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ブラインドスクエアとは?やり方・用意する物・効果を紹介

目次
「ブラインドスクエア」は、目隠しをした状態で、仲間と協力してロープを正方形にするゲームです。目隠しをして視覚的な情報が遮断されることで、仲間と協力してコミュニケーションを取ることが必要になります。そのため、連携するためのコミュニケーション促進や、信頼関係の構築、リーダーシップの醸成などが期待できます。
本記事では、ブラインドスクエアの概要、得られるメリット・効果、やり方や用意する物、実施のポイント・注意点、研修での活用法について紹介します。
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ブラインドスクエアとは
ブラインドスクエアは、5~8人程度のチームを組み、その全員が目隠しをした状態で、1本のロープで正方形を作るゲームです。
制限時間を設けず、全員が「正方形を作れた」と思ったタイミングでロープを床に置く形で実施するのが一般的ですが、時間がかかりすぎないようにするために、5分程度に設定しても良いでしょう。ブラインドスクエアを成功させるにはチーム内でのリーダーシップや、協調性、創意工夫・アイデアなどが必要で、簡単ですが奥深いゲームといえます。
また、チームで共有目標を設定し、達成するために連携するというゲームの性質から、チームビルディング効果が高いことも特徴です。目隠しをした状態で声掛けをしながらコミュニケーションを取り合い、チームの全員で協力することを通じて、互いに尊重し合いながら連携を取れるチーム作りにつながります。そのため、ブラインドスクエアは、会社の研修や懇親会などの大人が参加するイベントにも適しています。
ブラインドスクエアを実施して得られるメリット・効果
ここからは、ブラインドスクエアを行って得られると期待できるメリットや効果を紹介します。
伝える力・聞く力が養われる
ブラインドスクエアでは、視覚的な情報を得ることができないなかで、論理的にわかりやすく伝えたり、必要な情報を聞き出したりするコミュニケーションスキルが求められます。コミュニケーションスキルは伝える力と聞く力に分かれ、その両方が求められるため、スキルアップにつながると期待できます。
また、ブラインドスクエアを通じて、「伝えたつもり」、「聞いたつもり」になっていることに気づけるチャンスも得られます。普段の伝え方で伝わること・伝わらないことに気づくことで、業務などで活用できることもポイントです。
チームワークが強化される
ブラインドスクエアでは、チームのメンバーとの協力が必須となります。また、お互いに尊重し合い、双方向のコミュニケーションを取ることができるため、チームワークが強化されることが期待できます。
さらに、チームワークを強化するには、メンバー同士の相互理解を深めることも大切です。ブラインドスクエアではメンバー同士が密にコミュニケーションを取ることができるため、互いの理解が深まり、チームワークを強化することにつながります。
リーダーシップやフォロワーシップが醸成される
ブラインドスクエアでは、率先してチームを導いてファシリテーションスキルやリーダーシップを発揮する人や、フォロワーシップを発揮して他のメンバーをサポートする人などが求められます。
また、全員が情報を正しく伝えながら、正確に行動することも重要となります。それらのスキルや行動は業務上でも求められ、ブラインドスクエアを体験して得た経験を業務で活用することが可能です。
ブラインドスクエアのやり方・用意する物
ブラインドスクエアを実施する際には、全員分の目隠しと、正方形を作るために十分な長さのロープが必要になります。ロープの長さは10~12m程度あれば十分です。ロープの長さを参加者に伝えることで、1辺の長さを考慮することができるようになり、実施中のヒントとなります。
ブラインドスクエアを行う際には、まず役割分担をします。4つの角を作る人が4人、1辺の長さを測ったり、実際に行動して確認したりする人が1~2人いれば実施可能です。自由に動ける人がリーダーシップを発揮することが望ましいといえます。また、4つの角を作る4人のメンバーも、指示を受けて正確に行動することが求められ、成功させるには全員が協力することが必須となります。
チームの全員が正方形を作れたと判断したら、ロープを床に置いてしゃがみます。全員がロープから手を離したら目隠しを外し、ロープの形を確認し、正方形になっていたら成功となります。失敗した場合には、チームで成功させる方法について話し合って改善し、PDCAサイクルを回すことで、成功に近づくことができます。ブラインドスクエアを実施する際には、成功できるまで続けることが重要です。研修や懇親会などでブラインドスクエアを実施する場合は、制限時間や回数制限を設けましょう。
ブラインドスクエアのルール
- 10~12m程度のロープを使用する
- 参加者の全員が目隠しを着用する
- チームごとに1本のロープを持って目隠しをした状態でコミュニケーションを取る
- 全員がロープを手に持つ必要はない
- ロープを手に持っていない参加者が長さを測ってOK
- ロープが正方形になったと判断したらロープを床に置く
- 全員がロープから手を離したら目隠しを外す
- ロープが正方形になっていれば成功となる
ブラインドスクエアを実施する際の流れ
- 10~12m程度のロープを用意する
- 5~8人程度のチームに分かれる
- 各チームに目隠しとロープを配布する
- ルール説明をする
- 全員が目隠しをした状態でスタート
- チーム内でコミュニケーションを取りながらロープを正方形にすることを目指す
- ロープが正方形になったと判断したらロープを床に置く
- 目隠しを外して形を確認する
- 失敗した場合はチームで改善策を話し合う
- 再挑戦して成功できるまで繰り返す
- 得られた学びやポイントを振り返る
ブラインドスクエアを行う際に用意する物
- 10~12m程度のロープ
- 目隠し(アイマスクや手ぬぐいなど)
- タイマー
ブラインドスクエアを行う際のポイント・注意点
以下では、ブラインドスクエアを実施する際に押さえておきたいポイント・注意点を紹介します。
障害物がない安全な場所で実施する
ブラインドスクエアを実施する際には、参加者が視界を奪われた状態となるため、足元が水平になっていなかったり、障害物が置かれていたりするとケガをする要因となります。障害物がなく安全な場所で行うことが重要です。体育館やレンタルスペースなどの十分な広さがあり安全な場所で実施しましょう。
実施中の参加者をサポートできる人員を配置する
ブラインドスクエアでは、実施中のメンバーは視覚的に確認することができず、不安を抱きやすい状態となります。目隠しをせずにチームをサポートできる人員を配置し、参加者が安心してブラインドスクエアに取り組めるようにすることが大切です。
実施中の参加者をサポートする人は、何か危険やトラブルにつながりそうなシチュエーションになった際に、静止することを促すと良いでしょう。たとえば、目隠しをした状態でロープを計って移動している人の手や体が他者にぶつかりそうになった際に、止めるというイメージです。
協力して成功を目指すように促す
ブラインドスクエアを成功させるには、1人がリーダーシップを発揮して先導することではなく、全員で協力することが重要となります。一人ひとりが発言して意見を伝えることや、全員が他者のために行動することなどが大切であると参加者に伝え、協力することを促しましょう。
必要に応じて成功させるためのヒントを出す
ブラインドスクエアを実施する際には、失敗を糧にして改善策を見出し、成功に近づいていくというプロセスがあります。ブラインドスクエアはゲームであり、成功することが重要です。なかなか改善が見られないチームがある場合には、成功につながるヒントを出しましょう。
基本的には成功できるまで続ける
ブラインドスクエアを成功させることで、チームとしての成功体験になります。途中で諦めずに改善し、成功につなげることが重要なため、基本的には成功できるまで続けましょう。数回チャレンジしても成功できない場合には、アドバイスを伝えると良いでしょう。成功できたチームから秘訣を共有することも効果的です。チームの枠を超えて、全体がコミュニケーションを取れるようにすることで、全員でのチームビルディングにもつながります。
成功させるために必要な要因を全体で振返る
ブラインドスクエアを成功させる方法は1つではなく、チームごとに成功できた要因が異なる場合があります。ブラインドスクエアを実施した後には、まずチームで振り返りを行い、最後に全体で各チームの成功の要因を発表し合いましょう。成功に至るまでの異なるプロセスを知ることで、チームとしてゴールを目指すうえでの重要な要因を学び、業務で活用することができるようになります。
ブラインドスクエアを研修で活用する効果・方法
ブラインドスクエアは、コミュニケーション研修やチームビルディング研修、リーダーシップ研修などのさまざまなテーマの研修に適しています。チームビルディング効果が高いコミュニケーションゲームであると同時にコミュニケーションスキルが求められるため、新入社員や若手社員の研修におすすめです。
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まとめ
ブラインドスクエアは、視覚的に得られる情報が制限されたなかでコミュニケーションを取り、ロープを正方形にすることを目指すゲームです。目隠しをしても安全に実施できるように配慮し、チームで協力して楽しく取り組めるようにしましょう。
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