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マーダーミステリーのやり方・ルール・事前準備について解説
目次
本記事では、マーダーミステリーの流れ・やり方、ルール、事前準備について解説します。
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マーダーミステリーとは
参加者たちが推理小説の登場人物……言い換えると、事件の容疑者になりきって、参加者の中にいる犯人を突き止める体験型推理ゲームです。参加者ごとに設定された秘密のミッションの達成を目指す「会話を中心とした推理ゲーム」であるため、二度と同じ経験を味わうことはできません。
生涯に一度しか参加できないリアル体験エンターテイメントとして、人気急上昇中の没入型ゲームです。
マーダーミステリーの流れ
オンライン、オフラインに関わらず、下記5つのフェーズが進行のざっくりとした流れです。
- GM(ゲームマスター)からのルール説明
- キャラクターの決定、台本(シナリオ、個別シナリオ)の読み込み
- 推理パート(全体会議、密談)
- 投票、エンディング
- GMによる解説、得点計算、振り返り
それぞれの項目について説明します。
GM(ゲームマスター)からのルール説明
GM(ゲームマスター)=進行役から、ゲームを行う上でのルール説明を行います。シナリオごとにルールが異なるだけでなく、GMがいないマーダーミステリーも存在します。
疑問点があればそのままにせず、GMに聞くようにしましょう。
キャラクター決定、台本(シナリオ、個別シナリオ)の読み込み
いよいよ自身が演じるキャラクターが決定します!基本的にキャラクターの紹介情報を聞いて演じたいキャラクターに立候補することが多いですが、GMがキャラクターを決定してくれることもあります。
やりたいキャラクターを選ぶのがベストだと思います。
キャラクターが決まったら、台本が配られます。台本は1人1冊あり、キャラクターの性格、人間関係、当日の行動、持ち物、ゲーム中に遂行しなければいけないミッション(課題)などが記載されています。しっかり読み込みましょう!
もちろん自身が犯人になる可能性もありますし、逆に犯人を絶対に捕まえなければならないミッション(課題)が書かれているかもしれません。
それは、当日のシナリオを読んでからのお楽しみ……どんなミッションであっても達成するにはどう振舞うべきか?と考えておけば、ゲームが始まっても余裕をもって楽しめると思います!
推理パート(全体会議、密談)
ここから推理が始まります。基本的には犯人を見つけること、真相を暴くことが目標となります。
犯人以外は犯人を暴くこと、犯人は自身が犯人であると周りに気づかれないようにすることがミッション(課題)となるでしょう。
密談という決められた人数だけでの秘密の会話や、情報・アイテムの収集、他キャラクターとの会話から情報を集め、推理をしていきましょう。犯人だった場合は調査を撹乱するために嘘をついたり、情報を開示して怪しく思われないようにしたりするなどの戦略も取れます。
どの方法が一番ミッション(課題)を達成できそうか?と戦略を練ると、さらにマーダーミステリーを楽しむことができるはずです。
投票、エンディング
犯人と思われる人に投票し、推理を発表する時間があります。犯人が逃げ切った場合、捕まった場合、投票結果やキャラクターの行動や判断によって、同じシナリオでも大きくエンディングが変わります。
唯一無二の体験だ、と謳われるのはこのような側面がマーダーミステリーにあるからでしょう。
進行役による解説、得点計算、振り返り
ゲームが終了したら、いよいよ進行役からの解説があります。
「仲間だと思っていた人が実は犯人と共謀していた」、「犯人だと思っていた人物が、実は自分の兄弟だった」など、各キャラクターの行動の意図や自身の予想との答え合わせを行います。
マーダーミステリーの勝ち負けは、ミッション(課題)をどれだけ実行できたか、を得点で計算します。自身に課されたミッション(課題)を達成すると得点を獲得し、キャラクターの中で得点が高い人が勝者となります。
最後に「どのような意図で行動していたのか?」、「それならこうしておけばよかった」など、キャラクターから離れてゲームを振り返り、戦略を共有することで、遊びで終わらずに学びとして昇華させることができます。
以上がマーダーミステリーの流れとなります。
マーダーミステリーを遊ぶ際の事前準備
魅力たっぷりのマーダーミステリーはシナリオによっては、オンライン・オフラインの両方で遊べます。
それぞれで事前準備が異なりますので、是非下記を参考にしてください。
オフライン準備に大事なことはあるの?!
さて、事前準備についてなのですが……正直に申し上げて、マーダーミステリーで事前に準備するものはほとんどありません笑。遊ぶために必要なものは全て遊ぶシナリオ(パッケージ)内に揃っています。ですので、事前に用意が必要なのは、以下の4つとなります。
- シナリオ(パッケージ)
- 遊ぶ場所
- GM
- 参加者(プレイヤー)
店舗公演で遊ぶ場合は申し込みをすればGM、シナリオ(パッケージ)、場所、参加者、などを全て用意してくれます。
店舗公演に参加する際に一番大切なことは、時間を守ってお店に到着することでしょう。
シナリオ(パッケージ)
マーダーミステリーを遊ぶ際には、事前にシナリオ(パッケージ)の購入が必要です。
例えば、オフラインで使用するシナリオというのは下記のような商品です。1回のプレイにつき1シナリオあれば参加者全員が遊ぶことができます。
遊ぶ場所
オフラインマーダーミステリーの場合、全員が同じ場所に集まる必要があります。
参加者全員が物理的に集まることができ、密談という少人数での話ができるスペースが三か所準備できるくらいの広さを準備しましょう。
GM
ゲームを進める上で分からないことなどを説明したり、ストーリーの読み上げを行ったり、必要に応じて配布物を渡していくような役割です。
シナリオ(パッケージ)によっては、GMが不要の場合もあります。ルール説明を熟読してから、GMを決めましょう。
店舗公演の場合は、基本的に店舗スタッフがGMを務めます。
初めてで遊び方がわからない……という場合は、店舗公演でどのようなものか体験してみるのもオススメです。
参加者
参加人数はシナリオ(パッケージ)に「参加人数○名」と記載されているので、その人数が必要不可欠です。人数が足りない場合はそのシナリオ(パッケージ)を遊ぶことができないので注意しましょう。
オンラインで大事なのは○○!
コロナ禍ということもあり、オンライン用でのマーダーミステリー需要が増えてきているため、非常に遊びやすくなっています。
オフラインと違って、オンラインの場合は通信環境が大切です。
オンラインでは参加者全員で音声通話をしながらゲームを進めます。また、シナリオによってはパソコンやスマートフォン等で画面を見ながら進行していきます。ですので、インターネットに接続した環境が必須です。
以下の4つは準備しておきましょう。
- インターネット環境
- 音声通話用アプリ
- パソコン、タブレット、スマホなどのデバイス
- ヘッドセットまたはマイク付きイヤホン
インターネット環境
インターネット環境については前述した通り、必要不可欠です。オンラインで他の参加者とやり取りを行うので、ネット環境が無いと残念ながら参加ができません……。
音声通話用アプリ
オンラインで遊ぶためには他の参加者と音声通話を行う必要があります。そのためにはアプリを活用することが多いです。
よく使われているのは”Discord”というツールになります。 Discordは、小数人で話すことができるツールとなっており、特定の参加者と秘密の話ができる(密談)……という面から活用されています。
アカウントを作成すれば誰でも無料で利用することができ、メールアドレスや本名などを登録せずにアカウントの作成が可能となっています。
オンライン上で初めて会う人とマーダーミステリーをする場合は、Discordがおすすめです。
仲が良い人たちと遊ぶという場合でしたらLINE、Zoom、GoogleMeetなど使い慣れたアプリで問題ないと思います。
デバイス
オンラインでは、デバイスが必須です!
Discordだけならスマホだけでも対応できるかもしれませんが、シナリオの中には”セッション用ツール”を使用するものもあります。
セッション用ツールとは、主にゲームで使用するアイテムの受け渡しを行うために使われるツールです。「ユドナリウム」や「ココフォリア」といったセッションツールが使われまることが多いです。どのツールを使用するかはシナリオによるため事前確認が必要です。
それらのツールはパソコン環境推奨となっている場合が多いです。パソコンを用意できると参加できるシナリオが広がると思います。
つまり、音声通話用のアプリを使うデバイス、そしてもう一つセッション用ツールを使うためのデバイスが必要です。
ヘッドセットまたはマイク付きイヤホン
コミュニケーションが必要不可欠なゲームとなっているため、参加者の声が聞き取りやすい環境、また自身の声だけが届けられるような環境を作る必要があります。
避けた方が良い手法としては「イヤホンを使用せずにスピーカー&内蔵マイクを使用する」ことです。この場合、ハウリング(他の参加者に二重で音声が聞こえてしまう)が起きてしまい、コミュニケーションがとりにくくなります。最低限イヤホンは装着した方が良いでしょう。
また、PCの内蔵マイクでも使えなくはないのですが、周囲の音(生活音や雑音など)を拾ってしまうことが起きがちです。
使う場合は静かな部屋で活用しましょう。
マーダーミステリーで身につくこと
さて、オンライン・オフラインでのマーダーミステリーの遊び方について説明いたしました。マーダーミステリーは手軽に遊べるだけでなく、多くのことが学べ、身につけられるコンテンツでもあります。
以下、どのようなことが身につけられるかについて説明いたします。
前に踏み出す力
積極的な情報収集や議論への参加が必須であることため、主体性や働きかけ力を身につけることができます。
考え抜く力
目的のために自分の現状を知り、目的達成に必要な手順や何を果たすべきなのかを考えることから、課題発見力や課題解決のための準備力が養われます。
チームで働く力
自分の意見をわかりやすく伝え、相手の意見も聞く柔軟性、周囲との関係性の理解など、情報把握力を育めます。
これらは、経済産業省が定義する「社会人基礎力」に相当します。
つまりマーダーミステリーとは、楽しみながらビジネススキルを身につけることができる「体験型の推理研修ゲーム」だと言えます。
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「あそぶ社員研修」は、アクティビティと専門講師による講義、ワーク、振り返り・解説を一体化させることで、座学・実践を通じて研修の内容を深く理解し、翌日から業務で活用する具体的な方法まで学べる研修プログラムです。
例えば、PDCA研修ではロケットの制作・打ち上げに関するシミュレーションを行うアクティビティ「ロケットPDCA」を実施し、短時間のうちにPDCAサイクルを回すことを体験することで、講義・ワーク・振り返りなどによる学びを最大化させます。
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■研修テーマ・アクティビティの例
- コミュニケーション研修(謎解き脱出ゲーム)
- ロジカルシンキング研修(リアル探偵チームビルディング)
- クリティカルシンキング研修(混乱する捜査会議からの脱出)
- PDCA研修(ロケットPDCAチャレンジ)
- 合意形成・アサーティブコミュニケーション研修(コンセンサスゲーム)
まとめ
今回はマーダーミステリーの遊び方についてご説明しました。マーダーミステリーを楽しむために、まずは遊ぶ環境を整えることから始めてみても良さそうです。
ですが、マーダーミステリーは「楽しんだもの勝ち」です。
「忘れられないシナリオ」、「共に物語を紡いだ戦友」、「奇跡的な結末」。
一生に一度しかできない体験を、皆様が楽しんでいただけるよう祈っております。
そして、株式会社IKUSAも研修コンテンツとして「マーダーミステリー研修」を実施しております!
コミュニケーションをしなければ「真実」にたどり着けないマーダーミステリー……。社内の会話を活性化させたいとお悩みの幹事様にはぴったりのコンテンツです。
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アクティビティが受講者の主体性を高めてコミュニケーションを促進させ、スキルアップやチームビルディングをはかれます。
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目次
マーダーミステリー、推理小説、妖怪を愛してやまない眼鏡。
好きな小説は京極夏彦先生「姑獲鳥の夏」、道尾秀介先生「向日葵の咲かない夏」。好きなマーダーミステリーは「鬼哭館の殺人事件」「何度だって青い月に火を灯した」。