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【実践動画あり】ペーパータワーとは?やり方・ルール・研修やチームビルディングで期待できる効果まで徹底解説!

目次
ビジネスの研修シーンで導入されることが多いペーパータワー。紙を積み上げていくだけ、というシンプルなチームビルディングゲームです。
人材育成の観点からもペーパータワーは効果的と見られていて、多くのビジネスシーンで見受けられます。
しかし、ペーパータワーを取り入れたことがない企業からすると、「なぜ紙を積み上げるだけで研修になるのか」「どのような効果が期待できるのか」など、疑問も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ペーパータワーの詳細や実際の進め方、研修に取り入れることで得られる効果などについて解説していきます。研修に取り入れようか検討中の方は、ぜひご一読ください。
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ペーパータワーとは?
ペーパータワーとは、A4サイズの紙を高く積み上げていくというシンプルなゲームです。
複数人ずつのチームに分かれ、制限時間内に最も高く積み上げたチームが勝利となります。一見簡単そうに見えますが、紙を高く積み上げていくのは思った以上に難しいもの。さらに、あらかじめ戦略を立てたり、PDCAを回していったりなど、ビジネスシーンで必要となるさまざまなスキルも求められます。
単純なゲームに見えますが、意外にも奥深いペーパータワー。遊び感覚でビジネスの本質に触れられるため、これまでも多くの企業で導入されてきました。
ちなみにペーパータワーで使用する紙は「お金」を、高さは「企業の売り上げ」を示しており、会社経営の疑似体験に繋がるのも特徴。より少ないお金で企業の売り上げを上げる方向性で、ペーパータワーを導入することもできます。
↓ペーパータワーの実践動画はこちら!
ペーパータワーのルール・やり方
ここからは、ペーパータワーを実施するために用意するものや基本的なルール、やり方を詳しく解説していきます。ペーパータワーはカスタマイズがしやすいゲームなので、企業によって異なるルールを設定し、応用するのもおすすめです。
ペーパータワーで用意するもの
ペーパータワーでは、まず紙が必要です。グループごとにA4用紙を20~30枚程度用意しましょう。
そのほか、机やはさみ、メジャー、ストップウォッチを準備します。ペーパータワーでは基本的に紙とはさみを使うので、テープなどは必要ありません。
フィードバック用のメモ用紙や、ルールを説明するためのホワイトボード・プロジェクターがあれば、よりスムーズに進みます。
ペーパータワーの基本的なルール
ペーパータワーは、グループごとに紙を積み上げていき、制限時間内に最も紙を高く積み上げたグループが勝利するゲームです。
紙は切ったり折ったりすることは可能ですが、テープなどは使用しません。紙とはさみのみでどれだけ高く積み上げられるかを競います。
ゲームを進めていくと、「効率よく高く積み上げる」「安定性を確保して慎重に組み立てる」など、グループごとに特色が見られるでしょう。どのような方向性で進めたのか、なぜその戦略を選んだのかなど、最後にフィードバックや交流する時間を設けると、各自考えるいい機会にもなるかもしれません。
ペーパータワーのやり方
①5~6人ずつにグループ分けをする
ペーパータワーは、一般的に5~6人ずつにグループ分けして取り組みます。複数人ずつで実施することで、コミュニケーションを交わしながらペーパータワーを組み立てられます。
グループの人数が少なすぎると、単なる雑談になってしまうことがあるため、あまり好ましくありません。また、ビジネスの現場では複数人のチームで動くことも多いため、ペーパータワーでも現場を想定して5~6人を目安にグループ分けすることをおすすめします。
なお、反対に人数が多すぎるのもNG。例えば、10人ずつのグループにすると、積極的にコミュニケーションに参加しない人や指示を待つ人などがどうしても出てきてしまいます。せっかくのグループワークの効果を半減させてしまうおそれがあるため、人数の調整は慎重に行いましょう。
②1時間程度の制限時間を設ける
ペーパータワーでは、必ず時間制限を設けましょう。
制限時間を設けないと、いつ切り上げればいいのかがわからなくなってしまいます。また、制限時間を設けることで、一人ひとりがタイムリミットを意識しながら作業を進めていくことができます。1時間前後を目安として、制限時間を設けてみてください。
③A4用紙・はさみだけで高く積み上げていく
ペーパータワーで使用するのはA4用紙とはさみのみ。基本的にテープは使用しません。2つの道具だけで、各自のひらめきを駆使しながら高く積み上げていくゲームです。
紙とはさみだけで積み上げていくので、時には崩れてしまうこともあるでしょう。そういったリスクも踏まえて行動していくことが、ペーパータワーの醍醐味だといえます。
④制限時間内に最も高く紙を積み上げたグループの勝利
制限時間を迎えたら、各グループの高さを計測し、最も高く紙を積み上げたグループが勝利となります。
仮に、紙を積み上げた高さが同じグループが複数存在する場合は、より少ない紙で高く積み上げたグループを有利であると判断しましょう。先ほど触れたように、ペーパータワーの紙は「お金」を意味します。使用枚数が少なければ、少ないコストで高い売り上げを実現したことになります。高さの面で判断に迷ったら、紙の使用枚数にも目を向けてみてください。
ペーパータワーで期待できる研修効果
ペーパータワーを研修で取り入れることで、どのような効果が期待できるのでしょうか。ここからは、企業にとってメリットとなり得るさまざまな効果について解説します。
コミュニケーション力の向上
ペーパータワーで得られる効果として、まず挙げられるのがコミュニケーション力の向上です。
お互いに意見を出し合いながら作業を進めていく必要があるため、ペーパータワーでは必然的にコミュニケーションが生まれます。
ビジネスシーンにおいて、コミュニケーションが必須であることを考えると、企業にとって大きなメリットといえるのではないでしょうか。
チームワークの活性化
チームで競うペーパータワーは、チームワークの活性化を促します。
協力し合いながら勝利を目指していくので、全員が同じ目標を持ち、各自がきちんと自分の作業に責任を持ちながら、紙を積み上げていくことでしょう。
失敗してもお互いにサポートし合ったり、手が空いたら積極的に仲間を手伝ったりするなど、自分からチームの一員として動けるようになります。
主体性の向上
ペーパータワーでは主体性の向上が期待できます。
ペーパータワーはチームで行動する取り組みではありますが、お互いに役割分担をしながら作業を進めていかなければなりません。今できることを自分できちんと考えることに繋がるため、無意識に主体的に物事を考えられるようになるのです。
いわゆる「指示待ち人間」となってしまっている社員の主体性を向上させるいい機会にもなるはずなので、定期的に取り入れるといいでしょう。
PDCAサイクルを回す体験ができる
戦略を立てたり、現状を確認したり、失敗したら対処しながら再度試してみる……というように、PDCAサイクルを回す体験ができることも、ペーパータワーのメリットの一つです。
ビジネスシーンでは、生産性の向上やパフォーマンスの向上のためにも、常にPDCAサイクルを回す姿勢が求められます。しかし、実際に実現できているビジネスパーソンはそう多くないはず。
ペーパータワーを導入すれば、PDCAサイクルを回すことの重要性に気が付くと同時に、具体的な回し方を肌身で感じられるでしょう。
まとめ
この記事では、ペーパータワーの概要や研修に取り入れることで期待できる効果などを解説してきました。
企業にさまざまなメリットをもたらすペーパータワーは、研修での取り組みにもピッタリです。新入社員はもちろんのこと、中堅社員やリーダーに至るまで、幅広い階層に適しています。ぜひ、社内研修や社内イベントで取り入れてみてください。
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