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- チームビルディング
タックマンモデルの各段階におけるチームビルディング研修21選
目次
より良い企業づくりのために、チームビルディングを目的とした研修を実施する企業が増えてきました。講義型の研修では得られない組織の結束力や仕事に対する意欲を高めるには、チームビルディング研修が非常に効果的です。
本記事では、チームビルディングの概要、タックマンモデルの各段階におけるチームビルディング研修21選、チームビルディング研修の事例・感想を紹介します。
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チームビルディングとは
チームビルディングとは、社員一人ひとりの能力・スキル・経験を最大限に発揮させ、ビジョンを実現するためにより良い組織づくりをする取り組みです。
企業を取り巻く環境が急速に変化する現代社会において、チームビルディングは競合他社に負けず自社の成果を最大化させるための戦略として注目されています。
チームビルディングの効果
チームビルディングには、主に下記3つの効果が期待されています。
- 社内コミュニケーションの活性化
- 社員の仕事に対するモチベーション向上
- 組織理念や価値観の浸透
それぞれ詳しく解説していきます。
効果1.社内コミュニケーションの活性化
チームビルディングは、社内のコミュニケーション促進や良好な人間関係づくりに非常に効果的です。
研修を通じて、社員の新たな魅力や共通点が見つかれば、親近感が湧きます。社員同士の仲が深まることで、組織の連携が円滑になり、効率よく業務が遂行できるようになるでしょう。
効果2.社員の仕事に対するモチベーション向上
チームビルディングを目的とした研修では、仲間と協力して課題を解決する経験が積めます。また、一つの成功体験を社内で共有できるため、組織の結束力が高まります。
たとえ困難に直面した場合でも、過去に共通の成功体験を積んでいれば、決して諦めることなく解決策を見つけ出せるはずです。
効果3.組織理念や価値観の浸透
研修を通じて、社員一人ひとりの考え方や価値観を理解しやすくなります。その結果、社員の多様性を認め合う働きやすい職場環境が構築できるでしょう。
働きやすい職場環境が構築できれば、社員の自律性や主体性が高まり、仕事へのモチベーション向上や生産性UPなど、企業にとってプラスの効果が期待できます。
また、多くの企業が抱える人間関係やメンタルヘルスといった問題の解決につながるでしょう。
研修でチームビルディングを図る際の3つのポイント
研修で効果的なチームビルディングを図るときのポイントは下記の3つです。
- 研修の目的や評価基準を事前に明確にしておく
- 社員同士の交流が促進される内容を企画する
- 社員の“役割”に注目して研修を行う
それぞれ詳しく解説していきます。
1.研修の目的や評価基準を事前に明確にしておく
研修でチームビルディングを図るには、社員の主体的な参加が欠かせません。そのため、研修へのモチベーションを高める施策が必要になってきます。
そこで研修の目的を明確化することが重要です。社員に研修の目的を伝えることで、集中力が上がり、密度の濃い研修が実現できるでしょう。
また、研修を業務に活かすには、楽しむだけではなく適切なフィードバックが必要です。一方で、一般的な講義形式の研修とは異なり、定量的な評価が難しいという側面もあります。
研修の前には必ず「研修の意義と評価基準」を明確にしておくとよいでしょう。
2.社員同士の交流が促進される内容を企画する
チームビルディングを目的とした研修では、社員同士のコミュニケーションが促進される内容が望ましいです。
研修と聞くと堅いイメージを持つ方も多いと思いますが、ゲーム要素のあるアクティビティを実施することで、楽しみながら社員同士の交流を深められます。
また、個人で完結する内容ではなく、グループで協力して成し遂げられる内容の研修のほうが組織の一体感を高められるでしょう。
3.社員の“役割”に注目して研修を行う
チームビルディングでは、社員の多様性を尊重し、いかに相手の良さを引き出せるかが重要なポイントになります。
考え方や価値観が違う社員同士が協力し合うには、相手を理解することが大切です。研修の段階から社員の役割に注目すれば、役割の異なる社員を理解しようとする雰囲気が生まれるでしょう。
また、研修時に社員に役割を与えることで、内向的な社員でも参加しやすくなります。チームビルディングは社員の主体性がなければ意味がないため、内向的な社員でも参加できるような施策が必要です。
チームビルディングの主要理論「タックマンモデル」
枠組み「タックマンモデル」を理解することで、自社の現状を把握しやすくなります。その結果、自社の現状に合わせて効果的なチームビルディングが行えるようになります。
タックマンモデルとは
「タックマンモデル」とは、組織を理解・改善する枠組みのことです。
心理学者であるブルース.W.タックマンが1965年に提唱した組織モデルをタックマンモデルといいます。
タックマンモデルでは、 組織に属する人間の関係性に着目し、組織が成長していく過程を5段階で表しています。
効果的なチームビルディングをおこなうには「自社の現状が、タックマンモデルのどの発展段階にあるのか」を把握することが必要不可欠です。
タックマンモデルの5段階プロセス
ここからは、タックマンモデルの5段階プロセスを解説します。
タックマンモデルは主に下記の5段階に分類できます。
- 形成期
- 混乱期
- 統一期
- 機能期
- 散会期
それぞれの発展段階について詳しく解説していきます。
タックマンモデルの段階1.「形成期」
形成期は、組織が形成されて間もない段階を表します。この段階ではお互いの理解が深まっておらず、緊張や不安といった感情が組織内に漂っています。
形成期では、お互いの理解が深まるような取り組みが望ましいでしょう。「相手の考え方」や「価値観」を尊重することで、本当の意味でチームワークが形成できるはずです。
タックマンモデルの段階2. 「混乱期」
混乱期には、組織内で対立や意見のぶつかり合いが生じます。
形成期を経て徐々に組織の環境に慣れ始めると、社員は自分の本音や価値観を表現しやすくなります。組織が掲げる共通のビジョンは認識していますが、メンバーが各々の手段で取り組んでいるため、統一感はありません。
混乱期においては、積極的に議論を行い、相互理解を深めることが必要不可欠です。
タックマンモデルの段階3.「統一期」
統一期では、相互理解が深まったことにより、相手の特徴を理解して組織のために自分の役割を果たせるようになります。
また、組織の規範やルールが浸透し、ビジョン達成に向けてやるべきことが明確化された状態といえるでしょう。
仲間の特性や役割などが組織で共有できているため、安定した組織形成が実現できます。
タックマンモデルの段階4.「機能期」
機能期では、組織として機能している状態を表します。個々の能力がうまく機能し大きな成果が得られるでしょう。
機能期になると、自分の役割を果たすだけでなく、共通のビジョンのもとで自発的に行動できるようになります。また、組織内でお互いをフォローし合う関係性が成り立ち、働きやすい職場環境が整うでしょう。
機能期を持続させるには、コミュニケーションを頻繁に取ることが効果的です。
社内イベントや交流会など、仕事以外の交流の場を設けると良いでしょう。
タックマンモデルの段階5.「散会期」
機能期が終わり、組織のビジョンが達成されると散会期が訪れます。散会期では、次なる目標に向けて新しく動き出す段階といえるでしょう。
以上がタックマンモデルの5段階プロセスになります。全ての組織がタックマンモデルを順番に経て形成されるといわれており、どこかの段階をスキップすることはできません。
タックマンモデルのうち、自社がどの段階に属しているかを判断し、適切なアプローチを行う必要があります。
タックマンモデルの各段階に適したおすすめのチームビルディング研修
タックマンモデルに沿って、各組織段階に適した効果的なチームビルディング研修を紹介します。
「形成期」におすすめのチームビルディング研修5選
形成期には、お互いの理解が深まるような研修が望ましいです。馴染みのない社員とも積極的にコミュニケーションを取ることで、相互理解が深まります。
【形成期におすすめのチームビルディング研修】
- レゴ®シリアスプレイ®
- 十人十色ゲーム
- マシュマロチャレンジ
- 共通点探しゲーム
- 謎パ
各ゲームのやり方と得られる効果を解説していきます。
研修1.「レゴ®シリアスプレイ®」
レゴ®シリアスプレイ®(レゴ シリアスプレイ)とは、レゴブロックを協力してつくることで、組織の活性化を目的としたチームビルディング型の研修です。
レゴ®ブロックを使って頭の中のイメージを形にしていくことで、言葉で表現するのが難しいことや、普段なかなか言語化できないような気持ちを表現することができます。
米国ではNASAやGoogleが企業研修に導入したことで有名ですが、日本でも導入する企業が増えてきました。
指定されたお題に対して、レゴブロックで表現して社員同士で対話を深めることで、組織のコミュニケーション促進が期待できます。想像力を豊かにして楽しみながら取り組めば、社員の仲も深まるはずです。
-「レゴ®シリアスプレイ®」のやり方-
- 少人数(4〜5人程度)のグループを作る
- ファシリテーターがお題を提示する
- お題に対してレゴブロックで表現する
- メンバー同士で作品についてフィードバックを行う
レゴ®シリアスプレイ®は、お互いの理解が浅く、緊張や不安感が漂っている形成期にとてもおすすめの研修です。
メンバー同士がコミュニケーションを取りながら行うため、自分自身や他の人との関係性を深めることもできます。
研修2.「十人十色ゲーム」
十人十色ゲームとは、メンバーに対して選択式の質問を行い、残りのメンバーが回答者の答えを予想するゲームです。
十人十色ゲームでは、相手の価値観や考え方を改めて理解できます。社員のパーソナルな部分まで知るきっかけにもなり、意外な共通点も見つかるかもしれません。
また、相手のことを深く知ることで、多様性を尊重する「働きやすい環境づくり」にもつながります。
-「十人十色ゲーム」のやり方-
- 少人数(5人程度)のグループをつくる
- グループ内で1人「回答者」を決める
- 3択から選べるような質問を投げかけ、回答者の答えを予想する
- 最後に答え合わせを行う
十人十色ゲームでは相手視点で物事を考えられるため、業務において重要なマーケティング思考が身につくでしょう。
研修3.「マシュマロチャレンジ」
マシュマロチャレンジとは、「決められたアイテム」と「マシュマロ」を用いて、自立可能なタワーをできるだけ高く積み上げるゲームです。
マシュマロチャレンジで使用できるアイテムは以下の通りです。
・マシュマロ:1つ
・乾燥パスタ:20本
・マスキングテープ:90cm
・ひも:90cm
・はさみ:1つ
マシュマロチャレンジでは「高く積み上げる」という共通のミッションがあり、達成するには役割分担や能動的なコミュニケーションが必要になります。
また、終わった後には「仲間との共通の体験」が残るため、今後の業務で困難に直面した場合でも、仲間と協力して乗り越えられるでしょう。
-「マシュマロチャレンジ」のやり方-
- 乾燥パスタ、マシュマロ、テープ、ひも、はさみを用意する
- チームを作り、作戦会議をする
- 制限時間内に最も高いタワーを作ったチームが勝ち
こちらの動画では、 マシュマロチャレンジを全力でプレイする様子をご覧になれますので、ぜひのぞいてみて下さい。
研修4.「共通点探しゲーム」
共通点探しゲームとは、決められた時間内にメンバーの「共通点」をより多く探し出すゲームです。
人は自分と同じ特徴を持つ人に親近感を覚えます。これは「類似性の法則」と呼ばれており、心理学でも明らかになっています。
新入社員研修や親睦会など、初対面の社員が集まる研修において、効果的に社員の仲を深めるには「共通点探しゲーム」がおすすめです。
-「共通点探しゲーム」のやり方-
- 参加者を3〜4人に分けてチームを作る
- 10分の制限時間内にチーム全員に共通点を見つける
- 各チームで見つけ出した共通点を発表する
- 最も多くの共通点を見つけ出したチームが勝ち
メンバーを変えながら繰り返し行うと良いでしょう。
研修5.「謎パ」
「謎パ」とは、謎解きとパズルを組み合わせたチームビルディングゲームです。リアルでもオンラインでも実施できます。
みんなで協力して謎のかけらを集めたり、集まった謎を解いたりしながら、ミッションのクリアを目指します。協力して謎を解くことで、チームワークやコミュニケーション能力を向上させることができます。
また、複数のチームに分かれずに参加者全員が1つのチームになるため、参加者全員で一体感や達成感を味わうことができるのもポイントです。
「参加者全員が交流できるイベントにしたい」
「オンラインかオフラインでイベントをしたいが、どうなるか分からない」
といった場合におすすめです。
株式会社IKUSAでは、各企業様のお悩みや要望に合わせたオリジナルのシナリオも制作可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。
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「混乱期」におすすめのチームビルディング研修5選
混乱期では、相手を理解するだけでなく、自己開示できるような研修が望ましいです。議論を通じて、お互いの方向性を一致させることで、一体感のある組織づくりができます。
【混乱期におすすめのチームビルディング研修】
6.リモ探
7.NASAゲーム
8.ジャングルサバイバル
9.帰宅困難サバイバル
10. 人狼ゲーム
研修6.「リモ探」
弊社が提供する「リモ探」とは、ジグソーメソッドと呼ばれる手法を用いて行われる、チーム協力型の完全オンライン推理ゲームです。各メンバーに伝えられた異なる情報を整理し、推理していきます。
リモ探では、制限時間内に自分の担当する情報をチームメンバーに口頭だけで伝えることが必要です。そのため、誰もが発言できるゲームになっています。
-「リモ探」のやり方-
- チーム分けをする
- それぞれ担当のグループに行き情報を取得
- その得た情報を自分のチームに持ち帰り、チームメンバーに伝える
- 集めた情報を整理し、推理していく
また、断片的な情報をつなぎ合わせる必要があるため、情報整理や論理的思考といった業務において重要な能力が修得できます。
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研修7.「NASAゲーム」
NASAゲームとは、主に「コンセンサス(合意形成)」を学ぶアクティビティです。グループワークを通じて、社員同士がコミュニケーションを取りながら、コンセンサス(合意形成)までの過程を体験できます。
NASAゲームのシチュエーションは、月面に着陸しようとしている宇宙飛行士が予期せぬトラブルに見舞われ、母船から約200マイルも離れた場所に不時着するというもの。
乗っていた宇宙船は着陸の衝撃で使用不可能ですが、15個のアイテムは使える状態で残っています。この15個のアイテムを重要度の高いと思われる順番に順位づけしていきます。
NASAゲームでは、自分で考えるだけではなく、チーム全員で一つの結論を導き出さなくてはいけません。自分が主張するだけでなく、相手の意見を聞き入れる傾聴力が求められます。意見が対立した場合は、多数決ではなく議論によって合意できるとよいでしょう。
-「NASAゲーム」のやり方-
- まずは個人で重要度の高いアイテムを順位づける
- 少人数(5名程度)のグループに分かれて議論し結論を導く
- 各グループの結論を理由とともに全体に向けて共有する
- NASAによる模範解答を配布してフィードバックを行う
研修8.「ジャングルサバイバル」
ジャングルサバイバルとは、コンセンサス(合意形成)ゲームの一種で、仲間と合意形成するまでの過程を、物語を通じて実践形式で学べるアクティビティです。オンラインにもオフラインにも対応しています。
ジャングルサバイバルの設定は、ジャングルをクルージング中に乗っている船が大破し、遭難する場面から始まります。生き延びるには近くの村まで歩かなくてはならないため、船の中にある積荷から最善のアイテムを選び出し、ジャングルの中で生き残る策をチームで議論します。
-「ジャングルサバイバル」のやり方-
- 「クルージング中にジャングルに遭難した」という状況を把握する
- 生き延びるために船にある積み荷のうち、どれを優先的に持っていくかを個人で考える
- チームで話し合い、優先順位を決める
- 模範解答と照らし合わせ、それに近いほど高得点となる
チームで一つの結論を導き出すには、必然的に協力せざるを得ない構造になっています。よって、社員との交流の機会が自然と生まれ、組織の活性化につながるでしょう。
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研修9.「帰宅困難サバイバル」
帰宅困難サバイバルは、コミュニケーションを通じて一つの結論を導き出すアクティビティです。
帰宅困難サバイバルでは、災害都市からの帰宅を目標に、必要な物資を優先度が高い順にランク付けしていきます。
-「帰宅困難サバイバル」のやり方-
- 「大都市で災害に巻き込まれた」という状況を把握する
- 生き延びるために必要な物資のうち、どれを優先的に持っていくかを個人で考える
- チームで話し合い、優先順位を決める
- 模範解答と照らし合わせ、それに近いほど高得点となる
仲間と議論を行うなかで、相手との考え方や価値観の違いを認識し、意見が対立したときにお互いが納得する形で合意形成できるかがポイントです。
また、帰宅困難サバイバルでは「災害時にはどのような対処が必要なのか」といった防災について理解を深められます。
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研修10.「人狼ゲーム」
人狼ゲームとは「人狼側」と「村人側」に分かれ、会話によって真実を明らかにするコミュニケーションゲームです。人狼側は、自分が人狼であることがバレないように嘘をつき、村人側は人狼が誰なのかを議論によって見つけます。
人狼ゲームでは、相手の表情や会話の矛盾点から、誰が嘘をついているのかを導き出さなくてはいけません。そのため、論理的思考や洞察力といった社会人に必要なスキルが修得できます。
-「人狼ゲーム」のやり方-
- 進行役がカードを配布し、人狼側と村人側に分かれる
- 「夜のアクション」を行う(人狼は村人1人を襲うなど)
- 「昼のアクション」を行う(議論を通じて怪しい人を1人処刑する)
- ②・③を繰り返し、村人が全滅する前に人狼を処刑できれば村人の勝利
「統一期」におすすめのチームビルディング研修5選
統一期では、各社員の特性を理解したうえで、個性が活かせるような研修が望ましいです。
メンバーごとに適した役割を与え、周りがサポートできる状態を目指しましょう。
【統一期におすすめのチームビルディング研修】
11.サバ研
12.目的地移動ゲーム
13.ブラインドサッカー
14.リモ謎
15.キャンプ・BBQ
研修11.「サバ研」
サバ研とは、勝つためのフレームワークとして近年注目を浴びる「OODA LOOP」と「サバゲー」を融合させた日本初の体感型アクティビティです。
サバ研では、「迅速な意思決定・臨機応変な対応・リーダー像」といった組織の成長に必要なスキルを楽しみながら修得できます。また、先行きが不透明な状況下でチームをまとめ、勝路を見出す思考回路を育むことも可能です。
共通のビジョン実現に向けてチーム全員で試行錯誤する必要があるため、課題解決に向けて実践の中で「協力し合う経験」が積めるでしょう。
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研修12.「目的地移動ゲーム」
目的地移動ゲームとは、3人1組のチームで協力して課題を乗り越え、目的地を目指すアクティビティです。
目的地移動ゲームでは、各メンバーに3つの役割「目隠しされる役」「黙って目隠しされる役をサポートする役」「声をだしてサポートする役」が与えられます。
目的地に辿り着くには、仲間との協力が必要不可欠です。課題を乗り越える過程で、メンバー同士で積極的に交流する機会が生まれるため、社員との絆が深まります。
また、自身の役割を最後までやり遂げる責任感や、状況に合わせて対処する能力の向上が期待できるでしょう。
研修13.「ブラインドサッカー」
ブラインドサッカーとは、キーパー以外はアイマスクをした状態で、聴覚だけを頼りに行うアクティビティです。
ブラインドサッカーでは、鈴が入ったボールとチームの声だけを頼りにゴールを奪い合わなくてはなりません。そのため、メンバー1人ひとりの役割分担や信頼関係の構築が必要不可欠となります。
「視界を奪われる」といった非日常を体験することで、チーム内で助け合うことの重要性を改めて確認し、より強固なチームワークが築けるでしょう。
-「ブラインドサッカー」のやり方-
- プレイヤーは目隠しをする
- ドリブルやパスなどの簡単なプレイでサッカーを行う
研修14.「目的地移動ゲーム」
リモ謎とは、リモート環境でも本格的なチームビルディングが可能な、大人数参加可能な謎解き脱出ゲームです。
チームで協力して謎解きに挑戦することで、交流の少ない社員ともコミュニケーションの機会が生まれ、楽しくチームワークの向上を図れます。
また、リモ謎は貴社が普段使用しているWeb会議ツールで実施できるため、新たにツールを導入する手間がかからないのもポイントです。
-「リモ謎」のやり方-
- オンラインのビデオチャットツールを用意する
- チームで協力をしながら物語にそった謎を時間制限内に解く
- 危機的状況からの脱出を目指す
リモ謎では貴社の研修内容に応じてオリジナルの謎解きを製作できます。
「学び」と「楽しさ」を両立した研修で社員エンゲージメントを向上させることが可能です。
リモ謎の資料ダウンロードはこちら
研修15.「キャンプ・BBQ」
キャンプやBBQは、チームビルディングに効果的なアクティビティの一つです。企画段階から自然とコミュニケーションの機会が生まれるため、終わった後には社員同士の絆が一層深まりやすくなります。
みんなで一緒に楽しい時間を共有することで、最高の思い出として残り、社内のチームビルディングにつなげることができ、ます。チームビルディングには非常におすすめのイベントです。
「株式会社IKUSA」では、研修やゲームだけでなく、手ぶらで出張バーベキューを体験できる『チームビルディングBBQ』も提供しています。
会場探し・設営・チームビルディングアクティビティの実施・撤収までを弊社が全ておこなうため、担当者様の準備の負担もかかりません。
全国のBBQ会場や公園、会社の駐車場で実施可能なので、気になる企業担当者様はぜひご相談ください。
チームビルディングBBQの詳細はこちら>>
「機能期」におすすめのチームビルディング研修6選
機能期では、組織のチームワークをより向上させられるような研修が望ましいです。
社員全員で協力しながら取り組めば、共通の成功体験や思い出を社内で共有できます。
【機能期におすすめのチームビルディング研修】
16.チャンバラ合戦
17.おうち防災運動会
18.NEW運動会
19.謎解き脱出ゲーム
20.SDGsビジネスゲーム ワールドリーダーズ
21.登山
研修16.「チャンバラ合戦」
チャンバラ合戦とは、スポンジ製の「刀」を手に、腕には「命」となるボールを装着して戦う、「合戦」をテーマにしたチームビルディング型のアクティビティです。
ルールも非常にシンプルなので、若手からベテランまで、楽しくコミュニケーションが取れるでしょう。
-「チャンバラ合戦」のやり方-
- 参加者の肩に命(ボール)を付ける
- スポンジの刀を使って相手の命を切り落とす
- 最終的に生き残った人数をチームで競い合う
チャンバラ合戦において、相手チームに勝つための秘訣は「戦術×チームワーク」です。「軍議」を通じてチームで戦術を練り、「合戦」で試す。実践で明らかになった課題を次の「軍議」で改善し、新たな作戦を立てる。チャンバラ合戦を通じて、実践のなかでPDCAを回す経験が積めます。
チャンバラ合戦の資料ダウンロードはこちら
研修17.「おうち防災運動会」
おうち防災運動会とは、自宅で防災を体験できる新感覚オンラインアクティビティです。
社員同士で交流しながら防災について楽しく学ぶことで、日々の生活にも役立てつつ、チームビルディング効果も期待できます。
在宅勤務によりおうち時間が増えた今だからこそ、改めて防災について考える時間は必要です。
おうち防災運動会は、オンラインならではといった要素も交えながら、本格的な防災体験ができます。
おうち防災運動会の資料ダウンロードはこちら
研修18.「NEW運動会」
NEW運動会は、新しい競技だらけの社内運動会です。バブルサッカーや脱出ゲーム・ドッチビーなどのやったことのないスポーツを体験することができます。
経験者・未経験者の差がなくフェアなため、結果が予想しづらく、盛り上がりやすいです。
「普通の運動会じゃ物足りない」「変わった運動会をしたい」
このような場合におすすめのアクティビティとなっています。
種目はどれも社員のコミュニケーションを活性化させる内容で、楽しみながらチームビルディングを図れます。
社員の結束を高めつつ、身体を動かすことによって日頃のストレスを発散できるでしょう。
研修19.「謎解き脱出ゲーム」
謎解き脱出ゲームとは、チームで協力しながら謎を解き明かし、ミッションクリア(脱出)を目指すアクティビティです。
脱出するには、仲間と協力し情報を共有しながら課題を解決する必要があります。そのため、普段の業務において重要なコミュニケーション力や課題解決力の修得に役立つでしょう。
株式会社IKUSAでは、企業研修に特化した謎解き脱出ゲームを提供しています。緊張感のある空間からチームで力を合わせて脱出を図るシチュエーションが特徴で、楽しみながら貴社のチームビルディングを図ることが可能です。
-「謎解き脱出ゲーム」のやり方-
- 制限時間や閉じた空間の中で与えられた謎を解く
- 全ての謎が解けたらゲームクリア
研修20.「SDGsビジネスゲーム ワールドリーダーズ」
ワールドリーダーズは、企業のためにつくられた企業経営を体験できるSDGsビジネスゲームです。
各チームは企業として戦略を立て、労働力や資本を使って利益を競いますが、利益を追求するだけでは次第に企業としての価値を向上させることが難しくなります。
長期的な利益を生むため、各チームは環境や社会など様々な要素を考慮し、最終的に多くの資金を稼いだチームの勝利です。
-「ワールドリーダーズ」のやり方-
- いくつかのチームに分かれる
- 企業として戦略を立て、労働力や資本で利益を上げる
- 最も多くの利益を上げたチームを優勝とする
SDGsにおける企業の役割を学ぶだけでなく、戦略思考や情報共有、駆け引き、チームビルディングなどさまざまなことを体験できます。
ワールドリーダーズの詳細はこちら
研修21.「登山」
登山は、多くの企業が社員研修や新人研修などで実施することの多いアクティビティです。
登山には「登頂する」といった明確な目標があり、それに向けて仲間と協力しながら登り切る体験を共有できるため、チームに一体感が生まれます。
体力的に厳しい場面もありますが、そんなときこそ仲間同士で励まし合えば、今後の業務でも支え合える最高のチームワークを築き上げられるでしょう。
チームビルディング研修の4つの事例
弊社が提供するチームビルディングに効果的な研修の事例を紹介します。
事例1.「リモ謎」の研修事例(某大手企業様)
毎年社内向けの研修を実施していた某大手企業様でしたが、コロナ禍では会場での研修に抵抗がありました。そこで、完全オンラインでチームビルディングを図れる「リモ謎」をご利用いただきました。
今回はWeb会議ツール「Teams」を使用します。こちらの企業様の社内公用語が英語だったため、「リモ謎」も英語仕様で行いました。
60分間の謎解きのなかには、仲間と協力しなくては解けない問題が数多く存在します。謎を解き明かす過程で自然と会話がはずみ、謎解きで味わう多くの感情を共有しながら楽しそうに挑んでいらっしゃいました。
リモ謎をきっかけに、組織のチームワークをより一層深めていただけたようです。
リモ謎では、企業の社風や文化に合わせてオリジナルの謎解きを製作できます。今回は「Teams」を使用しましたが、リモ謎では貴社がお使いのツールで対応可能です。
リモ謎は他の企業様からも「謎解きを通じて、部署・階層を超えたメンバーと自由な雰囲気で交流を深めることができた」「遠方の支社とコミュニケーション活性につながった」という声をいただいています。
リモ謎の資料ダウンロードはこちら
事例2.「チャンバラ合戦」の研修事例(株式会社FCE Holdings様)
株式会社FCE Holdings様には、「メンバーの相互理解を深めて距離感を縮めたい」「個々の強みを活かしてPDCAを回す経験を積みたい」といったご要望からチャンバラ合戦をご利用いただきました。
より効果的な研修になるように、各社員様に付箋を用意し、その場で仲間たちの評価(良い点や改善点)を書いて渡せるよう工夫しました。周りからの客観的な評価を直接受けるのは緊張しますが、ビジネスにおいては基礎となる行為でもあります。
チャンバラ合戦を通じて、思いっきり身体を動かすことで、コミュニケーション促進やリフレッシュ効果が期待できます。
各チームとも合戦を始める前よりも打ち解けて、社員の一体感が深まったようです。
他の企業様からも「社員の意外な一面という発見が多く、人間関係にいい影響があった」「全員が一緒になって子どもになれるコンテンツなので打ち解けやすくなった」という声がありました。
チャンバラ合戦の資料ダウンロードはこちら
事例3.「謎解き脱出ゲーム」の研修事例(GMOペパポ株式会社様)
GMOペパポ株式会社様の社員旅行レクリエーションとして、謎解き脱出ゲーム「無人島からの脱出」をご利用いただきました。
会場は神奈川県横須賀市にある無人島「猿島」です。社員の皆様は片道10分のフェリーに乗って会場に向かいました。
無人島には「体の番人」と「知の番人」が待機しており、ルートが2つに分岐しています。謎解きに自信のない社員は、身体を使って体力でカバーできる仕組みになっているため安心です。
最終的には、全40チームのうち39チームが謎を解き明かして、無事脱出に成功しました。
同じチームのメンバーで力を合わせて、困難を乗り越える経験をすることで、自然と相互理解が深まります。最後には、社員同士の絆も深まり、最高の社員旅行になったようです。
謎解き脱出ゲームを実施した他の企業様からも「実施後は、新入社員同士の空気が柔らかくなった」「世界観に浸りながら謎解きを楽しめた」という声をいただきました。
謎解き脱出ゲームの資料ダウンロードはこちら
事例4.「コンセンサスゲーム」の研修事例(LINE Growth Technology株式会社様)
LINE Growth Technology株式会社様には、合意形成研修コンセンサスゲームONLINE「帰宅困難サバイバル」をご利用いただきました。
その背景には、帰宅困難サバイバルを通じて、合意形成について学び普段の業務に生かしたいという思いがあったようです。
コンセンサスゲームの具体的な流れは、10分間の個人ワークの後に20分間のグループワークによって結論を導き出します。 制限時間内に合意形成を行うには、議論の方法を工夫しなくてはいけません。
LINE Growth Technology株式会社様では、「最初に判断基準についてすり合わせをしよう」「1位と最下位は早めに決めたほうがいいのでは」といった意見がみられました。
コンセンサスゲームを通じて、決められた時間内に、お互いが納得できる結論を導く方法を形式的に学べたと好評をいただきました。
後ほど改めて感想をうかがったところ、
「自分と全く違う他者の意見が気づきとなって、合意形成を形式的に学べたり、体感できたりしたのがよかった」
「MCがいて、空気感も作ってくれて、盛り上げ役もしてくれるみたいなイベントというのは、社内だけではできない。そういったところを全てお任せできた」
とお話しいただきました。
コンセンサスゲームの資料ダウンロードはこちら
あそぶ社員研修(研修テーマ例・内容)
「あそぶ社員研修」は、アクティビティと専門講師による講義、ワーク、振り返り・解説を一体化させることで、座学・実践を通じて研修の内容を深く理解し、翌日から業務で活用する具体的な方法まで学べる研修プログラムです。
例えば、PDCA研修ではロケットの制作・打ち上げに関するシミュレーションを行うアクティビティ「ロケットPDCA」を実施し、短時間のうちにPDCAサイクルを回すことを体験することで、講義・ワーク・振り返りなどによる学びを最大化させます。
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■研修テーマ・アクティビティの例
- コミュニケーション研修(謎解き脱出ゲーム)
- ロジカルシンキング研修(リアル探偵チームビルディング)
- クリティカルシンキング研修(混乱する捜査会議からの脱出)
- PDCA研修(ロケットPDCAチャレンジ)
- 合意形成・アサーティブコミュニケーション研修(コンセンサスゲーム)
まとめ
本記事では、実際に行われたチームビルディングの研修事例をご紹介しました。
チームビルディング研修を実施することで、社員のコミュニケーションが活発になり、社内環境の改善が期待できます。社員同士の結束が高まれば、企業のさらなる成長が望めるでしょう。
「あそぶ社員研修」は、受講者全員が没入して取り組むアクティビティ・振り返り・講義をブリッジすることで学びを最大化させ、翌日から業務で活かせる知識・スキルが身につく講義・アクティビティ一体型の研修プログラムです。
アクティビティが受講者の主体性を高めてコミュニケーションを促進させ、スキルアップやチームビルディングをはかれます。
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