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2021.10.22
  • チームビルディング

ロジカルシンキングで欠かせないMECEの基本情報と5つのフレームワーク

MECEはロジカルシンキングで欠かせない存在です。しかし、初めて聞いた方にとっては一体どんな意味なのか分からないことでしょう。

そこで今回は、MECEの基本情報やフレームワークなどについて紹介します。MECEについて知りたい方やロジカルシンキングについて関心がある方はぜひ読んでみてください。

MECEとは?

MECEとは、「漏れなくダブりなく」を意味する言葉です。とはいえ、これだけではMECEについて理解したとは言えません。そこで、最初の項目はMECEの基本情報から見ていきましょう。

MECEの前にロジカルシンキングを知っておくべき

冒頭で述べたように、MECEはロジカルシンキングで欠かせない存在です。そのためにも、ロジカルシンキングがどのようなものなのかを知っておく必要があります。

ロジカルシンキングとは、一貫して筋が通った考え方や説明方法という意味。論理思考または論理的思考と呼ばれることもあり、学問系からコンサルティング系までさまざまな分野で用いられています。MECEは、特にコンサルティングの分野で用いられているロジカルシンキングの一種であり、ビジネスにおいても活用されています。

MECE4つのキーワードの頭文字

MECEは、「Mutually(お互いに)」「Exclusive(重複せず)」「Collectively(全体に)」「Exhaustive(漏れなく)」の頭文字で成り立っています。まさに冒頭で述べた「漏れなくダブりなく」と同じ意味となっており、この4つで物事を考えます。

MECEの主な使い方

MECEにはさまざまな使い方があります。例として新しい飲み物を開発する際、MECEを通して味や色、パッケージなどを分類。また、ユーザーのことを考えるならば年齢や性別などにも分類できます。
MECE
を用いることで分類時の重複や漏れを防げるため、正しく物事を捉えられるようになります。結果として、これまで思いつかなかったアイデアのヒントが見つかるかもしれません。

MECEにおける5つのフレームワーク

MECEを取り入れた代表的なフレームワークとしては、主に5つあります。どれもビジネスの世界で有名なものであるため、この機会に覚えておきましょう。特にマーケティング分野で用いられることが多いため、マーケターに携わっている方・マーケターを目指している方は必ずチェックしておいてください。

なお、MECEを取り入れたフレームワークは以下で紹介するもの以外にも多数あり、「バリューチェーン分析」や「アンゾフ・マトリックス」、「コトラーの競争戦略4類型」などもあります。

マーケティング環境を分析「3C分析」

3C分析」は、「Customer(市場・顧客)」「Competitor(競合)」「Company(自社)」で成り立つフレームワークのこと。マーケティング環境の分析で用いられており、MECEを取り入れることで対象業界を正しく把握できます。

3C分析」においては、各項目で把握すべき内容が異なります。「Customer」では市場規模や成長性などをチェックし、「Competitor」では業界における競合各社のシェアや特徴などをチェック。「Company」の場合は、自社の企業理念や資本力などをチェックして、対象業界のマーケティング環境を分析します。

自社商品・サービスの展開を分析「4P分析」

4P分析」は自社商品やサービスの展開を行う際に用いられる分析方法。「Place(場所)」「Promotion(プロモーション)」「Price(価格)」「Product(製品)」で成り立っており、マーケティングミックスと呼ばれることもあります。MECEの考え方を用いて分析し、市場戦略を策定します。

4P分析」に関しては、実際にスターバックスが導入して成功した事例が有名です。スターバックスはコーヒーを販売する店から職場や自宅以外で自由な時間を過ごせる「サードプレイス」を提供する店として展開。他企業とのコラボ店舗や地域のニーズに合わせた店舗などをオープンしました。結果として少し高めの価格設定であるにもかかわらず、日本で高い知名度を誇る有名コーヒーチェーンとなりました。

収益性の背景を分析「ファイブフォース分析」

5つの力」と呼ばれることもある「ファイブフォース分析」は、ある業界の収益性に対して何らかの影響を与える背景を調べるフレームワークです。「業界内の競合」「新規参入の脅威」「代替品の脅威」「売り手の交渉力」「買い手の交渉力」の5つで成り立っており、アメリカの経済学者マイケル・ポーターによって提唱されました。

こちらもMECEが用いられていますが、特定の業界や製品に絞らないと、違う製品であるにも関わらず、供給業者と顧客が同じ会社になってしまうという注意点があります。他のフレームワークにはない注意点だからこそ、「ファイブフォース分析」を用いる際には気をつけてください。

市場の立ち位置を確認「PPM分析」

PPM分析」は、市場戦略率と市場占有率という2つの軸を用いて市場での立ち位置を確認するフレームワークです。「PPM分析」には「花形」「問題児」「金のなる木」「負け犬」という4つのエリアが設けられており、自社の事業や製品がどのエリアに属しているのか把握し、経営資源の投資における割合を判断します。例として「花形」に位置する場合、その事業・製品は市場戦略率も市場占有率も高いため、積極的な投資を継続すべきと考えられます。

PPM分析」の場合、実際に自社の事業や製品がどこに属するのか分類していくことから、その際にMECEが用いられます。また、エリア自体も任意に決められることから、エリア分割する際にもMECEが重要です。

外部と内部の環境を分析「SWOT分析」

最後の「SWOT分析」は、「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」で成り立つフレームワークのこと。MECEを用いて法律や競合といった外部環境と自社の資産やブランド力といった内部環境の双方を分析し、マーケティングの意思決定や企業戦略の策定などを行います。

 SWOT分析」を用いることで客観的な視点による分析ができ、事業への理解度を高めることが可能。なおかつメンバーそれぞれの考えを統一できます。

MECEで注意すべきポイント

MECEはさまざまなフレームワークに用いられているとはいえ、いくつか注意点があります。正しく活用するにも、以下のポイントを覚えて用いるようにしましょう。

思い込みに気をつける

MECEを用いる際、その人の偏見や知識不足による思い込みで誤った分類をしてしまう恐れがあります。例えば性別の場合、LGBTのことを考えると「男性」「女性」とただ分けるのは非常に困難です。身体的な性別と心理的な性別を考慮して分類しなくてはならなくなります。

もちろん、MECEを用いたからといって必ずしも漏れやダブリを完全に防げるわけではありません。それでも漏れやダブリが生じていないか何度もチェックすることで、精密な分類へと近づくようになります。

手段であって目的ではない

MECEはあくまでロジカルシンキングにおける1つの手段です。そのため、目的を明確師にした上でMECEを用いるようにしましょう。目的が決まっていなければ、何のためにMECEを用いて分類しているのか分からなくなってしまいます。だからこそ、いきなりMECEを用いるのではなく、目的をハッキリさせた後に用いるようにしましょう。

MECEはロジカルシンキングで欠かせない存在

今回は、MECEの基本情報や主なフレームワーク、用いる際の注意点などを紹介しました。MECEはロジカルシンキングにおける1つの手段であり、物事を分類する上で役立つ考え方です。さまざまなフレームワークにも用いられているため、実際にビジネスでもMECEを活用してみてはどうでしょうか。

 

参考サイト:

 

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