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【実践動画あり】ペーパータワーとは?やり方・ルールを紹介
目次
ビジネスの研修シーンで導入されることが多いペーパータワー。紙を積み上げていくだけ、というシンプルなチームビルディングゲームです。
本記事では、ペーパータワーの概要、実際の進め方・ルール、研修に取り入れることで得られる効果について紹介します。
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ペーパータワーとは?
ペーパータワーは、A4サイズの紙を高く積み上げていくシンプルなゲームです。
複数人ずつのチームに分かれ、制限時間内に最も高く積み上げたチームが勝利となります。一見簡単そうに見えますが、紙を高く積み上げていくのは思った以上に難しいもの。さらに、あらかじめ戦略を立てたり、PDCAサイクルを回したりなど、ビジネスシーンで必要となるさまざまなスキルも求められます。遊び感覚でビジネスの本質に触れられるペーパータワーは、これまでも多くの企業で導入されてきました。
ちなみにペーパータワーで使用する紙は「お金」を、高さは「企業の売り上げ」を示しており、会社経営の疑似体験に繋がるのも特徴です。より少ないお金で企業の売り上げを上げる体験を、ペーパータワーを通じて学べます。
↓ペーパータワーの実践動画はこちら!
ペーパータワーのルール・やり方
ここからは、ペーパータワーを実施するために用意するものや基本的なルール、やり方を詳しく解説していきます。ペーパータワーはカスタマイズがしやすいゲームなので、企業によって異なるルールを設定し、応用してみましょう。
ペーパータワーで用意するもの
ペーパータワーでは、まず紙が必要です。グループごとにA4用紙を20~30枚程度用意しましょう。
そのほか、机やはさみ、メジャー、ストップウォッチを準備します。ペーパータワーでは基本的に紙とはさみを使うので、テープなどは必要ありません。
フィードバック用のメモ用紙や、ルールを説明するためのホワイトボード・プロジェクターがあれば、よりスムーズに進みます。
【必須のもの】
- A4用紙を20~30枚程度
- 机
- はさみ
- メジャー
- ストップウォッチ
【あれば嬉しいもの】
- フィードバック用のメモ用紙
- ルールを説明するためのホワイトボード・プロジェクター
ペーパータワーの基本的なルール
ペーパータワーは、グループごとに紙を積み上げていき、制限時間内に最も紙を高く積み上げたグループが勝利するゲームです。
紙を切ったり折ったりすることは可能ですが、テープなどは使用しません。紙とはさみのみでどれだけ高く積み上げられるかを競います。
ゲームを進めていくと、「効率よく高く積み上げる」「安定性を確保して慎重に組み立てる」など、グループごとに特色が見られるでしょう。どのような方向性で進めたのか、なぜその戦略を選んだのかなど、最後にフィードバックや交流する時間を設けると、各自で考える良い機会にもなるかもしれません。
ペーパータワーのやり方
①5~6人ずつにグループ分けをする
ペーパータワーは、一般的に5~6人ずつにグループ分けして取り組みます。複数人ずつで実施することで、コミュニケーションを交わしながらペーパータワーを組み立てられます。
グループの人数が少なすぎると、単なる雑談になってしまうことがあり、あまり好ましくありません。また、ビジネスの現場では複数人のチームで動くことも多いため、ペーパータワーでも現場を想定して5~6人を目安にグループ分けすることをおすすめします。
なお、反対に人数が多すぎるのもNG。たとえば、10人ずつのグループにすると、積極的にコミュニケーションに参加しない人や指示を待つ人などがどうしても出てきてしまいます。せっかくのグループワークの効果を半減させてしまうおそれがあるので、人数の調整は慎重に行いましょう。
②1時間程度の制限時間を設ける
ペーパータワーでは、必ず時間制限を設けましょう。
制限時間を設けないと、いつ切り上げれば良いのかがわからなくなってしまいます。また、制限時間を設けることで、一人ひとりがタイムリミットを意識しながら作業を進めていくことができます。1時間前後を目安として、制限時間を設けてみてください。
③A4用紙・はさみだけで高く積み上げていく
ペーパータワーで使用するのはA4用紙とはさみのみ。基本的にテープは使用しません。2つの道具だけで、各自のひらめきを駆使しながら高く積み上げていくゲームです。
紙とはさみだけで積み上げていくので、時には崩れてしまうこともあるでしょう。そういったリスクも踏まえて行動していくことが、ペーパータワーの醍醐味だといえます。
④制限時間内に最も高く紙を積み上げたグループの勝利
制限時間を迎えたら、各グループの高さを計測し、最も高く紙を積み上げたグループが勝利となります。
仮に、紙を積み上げた高さが同じグループが複数存在する場合は、より少ない紙で高く積み上げたグループが有利であると判断しましょう。先ほど触れたように、ペーパータワーの紙は「お金」を意味します。使用枚数が少なければ、少ないコストで高い売り上げを実現したことになります。高さの面で判断に迷ったら、紙の使用枚数にも目を向けてみてください。
ペーパータワーで期待できる研修効果
ペーパータワーを研修で取り入れることで、どのような効果が期待できるのでしょうか。ここからは、企業にとってメリットとなり得るさまざまな効果について解説します。
コミュニケーション力の向上
ペーパータワーで得られる効果として、まず挙げられるのがコミュニケーション力の向上です。
お互いに意見を出し合いながら作業を進めていく必要があるため、ペーパータワーでは必然的にコミュニケーションが生まれます。ビジネスシーンではコミュニケーションが必須であることを考えると、企業にとって大きなメリットといえるのではないでしょうか。
チームワークの活性化
チームで競うペーパータワーは、チームワークの活性化を促します。
制限時間内に高いタワーを作るためには、全員が同じ目標に向かい、各自がきちんと自分の作業に責任を持って挑戦しなければなりません。失敗してもお互いにサポートし合ったり、手が空いたら積極的に仲間を手伝ったりするなど、自分からチームの一員として動けるようになります。
主体性の向上
ペーパータワーでは主体性の向上が期待できます。
ペーパータワーはチームで行動する取り組みではありますが、お互いに役割分担をしながら作業を進めていかなければなりません。「今できることは何か」を自分できちんと考える力が養われ、無意識に主体的に物事を考えられるようになるはずです。
いわゆる「指示待ち人間」となってしまっている社員の主体性を向上させる良い機会になるので、定期的に取り入れていきましょう。
PDCAサイクルを回す体験ができる
戦略を立てたり現状を確認したり失敗したら対処しながら再度試してみる……というように、PDCAサイクルを回す体験ができることも、ペーパータワーのメリットのひとつです。
ビジネスシーンでは、生産性の向上やパフォーマンスの向上のためにも、常にPDCAサイクルを回す姿勢が求められます。しかし、実際に実現できているビジネスパーソンはそう多くないはず。ペーパータワーを導入すれば、PDCAサイクルを回すことの重要性に気が付くと同時に、具体的な回し方を肌身で感じられるでしょう。
PDCA研修「ロケットPDCAチャレンジ」
PDCAサイクルやロジカルシンキングなどの学び、またチームビルディング効果の高い研修プログラムをお探しの方には、IKUSAのPDCA研修(アクティビティ:ロケットPDCAチャレンジ)がおすすめです。
ロケットPDCAチャレンジでは、まず「資金」を集めてロケットの部品を購入し、組み立てて発射テストを行います。その後、発射テストの結果を受け、より低いコストで遠くまで飛ばすためにはどうすれば良いかを分析し、再びロケットを作って発射します。ゲームの終了時に、最も低いコストで「月まで到達するロケット」を作ることができたチームが勝利です。
下記の流れを繰り返すことでPDCAサイクルを回し、行動が最適化されていきます。
- 資金を集める
- 部品を集める
- ロケットを作って発射する
- 結果を受けて再び挑戦する
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あそぶ社員研修(研修テーマ例・内容)
「あそぶ社員研修」は、アクティビティと専門講師による講義、ワーク、振り返り・解説を一体化させることで、座学・実践を通じて研修の内容を深く理解し、翌日から業務で活用する具体的な方法まで学べる研修プログラムです。
例えば、PDCA研修ではロケットの制作・打ち上げに関するシミュレーションを行うアクティビティ「ロケットPDCA」を実施し、短時間のうちにPDCAサイクルを回すことを体験することで、講義・ワーク・振り返りなどによる学びを最大化させます。
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■研修テーマ・アクティビティの例
- コミュニケーション研修(謎解き脱出ゲーム)
- ロジカルシンキング研修(リアル探偵チームビルディング)
- クリティカルシンキング研修(混乱する捜査会議からの脱出)
- PDCA研修(ロケットPDCAチャレンジ)
- 合意形成・アサーティブコミュニケーション研修(コンセンサスゲーム)
まとめ
この記事では、ペーパータワーの概要や研修に取り入れることで期待できる効果などを解説してきました。
企業にさまざまなメリットをもたらすペーパータワーは、研修での取り組みにもピッタリです。新入社員はもちろんのこと、中堅社員やリーダーに至るまで、幅広い階層に適しています。ぜひ、社内研修や社内イベントで取り入れてみてください。
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