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研修に行きたくないと思う10の理由・参加意欲を高める方法を紹介
目次
社員が研修に行きたくないと思う理由はさまざまです。そのような気持ちがあると、社員が主体的に学ぶことができず、研修での学びが少なくなる可能性があります。
本記事では、社員が「研修に行きたくない」と思う理由、対策方法を紹介します。
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社員が「研修に行きたくない」と思う10の理由
社員が「研修に参加したくない」と思う主な理由を下記に挙げます。
- 研修の内容が物足りない・業務で活用できない
- 業務量が多く、研修を受講する余裕がない
- グループワークで交流することが苦手
- 無知・無能だと上司や同僚から思われたくない
- 研修中に発言を強制されることがつらい
- 研修会場が自宅から遠い
- 健康上の理由がある
- 育児・介護などのプライベートな事情がある
- そもそも仕事に対するモチベーションが低い
- 転職を考えている
以下で詳しく紹介します。
研修の内容が物足りない・業務で活用できない
社員が研修に対してネガティブなイメージを持つ理由としては、「内容が物足りない」、「業務で活用できない」ということがまず挙げられます。
研修は業務スキルの向上に直接的につながるOJTと、業務以外のスキルアップになるOff-JTに分けられますが、Off-JTの場合は業務との関連性が見えにくかったり、活用方法がわからなかったりして、社員が不満を持つ可能性があります。
Off-JTを実施する際には、業務で活用できるところまで理解を深めることが重要です。業務での活用まで具体的にイメージできる「あそぶ社員研修」については、下記の資料をお受取りください。
業務量が多く、研修を受講する余裕がない
社員が抱えている業務量が多く、研修を受講する余裕がないというのも理由として挙げられます。研修は業務の一環として実施されることが一般的であり、社員自身によるリソース調整が必要な場合もあります。研修を実施する際には、現場の状況を確認し、必要に応じて社員が無理なく受講できるように調整することが重要です。
グループワークで交流することが苦手
社員のなかには、グループワークなどで初対面の社員と交流することに対して抵抗感を持つ方がいる場合があります。そのような方がいる場合には、社内コミュニケーションに対して消極的になり、コミュニケーション促進やチームビルディングなどにつながりにくくなる可能性があります。アイスブレイクや、没入して取り組めるアクティビティを取り入れたりして、楽しくコミュニケーションが取れるように促すことが重要です。
無知・無能だと上司や同僚から思われたくない
研修を受講するなかで、ワークや質疑応答などで発言する際にうまく対応することができず、無知・無能だと周囲の方々に思われたくないという理由で研修に行きたくないと思う社員がいる場合もあります。特に内定者や新入社員など、緊張や不安から過敏になりやすい時期の社員に対しては、研修での結果・成果を公開しないように配慮するとよいでしょう。
研修中に発言を強制されることがつらい
研修のなかでは、講師が受講者とコミュニケーションを取り、研修に対する集中力を高めていく場合があります。そのような際に、社員がプレッシャーを感じ、研修に対して抵抗感を持つ可能性があります。講師が指名する形ではなく、受講する社員に挙手してもらうなど、対策を講じるとよいでしょう。
研修会場が自宅から遠い
研修を実施する会場が自宅から遠い場合には、その大変さから研修に行きたくないと思う場合があります。遠くの支社・支店・拠点の社員が集まって研修を行う場合や、内定者を対象として研修を実施する場合など、研修会場が遠い方が多い場合には、参加がしやすいように配慮するとよいでしょう。オンラインでの研修を受講できるようにする方法が挙げられます。
健康上の理由がある
長時間に渡って着席していたり、研修会場への移動のために交通機関を利用したりして体調を崩す可能性のある社員は、健康上の理由により研修に行きたくないと思う場合があります。健康上の理由がないか社員に対してヒアリングをし、問題がないことを確認することが大切です。
育児・介護などのプライベートな事情がある
健康上の理由の他に、育児や介護などの理由で、研修への参加が難しい場合もあります。プライベートな事情により研修への参加が難しい社員がいないかを事前に確認したり、通常営業日に研修を実施したりすることが大切といえます。
そもそも仕事に対するモチベーションが低い
仕事に対するモチベーションが低く、研修に対してもやる気がでない社員がいる場合もあります。仕事に対するモチベーションが低いと、研修に対しても同様になり、行きたくないと思う可能性があります。研修を受講することで社員のどのようなメリットがあるのかを説明し、研修に主体的に取り組むように促すことが重要です。
ただし、仕事に対するモチベーションが低いと、社員にメリットがあったとしても受け入れてもらえない場合もあります。その場合には、社員のモチベーションを上げるための施策を講じる必要があるでしょう。社員のモチベーションをはかるには、モチベーションサーベイやエンゲージメントサーベイを実施することが効果的です。また、モチベーションを高めるには、社員同士や会社とのつながりを強化することが大切です。社員のエンゲージメント(貢献意欲)を高めましょう。
転職を考えている
社員が転職を考えている場合には、研修への参加意欲がわかず、行きたくないと思う可能性があります。社員の転職・離職を避けるには、働きがいや働きやすさを高めたり、モチベーションやエンゲージメントを向上させたりすることが効果的です。
研修内容を社員に効果的に周知することで、研修への参加意欲を高めることができます。
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社員の参加意欲を高める方法5選
「行きたくない研修」から「行きたい研修」にするために、どういったことに気をつけたらよいのでしょうか。
ここからは、参加意欲を高めるために人事や研修企画者が気をつけるべき5つのポイントを紹介します。
研修に参加することのメリット・必要性を伝える
研修に参加することで得られるメリットや必要性を、事前に共有しておきましょう。そのメリットが社員たちにとって魅力的なものであれば、参加することに意義を感じ、主体性を高めることが期待できます。
開催時期・開催場所に配慮する
遠方に住んでいる人は参加するのも大変ですし、なかには時間を拘束されるのが嫌という人もいます。時間のロスを減らすためにも、研修場所を会社や駅の近くにする、ターミナル駅近くの会場を押さえる、オンライン開催にするなど、全員ができるだけ参加しやすい環境を整えるとよいでしょう。
昼食のメニューやコミュニケーションを工夫する
美味しいご飯はモチベーションアップにつながる可能性があります。研修には緊張や疲労がともなうもの。そんななか、ほっと一息つける食事がおいしいと、研修に対して前向きに取り組める理由の1つになります。
研修中の際は、参加者の気分が明るくなるようなご飯を準備しておくと良いでしょう。また、参加者の食品アレルギーになどには注意が必要です。夕食時には、ビュッフェ形式などにして、自分で好きな料理をつまめるようにするといいでしょう。それが難しければ、メニュー表に食品アレルギーの記載を入れておきましょう。
また、昼食の時間を活用して、受講者同士がコミュニケーションを取れるようにすることも大切です。簡単なゲームを取り入れたり、円形のテーブルを用意したりして、会話を楽しめるように工夫するのがおすすめです。
研修前にアイスブレイクを取り入れる
全員で緊張をほぐせて、交流が生まれるようなアイスブレイクを取り入れると、場の雰囲気も和やかになります。ただし、一発芸系などの、緊張するものは避けましょう。
おすすめのアイスブレイクは、自己紹介ゲームです。簡単に短時間で実施することができ、相互理解を深められるため、研修で実施するグループワークのコミュニケーションを促進させたり、研修の主体性を高めたりすることが期待できます。
研修の受講する社員の主体性を高める
研修に行きたくないと思う社員の問題を解消するには、主体性を高めることが重要です。「行きたくない」と思っているとモチベーションが低い状態となり、研修への取り組みが不十分となり、効果が低くなってしまう可能性があります。
社員の主体性を高めるには、楽しい・面白いアクティビティを活用し、没入感を高めることが重要です。また、コミュニケーションを促進させ、他の受講者と協力して全体として研修をつくりあげていくことも大切です。研修を実施する際には、研修プログラムに没入感のある要素を取り入れ、受講者が主体的に研修に取り組めるように促しましょう。
楽しく取り組めるおすすめのアクティビティ
ここからは、受講者が楽しく取り組めるアクティビティを3つ紹介します。
研修プログラムのなかに組み込むことで、受講者の主体性を高め、モチベーションや集中力を向上させることが期待できます。
1.チャンバラ合戦
「チャンバラ合戦」は、スポンジ製の「刀」を持ち、腕に「命」となるボールを装着して大人数で戦うレクリエーションです。スポンジの刀で敵の腕にあるボールを落として戦います。
ゲームに勝つには、戦略を考えた上で力を合わせて戦う必要が必要があります。自然とコミュニケーションが取れるため、新入社員研修のアイスブレイクにぴったりです。
運動神経の良し悪しに関わらず誰でも楽しめる新感覚ゲームのため、誰でも楽しめます。
初対面同士でも盛り上がること間違いなしの研修です。
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2.謎解き脱出ゲーム
「謎解き脱出ゲーム」もおすすめです。こちらは、参加者が物語の主人公になりきり、チームで協力して制限人内に謎を解いてある空間からの脱出を目指すゲームです。
謎解き脱出ゲームの問題自体は、時間をかければ解けるものが多いですが、制限時間があるため一人で全ての問題を解くのは簡単ではありません。
そのため、チームメンバーでそれぞれ分担して問題を解く必要があります。
自然と全員がゲームに参加する形になり、楽しみながらチームビルディングもできるためおすすめです。
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リモ謎
「リモ謎」は、オンラインで実施可能な謎解き脱出ゲームです。参加者はZoomやMicrosoft Teamsなどのビデオチャットシステムを使用し、謎解きに挑みます。
リモ謎では、謎解きというゲームを通して、オンラインならではのコミュニケーションの取り方やビデオチャットツールの適切な使用方法などを学べます。
リモートワークでコミュニケーションが減ってしまった企業や、多拠点間での交流を促進したい企業におすすめのレクリエーションです。
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また、リモ謎は、リモートワーク促進に関する講義とセットで行う「リモ研」プランでの開催も可能です。
リモ研では、初めにオンラインコミュニケーションのコツやビデオチャットツールの使い方等についての講義を受けた後、リモ謎に挑戦します。
学んだことをその場ですぐに試せるため、スキルが定着しやすいという特徴があります。
あそぶ社員研修(研修テーマ例・内容)
「あそぶ社員研修」は、アクティビティと専門講師による講義、ワーク、振り返り・解説を一体化させることで、座学・実践を通じて研修の内容を深く理解し、翌日から業務で活用する具体的な方法まで学べる研修プログラムです。
1.コミュニケーション研修
「コミュニケーション研修」は、アクティビティ「謎解き脱出ゲーム」を活用して主体性や没入感を高め、振り返りや講義で伝える力・聞く力などのコミュニケーションスキルを習得することができる研修プログラムです。
謎解き脱出ゲームは、受講者が物語の主人公となり、チームで協力して謎を解いて脱出することを目指すアクティビティです。限られた時間のなかで脱出を達成するには、チームで情報共有や役割分担をして、協力して取り組むことが必須となります。また、チーム内でリーダーシップを発揮する人、リーダーをフォローして円滑に進められるようにコントロールする人、謎解きで活躍する人などが必要となり、さまざまなスキルも求められます。
また、チームごとにコミュニケーションが促進され、全体として共通する目標に向かって取り組むためチームビルディング効果が高いことも特徴です。謎解き脱出ゲームのプランは、少人数のチームで行うものから全員参加のものまでさまざまで、目的や課題に応じて適切なアクティビティを実施することができます。
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研修時間の目安
- アクティビティ「謎解き脱出ゲーム」:2時間程度
- 振り返り・講義・ワーク:3時間程度
- まとめ:1時間程度
2.ロジカルシンキング研修
「ロジカルシンキング研修」は、小グループと大グループで協力し、たった1つの正解を導き出すアクティビティ「リアル探偵チームビルディング」を活用してロジカルシンキングについて体験を通じて学び、講義で深く理解することを促す研修プログラムです。
リアル探偵チームビルディングは、ジグソー法を取り入れたアクティビティで、小グループと大グループを行き来し、論理的に推理していくアクティビティです。推理を進めていくなかで論理的思考が必須となり、主体的に集中して取り組むことができます。
リアル探偵チームビルディングの流れとしては、まず大グループのなかに複数の小グループがある状態で、それぞれの小グループに異なる情報が割り当てられます。まず対処法について小グループで考えたあとに、大グループで情報を共有したうえで、すべての小グループに同じ情報がもつ状態で改めて小グループで情報の分析・仮説立て・話し合いを行います。そして、最終的に大グループで1つの答えを決めます。
小グループでは確定情報・曖昧情報・不要な情報を選り分け、大グループでは小グループで整理した情報をもとに論理的に考えて端的に判断・共有すること、不足している情報を聞き出すことが求められます。そのため、推理ゲームのプロセスを通じて、論理的思考力が養われます。また、講義を通じて、アクティビティで得た学びも深く理解し、業務などで実践することができるようになります。
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研修時間の目安
- アクティビティ「リアル探偵チームビルディング」:2時間程度
- 振り返り・講義・ワーク:4時間程度
- まとめ:1時間程度
3.PDCA研修
「PDCA研修」は、ロケット製作をシミュレーションする過程でPDCAを回すアクティビティ「ロケットPDCAチャレンジ」と振り返り・講義を組み合わせ、PDCAについて深く理解できる研修プログラムです。
ロケットPDCAチャレンジでは、パーツを組み合わせてロケットを製作し、打ち上げ結果から原因を考えて改善しながら目標達成を目指します。1ターンの間にロケット部品の購入、部品のテスト、ロケットの打ち上げ予約・打ち上げテスト、資金稼ぎを行うため、実際のロケット打ち上げにおけるPDCAを体験できます。
ロケットを打ち上げるまでのプロセスでは、組み合わせの誤り・部品の不足・不良部品の有無を推察し、組み合わせの精度を上げていく必要があります。検討する要素が多く、チームで協力して取り組むことで、チームビルディング効果が高いことも特徴です。
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研修時間の目安
- アクティビティ「ロケットPDCAチャレンジ」:2時間程度
- 振り返り・講義・ワーク:3時間程度
- まとめ:1時間程度
4.ビジネスマナー研修
「ビジネスマナー研修」は、チームで協力して取り組み、楽しく安心してアウトプットができるアクティビティ「ビジトレ」を活用し、ビジネスマナーに対する関心や理解度を高め、振り返りや講義を通じてより深く理解することができる研修プログラムです。
ビジネスマナー研修では、「お辞儀・身だしなみ・訪問」、「敬語」、「名刺交換」、「メール添削」、「電話応対」、「議事録の取り方」、「指示の受け方」、「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」などの基礎的なビジネスマナーを学び、知識やスキルを習得することができます。ビジネスパーソンの必須スキルであるビジネスマナーを楽しく学ぶことができるため、内定者研修や新入社員研修などの若手社員を対象とした研修に適しています。
ビジネスマナー研修では、1コマあたり15分程度でアクティビティを行ったあとに、40分程度の講義・ワークを行います。ビジネスマナー研修は4コマ以上となります。
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研修時間の目安
- アクティビティ・講義・グループワーク:計4時間程度(1コマ1時間程度)
5.クリティカルシンキング研修
「クリティカルシンキング研修」は、チームで協力して事件の真相にたどりつくことを目的とした推理ゲームのアクティビティ「混乱する捜査会議からの脱出」を活用し、ロジカルシンキングやクリティカルシンキングを学べる研修プログラムです。
混乱する捜査会議からの脱出では、チームで協力して証拠品や証言などを整理、分析、共有していきます。それらの情報を手分けして読み取り、組み合わせて論理的に結論を導き出す必要があります。また、フェーズが進むごとに情報が増え、複雑になり、情報を取捨選択する必要もあるため、ロジカルシンキングが養われます。
また、出た結論に満足せず、新しい情報と照らし合わせ、再検証していくことが求められます。推理の終盤で違和感に気づき、考え得る仮説を出して検証を行うプロセスで、クリティカルシンキングについて体験を通じて学ぶこともできます。
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研修時間の目安
- アクティビティ「混乱する捜査会議からの脱出」:2時間程度
- 振り返り・講義・ワーク:2時間程度
- まとめ:1時間程度
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まとめ
せっかく研修を企画するなら、「研修に行きたくない」と思っている社員に「研修に行ってよかった」と研修後に思ってもらいたいですよね。 研修企画で気をつける点をおさえ、レクリエーションなどにも工夫を加え、社員が参加しやすい企画を練りましょう。
退屈な研修はおしまい。ゲーム形式で楽しく学びを促進
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ゲーム・講義・ワークを組み合わせたアクティブラーニングで学びを深める研修
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元SE(システムエンジニア)のライター歴2年目。そろそろ新米ライターと名乗りづらくなってきたことが悩み。IT(AR/VR、RPA、パソコン周りの機材、PCトラブルシューティング)記事、エンタメ(アニメ・映画)記事、シナリオライティングなど幅広く執筆中。