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チームビルディングにおけるリーダーの重要性とおすすめ研修11選
目次
ビジネスを成功させるためには、効果的なチームビルディングが欠かせません。そのなかで、特にリーダーという存在が非常に重要です。リーダーはチームのビジョンを示し、メンバーを導き、モチベーションを高める役割を果たします。
本記事では、チームビルディングにおけるリーダーの役割・重要性のほか、リーダーシップのスキルを向上させるおすすめの研修11選を紹介します。
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チームビルディングとは
チームビルディングとは、各メンバーが持つ能力やスキルを最大限発揮させ、目標を達成できるようなチームを目指す取り組みのことを指します。ここで、チームビルディングに役立つ考えのひとつ、タックマンモデルについて把握しておきましょう。
チームビルディングの主要理論「タックマンモデル」
チームビルディングを考えるうえで、タックマンモデルは欠かせません。タックマンモデルとは、チームの状況を5段階に分けて次の段階へ進むために必要なことを示したモデルのことです。5つの段階は、以下のようになります。
- 形成期
- 混乱期
- 統一期
- 機能期
- 散会期
形成期
「形成期」はチームができたばかりの段階です。メンバーはお互いのことをまだよく知らない状態なので、コミュニケーションにぎこちなさが生じる傾向があります。
最初はお互いをよく知ることから始めて、信頼関係を築くことが大切です。
混乱期
「混乱期」は、チーム内での対立が生まれる段階です。コミュニケーションをしっかり取り、意見を主張し合うと、多かれ少なかれ対立が生まれます。
対立が生まれるとチームとしての関係性も失敗だと思うかもしれませんが、お互いがしっかりと自分の意見を話せている証拠です。混乱期では、納得できるまで話し合いの時間を設けることが重要になります。
統一期
「混乱期」での対立を乗り越えると、「統一期」になります。「統一期」は、メンバーが共通の目標を持てるようになった段階です。
全体の意見が統一され、安定した状態といえるでしょう。
機能期
統一期を通じて、各々が役割ごとに動き出す「機能期」へと進みます。機能期はチームが最も高いパフォーマンスが発揮できるタイミングです。
リーダーは、できる限り機能期が長く続くように意識しましょう。
散会期
「機能期」で目標に到達したら、「散会期」でチームが解散します。
チームビルディングにおけるリーダーの役割・重要性
チームビルディングの基礎知識を把握したうえで、次にチームビルディングにおいてリーダーが重要な理由を見ていきましょう。
チームとして質の高い結果を出すため
上記で述べたように、チームビルディングは目標の達成を目指すために各々の能力やスキルを高める取り組みのことを指します。ただ、リーダーがいなければ、各々でバラバラな行動をしてしまい、全体的にまとまりにくくなる傾向があります。そうなれば、スムーズに目標を達成できなくなってしまうでしょう。
チームとして質の高い結果を出すためには、リーダーがメンバーごとに役割を分担してまとめる必要があります。きちんと各々が任された役割を行うことで、目標が達成しやすくなるうえに、良い成果も出しやすくなるでしょう。
パフォーマンスが発揮しやすくなるため
チームビルディングでは、各メンバーの能力やスキルを高めることも欠かせません。しかし、メンバーのなかには自分の強みとなるような能力やスキルに気づけていなかったり、思うように活かしきれていなかったりする場合があります。
そのようなときに、リーダーが重要な存在です。リーダーが各メンバーの能力やスキルをサポートしてあげることで、最大限のパフォーマンスが発揮しやすくなります。だからこそ、リーダーになった人は、メンバー一人ひとりがどのような強みがあるのかチェックしておかなければなりません。
部下の能力やスキルを伸ばすため
リーダーは、部下の能力やスキルを伸ばす役割も担います。これは、管理職で働いている人ほど重要なことです。
メンバー一人ひとりの能力やスキルが向上すれば、チーム全体のパフォーマンス向上につながります。そのうえ、チームに対してさらに貢献したいと思うようになでしょう。
リーダーとなった際の注意点
チームビルディングではリーダーが重要ですが、リーダーにはさまざまな注意点があります。良いリーダーを目指すためにも、以下のことに気をつけておきましょう。
旧式のリーダーにはならない
リーダーという人物像は、人によってイメージが異なります。全員で力を合わせて物事を成し遂げる協力的な存在だったり、自分の行動に対して他の人たちを引っ張っていくワンマン的な存在だったりなどが挙げられるでしょう。
ただ、残念ながら後者のようなリーダーは現代においてはふさわしくありません。前者のほうが理想とされています。確かにリーダーだからこそ引っ張ってもらいたいと思うかもしれませんが、最終的にはチームとして目標の達成を目指さなければなりません。つまり、全員が力を合わせて協力する必要があります。
現代におけるリーダーというのは、チームを引っ張るよりも各メンバーのサポートがメインです。チームをまとめて目標の達成を目指すことがリーダーとしての重要な内容であり、ワンマンで引っ張ることではありません。
「指示」ではなく「意識」を心がける
リーダーだからといって、何もかもを指示するのはおすすめできません。上記でも述べたように、現代で求められるリーダーは他の人と協力しながら目標の達成へ進めていくリーダーです。だからこそ、メンバーに対しては指示ではなく意識的な働きかけを心がけるようにしましょう。
リーダーの立場にあるとき、メンバーが何をすればよいのかわからない場合は指示を出したくなるかもしれません。しかし、これはNGです。自主的に動いてもらうためにも、全体的な目的やその人の強みなどを伝えて今何をすればよいのか意識させるようにしましょう。
チーム外の関係を無視しない
目標の達成を叶えるためには、チーム内のことばかり考えても成功しません。もちろん、チームメンバー同士の関係性も大切ですが、目標を達成するためにはチーム外の関係を無視しないようにしましょう。
外部の人と積極的に関係性を持つことで、外部からのサポートが増え、目標が達成しやすくなるという大きなメリットがあります。また、チームの活動において障害となっていた存在を取り除くうえでも、外部の人と関係性を持つ意味があります。
リーダーだけの成功にしない
当たり前ですが、チームとしての成功はリーダーだけの成功ではありません。「自分がリーダーとして活躍したから成功したんだ!」といったような考え方は、リーダーとメンバーの溝が生まれてしまう原因となります。溝が生じた場合、メンバーは徐々にリーダーの意見に耳を傾けなくなってしまうでしょう。
だからこそ、チームが成功したとしても、リーダーだけの成果にはしないようにすることが大切です。むしろリーダーがメンバーをサポートして、メンバーが「自分たちの力で成功したんだ」と思わせるように努めることが真のリーダーといえるでしょう。
リーダーだけ何もしないのはNG
リーダーもチームの一員だからこそ、口だけで何もしないというのはNGです。リーダーも他のメンバーと同じように行動しましょう。
団結して目標の達成を目指して行動するからこそ、メンバーからさらに信頼されるようになるかもしれません。
リーダーシップを高めるチームビルディング研修11選
ここからは、リーダーシップを高めるチームビルディング研修11選を紹介します。
IKUSA「ジャングルサバイバル」
「ジャングルサバイバル」は、IKUSAが提供する「合意形成研修 コンセンサスゲーム」のひとつです。コンセンサスゲームは参加者同士の合意形成が重要なゲームであり、コミュニケーション研修やチームビルディング研修にも役立ちます。
「ジャングルサバイバル」では、遭難したジャングルから生き延びるために必要なものを選んで近くの村へ行くというストーリーです。どれを持っていくのか優先順位を決めていくなかで議論が起きると思いますが、その際にリーダーがどうメンバー同士の意見をまとめるのかが重要となります。
ちなみに、「ジャングルサバイバル」の場合は、ゲーム内の準備物を減らすことで所要時間を短縮化できます。また、オンラインだけではなくリアルでも実施可能です。お気軽にお問い合わせください。
やり方
- 「クルージング中にジャングルに遭難した」という状況を把握する
- 生き延びるために船にある積み荷のうち、どれを優先的に持っていくかを個人で考える
- チームで話し合い、優先順位を決める
- 模範解答と照らし合わせ、それに近いほど高得点となる
インソース「はじめてのチームマネジメント、部下育成力強化プラン」
「はじめてのチームマネジメント、部下育成力強化プラン」は、チームマネジメント・リーダーシップ・部下育成をテーマに行われる研修です。初めてチームリーダーやマネージャーになった人を対象としていることもあり、初のリーダーで不安な方におすすめ。
本プランは、最短3日間の研修です。研修では、チームとして成果を出す方法や日常における部下との関わり方を勉強できます。全業界に対応しているため、どのような企業の従業員でも受講できる点が魅力です。
IKUSA「帰宅困難サバイバル」
「帰宅困難サバイバル」も「ジャングルサバイバル」と同じく、IKUSAが提供する「合意形成研修 コンセンサスゲーム」のひとつです。「ジャングルサバイバル」ではジャングルが舞台でしたが、「帰宅困難サバイバル」は災害に見舞われた都市が舞台となります。
災害に関する内容だからこそ、リーダーシップやファシリテーション力だけではなく、災害時のリスクマネジメントやサバイバル能力も重要です。そのうえ、「帰宅困難サバイバル」では防災に関する知識も学べることから、チームビルディング研修ではなく社内の防災研修としても活用できます。
やり方
- 「大都市で災害に巻き込まれた」という状況を把握する
- 生き延びるために必要な物資のうち、どれを優先的に持っていくかを個人で考える
- チームで話し合い、優先順位を決める
- 模範解答と照らし合わせ、それに近いほど高得点となる
日本能率協会マネジメントセンター「リーダーシップ開発コース」
株式会社日本能率協会マネジメントセンターでは、「リーダシップ開発コース」という研修を提供しています。監督者や職場のリーダーを対象としており、実施期間は2日間です。
「リーダシップ開発コース」を受講することで、効果的なリーダーシップを発揮するために必要な能力や、リーダーとしての使命・役割がわかるようになります。オンラインでも開催は可能ですが、通常のコースとは異なり1日のみのバージョンです。
参照: LEA|実践!リーダーシップ開発コース|J Manavi 日本能率協会マネジメントセンター
IKUSA「サバ研」
アグレッシブな研修を探しているならば、「サバ研」はどうでしょうか。「サバ研」はサバイバルゲームと研修を組み合わせたゲームであり、野外でのチームビルディング研修です。ユニークな研修を探している方におすすめです。
「サバ研」では、実戦形式でOODA LOOPを学べます。OODA LOOPとは、PDCAサイクルの代わりとなる存在とされており、迅速な意思決定のプロセスや臨機応変に対応できる組織作りのほか、理想のリーダー像を学べるフレームワークです。
ただし、読者のなかには「サバイバルゲームなんて怖そう……」と思う方がいるかもしれません。たしかに安易にエアガンを扱うのは危険ですが、「サバ研」では専門のスタッフがきちんと安全に管理し、当たっても痛くないレーザー銃を使用することも可能です。不安を感じるメンバーも、積極的に参加しやすいでしょう。
リクルートマネジメントスクール「リーダー研修」
リクルートマネジメントスクールによるリーダー研修では、目的に応じたさまざまなコースが用意されています。
リーダーとしての基本スキルを学びたいのであれば、「自ら課題を設定し、自律的に動く中堅リーダー育成研修」や「次代を担う中堅リーダーに求められる課題解決能力のアセスメント(評価)・育成研修」がおすすめです。
また、リクルートマネジメントスクールではオンラインにも対応したリーダー研修を用意しており、自宅で研修を受けたい場合でも問題なく受講できます。
参照: 自律的なリーダーを育成するリーダー研修 | 社員研修 … リクルートマネジメントソリューションズ
IKUSA「チャンバラ合戦」
「サバ研」がサバイバルゲームとの組み合わせであったのに対し、「チャンバラ合戦」はチャンバラと組み合わせた研修です。「チャンバラってお互いを刀で叩くだけでしょ?」と思うかもしれませんが、チャンバラは戦略とチームワークが大切になるため、チームビルディング研修の一環として有効です。
また、「チャンバラ合戦」は年齢や性別を問わずに楽しみやすいという特徴もあります。そのため、チームメンバーの年齢や性別がバラバラな場合でも問題ありません。ただし、参加人数は30名以上からなので、大人数で参加できる研修を探している方向けとなります。
やり方
- 参加者の肩に命(ボール)を付ける
- スポンジの刀を使って相手の命を切り落とす
- 最終的に生き残った人数をチームで競い合う
リカレント「チームビルディング研修」
株式会社リカレントによるチームビルディング研修は、チームリーダーとしてチームの成果を上げたい方やチームに対して課題を抱えている方を対象としている研修です。ニーズに合わせてさまざまな種類を用意しているため、自分に合った内容の研修を受講できます。
また、株式会社リカレントではさまざまな企業で研修を行ってきたという実績もあります。主な企業としては、株式会社ファミリーマートや本田技研工業株式会社など。実績がしっかりとあるからこそ、安心して依頼できるでしょう。
参照: チームビルディング 一覧 – フォロワーシップ研修実績No.1 リ・カレント株式会社
IKUSA「体験型合戦研修IKUSA」
大人数参加型のチームビルディング研修を探しているならば、「体験型合戦研修IKUSA」はいかがでしょうか。参加者全員参加型のチームビルディング研修であり、3つのプランが用意されています。それぞれ内容が異なるので、参加人数やプラン内容をチェックしたうえで選んでみましょう。
「体験型合戦研修IKUSA」の場合、自然と主体性やリーダーシップが生まれやすい仕組みとなっています。慣れたグループワークとは違った内容ということもあり、ユニークな研修を探している方や、全員が楽しみながら学べる研修を探している方にもおすすめです。
アチーブメントHRソリューションズ「リーダーシップ研修」
アチーブメントHRソリューションズ株式会社による「リーダーシップ研修」は、中堅層や管理職層を対象とした研修です。リーダーシップの原則の理解と実践に基づくリーダーシップの修得をねらいとしており、日本全国で開催できます。
アチーブメントHRソリューションズ株式会社は、企業自体が豊富な実績を持っています。顧客満足度は98.7%と、導入企業から評価されている、安心できる企業です。
参照: リーダーシップ研修 アチーブメント HRソリューションズ
あそぶ社員研修(研修テーマ例・内容)
「あそぶ社員研修」は、アクティビティと専門講師による講義、ワーク、振り返り・解説を一体化させることで、座学・実践を通じて研修の内容を深く理解し、翌日から業務で活用する具体的な方法まで学べる研修プログラムです。
例えば、PDCA研修ではロケットの制作・打ち上げに関するシミュレーションを行うアクティビティ「ロケットPDCA」を実施し、短時間のうちにPDCAサイクルを回すことを体験することで、講義・ワーク・振り返りなどによる学びを最大化させます。
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■研修テーマ・アクティビティの例
- コミュニケーション研修(謎解き脱出ゲーム)
- ロジカルシンキング研修(リアル探偵チームビルディング)
- クリティカルシンキング研修(混乱する捜査会議からの脱出)
- PDCA研修(ロケットPDCAチャレンジ)
- 合意形成・アサーティブコミュニケーション研修(コンセンサスゲーム)
IKUSA「グレートチーム」
「グレートチーム」とは先程のあそぶ社員研修の一種です。リーダーシップとチームビルディングを学ぶことができます。
4〜5名で1チームとなり、疑似的なプロジェクト運営を行います。プロジェクトを実行し売上を達成するために、メンバーのリソース管理や育成、リーダーとしての決断を繰り返すことで、いろいろなリーダーシップの型を知ることができます。
やり方
- プレイヤーは順番にプロジェクトに割り当てる人を決めていく(アサイン)
- 各プレイヤーはカードに書かれた内容に対して選択を行い再び割り当てを行う(リーダーズチョイス)
- 1~2を繰り返し最終的に売上げが一番高かったチームの勝利
まとめ
ビジネス成功のためには、効果的なチームビルディングが不可欠であり、そのなかでリーダーの役割は特に重要です。チームビルディングにおけるリーダーの役割・重要性をしっかりと把握し、強力で一体感のあるチームを築き上げましょう。
また近年では、リーダーシップを高めるための研修がさまざまな企業から提供されています。ぜひ本記事で紹介したおすすめの研修10選を、取り入れてみてはいかがでしょうか。
「あそぶ社員研修」は、受講者全員が没入して取り組むアクティビティ・振り返り・講義をブリッジすることで学びを最大化させ、翌日から業務で活かせる知識・スキルが身につく講義・アクティビティ一体型の研修プログラムです。
アクティビティが受講者の主体性を高めてコミュニケーションを促進させ、スキルアップやチームビルディングを図れます。
研修やチームビルディングイベントの企画にお悩みの方必見!
「ビジネスゲーム研修 総合資料」では、謎解き・推理ゲーム・サバイバルゲームなどを活用したユニークな研修を事例とともに紹介しています。
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