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アイスブレイクに適したボードゲーム10選!進め方・特徴を紹介

ボードゲームを活用することで、アイスブレイクを図ることができます。

本記事では、アイスブレイクにおすすめのボードゲームを10選を紹介します

 

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アイスブレイクにボードゲームをおすすめする理由

アイスブレイクにボードゲームを取り入れるメリットのひとつは、場所を問わずいつでも実施できることです。準備するのはボードゲームだけでOK。ボードゲームは高価なものではなく、そこまで場所も取りません。参加者側も事前に自己紹介を考えてくる必要がなく、身ひとつで参加できます。

またボードゲームは、参加者全員で共通の体験を得られるため、距離を縮められます。「ルールを学ぶ」「実際にプレイしてコツをつかむ」「勝敗を決める」という流れをチームで共有することで、役職や年齢に関わらず楽しめるでしょう。オフィスに戻った後も、ボードゲーム中に起きた出来事や感想をネタに、話に花を咲かせることが可能です。

ボードゲームはコンテンツ自体が魅力的なので、ファシリテーターなどが場を盛り上げるために奔走する必要もありません。お手軽で楽しいアイスブレイクをお探しなら、ぜひボードゲームの導入を検討しましょう。

 

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アイスブレイクにおすすめのボードゲーム①イリュージョン

イリュージョン

ここからは、おすすめのボードゲームの紹介に移ります。1つ目に解説するゲームがイリュージョンです。イリュージョンの特徴や遊び方を紹介します。

ゲームの概要

カードに描かれた色の広さを頭の中で比べるゲームです。自分の目でそれぞれの色がどのくらいの面積を占めているのか、正しく見抜く必要があります。

ルールは極めてシンプルなので、年齢問わず気軽に楽しめるボードゲームです。

遊び方・ルール

赤・青・黄・緑の4色で書かれたイラストカードの裏面には、それぞれ4色の面積の割合が書かれています。白い面積が含まれているので、4色の合計は100%にはなりません。始めに、4色のいずれかの矢印が描かれたカードを引きます。緑色の矢印カードが出た場合、矢印の先に緑の面積が小さい順に色カードを並べる、という流れです。

ゲームはラウンド制なので、最初のラウンドのプレイヤーを決めます。プレイヤーは山札からカードを1枚、面積の割合を見ずに(裏返さずに)引きます。緑色の矢印カードなら、緑の面積が小さい順になるようにカードを並べましょう。カードを置いたら次のプレイヤーに交代します。

次のプレイヤーは、すでに並んでいるカードの並び順が正しいと思った場合は、先ほどのプレイヤーと同様に山札からカードを引き、面積が小さい順に並べていきます。違うと思った場合は「ダウト宣言」です。ダウト宣言が出たらカードをめくっていき、順番が正しいかどうかを確認しましょう。正しい場合はダウト失敗。1つ前のプレイヤーが得点として矢印のカードを受け取ります。

このように進めていき、誰かが矢印のカードを3枚獲得したらゲームは終了です。

ポイント

イリュージョンは、よく観察をして、見極めることがポイントです。プレイをしていくうちに、自分の色認識の癖がわかってくるので、その感覚をもとに判断してみましょう。

他のプレイヤーから「まだいけるでしょ!」「ここ違うんじゃない?」と、いろいろと言われるのも醍醐味のひとつ。色をただ見分けるだけ、とはいえ意外と難しいボードゲームです。

公式サイト:イリュージョン 完全日本語版 – ArclightGames Official

 

アイスブレイクにおすすめのボードゲーム②ごきぶりポーカー

2つ目に紹介するのは、ごきぶりポーカーです。ごきぶりポーカーでは、心理戦や駆け引きを楽しむことが可能です。ゲームの概要やルール、ポイントを解説します。

ゲームの概要

クモやごきぶりなど好かれていない生物が描かれたカードを、わからないように他のメンバーに次々と回していくゲームです。ウソと真実を織り交ぜながら、カードを押し付け合い、最終的に1人が負けになります。コンセプトは少し強烈ですが、カードの絵柄が可愛らしく人気のゲームです。

遊び方・ルール

まず8種類×8枚の嫌われ者カード計64枚を、各メンバーに配布します。手番を迎えた人は手札からカードを1枚取り出し、「これ、ごきぶりです」と言いながら、好きな相手に差し出します。受け取った人はカードの表面を確認したら、同様に他の人に渡しますが、「いえ、これはクモでした。」など最初と言うことが変わる場合も。

カードが最後までたどり着いた時、もしくは途中で正体を見抜ける自信がある時などは、宣言して勝負をしかけます。宣言では「ごきぶりです」と言って渡されたカードに対し、「これはごきぶりとは違います!」と告げます。他のメンバーが勝負をしかけてきたら、その場でカードをめくり正誤を確かめてください。見抜かれた人、もしくはあてが外れた人はそのカードを目の前にためていくというペナルティを受けます。このプロセスを繰り返し、同じ生物を4枚ためた人が出た時点でゲームは終了です。

ポイント

ごきぶりポーカーで負けないために必要なスキルは、嘘か本当か見極める洞察力です。洞察力といっても、完全に直感に頼るのではありません。

たとえば、同じ生き物が3枚たまっている人がいるとしましょう。先述の通り、同じ生き物が4枚たまってしまったら負けです。言い換えると3枚の人は、他の人からカードを受け取るのも差し出すのもリスクが高い状況といえます。2枚の人も、3枚の人には及ばないとはいえ、動きに制約が伴います。つまり置かれているカードの枚数は、ウソか本当か検討する際の判断材料になるということです。

経験を積めば、それぞれが抱えるリスクと宣言の内容から、カードの中身まで推測できるようになるでしょう。

※公式サイトなし

アイスブレイクにおすすめのボードゲーム③コヨーテ

ルールがシンプルでかつ盛り上がりも期待できるゲームがコヨーテです。ここでは、コヨーテの特徴や遊び方を紹介します。

ゲームの概要

コヨーテは、簡単に言えば、場に出ている数字の合計を当てるゲームです。コヨーテでは自分の数字がわからないため、他の人の数字を見て合計値を予測します。数字以外にも他のメンバーの表情も予測する際の判断材料になり得ます。

逆に表情でハッタリをかませば、意図を予想しようとするライバルを欺き通せる可能性も。コヨーテはルールがとても簡単なので、老若男女誰でも楽しめるゲームです。

遊び方・ルール

コヨーテには、マイナス10から20まで記載された数字カードと、場を狂わせる特殊カードが入っています。カードの裏面には数字カードの種類や枚数が表示されているため、ゲーム初心者でもルールを理解しやすい設計です。ゲームが始まったら、まず各プレイヤーは山札からカードを1枚ずつ引きます。そしでカードに描かれた数字が見えないよう、おでこにピタっと当てなければなりません。

最初に回答するプレイヤーは、他の参加者の数字を確認した後に、予測した数値を宣言します。宣言する数字は、場の合計値を越えないものにする必要があります。たとえば数字の合計が15の場合、自分の数字が最も低いマイナス10だとしても問題ないようにするには、5以上の値を宣言しなければなりません。

前のプレイヤーが数字を宣言した時、次のプレイヤーは前の人よりも大きな数字を宣言するか、前の人の声明が場の合計値を超えていると感じた場合「コヨーテ」と叫びます。コヨーテと宣言された時点で、答え合わせタイムの到来です。全員がカードを表にして机に置き、合計値を数えましょう。

コヨーテの数値と場の合計値を比較し、コヨーテの数字>場の合計値の場合は「宣言した人の負け」コヨーテの数字<場の合計値のケースでは「宣言者の勝ち」となります。負けたプレイヤーはライフを1つ失い、ライフが0になった時点で、そのプレイヤーは脱落です。最後まで残っていた人が本ゲームのウィナーとなります。

ポイント

コヨーテは特殊カードの活かし方がゲームのポイントです。特殊カードには、場の数字を2倍にする「×2」や、一番大きい数字を0に変更する「MAX0」などのカードがあります。特殊カードによってプレイヤーの予想がかき乱されるので、ゲームをより白熱させることが可能です。

公式サイト:ニューゲームズオーダー – コヨーテ

アイスブレイクにおすすめのボードゲーム④ハゲタカのえじき

ハゲタカのえじきは、何十年にもわたって愛されているボードゲームです。ゲームの特徴やポイントを押さえましょう。

ゲームの概要

ハゲタカのえじきは、他プレイヤーよりも大きい数字カードを場に出し、ハゲタカカードの獲得を目指すゲームです。ハゲタカのえじきのゲームデザインを手がけたのは、人気デザイナーのアレックスランドルフ氏。

また、本ゲームは1988年のゲーム大賞にノミネートされたこともある、有名・著名な作品でもあります。ルールが簡単でワクワクしやすいことから、長きにわたり、支持を集めているボードゲームです。

遊び方・ルール

手札から数字カードを1枚出すことで、ラウンドごとに変わるハゲタカカードの獲得を目指します。

まずハゲタカカードを1枚めくってください。プレイヤーは手札の中から数字カードを1枚選び、裏向きで場に出していきます。全員出そろったら、カードを表にし、それぞれの数字を比べるという流れです。

ハゲタカカードがプラスの場合、一番大きな数字が出ている人がカードを獲得できます。ただし一番大きな数字を出すことができても、同じ数字を出している人がいる場合、ハゲタカカードは取れません。このケースでは、二番目に大きな数字を「単独で」出した人がカードを入手できます。

対してハゲタカカードがマイナスの場合、最も小さな数字を出している人がカードを取れます。全15枚のハゲタカカードがすべてメンバーのいずれかに行き渡ればゲーム終了です。保有しているハゲタカカードの得点が最も高い人がゲームの勝者です。

ポイント

先述の通り、数字カードが他プレイヤーと重複するとハゲタカカードを獲得できません。バッティングを防ぐには、他プレイヤーの残りカードを記憶する力と、どのカードが出されるのか推察する力が問われます。

たとえば、一番大きい数字である15を持っているのが自分だけの状況ならば、プラスのハゲタカカードが出た場合は確実にカードを取得可能です。

※公式サイトなし

アイスブレイクにおすすめのボードゲーム⑤ディクシット

5つ目に紹介するディクシットは、勝ち負けにあまりこだわらず和気あいあいと実施できるゲームです。ゲームの遊び方や特徴などを紹介します。

ゲームの概要

ディクシットは、印象カードや場に並べられたカードの絵柄から、語り部役がお題にすえた1枚を推察します。カードのイラストは想像力を掻き立てられる味わい深い情景ばかり。ディクシットは他人の世界の見え方や感じ方がイメージできる面白いゲームです。

言語化スキルや、他者の意図を正しく解釈する力などビジネススキルも習得できます。

遊び方・ルール

語り部はカードを1枚場に出し、そのイラストから連想されるお題を考案します。お題は文章でも単語でも何でもよく、たとえば「サボり癖がある」「可愛らしい」などで構いません。

他のプレイヤーは、語り部が出したお題からイメージできるカードを裏面のまま、場に出しましょう。すべてのプレイヤーがカードを出し終えたら、語り部は出されたカードをシャッフルし、表向きで並べ直します。

語り部以外のプレイヤーは、公開されたカードのうち、お題だと推察するものを投票します。語り部のカードを当てることができたプレイヤーは、3点をゲット。語り部側も3点を獲得しますが、全員正解だったり、全員不正解だったりした場合、点数を獲得できません。

1人のプレイヤーが30点に達した時点、もしくはデッキがなくなった場合にゲームは終了です。デッキが消失した時は、その時点で最も点数が高いプレイヤーが勝利します。

ポイント

ディクシットは、お題設定の妙がゲームの面白さを左右する要素といえます。語り部が設定するお題は簡単すぎても、難しすぎてもいけません、なぜなら、語り部は投票者が全員正解、不正解の状況では点数を獲得できないためです。

ディクシットは初体験の人でも、経験者とのレベル差を感じにくいゲームです。むしろカードの絵柄を覚えてしまうと楽しさが減ってしまうかもしれません。

公式サイト:ディクシット日本語版

アイスブレイクにおすすめのボードゲーム⑥ババンク

ババンク

次に紹介するのは、カジノ風コインマネージメントゲーム「ババンク」です。ババンクの特徴や遊び方などを見ていきましょう。

ゲームの概要

ババンクは、腕利きのギャンブラーとなって、カジノで一攫千金を狙うコインマネージメントゲームです。各テーブルの収入を倍にしたりイカサマをしたりと、うまく相手を騙して大金を稼ぎます。

遊び方・ルール

まず、場の中央にプレイ人数に応じたカジノテーブルを並べて、各プレイヤーのコマを配置します。各プレイヤーにはチップとプレイヤーの色を示すチケットカードが配られます。チップは5が4個、10が3個、20が2個、50が1個の構成です。

1ラウンドで「チップの配置」「カードの配置」「駒の移動」「配当金の分配」の4つのフェーズを順に行います。プレイヤーは自分の番が来たら、手元のチップを1つ好きなカジノのテーブルに配置しましょう。ラウンドごとに使用するチップは異なり、ラウンドが進むにつれて掛け金が上がります。

次に手札からカードを出して、裏向きにして出します。手札のカードは「×2」「いかさま」「スカ」の3種類。「×2」は配当金が2倍、「いかさま」はこのカードを配置した場所に置いた他のプレイヤーの配当金を横取りできる、「スカ」は何もなしです。

どこのテーブルで勝負をするのかを決め、駒を移動させましょう。最後に、裏向きのカードをすべて表向きにし、駒の置かれた場所で配当金の分配をします。

全4ラウンドが終了したらゲーム終了です。ゲーム終了時に最も多くのお金を持っているプレイヤーが、勝利となります。

ポイント

ルールに特に記載はありませんが、相手へのブラフなどは基本OK。カード選びの駆け引きが楽しいカジノゲームです。3つの中で1つは「スカ」ですが、相手がどこに「いかさま」を置くのかを推察しなければなりません。

ドキドキハラハラを味わいながら、心理戦を楽しめるでしょう

公式サイト:ババンク–ボードゲーム通販 JELLY JELLY STORE

 

アイスブレイクにおすすめのボードゲーム⑦スカル (Skull) 髑髏と薔薇

次に紹介するゲームは、「スカル (Skull) 髑髏と薔薇」です。名前はおどろおどろしいですが、ゲームで使用する薔薇のカードはきれいな絵柄です。髑髏と薔薇の特徴や遊び方を見ていきましょう。

ゲームの概要

髑髏と薔薇は、事前に予測した枚数と同じ分だけ花のディスクをめくることを目指すゲームです。1ゲーム当たりは15分程度とそこまで時間を取りません。サクッとアイスブレイクを行いたい時に適しています。

遊び方・ルール

各プレイヤーには髑髏1つ、薔薇の花3つから構成される4枚のディスクとプレイマットが配られます。手番では「ディスクの追加」もしくは「チャレンジ」のどちらかのアクションを選択できます。「ディスクの追加」を選択したら、手札の中からディスクを1枚引っ張ってきて、プレイマットの上に置きます。チャレンジを宣言する場合、一緒に「1枚」「2枚」などめくりたいディスクの枚数も伝えてください。

チャレンジの宣言をしたからといって、即座にディスクを得る権利を得られるわけではありません。宣言後には、次のプレイヤーに「チャレンジの宣言」か「パス」のどちらかを宣言してもらいます。

次のプレイヤーがチャレンジを選択した時は、前の人よりも多い枚数を宣言しなくてはいけません。次のプレイヤーがチャレンジを成立させたら、さらに次のプレイヤーも同様の手順を踏みます。この流れを繰り返し、最終的に最も多い枚数を宣言した人がカードをめくる権利を得ます。

チャレンジに成功したプレイヤーは、実際にディスクをめくることが可能です。最初の1枚だけは自分のディスクをめくらなければならないというルールがあります。めくったタイルがすべて花の場合、チャレンジは成功です。しかし、髑髏が1枚でも含まれると失敗に終わります。

成功の場合は勝利点を獲得、失敗した時は手持ちのディスクを1枚捨てなければなりません。失敗が続き、手札を全て失ってしまうとゲームオーバーになってしまいます。チャレンジの宣言が2回成功した人が、このゲームの勝者です。

ポイント

髑髏と薔薇は、虚勢や脅し文句を活用し、他人の心情をかき乱して目的の達成を目指すブラフゲームの一種です。ブラフの方法やトラップのかけ方にはさまざまなパターンが考えられます。

数字の大小や宣言にいたるまでの思考の長さ等を考慮し、他人の心理を予測しましょう。見事自分の予測が的中した時は、何ものにも代えがたい快感を感じられます。

※公式サイトなし

 

アイスブレイクにおすすめのボードゲーム⑧スカルキング

次に紹介するスカルキングはキャラクターカードと数字カードの強さが勝敗に影響するゲームです。スカルキングの概要やルールをチェックしましょう。

ゲームの概要

スカルキングは、全10回のラウンドそれぞれにおいて、最初に配られた手札から勝てる回数を予測し、宣言通りに勝利できたら得点を得られるゲームです。

ゲームで使用するのは、数字カードと「人魚」「海賊」「白旗」「きまぐれメリー」「スカルキング」から成るキャラクターカード。各キャラには特徴があります。たとえばスカルキングの場合、数字にも海賊にも強い一方で人魚の色気には勝てません。

遊び方・ルール

まず各自、手札から1枚カードを場に出しますが、2番手以降は出せるカードに制限が課せられます。最初のプレイヤーが色付きの数字カードを出した時は、それ以降のプレイヤーは同色の数字カードか特殊カードしか出せません。例外的に同色の数字カードを1枚も持っていない時は、どんなカードでも出せます。最初のプレイヤーが特殊カードを出した場合、次のプレイヤーは好きなようにカードを出すことが可能です。

全員がカードを出し終わったら、各々強さを比べていきます。場に出ているのが赤・青・黄色の数字カードだけの場合、その中で最も大きな数字を出したプレイヤーが勝利です。上記の色に黒も含まれている場合、黒カードの中で最も大きな数字を出したプレイヤーの勝ちです。特殊カードが出ている場合、より上位の特殊カードを出した人が勝利します。この場合、数字カードの数字の大きさは関係ありません。

ゲームに勝つには冒頭で述べた通り、はじめに勝ち数を予測する必要がありました。宣言通りに勝利したプレイヤーは「宣言数×20点」を獲得可能です。宣言が外れてしまった場合、「宣言と勝利数との差分×10点」を失います。勝ちすぎても得点を得られない点がスカルキングの面白いところです。

ポイント

宣言する回数を多くしすぎないことがゲームのポイントです。たとえば、第5ラウンドにおいてプレイヤーの宣言の合計が15になったとしましょう。ラウンドの回数が手札の枚数となるため、5ラウンドでは5回しか勝利機会が得られません。

このケースでは全員が宣言通りにいくことは不可能なので、あぶれる人が必ず出てきます。自分の要求を実現させるためには、他プレイヤーを蹴落としゲームを進行しなくてはいけません。あえて小さい数字を宣言し「誰か勝ってくれるだろう」と祈る他力本願思考も戦略のひとつです。

公式サイト:スカルキング公式ページ

 

アイスブレイクにおすすめのボードゲーム⑨ごいた

次に紹介するのは、和のテイストが強いボードゲーム「ごいた」です。ごいたの特徴や遊び方は以下の通りです。

ゲームの概要

自分が出すカードと他の人のカードが被らないように配慮しながら、手持ちをゼロにすることを目指すゲームです。カードには将棋のような文字が描かれていますが、ごいたは将棋とまったく関係がありません。

短時間で濃密な駆け引きを楽しめるのがごいたのポイントです。ごいたの起源は今から100年以上前の1900年ごろ。古き良き日本の奥深さに思いをはせながら、ゲームを楽しみましょう。

遊び方・ポイント

ごいたは基本的には4人でプレイし、向かい合って座る人同士でペアを組みます。基本的には、他の人と被らないようにカードを場に出していくだけのシンプルなルールです。ただし、親はターンごとに手札の1枚を表向きで出すことが可能です。この行為は、自発的に他のメンバーに出せるカードがないか確認する「攻め」の意味があります。

親が出したカードに対して、一致するカードを出す行為が「攻めを受ける」です。攻めを受けた人は親になり、また次の回へと繰り返していきます。このサイクルを繰り返し、いち早く手札8枚を出し切った人が勝利点を獲得します。先に規定得点に到達したペアが勝利です。

ポイント

ごいたでは「駆け引きを楽しめるか」「ペアの連携がうまくいくか」2つが勝利のポイントです。駆け引きは親が出したカードに対する反応を見極める際に発生します。出したカードやパスの様子などから、各プレイヤーが持つカードを見極めることが可能です。

ごいたでは親の攻めカードを全員がパスしたら、手札を1枚消費できるボーナスルールも存在します。ボーナスルールの適用を狙い、対面の相方と無言で息を合わせ、パスを選択することも可能です。ペアの連携がうまくいき、カードを消費できた時は思わず叫びだしたくなるでしょう。

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アイスブレイクにおすすめのボードゲーム⑩こねこばくはつ

最後に紹介するのがこねこばくはつです。一見、名称がふざけているように感じますが、カードの効果をうまく活用しなくてはならない知的な要素も備えています。こねこばくはつの特徴や遊び方は以下の通りです。

ゲームの概要

こねこばくはつは、カードの特殊効果を駆使してこねこが爆発しないように立ち回るカードゲームです。「こねこばくはつカード」を引くと、ゲームから脱落してしまいます。タイトルは子供向けですが、大人でも十分楽しめるゲームです。

遊び方・ルール

手番を迎えたら「カードを出す」「パスする」のどちらかを選択し、山札からカードを引きます。このサイクルをゲーム終了まで繰り返すという超シンプルなルールです。

カードの特殊効果を上手に活かせるかどうかが、このゲームのポイントです。「爆弾処理」のカードを使えば、こねこばくはつを引いてしまっても、山札に戻せます。

他のプレイヤーが出したカード効果を取り消す「ダメ!」や、次のプレイヤーに手番を2回行わせる「アタック」、山札の上からカードを3枚確認できる「予知能力」といったカードもあります。

ポイント

こねこばくはつを引いてしまった後の回避の仕方がこのゲームの楽しみどころです。「爆弾処理」でこねこばくはつを回避できたと思ったら「ダメ!」で無効にされる場合があります。特殊カードはうかつに使用せず、温存しておく判断力や計画性が必要です。

ただし強いカードを出せるかは、山札からの引きの強さにかかっています。はじめのうちはパスを連続して、カード集めに集中するのも良い戦術です。カードが出るたびにどんでん返しが起こるため、ワイワイと盛り上がるでしょう。

一度出てしまった爆弾処理カードは使用後、山札の好きな位置に戻すことが可能です。一番上に戻したり、奥底に眠らせたりと駆け引きを楽しめるでしょう。

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まとめ

ルールはシンプルで誰でも楽しめるものでありながら、ワイワイ盛り上がることができるゲームばかりです。どれも緊張をほぐすことが目的のアイスブレイクにうってつけといえるでしょう。

ゲームなので勝ち負けを決める必要がありますが、重要なのは勝敗ではありません。あまり身を入れすぎず、適度なゆるさを保ち、ゲームを存分に楽しみましょう。

 

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