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社会人基礎力の鍛え方は?スキル・企画例10選
目次
社会人基礎力の重要性は理解できたとしても、果たしてどのような方法で身につければ良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、社会人基礎力の鍛え方について詳しく解説します。また、鍛える際のコツや身につくスキル、おすすめの企画10選もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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「社会人基礎力」とは?
「社会人基礎力」とは、経済産業省が2006年に提唱した仕事を行うために必要な能力のことです。「3つの要素」と「12の能力要素」から構成されています。
社会人基礎力の3つの能力
社会人基礎力は、以下の3つの能力に分けられています。
前に踏み出す力
前に踏み出す力には、「主体性」「実行力」「働きかけ力」の3つの要素があり、積極的な発言や行動が当てはまります。
考え抜く力
考え抜く力には3つの要素として、「課題発見力」「創造力」「計画力」があります。この3つの要素は、なにごとに対しても問題を解決しようとする力のことです。
チームで働く力
チームで働く力には、6つの要素「発信力」「傾聴力」「柔軟性」「情況把握力」「規律性」「ストレスコントロール力」があります。どのような業種であっても仕事は誰かとの関わりで成り立つものなので、このような複数の能力が求められます。
社会人基礎力の12の能力要素
社会人基礎力の12の能力要素として、以下のものが当てはまります。
- 主体性:積極的に取り組む
- 働きかけ力:周囲に働きかける
- 実行力:目的を達成するために動く
- 課題発見力:課題を把握して分析する
- 計画力:問題を解決する方法を考える
- 創造力:固定概念に固執せず、新たな方法を検討する
- 発信力:誰にでも理解しやすいように伝える
- 傾聴力:他者の意見に耳を傾ける
- 柔軟性:複数の意見や立場を理解する
- 状況把握力:関係性を理解する
- 規律性:約束やルールを守る
- ストレスコントロール力:柔軟に対応する
上記12の能力要素は社会人基礎力を構成する大事なものです。しかし、個人によって能力に差があり、得意不得意があることを理解しましょう。
参考:社会基礎力とは?構成要素や必要性、高めるために必要なこと | あそぶ社員研修
社会人基礎力の12の能力要素を効率的に鍛えるコツ
社会人基礎力の12の能力要素を効率的に鍛えるコツは、自分の状況を把握することです。一人ひとりの社員が社会人基礎力診断を受けて、自分の能力を把握できる環境を整えましょう。
12の能力要素は個人によって差があり、鍛える能力が異なります。診断結果をもとに、各社員に適した能力を伸ばす方法を考えることをおすすめします。自社での判断が難しい場合は専門業者に依頼し、診断結果に対する適切なアドバイスを受けることも可能です。
社会人基礎力に新たに加わった3つの視点
2018年、経済産業省は社会人基礎力に新たな3つの視点を追加しました。新たに追加されたポイントは、以下のとおりです。
- 学び:何を学ぶか
- 統合:どのように学ぶか
- 目的:どう活躍するか
「学び」は自分のスキルや経験を発揮するために重要です。「統合」は自分と他人の能力を組み合わせ、目的の達成を目指します。そして、「目的」は活躍できる場を得るために行動することです。
新入社員の社会人基礎力を測定する方法
新入社員の社会人基礎力を測定する方法として、「社会人基礎力分析サービス」もしくは「社会人基礎力研修」の2つが挙げられます。以下では2つの方法について詳しく紹介しましょう。
社会人基礎力分析サービス
新入社員向けに「社会人基礎力分析サービス」を提供している専門業者があります。このサービスは、新入社員の能力を数値化できるだけではなく、入社後の教育や面談などに活かすことが可能です。面談の際は社員や担当者とデータを共有しながら、今後の対策を一緒に考えていきます。
社会人基礎力の診断結果は、わかりやすいようスコアとグラフで記載されており、分析担当者からアドバイスをもらえるため、具体的な対策が立てやすいことが魅力です。アドバイスを参考にすれば、今後の業務や教育の改善に役立つでしょう。
社員の社会人基礎力は、グループワークを通して調べることも可能です。以下の記事では社員の社会人基礎力を調べたい時におすすめのグループワークを紹介しています。ご興味がある方はぜひご覧ください。
学生の社会人基礎力を知るためにはグループワークがおすすめ!気になるその内容とは?
社会人基礎力研修
専門業者が提供する「社会人基礎力研修」では、診断と研修の両方を受けることが可能です。この研修では、受講者が社会人基礎力について理解することから始めます。そして、社会人基礎力診断を受けて自分の能力を把握していくといった流れです。
受講者は診断結果や講師のアドバイスをもとに目標を設定し、具体的な対策を考えます。会社の担当者は専門業者と話し合い、具体的な進め方を決めることで円滑に進められます。
以下の記事では、社会人基礎力を身につけることができる研修を紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
社会人基礎力を身につける効果とは?社員研修におすすめの企画5選
社会人基礎力の鍛え方
社会人基礎力を鍛え方には、「自己分析を行う」「社会人基礎力を意識して行動する」「育成支援を活用する」の3つがあります。社員の社会人基礎力を鍛えるために、それぞれの方法を把握しておきましょう。
自己分析を行う
社会人基礎力は自己分析を行い、現状を客観的に把握することが重要です。能力には個人差があるため、一人ひとりに合った改善方法が求められます。
自己分析を行いたいのであれば、まずは専門業者の社会人基礎力診断を受けましょう。専門業者で診断を受けた場合は、具体的な内容やアドバイスをもらえます。診断結果をもとに、最適な行動を取っていきましょう。
社会人基礎力を意識して行動する
日頃から意識して行動するのも、社会人基礎力を鍛える方法の一つです。ただし、自己分析を行っていることが前提になります。社会人基礎力を鍛えたい方は自分の能力を把握して、得意の能力を伸ばしていきましょう。
また、不得意の部分に関しては改善できるように意識して行動してください。社会人基礎力は日頃の行動から少しずつ改善できるため、意識することを忘れないようにしましょう。
育成支援を活用する
社員の社会人基礎力を鍛えるためには、会社の育成支援が重要です。会社は、社会人基礎力を身につけられるような職場環境や育成制度を整えましょう。
具体的には、社員一人ひとりの適性に合った配属先選びや、相談しやすい環境づくりが求められます。また、社員同士が協力し合える雰囲気づくりやサポート体制を整える必要があるでしょう。
社会人基礎力を恒久的に鍛えていくべき理由
社会人基礎力を恒久的に鍛えていくべき理由は、時代の変化に対応するためです。現代社会は「人生100年時代」と呼ばれ、人生モデルが変化してキャリアについて考え直す必要が出てきました。そこで新たな人生モデルに対応するためにも、社会人基礎力を身につけることが重要なのです。
社員の社会人基礎力を鍛えるためにおすすめの企画10選
ここからは、社員の社会人基礎力を鍛えるためにおすすめの企画10選をご紹介します。
マーダーミステリー研修
「マーダーミステリー研修」は、体験型の推理ゲームです。参加者は物語の登場人物になりきって、事実を見つけ出していきます。このゲームでは、自分の意見や立場を伝えていくことや、駆け引きなどの臨機応変な対応が求められます。
なお、同じシナリオは一度しか体験できません。自分の行動によってゲームの展開が変わるため、参加者は緊張感を持ちながら楽しめるでしょう。
マーダーミステリー研修の資料ダウンロードはこちらチャンバラ合戦
「チャンバラ合戦」は、スポンジの剣とボールを用いて戦うチーム対抗型ゲームです。戦国時代の合戦をモチーフとしており、参加者はチームごとに勝敗を左右する大事な戦略を立てていきます。スポンジの剣とボールを使うため、子どもから大人まで安全に楽しめるゲームです。
チャンバラ合戦の資料ダウンロードはこちらサバ研
「サバ研」は、エアガンとBB弾を使用するゲームで、チームに分かれて対戦します。参加者はサバイバルゲームをとおして、戦いで勝つための理論である「OODA LOOP」を学ぶことが可能です。このゲームでは、特殊な状況下で、決断力や実行力を身につけられるほか、リーダーシップやマネジメントも学べます。
サバ研の資料ダウンロードはこちら合意形成研修 コンセンサスゲーム ONLINE
「合意形成研修 コンセンサスゲーム ONLINE」は、物語をとおして合意形成する過程や要点を学んでいくゲームです。参加者は、発表された課題を解決するために一人で考えていきます。そして、チームのメンバーと話し合い、最終結論を出していくのです。
参加者は自分以外の価値観や考え方を知ることができるため、視野が広がるでしょう。
コンセンサスゲームの資料ダウンロードはこちらビズストーム
「ビズストーム」は、一人ひとりが社長として会社を成長させていくボードゲーム型ビジネスゲーム研修です。対象者は新入社員から経営者まで幅広く、参加者はゲームを行いながらビジネスのポイントを掴み、視野を広げられます。
「楽しめる」「学べる」「短時間」の3つの特徴があり、参加者はビジネスや経営について理解を深められるため、働き方の意識に変化が出てくるでしょう。
参照:BIZSTORM~経営センスを鍛えるビジネスゲーム研修、ビズストーム~
マナーストーリー
「マナーストーリー」は、ビジネスマナーを学ぶ理由や理解度を把握できるカードゲームです。
2人1組で社員役と進行役に分かれ、用意されているパターン(来客対応編/企業訪問編)にチャレンジ。社員役は3枚のチップ(信頼値)を持ち、ゲームを進めていきますが、ゲームの途中で誤ったマナーを行った場合、チップを失ってしまいます。
参加者はゲームのなかで正しいマナーを覚えることによって、実践の場で活かすことができるでしょう。
参照:ビジネスマナーの必要性を学ぶゲーム「マナーストーリー」
The商社
「The商社」は、株式会社プロジェクトデザインが提供する組織力を高めるためのビジネス研修ゲームです。参加者は複数のチームに分かれて、1つの会社のメンバーとして自社を拡大していきます。ゲームを通じてチームビルディングを学び、リーダーシップの能力を養うことが可能です。
参照:ビジネスゲーム「The 商社」 | 株式会社プロジェクトデザイン
ペーパータワー
「ペーパータワー」は、人材育成を目的とした研修ゲームの一つです。複数のチームに分かれ、紙でタワーを作りながら高さを競い合っていきます。
紙を「お金」、タワーの高さを「売上」として経営の疑似体験が可能です。また、ゲームをしながらチームビルディングも学べるようになっています。準備物は、「A4用紙」「テーブル」「ストップウォッチ」の3つです。ペーパータワーは手軽に行えるゲームのため、ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。
-ペーパータワーのやり方-
- A4用紙、テーブル、ストップウォッチを用意する
- 紙は折ったり切ったりすることが可能(紙以外の道具は使えない)
- チームに分かれる
- 制限時間内に最も高いタワーを作ったチームが勝ち
こちらの記事では、ペーパータワーを行うと期待できる効果を紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
【実践動画あり】ペーパータワーとは?やり方・ルールを紹介
ドミノチャレンジ
「ドミノチャレンジ」は、「駒」「画用紙」「輪ゴム」「ビー玉」などを使い、ギミックを作っていくゲームです。ドミノチャレンジは、室内で1チーム4名から実施できます。メンバーで課題を解決する総合力が問われるほか、リーダーシップや情報共有などのさまざまなものを身につけられるでしょう。
-ドミノチャレンジのやり方-
- 「駒」「画用紙」「輪ゴム」「ビー玉」などを用意する
- チームに分かれ、用意されたものを使ってギミックを作る
- 最も長い間動くギミックが作れたチームが勝ち
ストマネ
「ストマネ」は、仕事でのメンタルヘルス対策が学べるビジネスシミュレーションゲームです。「実践」「振り返り」「講義」の順番に行うことで、メンタルヘルスの基礎を身につけられます。対象人数は4名以上、実施時間が2時間ほどかかりますので、時間と場所を確保するようにしましょう。
1チーム4名に分かれて、ストレスボードとカードを使い進行します。参加者はゲームを通じて、仕事とストレスの両方のマネジメントを学ぶことが可能です。このマネジメントは個人だけではなく、チームとしても考えられるようになります。
参照:ビジネスゲームを用いたメンタルヘルス研修 「ストマネ」
あそぶ社員研修(研修テーマ例・内容)
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例えば、PDCA研修ではロケットの制作・打ち上げに関するシミュレーションを行うアクティビティ「ロケットPDCA」を実施し、短時間のうちにPDCAサイクルを回すことを体験することで、講義・ワーク・振り返りなどによる学びを最大化させます。
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■研修テーマ・アクティビティの例
- コミュニケーション研修(謎解き脱出ゲーム)
- ロジカルシンキング研修(リアル探偵チームビルディング)
- クリティカルシンキング研修(混乱する捜査会議からの脱出)
- PDCA研修(ロケットPDCAチャレンジ)
- 合意形成・アサーティブコミュニケーション研修(コンセンサスゲーム)
まとめ
社会人基礎力は、日常生活のなかで鍛えることが可能です。そのため、自分が鍛えるべき要素を明確にする必要があります。担当者は社員が社会人基礎力を身につけられるように、さまざまな企画に取り組んでください。
また、全社員の能力が向上できる環境づくりを行い、働きやすい職場を目指していきましょう。
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アクティビティが受講者の主体性を高めてコミュニケーションを促進させ、スキルアップやチームビルディングをはかれます。
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