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職場のディスカッションテーマ例21選!進め方・ポイントも紹介
目次
チームビルディングは関係力や業務効率の向上、人材育成などに有効的な取り組みです。チームビルディングにはいくつもの種類があり、グループディスカッションもそのひとつ。グループディスカッションでは意見をわかりやすく伝える力や、メンバーの意見を聞く力を効果的に鍛えられます。
グループディスカッションでは、テーマの選定が重要です。本記事では、グループディスカッションの進め方・ポイント、種類ごとのテーマ例を計21選紹介します。
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チームビルディングのディスカッションテーマ例21選
グループディスカッションは、「問題解決型」「選択型」「自由討論型」の3つのタイプに分かれます。それぞれにおけるテーマ例は以下の通りです。
「問題解決型」におけるテーマ例8選
課題を解決するための方法を討論するのが、問題解決型ディスカッションです。まずは課題の論点をしっかりと把握したうえで、チームで協力してアイディアを出し合い、実現可能な解決策を探っていきます。
【例題1】少子高齢化の改善
とどまることを知らない少子高齢化の進展を食い止めるには、どうすればいいのかを考えていきます。グループディスカッションのテーマには、こうした社会的な課題が多く見受けられます。
【例題2】若者の投票率アップ
選挙年齢が引き下げられたにも関わらず、若者の投票率はなかなかアップしません。インターネットを使った選挙運動『ネット選挙』が代表的な施策ですが、そのほかの投票率を上げる現実的な施策を考えます。
【例題3】失業者数を0にするための方法
失業者数を0にするための方法を議論します。新型コロナウイルス禍から雇用環境は回復していますが、それでも0にならない失業者数について議論を進めましょう。
【例題4】百貨店の売上を伸ばす方法
研修を実施する企業の業種に関連した課題です。ネットショッピングの影響を受け、業績が停滞しがちな百貨店の売上をアップさせる方法を考えていきます。
【例題5】会社の新事業を考える
所属企業が新事業を始めるならどのようなものにすべきか、議論を交わします。市場や消費者のニーズを考慮し、新事業を提案する必要があるでしょう。
【例題6】就活生向けのアプリに盛り込む機能
ベンダーなどIT系の開発を担当する企業では、売れるアプリについて考えるテーマがおすすめです。就活生だけではなく、高齢者など特定の層をターゲットにしたテーマにしても問題ありません。
【例題7】早起きを習慣化する方法
早起きを習慣化する方法のような、日常生活に関するお題です。業務や時事に関する知識が必要なく、比較的取り組みやすいテーマだといえるでしょう。
【例題8】リバウンドしないダイエット方法
こちらも日常生活に関するテーマです。ストレスが原因のリバウンドを起こさないためにも、無理なく取り組めるダイエット方法を考案する必要があります。
「選択型」におけるテーマ例6選
選択型ディスカッションとは、与えられた選択肢のなかからひとつを選び出すタイプのグループディスカッションです。自分の意見をロジカルに伝える力が求められます。
【例題1】人生では「お金」と「愛」どちらが必要か
「お金だけでは心が貧しくなる」「愛だけでは食っていけない」など、理由を含めてしっかりと自分の意見を伝える必要があります。
【例題2】日本はアメリカと中国、どちらと有効な関係を作るべきか
グループディスカッションでは、政治や外交に関するテーマも多く出題されます。ここでの対応によって、普段からニュースに目を通しているのかがよくわかります。
【例題3】ライターが稼ぐためには「質」と「量」どちらが重要か
特定の職業に関するテーマです。正解がある問いではありませんので、自分と他人の意見が異なった場合の対応を見ることができます。
【例題4】TOKIOのなかで好きなメンバーは誰か
有名人やサブカルチャー関連のお題もおすすめです。自分の興味がないテーマだったとしても、どのように議論を進めていくのかがわかります。
【例題5】書籍は電子がいいか、それとも紙がいいか
近年は電子書籍が主流になってきましたが、紙には紙の良さがあります。自分の立場を明確にし、論理的に説明する力が必要です。
【例題6】新卒採用では「コミュニケーション力」「将来性」「意欲」どれを重視すべきか
仕事への考え方を知ることができるテーマです。自社との相性をはかるために、採用面接の場面でも出題されます。
「自由討論型」におけるテーマ例7選
抽象的なテーマが与えられ、それについて自由に討論するタイプが自由討論型です。議論の方向が定まりにくいため、最も難易度が高いディスカッションです。
【例題1】魅力的な異性の特徴とは
異性をいいなと思うポイントは人それぞれです。テーマが逸れてしまい、ただの雑談にならないよう注意しましょう。
【例題2】優秀な編集者に必要な素質は
出版社やWebサイト制作会社などで出題しやすいテーマです。ほかにも企業の業種・職種に関連したテーマは多く出題されます。
【例題3】部下の心を掴む上司の特徴は
「雑用を押しつけない」「普段は優しいが、注意時にはきちんと叱る」など、理想的な上司の特徴についてディスカッションします。
【例題4】国民の祝日を増やすとしたらどんな日か
「国民」の祝日なので、個人的な希望を伝えるのではなく、民意に沿うような提案が必要です。
【例題5】業界の10年後は
最新テクノロジーやトレンドをふまえ、客観的に納得できるような主張を展開する必要があります。
【例題6】日本を観光立国にするためには
2021年に東京オリンピックの開催もありましたので、日本のインバウンド需要に関して問われるテーマです。
【例題7】好きなテーマで論じる
一見すると自由に思えますが、テーマ選定から自分たちで行う必要があるため、最も難易度が高いお題です。
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グループディスカッションの進め方
グループディスカッションには、制限時間や役割など一定のルールが決められています。グループディスカッションの基本的な進め方は以下の通りです。
人数構成・時間
グループディスカッションは、1チームあたり2~5名程度で行われるケースが多いです。チームビルディングが目的であれば、メンバー全員に十分な発言機会を与える必要があるため、大人数になり過ぎるのは適切ではありません。多くても10名以内にとどめるよう配慮しましょう。
また、グループディスカッションの時間は企業によって異なり、10分以内で終わるところもあれば、60分以上行う会社もあります。メンバーの数にも左右されますが、平均すると30分程度が一般的です。
役割
グループディスカッションでは議論をスムーズに進めるために、メンバーに役割が与えられます。代表的な役割は、以下の4つです。
- 司会:メンバーをまとめ、議論の進行を担うポジション。リーダーシップや意見を聞きだす質問力が求められる。
- 書記:議論の流れや要点を意識し、議論の内容を記録するポジション。議論の方向を見失わないために重要な役割。
- タイムキーパー:制限時間内で議論をまとめるために、メンバーに都度、残り時間を伝えるポジション。
- 監視役:議論が的外れな方向に進まないよう、客観的な視点に立ち監視するポジション。
役割の決定は立候補形式のほか、あらかじめ割り当てられている場合があります。
流れ
グループディスカッションの基本的な流れは、以下の通りです。
- 企業側からテーマが伝えられる
- 自己紹介を行う
- 役割を決める
- ディスカッション
- チームの意見をまとめる
- 発表
企業によっては、上記の流れと異なる進め方を採用する場合もあります。
グループディスカッションをうまく進めるためのポイント
グループディスカッションでは、メンバー一人ひとりがチームのために協力し合う必要があります。ここからは、うまく議論を進めるために意識すべきことを解説します。
自己紹介を有効活用する
初めて会ったメンバー同士が活発な議論を交わすためには、最初の自己紹介で打ち解けておくことが大切です。自分の人柄を明かしたり、冗談を交えたりができるような、柔和な雰囲気づくりを心がけましょう。
緊張をほぐすために、自己紹介でちょっとしたゲームを取り入れるのもおすすめです。
他人の意見をきちんと聞く
グループディスカッションでは自分の意見を伝えることに意識が向きがちですが、それ以上に他人の意見をきちんと聞けているかどうかを見ています。いくら弁が立っても、数人が偏って発言している状況ではチームビルディング効果があるとはいえません。
「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがあるように、自分とは異なる価値観を持つ人から、議論の突破口を見出す金言が飛び出ることもあります。ひとつの考えに固執せず、他人の意見を聞き入れることが重要です。
感情的にならない
グループディスカッションでは、感情的になってはいけません。自分と対立する意見が出ると、ついカッとなってしまう場面もあるかもしれませんが、感情を表に出さず、クールな装いを心がける必要があります。
感情的になると正常な思考回路を保てなくなる場合が多く、ほかのメンバーも委縮してしまいます。グループディスカッションでは感情を表に出してもいいことはないので、うまく自分を抑えましょう。
結論ファーストで話す
「~だと思います。なぜなら~」というように、結論ファーストで話しましょう。グループディスカッションでは、制限時間内に議論をまとめる必要があります。できるだけ短時間に自分の意見を伝えるためには、結論を先出しすると効果的です。
結論ファーストはグループディスカッションに限らず、ビジネスシーンでは常に意識すべき部分です。この機会にマスターしましょう。
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■研修テーマ・アクティビティの例
- コミュニケーション研修(謎解き脱出ゲーム)
- ロジカルシンキング研修(リアル探偵チームビルディング)
- クリティカルシンキング研修(混乱する捜査会議からの脱出)
- PDCA研修(ロケットPDCAチャレンジ)
- 合意形成・アサーティブコミュニケーション研修(コンセンサスゲーム)
まとめ
グループディスカッションは、「問題解決型」「選択型」「自由討論型」といった3つのタイプに分かれます。最も難易度が高いタイプは議論の方向が定まりにくい「自由討論型」ですが、それぞれ特徴があるので、グループディスカッションの目的に合わせて選ぶことが大切です。
また、グループディスカッションではチームで協力することが重要視されます。社内でチームビルディングイベントの企画を検討している方は、ぜひグループディスカッションを取り入れてみましょう。
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