することで、講義・ワーク・振り返りなどによる学びを最大化させます。
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■研修テーマ・アクティビティの例
- コミュニケーション研修(謎解き脱出ゲーム)
- ロジカルシンキング研修(リアル探偵チームビルディング)
- クリティカルシンキング研修(混乱する捜査会議からの脱出)
- PDCA研修(ロケットPDCAチャレンジ)
- 合意形成・アサーティブコミュニケーション研修(コンセンサスゲーム)
まとめ
新人研修で、モチベーションをアップさせるためにおすすめのグループワークを紹介しました。
グループワークを活用することで、新人のモチベーション向上に役立ちます。新人の時期には人間関係に不安を持っていたり、仕事を覚えるまでに時間がかかったりするため、コミュニケーションスキルが重要です。新人研修でグループワークを実施し、新人同士の関係構築やスキルアップを目指しましょう。
株式会社IKUSAでは、オンラインでも実施できるアイスブレイクやチームビルディングを多数提供しています。新人研修で新人同士がコミュニケーションを取り、関係構築やスキルアップをすることは業務効率や成果向上に影響します。興味をお持ちいただけた方は、ぜひお気軽に問い合わせください。
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目次
コンテンツ制作ディレクター/IKUSA編集部ディレクター。「気持ちよく前向きに仕事ができる環境づくり」を意識し、細かな調整をすることを大切にしている。人間関係を良好な状態に保つため、アイスブレイクやチームビルディングになる交流会の企画や幹事も積極的に行う。