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十人十色ゲームとは?やり方・用意する物・効果を紹介


目次
「十人十色ゲーム」は、他者の好みを予想するために、さまざまな情報を思い返すことで相互理解を深めることができる簡単なゲームです。正解は本人にしかわかりませんが、さまざまな観点から予想をすることで、正解することを目指します。
本記事では、十人十色ゲームの概要、得られるメリット・効果、具体的なやり方・用意する物、実施する際のポイントや注意点、研修で活用する方法について紹介します。
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十人十色ゲームとは
十人十色ゲームとは、「目玉焼きにかける調味料」、「焼肉の食べ方」などのお題に対して、対象者が何を選ぶのかを予想し、正解することを目指す簡単なゲームです。他者の好みについて考える機会となり、相互理解が深まりやすいことが特徴です。また、十人十色ゲームを行うことで、他者に対して関心を持つきっかけづくりにもなります。
チームビルディングには、相互理解を深めることが重要です。チームビルディングとは、互いに助け合ったり、目標に向かって適切に連携したりできるチームづくりを指します。メンバー同士が仲良くなることに限らず、互いを理解することで、より効率的に行動できるチームづくりになります。
十人十色ゲームは、短時間で簡単に実施可能です。また、チーム分けをすれば大人数でも実施することができます。そのため、研修や懇親会などのアイスブレイクとして活用されています。アイスブレイクとは、参加者がリラックスするための簡単なゲームやワークを指します。アイスブレイクを取り入れることで、コミュニケーションを促進させることができます。
十人十色ゲームを実施して得られるメリット・効果
ここからは、十人十色ゲームを実施するメリットや効果について紹介します。
自己理解と相互理解の促進
十人十色ゲームを通じて、自分が無意識に選択していることを知り、自己理解を深めることができます。また、十人十色ゲームは特定の参加者(対象者)が何を選ぶのかを考えるゲームであり、他者について考えたり正解を知ったりすることで、相互理解を深めることにもつながります。
他者に関心を持ち、相互理解を深めることは、チームビルディングにおいて重要とされています。研修や懇親会のようにコミュニケーションを促進させることが大切なシーンで十人十色ゲームを活用することで、チームビルディングにつなげることができます。
多様性を実感できる
十人十色ゲームの本質は、十人いればそれぞれの価値観が異なるということを実感できることにあります。お題が10個あれば、そのすべてが一致する人がいることは稀です。他者とは好みが異なること、それぞれに良いところがあることなどについてゲームを通じて実感できることで、多様性を尊重することにつなげることができます。
多様性を実感することは、ダイバーシティの推進につながると期待できます。ダイバーシティとは、年齢・性別・国籍などのさまざまなバックボーンを持つ人々が同じコミュニティに属している状態を指します。たとえば、さまざまな国籍、文化、価値観などを持つ人たちが属しており、相互が理解し合い、尊重できている会社は、ダイバーシティが推進されているといえます。
さまざまな人々が属しているだけでは、ダイバーシティが推進されているとはいえません。さまざまなバックボーンを持つ人々が互いに尊重し合っていることが重要です。
コミュニケーション促進
十人十色ゲームには、チームで話し合って予想することで、コミュニケーションが促進される効果もあります。また、十人十色ゲームを通じて、特定のメンバーの好みを知ることで、共通点がわかり、コミュニケーションのきっかけづくりにもなります。
十人十色ゲームのやり方・用意する物
十人十色ゲームのやり方はシンプルです。まずはお題を用意します。お題の例としては、「目玉焼きにかける調味料(醤油・塩・ソース)」、「焼肉の食べ方(タレ・レモン汁・塩)」のように3択形式にするのが一般的です。正解できる確率が1/3となり、33%で正解することができるため、ポイントが入りやすく、盛り上がりやすくなります。
参加者の人数が6名以上の場合は、チーム分けを行います。正解となる対象者は毎回違う人にし、チームごとの人数に差が出ないようにすることがポイントとなります。自チームに対象者がいる場合に、直接的に正解を聞くことはできません。チーム内で話し合い、対象者が何を選ぶのかを予想したうえで、チームごとに解答を出します。解答の発表は、各チームのリーダーが行います。リーダーは、チーム分けをした際にランダムに選出しましょう。リーダーの役割は解答の発表のみですが、チームでの話し合いをリードしたり、ファシリテーションを行ったりしても問題ありません。
チームとしての解答を決める際に、チーム内のメンバーが何を選んだのかをメモしておくのがおすすめです。どのように予想して何を選んだのかがわかるようにすることで、チーム内での相互理解を深めたり、次のお題に活かしたりすることができます。
十人十色ゲームのルール
- ファシリテーターがお題と対象者を発表する
- 対象者が何を選んだのかをチームで予想する
- 対象者が自チームにいる場合に正解を聞き出してはいけない
- チームのメンバーが予想した答えをメモしておく
- 正解を知ったあとに振り返りを行う
十人十色ゲームを実施する際の流れ
- お題と対象者を提示する
- 対象者が選ぶ選択肢について話し合って予想する
- チームとしての答えを出す
- 正解したチームにポイントが入る
- 振り返りを行う
- 1~5を繰り返す
- 最も多くのポイントを得たチームの勝ちとなる
十人十色ゲームを行う際に用意する物
- お題を書いた紙
- 紙とペン(チームごと)
十人十色ゲームを行う際のポイント・注意点
以下では、十人十色ゲームを実施する際に押さえておきたいポイントや注意点を紹介します。
ネガティブな発言を禁止する
十人十色ゲームでは、対象者となる他者がトークテーマになります。ネガティブなことをいうと対象者に対する悪口になる可能性があるため、実施する際には注意する必要があります。十人十色ゲームを実施する際には、ネガティブな発言を控えるように促しましょう。
対象者に対するネガティブな発言が出ないようにするには、好みに関するロジックで予想を構築するように例示することが大切です。たとえば、お題が「目玉焼きにかける調味料」であれば、「調味料のなかでは醤油が好きだと聞いたことがある」、「ソースの味が苦手だといっていた」など、対象者の好みに関する情報を整理することから話し合いをはじめることで、ネガティブな発言がでにくくさせることができます。
共通点探しを合わせて行う
初対面や関係が浅い方々が多い場合には、共通点を知り、関心を持ったり会話のきっかけにしたりするように促すことが大切です。チーム内で話し合いを行う際に、共通点を見つけていくように進めることで、相互理解が深まると同時にコミュニケーションを促進させることができます。
お題に関連するチーム名を決める
十人十色ゲームを行う際に、お題に関連するチーム名にすることで、予想する際のヒントを得られたり、チームとしての結束力を高めたりすることにつながります。
十人十色ゲームでは、食べ物に関するお題を用意することが一般的です。食べ物のお題を複数用意する場合には、「チームパプリカ」のように、食材をチーム名にするのがおすすめです。お題とチーム名を紐づけ、参加者が主体的に取り組むことを促しましょう。
お題は3択または4択にする
十人十色ゲームのお題は、3択または4択にして、簡単すぎず正解しやすいようにすることが大切です。ゲームで主体性を高めるには、正解して楽しい気持ちを高めてもらうことがポイントとなります。アイスブレイクとして実施する場合は特に、楽しく取り組めるように工夫しましょう。
対象者はチームごとに同じ人数にする
十人十色ゲームを実施してチームで話し合いを行う際に、対象者がチーム内にいる場合には、やや有利になる可能性があります。3チームある場合には3問や6問、4チームある場合には4問や8問のようにして、対象者がチームごとに同じ人数になるように実施することが大切です。そのようにすることで、不公平をなくすことができます。
十人十色ゲームを研修で活用する効果・方法
十人十色ゲームは、新入社員や若手社員などを対象としたチームビルディング研修やダイバーシティ研修など、さまざまな研修で行うアイスブレイクやワークとして効果的です。研修を受講する方々の関係構築やコミュニケーション促進に役立てることができます。
研修にゲームを取り入れることで、受講者が意欲的に取り組むことを促せます。また、講師と受講者に双方向性が生まれ、主体性が高まることで、研修の理解を促すことにもつながります。受講者が没入して取り組めるゲーム学習を取り入れた研修の実施に関して、ぜひお気軽にご相談ください。
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まとめ
十人十色ゲームは、相互理解を深めたり、多様性の大切さを実感できたりする簡単なコミュニケーションゲームです。研修や懇親会に適しています。
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