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モチベーション向上に効果的なゲーム10選
目次
忙しい日々のなかで、従業員のモチベーションを維持するのは重要な課題です。そこでゲームを活用すれば、主体性やモチベーションを向上させることができます。
本記事では、モチベーションを向上させるメリット、主体性やモチベーションが高まるゲーム10選を紹介します。
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モチベーションを向上させるメリット
従業員のモチベーション向上は、生産性の向上や創意工夫の促進など業績アップに直結し、人材の定着にも効果を及ぼす可能性があります。ここでは、モチベーション向上による3つのメリットを解説します。
生産性が向上する
従業員のモチベーションを向上させることで、一人ひとりの生産性が向上し、結果として企業全体の業績アップにつながります。従業員が仕事に意欲的に取り組むようになることで、必然的に高い成果を得られる、ということです。
また、従業員同士のコミュニケーションも促進され、チームワークが醸成される可能性が高まります。社員同士で協力し合うように関係性が変化し、業務効率化にも結びつきますので、モチベーション向上によって、個人と組織、どちらの生産性も向上するといえるでしょう。
とはいえ、モチベーションは目に見えるものではありません。向上させようと努めても、なかなか成果を実感できないものです。しかし取り組みを続けていけば、いずれは時間当たりの生産性や売上額といった数字に反映されるようになります。モチベーション向上の施策は、根気強く続けていくことがポイントです。
新しいアイディアが生まれやすい
モチベーションが高まると、仕事において創意工夫が促され、新たなアイディアが生まれやすくなります。より良い仕事をしようと業務フローや戦略などの改善意欲が湧いてくるため、商品・サービスの品質向上やイノベーションの創出につながります。
一方でモチベーションが低いと、仕事が「単なる作業」になり、独創性や想像力を発揮しようとする意欲が湧いてきません。アイディアが出ないばかりか、ミスも多くなり、会社は衰退の一途を辿るでしょう。社会の変化が著しい昨今では、新たなことにどんどんチャレンジする姿勢が求められます。モチベーションを高め、従業員の自立を促し、意見が頻繁に飛び交う組織形成に取り組みましょう。
離職率が低下する
従業員のモチベーションが高い職場は、雰囲気も良くなるため、離職する社員が減少します。モチベーションは声のトーンや発言の内容、しぐさや表情にも影響を与えるもの。モチベーションがアップすると、従業員にポジティブな発言が増え、コミュニケーションが活性化します。さらに、気軽に相談や悩みを打ち明けられる文化が醸成され、社員同士の結束が強くなるでしょう。
退職理由には、「上司の仕事のやり方が気に入らなかった」「同僚とうまくいかなかった」など、人間関係に関わるものが多いものです。モチベーションの向上によって、社内で良好な人間関係が形成できるようになれば、離職率が低下する可能性は高まります。
モチベーションを向上させるゲーム10選
チームビルディングには、ゲームを取り入れるのが効果的です。ゲームであれば、参加者に任せておくだけで自然に盛り上がり、楽しみながら仕事に役立つスキルを身につけられます。ここでは、チームビルディングにおすすめのゲーム10選を紹介します。
1.リモ謎
「リモ謎」は、リモートワーク下でもチームビルディングができる多人数参加型の謎解き脱出ゲームです。チームごとに分かれ、ストーリーに沿って出題される謎を解いていきます。
メンバーで協力しなければ謎を解けない仕様なので、自然と従業員同士のコミュニケーションが促進されます。オンラインではジェスチャーや表情による意思疎通が難しくなるため、どれだけ適切な言葉を使ってコミュニケーションを取れるかが勝負の分かれ目です。
ユニークなプログラムが目白押しなので、どれを選んでも楽しめること間違いなしです。ゲームで使用する独自システム「リモ謎システム」は操作がシンプルで、オンライン研修が初めての人も安心して楽しめます。
やり方
- オンラインのビデオチャットツールを用意する
- チームで協力をしながら物語にそった謎を時間制限内に解く
- 危機的状況からの脱出を目指す
2.合意形成研修 コンセンサスゲーム ONLINE
「合意形成研修 コンセンサスゲーム ONLINE」は、合意形成研修の一種で、チームで意思決定を下すまでの過程やポイントを実践形式で学べます。
ゲームでは、すんなりと意思決定まで至るケースが多くはありません。すべてのメンバーが自分で考えた解決策を発表し、それをもとに議論を交わしますので、ときには意見の対立や食い違いが起きる可能性があります。
ゲームを通じてトラブルが生じそうになったとき、どうやって揉め事を起こさずに対処するのか、議論を収束させるにはどうすべきなのかといったことを学べます。1時間から1時間半程度でサクッと実施できる点もメリットで、コミュニケーション力や論理的思考力、協調性も身につけられるでしょう。
ゲームのプランは、「ジャングルサバイバル」と「帰宅困難サバイバル」「ゾンビパンデミック」の3つ。すべてオンライン上で実施でき、パソコンやスマートフォンなどの端末と通信環境を準備すればOKです。リアルでの実施も可能ですので、気になる方はぜひ提供元の株式会社IKUSAへお問合せください。
やり方
- 予期せぬ問題が発生する
- 対処法をまずは個人で考える
- 次にチームで対処法を考える
- 専門家の結論と比べ、自分のチームの対処法の妥当性を確認する
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3.チャンバラ合戦
「チャンバラ合戦」は、戦国時代の合戦をモチーフにした、多人数参加型の大規模アクティビティです。ルールはシンプルで、各自スポンジでできた刀を持ち、敵の腕につけられたボールを破壊し、相手を倒します。身体接触の可能性はありますが、刀で殴られても痛みはそれほど感じません。安全性も問題なく、老若男女問わず、参加者全員が平和に楽しめるアクティビティです。
チャンバラ合戦で勝利するためには、しっかりと戦略を立てなければなりません。本物の合戦さながら、軍議の時間が設けられており、チーム内で戦略について話し合います。頭と体を存分に使うのでゲームの後はヘトヘトになりますが、日常では経験できない雰囲気で味わう高揚感や熱狂も相まって、戦闘後は不思議な一体感が醸成されるでしょう。
またゲームを通じて、今まで関わりがなかった社員同士でも打ち解けられるようになります。戦友を見つけて組織の結束を強めたい方は、ぜひチャンバラ合戦の導入をご検討ください。
やり方
- 参加者の肩に命(ボール)を付ける
- スポンジの刀を使って相手の命を切り落とす
- 最終的に生き残った人数をチームで競い合う
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4.陽口ワーク
「陽口ワーク」は、チームになって順番にメンバーの陽口を言い合うゲームです。相手のいないところでその人を褒めたり承認の言葉をかけたりする行為を陽口といいます。
まず陽口を言われる人を決め、対象者はカメラやマイクをオフにします。その後、一定時間、絶え間なくメンバーが対象者の陽口を言い合います。賞賛や承認の言葉しか言ってはならず、ネガティブな発言はNGです。
後で録音を聞き返している間、陽口を言われている人はその内容をメモします。良いところを絶え間なく言われ続けると、通常、恥ずかしさや決まりの悪さを感じることでしょう。一方、ゾクゾクするような気持ち良さや素直にうれしいという感情も抱くはずです。
最終的には、自らも気づいていなかった自分の長所を知れたり、他人は自分を見てくれていると気づいたりします。陽口ワークによって各自の承認欲求が満たされ、他のメンバーへの信頼感が増すでしょう。陽口ワークは、良好な人間関係の形成に効果を示すアクティビティです。
やり方
- 陽口を言われる人を決める
- 対象者はカメラやマイクをオフにする
- メンバーは、一定時間絶え間なく対象者の陽口を言い合う
- 対象者は後で録音を聞く
5.野球のポジション当てゲーム
「野球のポジション当てゲーム」は、カードに書かれた情報から野球大会のポジションとメンバーを当てていくゲームです。各カードには、「清水さんはライトの選手より足が遅い」「サードの選手とレフトの選手は同じマンションに住んでいる」といった断片的な情報が記載されています。
各メンバーが保有する情報を組み合わせて、メンバー表の完成を目指しますが、同ゲームの本質はジグソーメソッドを使っている点。ジグソーメソッドとは、各メンバーが保有するまったく異なる情報を相互に教え合い、知識を統合させる課題解決の手法です。課題を解決するためには、自分が持つ情報を噛み砕いて、わかりやすく解説しなくてはなりません。また、情報を受け取る側も話の要点を理解し、わからない部分があれば質問する必要があります。
本ゲームを通じて、スムーズな報・連・相を可能にするためのコミュニケーションスキルを向上させられます。一人ひとりが重要な役割を持つので、ゲームを達成できたときの喜びはひとしおです。
やり方
- メンバーに「情報カード」を配布する
- 5名程度のグループに分かれて議論し結論を導く(メンバーのカードは直接見てはいけない)
- グループごとに発表をする
- 正解発表&フィードバック
6.NASAゲーム
「NASAゲーム」は、コンセンサスゲームと同様、合意形成に至るまでの過程を学べるゲームです。月に不時着した宇宙船のメンバーが、15個のアイテムの使用順序を話し合いで決めていき、母船への到達を目指します。
まずは、各自が考えたアイテムの優先順位を発表し、議論によってチームの回答を出します。そして、グループごとに優先順位とその理由を発表していくという流れです。
ゲームのポイントは、最後にNASAが提供する模範解答が示される点にあります。模範解答との差を求め、もっとも違いが少ないチームを優勝です。答え合わせによってゲームに競争性が生まれ、よりヒートアップするでしょう。
ただし、同ゲームで重要なのは、勝敗を決めることではありません。「自分の意見に説得力を持たせて伝えられたか」「意見の対立や食い違いが生じた際、取り乱さずに議論を収束の方向に進められたか」の2点です。ゲームを通じて、合意形成の難しさを実感でき、チームで仕事する際のコミュニケーションのポイントも理解できるようになるでしょう。
やり方
- 「月に不時着した」という状況を把握する
- 個人で15のアイテムの優先度を決める
- グループ内で優先順位を決める
- NASAの模範解答と照らし合わせ、それに近いほど高得点となる
7.マシュマロチャレンジ
「マシュマロチャレンジ」は、マシュマロとテープ、紐、乾燥パスタを使ってタワーを作り、その高さを競うゲームです。「マシュマロを切ってはいけない」「タワーは自立しなければならず、テープで足場を固定してはいけない」などのルールが設けられています。
高いタワーを作るのはかんたんではなく、ゲーム中は作っては崩れの繰り返し。完成までもう少しのところでタワーが崩れ去った瞬間は、まさに阿鼻叫喚といった状況です。
反対に考えれば、難易度が高いからこそ、盛り上がるといえるかもしれません。同ゲームでは、さまざまな学びを得られますが、特に実感できるのがPDCAサイクルの重要性です。高いタワーを作るためには、トライアンドエラー、つまり、計画→実践→評価→改善のサイクルを何度も回す必要があります。
やり方
- チームごとにパスタ、紐、テープ、ハサミを配布する
- 制限時間内に出来るだけ高いタワーを作る
8.目的地移動ゲーム
「目的地移動ゲーム」は、3人1組のチームを形成し、課題をクリアしながら目的地への移動を目指すゲームです。「目隠しをされる人」「声を出して、目隠しの人をサポートする人」「一言も喋ってはならず、言葉以外で目隠しの人をサポートする人」の役割をそれぞれ与えられます。
ゲーム中、目隠しをされた人は、まるで赤子のように他のメンバーを頼らなくてはいけません。ゲームをクリアするポイントは、目隠しをされた人が他のメンバーを信頼できるか、サポーターに計画力や指示能力があるかの2点です。
また、指示を出す側は安全な方法で誘導する必要があるため、リスク管理能力や気配りといった点も求められます。同ゲームで見事ゴールに辿り着いたとき、得られる達成感は凄まじいものでしょう。
やり方
- 3人1組のチームを作る
- それぞれ「目隠しをされる人」「声を出して、目隠しの人をサポートする人」「一言も喋ってはならず、言葉以外で目隠しの人をサポートする人」の役割を与えられる
- 課題をクリアしながら目的地へゴールできたら成功
9.似顔絵当てゲーム
「似顔絵当てゲーム」は、グループになって紙とペンを用意し、ある人の似顔絵を描いて人物名を当てるゲームです。
チームには、絵が得意な人と苦手な人、どちらもいることでしょう。不得意な人が描いた絵でも、想像力を発揮して気配りや配慮の姿勢を見せるのが重要です。また、似顔絵のお題は参加者全員が知っている人にすることをおすすめします。かつ、似顔絵が難しすぎないよう、外見に特徴的な部分を持つ人をお題に据えたほうが良いでしょう。
同じ人を描いたのに、描き手によってまったく違う絵になるのが同ゲームのポイントです。似顔絵を通して描き手の性格やものの捉え方なども伝わってくるので、メンバー間の相互理解にも役立ちます。実施は数十分でできるため、空いた時間にサクッとチームビルディングを行いたいシーンに適したゲームです。
やり方
- グループに分かれて、紙とペンを用意する
- グループの代表者はお題となる人の似顔絵を描く
- メンバーは何を描いたのかを当てる
10.条件プレゼン
「条件プレゼン」は、指定された単語を含めたプレゼンを作成し、他の参加者の前で発表するゲームです。同ゲームによって養われるのは、話の構築スキルや伝える力。まったく関連性が見えない3つの言葉を使ってストーリーを構築するのは意外と難しく、一筋縄ではいきません。
一番おもしろいプレゼンを作成したチームが勝利するため、話に笑いどころやオチを作る必要があります。試行錯誤の結果、魅力的なプレゼンができれば、場は大きく盛り上がるでしょう。また、MVPを表彰する仕組みを導入すれば、参加者全員が一番になろうと必死に取り組むので、よりヒートアップします。
やり方
- グループに分かれる
- お題となる3つの単語を出される
- お題の単語を含めてプレゼンを作成する
- 他の参加者の前で発表し、最も評価が高かったグループが勝ち
あそぶ社員研修(研修テーマ例・内容)
「あそぶ社員研修」は、アクティビティと専門講師による講義、ワーク、振り返り・解説を一体化させることで、座学・実践を通じて研修の内容を深く理解し、翌日から業務で活用する具体的な方法まで学べる研修プログラムです。
例えば、PDCA研修ではロケットの制作・打ち上げに関するシミュレーションを行うアクティビティ「ロケットPDCA」を実施し、短時間のうちにPDCAサイクルを回すことを体験することで、講義・ワーク・振り返りなどによる学びを最大化させます。
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■研修テーマ・アクティビティの例
- コミュニケーション研修(謎解き脱出ゲーム)
- ロジカルシンキング研修(リアル探偵チームビルディング)
- クリティカルシンキング研修(混乱する捜査会議からの脱出)
- PDCA研修(ロケットPDCAチャレンジ)
- 合意形成・アサーティブコミュニケーション研修(コンセンサスゲーム)
まとめ
社員のモチベーションを向上させることで、会社全体の業績アップや離職率の低下につながります。モチベーションアップの施策を取るのは、企業の発展において必須だといえるでしょう。
特にゲームを使ったチームビルディングを行うと、従業員のモチベーションアップに高い効果を示します。ぜひ本記事でご紹介した10個のゲームのなかから、自社に合うものをお試しください。
「あそぶ社員研修」は、受講者全員が没入して取り組むアクティビティ・振り返り・講義をブリッジすることで学びを最大化させ、翌日から業務で活かせる知識・スキルが身につく講義・アクティビティ一体型の研修プログラムです。
アクティビティが受講者の主体性を高めてコミュニケーションを促進させ、スキルアップやチームビルディングを図れます。
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