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社内でできるビジネスカードゲーム10選!適したシーン・選び方も紹介
目次
社内で行えるビジネスカードゲームは、チームビルディングやコミュニケーション向上、社員のスキルアップに効果的です。カードゲームを取り入れることで、職場の雰囲気を活気づけ、社員同士の仲を深められるでしょう。忙しい日々のなかで、効率的かつ効果的に学びを深める手助けとなるはずです。
本記事では、社内でできるビジネスカードゲーム10選のほか、カードゲームに適したシーンやゲームの選び方についても紹介します。
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ビジネスカードゲームに適したシーンとは
社内でビジネスカードゲームが活かせるシーンとしては、以下のとおりです。
研修や会議前のアイスブレイク
ビジネスカードゲームは、研修や会議の前に行うアイスブレイクとして非常に効果的です。特に初対面のメンバーが集まる場面では、カードゲームを通じて自然なコミュニケーションが生まれ、緊張感を和らげることができます。
さらに、カードゲームは短時間で実施できるものが多く、誰でも気軽に楽しめるため、参加者の集中力や意欲を高める効果があります。アイスブレイクにビジネスカードゲームを取り入れることにより、研修や会議の成果を高め、より実りある時間を過ごせるでしょう。
研修のグループワーク
研修内容によってはグループワークを取り入れる場合があるかもしれません。その際にも、カードゲームが効果的です。
カードゲームにはビジネスに関するものがあり、研修で学んだことをカードゲームを通じて実践することが可能です。すぐアウトプットできるからこそ、研修内容が定着しやすくなります。
チームビルディング研修
カードゲームは、チームビルディング研修でも活かすことが可能です。
カードゲームと聞くと個人戦のイメージがあるかもしれませんが、協力してゲームのクリアを目指すカードゲームがあります。そのため、チームワークやコミュニケーションの向上を目指すチームビルディング研修にも活用できます。
ビジネスカードゲームの選び方
カードゲームの種類はさまざまなので、「どれがビジネスでも活かせるのかわからない」という方も多いかもしれません。そこで以下では、ビジネスでも活かせるカードゲームの選び方を紹介します。
ビジネスに関する内容が含まれているか
まずは、カードゲームにビジネスに関する内容が含まれているかを確認しましょう。
ビジネスに関係ないカードゲームを取り入れても、研修で学んだことを活用してもらえません。ただの遊びになってしまえば意味がないので、ビジネスに関する内容が含まれているかどうかチェックしましょう。
参加予定人数でもできる内容か
カードゲームのなかには、参加人数が決められているものがあります。取り入れたいカードゲームの推奨人数よりも参加人数が多くなってしまうと、ルール上でのトラブルが発生してしまうかもしれません。円滑に進めるためにも、参加人数に見合ったカードゲームを選ぶようにしましょう。
もし、推奨人数より参加人数が多いのであれば、いくつかのグループに分けて同じカードゲームをする方法があります。同じカードゲームを複数買わなければいけませんが、グループごとに分けてプレイしてもらうことで、円滑に進められます。ただし、講師だけですべてのグループをチェックすることが難しい場合は、サポート役を用意しましょう。
ビジネススキルに関連するカードゲーム10選
次におすすめのビジネスカードゲーム10選を紹介します。数種類のカードゲームのなかから、取り入れたいと思えるものが見つかるかもしれません。
1.さまざまな企業が導入!「The 商社」
「The 商社」は、300社以上の企業が取り入れた実績を持つカードゲームです。そのなかには、株式会社日立製作所やジブラルタ生命保険株式会社、株式会社みずほフィナンシャルグループといった大手企業も含まれています。
The 商社はプレイ中だけではなく、プレイ後の振り返りも大切です。自分自身の長所や順位に影響した行動の分析などを行い、より深い研修へと発展させましょう。The 商社によって交渉力や自分の強みなどが見えてくるため、その後の業務にも大きく活用できます。
やり方
- 「計画」でチーム内で与えられたカードをもとに、チームとしての方向性や必要なカードを話し合う
- 「行動」で必要なカードを求めて他のチームと交渉する
- 「決算」で現在持っているお金と固定資産の合計額を計算
- 「計画」「行動」「決算」を繰り返していき、最終的な利益で勝敗が決定する
参照:ビジネスゲーム研修の決定版『The 商社』~実績300社以上 | 株式会社プロジェクトデザイン
2.交渉が大切!「Best Team」
「Best Team」は、チームビルディング研修にぴったりなカードゲームです。最初にチームごとに7枚の行動カードが配られます。カードには必要枚数が記載されており、同じカードを必要枚数分集めることで、得点カードがゲットできるルールです。
ここでチェックしておくべきことは、「業績ポイント」と「関係性ポイント」の2種類の得点があることです。得点カードによっては、どちらかのポイントを失う恐れがあります。そのことを踏まえたうえで、最終的に双方の得点をそれぞれ+10ポイント以上集めつつ、その合計がもっとも多いチームの勝利となります。
Best Teamも、The 商社と同じく交渉が大切です。Win-Winの関係を目指さなければ勝利に近づけません。相手のことを尊重しながら欲しいカードを交渉する必要があります。
やり方
- チームごとに必要枚数が記載された7枚の行動カードが配られる
- 同じカードを必要枚数分集めることで、得点カードがゲットできる
- 「業績ポイント」と「関係性ポイント」の得点をそれぞれ+10ポイント以上集め、その合計がもっとも多いチームが勝利
参照:日本で一番面白い研修はこれだ!カードゲームを使った研修 | ゲームを用いた企業研修なら| 株式会社HEART QUAKE
3.風刺画がゲームに!「顧客が本当に必要だったもの」
「顧客が本当に必要だったもの」は、ある風刺画をもとにしたカードゲームです。お題である顧客の説明した要件を汲み取り、本当に必要なものは何か、仮説を立てながら引き出していきます。
本ゲームのカギは、「顧客の要件にどれだけ応えられるか」というところ。顧客の要件に応えられたら要件カードを入手できますが、簡単にクリアできないような要件も。そのうえでどのように要件をクリアしていくかが重要です。
なお、本カードゲームの勝敗は「要件カードの入手枚数」と「最後の盤面に置かれた自分のカードのうち、隣接してかたまりになっているカード」によって決まります。要件カードのユニークなイラストを楽しみながら、顧客が求める「ブランコの木」を目指してみましょう。
やり方
- お題である顧客の要件を汲み取る
- カードをルールに従って置き、「ブランコの木」を作り上げていく
4.研究・エンジニア職には「The Engineers」
「The Engineers」は、研究・エンジニア職向けのカードゲームです。The Engineersでは、チャレンジ精神や読解力、論理的思考力などさまざまなことが学べます。理系用語が数多く含まれており、研究職やエンジニア職といった専門職であれば十分楽しめるでしょう。
参加人数は10〜20名で、2〜4時間程度かかります。
やり方
- 情報カードと技術カードを配布する
- 組み合わせて製品カードの生成を目指す
参照:ビジネスゲーム「The Engineers」 | 株式会社プロジェクトデザイン
5.アイデア力を高める「ブレストカード」
「ブレストカード」は、面白法人カヤックによるカードゲームです。楽しみながらアイデアを出せる内容となっており、発想力の訓練やチームワークの向上目的で取り入れられます。
発想カードを引いたら30秒以内に発表しなければならないため、無理やりなアイデアでも問題ありません。プレスとカードでは、アイデアの内容よりも発表することを重視しています。
やり方
- 4〜5名のグループでテーマを決める
- 発想カードを順番に1枚ずつ引く
- 引いたカードの内容とテーマを掛け合わせたアイデアを発表する
参照:ブレストカード – アイデアが出せるカードゲーム|面白法人カヤック
6.企画系や技術開発系におすすめ「ブレスター」
「ブレスター」は、企画系や技術開発系において重要なブレインストーミングの基礎が学べるカードゲームです。順番にアイデアを発言しながらカードを捨てていき、カードが一番少ない人が勝利になります。
プレスターでは、それぞれ役割が記載されたバッジを取って始めます。そのなかで赤のバッジだけ「批判禁止」という特別な役割があるので、必ず選びましょう。もし、他の人がアイデアに対して何らかの批判をした場合、それを指摘することでTOIカードを1枚捨てられます。しかし、赤のバッジの人がアイデアを批判した場合、TOIカードを3枚引かなくてはなりません。
やり方
- 役を決めてバッジを取る
- 役カードとTOIカードを並べ、テーマを決める
- 順番にアイデアを発言しながらカードを捨てていく
- 発言できない場合はカードを引く
- 30秒ごとに交代していき、15分後にカードが一番少ない人が勝利
7.コミュニケーション力が重要!「ヒーローインタビュー」
「ヒーローインタビュー」は、コミュニケーション力が求められるカードゲームです。
ヒーローは参加者のなかから1人選ばれ、最終的にヒーローから独占取材のオファーを誰よりも多くもらったインタビュアーが勝利します。
オファーカードを誰に渡すかはヒーロー次第であり、インタビュアーのコミュニケーション力や質問力が問われます。2分×3セットという制限時間のなかで、ヒーローにオファーされるようなインタビューをしてみましょう。
やり方
- ヒーロー側とインタビュアー側に分かれる
- スポーツの試合後に行われるヒーローインタビューのようなシーンを演じる
参照:ヒーローインタビューのルール/インスト by Shinnosuke Hirose|ボードゲーム情報
8.仕事のタイプがわかる「パシリの流儀」
「パシリの流儀」は、あいまいな上司の指示を頼りに条件に合うパンを買ってくるというカードゲームです。
人によって見つけ出す方法が異なるからこそ、仕事のタイプがわかります。たとえば、しっかりと要望を聞いて行動する人は確実に情報を聞いて行動する慎重さがある一方で、指示がないと行動できないという欠点があります。このように「パシリの流儀」では、自分の長所や短所がプレイしていくなかで見えてくるカードゲームです。
やり方
- パンの条件を指示する
- 条件に合ったパンを早く見つけ出すタイムを争う
参照:パシリの流儀 〜実践仕事術〜 | ビジネスゲームの開発・研修の株式会社 遭遇設計
9.企業経営を体験できるSDGsビジネスゲーム「ワールドリーダーズ」
「ワールドリーダーズ」は、企業のために作られた経営を体験できるSDGsビジネスゲームです。各チームは企業として戦略を立てて利益を競い合いますが、長期的な利益を生むためには環境や社会などのさまざまな要素を考慮しなければなりません。
SDGsにおける企業の役割や、戦略的思考やコミュニケーション力が養えるので、カードゲームを活用してSDGsに関する研修を行いたい場合におすすめです。
やり方
- 労働力・資金が配布される
- 他チームと交渉しながら自チーム内で相談し、情報やアイテムを入手する
- 事業カードを精算し、労働力に対して対価を支払う
- 1~3のターンを繰り返し、最も大きな利益を生み出したチームが勝利
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10.未来をシミュレーションするカードゲーム「2030 SDGs」
「2030 SDGs」は、楽しみながら2030年の世界をシミュレーションできる、株式会社IKUSAが運営するカードゲームです。ゲームを通じて、SDGsの必要性やSDGsによる世界の変化を体験できます。
現実世界とリンクさせて作成されたカードゲームのため、普段の行動がゲーム中に現れます。振り返りをすることで、ゲーム中の行動と普段の行動を紐づけられ、さまざまな気づきが得られるでしょう。
やり方
- ゲームのルール・SDGsの概要説明を行う
- 与えられたお金と時間を使いプロジェクト活動を行う
- ゲーム体験と現実世界を紐づけながら双方向の対話を使って振り返りを行う
- SDGsについての講義を受ける
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カードゲーム以外でビジネスでも活かせるゲームとは?
カードゲーム以外にも、ビジネスに活用できるゲームはあります。以下では、おすすめのビジネスゲームを紹介します。
世界三大ボドゲの一つ「カタン」
「カタン」は世界三大ボードゲームのひとつであり、資源を確保しながら土地を開拓していくゲームです。少しルールは複雑ですが、コミュニケーション力や創造力などが求められます。
毎回ステージが変わることから必勝法がないため、何度でも楽しめるボードゲームです。
ウイルスに立ち向かえ!「パンデミック:新たなる試練」
「パンデミック:新たなる試練」は、思考力や説明力が重要なボードゲームです。役職ごとの特殊能力に対する活かし方も求められます。
やり方
- 「科学者」や「衛生兵」といった役職になりきる
- ウイルスの拡散を防ぎ、4種類のウイルスに対する治療薬を作る
参照:パンデミック:新たなる試練 | ANALOG GAME INDEX
合意形成が大切な「ジャングルサバイバル」
「ジャングルサバイバル」はコンセンサスゲームのひとつであり、参加者同士で話し合いながらアイテムの優先順位を決めていきます。最終的に専門家の模範解答と比較し、順位との差が小さいチームが勝利です。
ジャングルサバイバルを円滑に進めていくためには、一人ひとりの考え方や価値観を尊重しなければなりません。オンラインだけではなく、リアルでも実施可能です。
やり方
- 「クルージング中にジャングルに遭難した」という状況を把握する
- 生き延びるために船にある積み荷のうち、どれを優先的に持っていくかを個人で考える
- チームで話し合い、優先順位を決める
- 模範解答と照らし合わせ、それに近いほど高得点となる
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帰宅困難サバイバル
「帰宅困難サバイバル」は、ジャングルサバイバルと同様のコンセンサスゲームです。
やり方
- 「都市に発生した災害に巻き込まれた」という状況を把握する
- 生き延びるために必要な物資のうち、どれを優先的に持っていくかを個人で考える
- チームで話し合い、優先順位を決める
- 模範解答と照らし合わせ、それに近いほど高得点となる
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伝え方が求められる「野球のポジション当てゲーム」
「野球のポジション当てゲーム」は、コミュニケーション力や情報の伝え方が求められるゲームです。協力型の論理ゲームと呼ばれることもあります。
やり方
- メンバーそれぞれにバラバラな情報を与える
- 情報をまとめて誰がどのポジションなのか当てていく
あそぶ社員研修(研修テーマ例・内容)
「あそぶ社員研修」は、アクティビティと専門講師による講義、ワーク、振り返り・解説を一体化させることで、座学・実践を通じて研修の内容を深く理解し、翌日から業務で活用する具体的な方法まで学べる研修プログラムです。
例えば、PDCA研修ではロケットの制作・打ち上げに関するシミュレーションを行うアクティビティ「ロケットPDCA」を実施し、短時間のうちにPDCAサイクルを回すことを体験することで、講義・ワーク・振り返りなどによる学びを最大化させます。
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■研修テーマ・アクティビティの例
- コミュニケーション研修(謎解き脱出ゲーム)
- ロジカルシンキング研修(リアル探偵チームビルディング)
- クリティカルシンキング研修(混乱する捜査会議からの脱出)
- PDCA研修(ロケットPDCAチャレンジ)
- 合意形成・アサーティブコミュニケーション研修(コンセンサスゲーム)
まとめ
今回は、ビジネスカードゲームが活かせるシーンや、主な種類などについて紹介しました。カードゲームのなかにはビジネスでも活用できるものがあり、楽しみながらコミュニケーション力や思考力などが学べます。気になる方は、研修や会議などでカードゲームを取り入れてみてはどうでしょうか。
「あそぶ社員研修」は、受講者全員が没入して取り組むアクティビティ・振り返り・講義をブリッジすることで学びを最大化させ、翌日から業務で活かせる知識・スキルが身につく講義・アクティビティ一体型の研修プログラムです。
アクティビティが受講者の主体性を高めてコミュニケーションを促進させ、スキルアップやチームビルディングを図れます。
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