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ストロータワーとは?やり方・ルール・メリットを紹介
目次
研修で取り入れられることが多い「ストロータワー」。ストローを組み立てていくだけというシンプルなゲームではありますが、意外にもビジネス面でさまざまなメリットがあります。もっとも、まだまだストロータワーの魅力は知られていません。
本記事では、ストロータワーの概要、やり方、実施するメリットを紹介します。
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ストロータワーとは
ストロータワーとは、文字通りストローを組み立てていきタワーを作るゲームのことです。組み立てたタワーは「自立すること」が大前提。壁に立てかけるような設計や、手で支えないと立たないタワーなどはルール違反となります。
ストロータワーを実施する場合、1チームあたりの人数は4~5人がベストです。多すぎるとチームにまとまりが生まれにくくなり、「積極的に作業をする人」「ほとんど作業をしない人」で分裂してしまう可能性があるからです。
反対に少なすぎると、「チームで行動する」という体験につながりにくくなってしまいますので、人数調整も視野に入れて計画を立てましょう。
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ストロータワーのルール
ストロータワーのルールは、単純に「高く組み立てていくだけ」というシンプルなルールではありますが、細かな条件なども存在します。ここからは、スムーズにストロータワーを始めるために知っておくべきルールや進め方などについて説明します。
先の曲がるストローを準備
ストロータワーで使用する「ストロー」は、先の曲がるタイプを準備してください。
曲がらないタイプのストローを使うことも可能ですが、曲がるタイプのほうがよりさまざまな組み立て方が可能で、参加者の創意工夫を刺激しやすくなります。
また、準備すべきストローの本数は1チームあたり100~200本は必要です。どのような組み立て方をしても不足なくカバーできるよう多めに準備しておきましょう。
はさみ・ストロー・テープだけで高く積み上げていく
ストロータワーは、「ストロー」のほか、「はさみ」「テープ」を活用しながら高く積み上げていきます。一見、準備する物が少ないような印象があります。しかし多くの道具を渡しすぎるとかんたんに高く積み上げられてしまいますので、ビジネスの取り組みとしてはこれでOKです。あえて少ない道具で創意工夫をしながら、高く積み上げていく能力を培うことが大切です。
ちなみに、簡易的なルールとしてはテープを使用しない方法もあります。テープを使用しない場合、ストロー同士を結んだり「折れ曲がる部分」を引っ掛けたりしながら高く積み上げていきます。ただし、テープを使用しないストロータワーの場合は、強度の関係で高く積み上げていくことはできません。そのため制限時間は短く設定する必要があります。所要時間の目安は、「テープあり」が30~50分程度、「テープなし」が10~20分程度です。
制限時間以内に高く積み上げたグループの勝利
ストロータワーの勝敗は、当然「高く積み上げたグループの勝利」となります。限られた時間・物の中で、ストローを高く積み上げていくのはかんたんではありません。
戦略を立て、実際に組み立て、修正しながら進めていく必要があります。単純に「楽しい」だけでは終わらず、きちんとビジネスに役立つPDCAサイクルを体験できるのが、このゲームのメリットです。
また、チームの勝利を目指してストロータワーを実践できれば、チームワークを意識した取り組みにもなりますので、ビジネス研修目的での活用もできるでしょう。
ストロータワーを研修に取り入れるメリット
ストロータワーを研修に取り入れる場合、どのようなメリットが期待できるでしょうか。具体的なメリットや、期待できる効果などについて触れていきます。
「戦略」に沿って行動する大切さを学べる
ストロータワーを研修に取り入れるメリットとして、まず挙げられるのが「戦略の大切さを学べる」という点です。
ストロータワーは一見シンプルなゲームですが、思いつくまま組み立てるだけではうまくタワーを作れません。高く積みあがるに連れてバランスが悪くなったり、不安定になって倒れたりするからです。
そのため、上記のようなリスクを見越して事前に戦略を立て、安定したバランスで他チームよりも高く積み上げていく必要があります。ビジネス現場でもこのような「戦略」は必要不可欠です。ストロータワーというレクリエーション感覚のゲームを通して学べれば、楽しく戦略の重要性に触れることができるでしょう。
他人の意見を尊重できるようになる
ストロータワーではコミュニケーションの活性化をはかれます。「こういう組み立て方なら早く高く積みあがる」「その組み立て方では途中で倒れる可能性がある」など、お互いの考えを出し合いながら、成功を目指していくゲームだからです。
当然、自分の意見を押し通していくだけではうまくいきません。結果的に他人の意見を尊重できるようになります。ビジネスシーンにおいて、お互いの意見を尊重し合うことは重要です。円滑なコミュニケーションにもつながりますので、生産性の向上やパフォーマンスの向上が期待できます。
PDCAサイクルをまわす「疑似体験」ができる
ストロータワーでは、「戦略を立てる」「戦略に沿って組み立ててみる」「うまくできているかを確認する」「うまくいかなかったら対処法を考える」など、PDCAサイクルをまわす疑似体験ができます。
PDCAサイクルといえば、ビジネスにおける基本的な考え方の一つ。必要性をわかっていても、きちんと理解していない方も意外に多いのではないでしょうか。
ストロータワーを通して実際にPDCAサイクルを疑似体験すれば、知識だけでなく実際にどうやってサイクルをまわすか理解できます。新入社員研修としても魅力的な取り組みといえるでしょう。
役割分担でチームワークを体験できる
「チームワークを体験できる」こともストロータワーの大きなメリットです。ストロータワーを成功させるには「役割分担」が重要です。適切な役割分担をおこなうにはチームワークが必要であることはいうまでもありません。適切な役割分担にもとづくチームワークは、ビジネスを円滑に進めるための基本中の基本です。
プロジェクトに参加することがあれば、当然自分が担当するタスクは責任もって仕上げなければなりません。ストロータワーはそういった「役割分担の基本や重要性」を理解するきっかけにもなるのです。
こちらの記事では、ストロータワーがチームビルディングの促進につながる理由を解説しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
ストロータワーとは?やり方・ルール・チームビルディング効果を紹介
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■研修テーマ・アクティビティの例
- コミュニケーション研修(謎解き脱出ゲーム)
- ロジカルシンキング研修(リアル探偵チームビルディング)
- クリティカルシンキング研修(混乱する捜査会議からの脱出)
- PDCA研修(ロケットPDCAチャレンジ)
- 合意形成・アサーティブコミュニケーション研修(コンセンサスゲーム)
まとめ
ストロータワーという単純かつ素朴なゲームが研修に導入されている理由をおわかりいただけましたでしょうか。むしろ単純だからこそ、戦略の重要性やPDCAの疑似体験、チームワークの醸成といったメリットを享受できるのかもしれません。社員研修を検討している企業担当者の方には、ぜひストロータワーも取り組みの一つとして検討してはいかがでしょうか。
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