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企業研修におすすめの面白いゲーム22選
目次
企業研修にゲームを取り入れることで、受講者の主体性を高めたり、コミュニケーションを促進させたりすることにつながります。
本記事では、企業研修に適した面白いゲーム22選を紹介します。
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研修に面白いゲームを取り入れるメリット
以下では、研修に面白いゲームを取り入れることで得られるメリットを紹介します。
主体性が高まる
研修にゲームを取り入れることで、受講者が没入感をもって集中して取り組み、主体性が高まります。
ゲームの考え方やデザインを活用してポジティブな変化を生み出すことを「ゲーミフィケーション」といい、それを取り入れて学ぶことを「ゲーム学習」といいます。ゲームの要素を取り入れることで受講者が本質的に「楽しい」、「面白い」と感じ、モチベーションが高まることで、主体性が高まります。
コミュニケーションが促進される(チームビルディング)
研修に適した多くのゲームにはグループワークの要素があり、必然的にコミュニケーションが促進されます。グループワークはアクティブラーニングの1種で、グループで協力して取り組むワーク(ワークショップ)を指します。
グループワークでは聞く・話す基本的なコミュニケーションスキルが求められます。また、ゲームで共通する目標・ゴールに向かって取り組む際には協力する必要があり、役割分担や協力(サポート・フォロー)を通じて、グループで連携するコミュニケーションが促進され、チームビルディングにつながります。
受講者の関係構築につながる
受講者が楽しく取り組めるゲームを研修に取り入れることで、アイスブレイク(緊張をほぐす・他者に対する壁を壊す)の効果が得られ、心理的安全性の向上やコミュニケーション促進により関係構築につながります。
関係構築は、内定者や新入社員など、同期、先輩社員、会社などとの結びつきが薄い時期に特に重要です。研修にゲームを取り入れることで、受講者の関係構築を促し、エンゲージメント(貢献意欲)やモチベーションの向上につながります。
企業研修に適した面白いゲーム22選
以下では、企業研修におすすめのゲーム22選を紹介します。
1.【合意形成】ジャングルサバイバル
「ジャングルサバイバル」は、コンセンサスゲームの1種で、受講者が合意形成の重要性や方法について体験を通じて学ぶことができます。
コンセンサスゲームとは、ある危機的な状況を想定し、対処法や優先順位についてまず個人ワークで考えてからグループワークで1つの答えを導き出すアクティビティです。多くの場合に個人ワークで考えた答えよりもグループワークで導き出した解答のほうが模範解答に近づくため、受講者が合意形成(意見を一致させること)の重要性に気づき、具体的な方法について体験を通じて学ぶことができます。
また、コンセンサスゲームでは多数決が禁止され、全員が意見を出して話し合いで検討することが必要になるため、心理的安全性(安心して意見をいえる状態)が高まります。
「ジャングルサバイバル」は、集合研修(対面)とオンライン研修のどちらでも実施することができます。
「合意形成・アサーティブコミュニケーション研修」は、コンセンサスゲームと講義を組み合わせ、お互いを尊重するコミュニケーションスキルや合意形成(グループの意見を一致させる)の方法を学び、翌日から業務で活用できる研修プログラムです。
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<進め方>
- 受講者を4~6人程度のグループに分ける
- 危機的状況における優先順位を個人ワークで考える
- グループワークで話し合う
- 専門家の結論と見比べ、妥当性を判定する
- 解説・振り返りを行う
<人数・時間>
- 対象人数:10~200名以上(1グループ4~6人程度)
- 実施時間:1~1時間半程度
2.【合意形成】NASAゲーム
「NASAゲーム」は、宇宙をテーマにしたコンセンサスゲームです。不時着陸した宇宙船のなかという危機的な状況を想定し、無傷のまま残った15のアイテムから生存に必要といえる優先順位をつけていきます。
NASAゲームにおける専門家の解答は複数あり、正解がありません。そのため、NASAゲームを行う際には、その妥当性について検討することが重要です。また、コンセンサスゲームを行う際に重要なポイントは、「正解に至ること」ではなく、「全員が納得できる答えを導き出すこと」といえます。グループの全員の意見を一致させるプロセスが大切です。
「合意形成・アサーティブコミュニケーション研修」は、コンセンサスゲームと講義を組み合わせ、お互いを尊重するコミュニケーションスキルや合意形成(グループの意見を一致させる)の方法を学び、翌日から業務で活用できる研修プログラムです。
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NASAゲームについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。
本家NASAゲームで合意形成のプロセスを学ぼう!
<進め方>
- ルール説明
- 個人ワークで各アイテムに優先順位をつける
- グループワークで意見をまとめる
- 解説・妥当性の検討・振り返り
<人数・時間>
- 対象人数:4~100名以上(1グループ4~6人程度)
- 実施時間:1~1時間半程度
3.【クリティカルシンキング】混乱する捜査会議からの脱出
「混乱する捜査会議からの脱出」は、グループで協力し、さまざまな証拠品や証言を整理・分析・共有して事件の真相にたどり着くことを目指す体験型推理ゲームです。
混乱する捜査会議からの脱出では、「被写体認識基盤サービス」という技術を活用し、スマートフォンのカメラで証拠品を読み取り、新たな手掛かりを入手していきます。事件を解決するためには論理的思考、情報整理、役割分担、話し合いが不可欠となり、クリティカルシンキングの本質を理解することにつながります。また、没入してゲームに取り組むことでコミュニケーションが促進され、チームビルディング効果が高いことも特徴です。
<進め方>
- オープニング
- ルール説明・チュートリアル
- 推理タイム
- 解説・結果発表
<人数・時間>
- 対象人数:30名~
- 実施時間:2時間程度
4.【戦略思考・交渉術】ワールドリーダーズ
「ワールドリーダーズ」は、戦略立案や他グループとの交渉を通じてSDGs経営を疑似体験し、ビジネスにおけるSDGsの重要性に気づき、戦略思考や交渉術について学べるビジネスゲームです。
ワールドリーダーズでは、もっとも大きな利益を生み出すことができたグループの勝ちとなります。労働力、資金、事業カードなどが配布され、グループ内で戦略を話し合ったり他グループと交渉をしたりして事業を増やしていきます。
ワールドリーダーズのポイントは、「金銭の利益を追求すること」、「環境や社会に配慮すること」を両立することです。どちらかだけではいけません。「SDGs(持続可能な開発目標)」を達成するには、企業経営が長期的に続くうえで、人々や地球によいことをするという本質が反映されています。
また、SDGsが学習指導要領に含まれるようになったことで若い世代を中心にSDGsへの関心が高まり、SDGs経営に取り組むことが企業に求められています。しかし、SDGsに関する取り組みを促進させるには、社員の協力が不可欠です。ワールドリーダーズを体験し、SDGsの本質や重要性に気づくことで、社内での取り組みにつながります。
<進め方>
- オープニング
- ルール説明・チュートリアル
- 推理タイム
- 解説・結果発表
<人数・時間>
- 対象人数:30名~
- 実施時間:2時間程度
5.【OODA LOOP(ウーダループ)】サバ研
「サバ研」は、サバイバルゲームを通じて、意思決定に関する最速の思考法といわれる「OODA LOOP」を学べるアクティビティです。
「見る」「わかる」「決める」「動く」の4つのプロセスを高速で回すことで、最適な意思決定を行うスキルが身につきます。OODA LOOPの本質は、経験したことにより結果が予測できる(世界観を更新する)ようになることにより、意思決定を迅速に行うことができます。すべての社員に求められるスキルであるため、全階層の研修に適しています。サバイバルゲーム講習、サバイバルゲーム体験、講義・ワーク、振返りなどを通じて、OODA LOOPについて実践的に学ぶことができます。
また、サバ研ではグループが一体となってミッションに取り組みます。共通する目標に向かって取り組む没入体験をすることができるため、チームビルディング効果が高いことが特徴です。プランは標準プラン(8時間程度)、移動つきプラン(10時間程度)の2種類が基本となり、短時間での実施に内容をカスタマイズすることも可能です。
また、よりチームビルディング効果を高めるため、ビールサーバー&バーカウンターつきの出張BBQサービスを活用し、懇親会としてBBQを実施することもできます。その他には、レーザー銃を活用し、より高い安全性で実施することも可能です。
<進め方>
- 隊長・通信兵・衛生兵等、役割を決める
- 説明を受けた後、ミッション開始
- ミッションの合間にブリーフィングを2度挟む
- 振り返りミーティング、結果発表
<人数・時間>
- 対象人数:12人~
- 実施時間:8~10時間
6.【チームビルディング】リモ謎
「リモ謎」は、オンラインで謎解き脱出ゲームを実施できる謎解きアクティビティです。
謎解き脱出ゲームは、謎解きを行うことである空間から脱出することを目指す謎解きゲームです。リモ謎はグループで協力して取り組むことが特徴で、役割分担や助け合いを通じて、チームビルディングを図ることができます。
また、リモ謎には謎解きの他にミッションなどのギミックが含まれており、謎解きが苦手な方も活躍できるように設計されています。グループの全体として各々が自己効力感を持って取り組みながら、限られた時間のなかで脱出することを目指します。
リモ謎ではブラウザアプリケーション(リモ謎システム)とZoomやGoogle Meetなどのビデオチャットツールを使用します。プロのMCが演出することで受講者の没入感を高め、運営スタッフが各グループのサポートを行うことで、オンラインでも円滑な進行が可能です。
リモ謎には、「閉ざされた電脳都市からの脱出」、「燃え盛る本能寺からの脱出」、「終わらないリモート会議からの脱出」、「出口のない電脳迷宮からの脱出」、「2つのパラレルワールドからの脱出」、「崩れゆく会議室からの脱出」、「ある惑星からのSOS」などのさまざまなプランがあります。また、リモートワーク推進やオンラインコミュニケーションなどについて学べる「リモ研」として実施することもできます。
<進め方>
- 1チーム4~6名のグループに分ける
- 謎解き脱出ゲームを行う
- 解説・振り返り
<人数・時間>
- 対象人数:10人~(300人以上といった大人数も対応可能)
- 実施時間:1時間~2時間程度
7.【チームビルディング】宝探しウォークラリー
「宝探しウォークラリー」は、地図を見てチェックポイントを回りながら謎解きを行うアクティビティです。
ウォークラリーとは、グループでチェックポイントを回るアクティビティで、競技性はなく、コミュニケーションを取りながら楽しく周遊することを目的として実施されます。チェックポイントを回ってゴールに到達するまでの時間を競うオリエンテーリングに似ていますが、競技性がないという点で異なります。
謎解きいウォークラリーはグループで協力して共通目標に向かって取り組めるため、屋外で行うチームビルディング研修に適しています。ゆっくりと歩きながらコミュニケーションを取ることができるため、初対面の方が多い新入社員研修や若手社員研修などにおすすめです。
<進め方>
- 行き先を決める
- 宝探しの地図を作成する
- 4~6人程度のグループに分ける
- ミッションなど、アレンジを検討する
<人数・時間>
- 対象人数:4人~
- 実施時間:2時間~4時間程度
8.【ビジネスマナー】ビジトレ
「ビジトレ」は、グループワークでビジネスマナーについて体験を通じて学べるアクティビティです。
「ナニコレサーチバトル」、「ギジロクパニック」、「リテラシーマラソン」、「ビジネスミステイク」などの種目を通じて、新入社員に求められる基礎的な知識・スキルを楽しく身につけることができます。また、グループワークの形式で行うためコミュニケーションが促進され、チームビルディング効果が高いことも特徴です。
ビジトレは集合研修・オンライン研修のどちらでも実施することができます。
<進め方>
- オープニング・ルール説明
- 第1プログラム
- 第2プログラム
- 第3プログラム
- エンディング・振り返り
<人数・時間>
- 対象人数:30人~(300人以上といった大人数も対応可能)
- 実施時間:1時間半~2時間程度
9.【ビジネスマナー】マナーファイト
「マナーファイト」は、座学とゲーム形式の実践を行うことでビジネスマナーについて楽しく学ぶことができるアクティビティです。参考書を参考にして相手チームに出題する問題を作成し、対戦形式(クイズ形式)で実践的に学ぶことができます。
参考サイト:ビジネスマナー研修で使える対戦型ゲーム 「マナーファイト」 | ビジネスゲーム研修なら株式会社HEART QUAKE
<進め方>
- あえて間違ったものも含め、ビジネスマナー動画を作成する
- グループ対戦形式で間違い探しを行う
<人数・時間>
- 対象人数:指定なし
- 実施時間:指定なし
10.【ビジネスマナー】マナーストーリー
「マナーストーリー」は、ビジネスマナーに関するクイズを通じて、顧客対応(訪問)で信頼を得ることの重要性についても学べるアクティビティです。クイズに正解できないと信頼チップが失われ、0になるとゲームオーバーとなります。身だしなみ、タクシー移動、エレベーター、名刺交換の流れでクイズが出題され、信頼を減らさずにクリアすることを目指します。
参考:ビジネスマナーの必要性を学ぶゲーム「マナーストーリー」 | ビジネスゲーム研修なら株式会社HEART QUAKE
<進め方>
- ストーリーに沿ってクイズに取り組む
- クイズに間違えるたび、新入社員は信頼チップを1枚失う
- 信頼チップが0になるとゲームオーバー
- 信頼チップを減らさずにクリアすることを目指す
<人数・時間>
- 対象人数:2人~
- 実施時間:30分~1時間程度
11.【コミュニケーション促進】共通点探しゲーム
「共通点探しゲーム」は、対話を通じて互いの共通点を探すシンプルなゲームです。自己紹介を兼ねて行われることが多く、2人1組のペアやグループで共通点を探します。受講者が互いの理解を深め、共通点を見つけることで親近感を持つことができるため、コミュニケーション促進や関係構築につながることが特徴です。
<進め方>
- 受講者を2人1組に分け、制限時間内に共通点を少しでも多く見つける
- いくつ共通点を見つけられたか発表する
- 1番多く見つけたペアが勝ちとする
<人数・時間>
- 対象人数:2人1組(もしくは4~6人程度のグループ)
- 実施時間:5分~15分程度
12.【コミュニケーション促進】図形伝達ゲーム
「図形伝達ゲーム」は、伝言ゲームのように、図形を口頭で伝達していくゲームです。用意するものは、出題用の複雑な図形と最後の人が書く用紙、筆記用具の3つです。言語コミュニケーション(話す・聴く)により、複雑な形をした図形を伝える(聴く)必要があるため、コミュニケーションスキルやロジカルシンキング(論理的思考力)などのスキルが養われます。
<進め方>
- 1番目の人が図形を見る
- 2番目、3番目と言語コミュニケーションで図形について伝言していく
- 最後の人は聞いたとおりの形を紙に書く
- いくつかのチームで行う場合は、一番正確に伝えられたチームが勝ち
<人数・時間>
- 対象人数:1チーム4名程度
- 実施時間:15分~30分程度
13.【コミュニケーション活性化】ワークスタイルトランプ
「ワークスタイルトランプ」は、受講者の各々がもっている理想の働き方について考え、分析するアクティビティです。トランプに書かれている働き方に関する価値観のうち、受講者自身が理想とするトランプを10枚選びます。そして、選ばれたトランプ10枚の内容から受講者や全体の働き方に関する価値観を分析します。
参考:「働き方」を考える相互理解ツール「ワークスタイルトランプ」
<進め方>
- 働き方に関する理想にあたるトランプを10枚選ぶ
- 選んだ理由について対話を通じて考える
- 受講者全体の傾向をつかんで分析する
<人数・時間>
- 対象人数:1人~
- 実施時間:人数により変動
14.【コミュニケーション活性化】ヒアリングチャレンジ
「ヒアリングチャレンジ」は、営業の仕事を疑似体験することができるアクティビティです。顧客に対する質問や顧客自身の発言が書かれたカードを使用し、得られた情報をもとに適した車を選び、提案します。営業の業務で求められるヒアリング力や、顧客に適切な提案をするための知識・スキルを身につけることができます。
参考:営業を疑似体験できるビジネスゲーム「ヒアリングチャレンジ」
<進め方>
- 疑似的な顧客に対してヒアリングを行う
- 疑似的な顧客に対して提案する
<人数・時間>
- 対象人数:1人~
- 実施時間:30分程度
15.【PDCAサイクル】マシュマロチャレンジ
「マシュマロチャレンジ」は、パスタの乾麺20本、マスキングテープ90cm、ひも90cm、マシュマロ1つ、はさみ1つ、ストップウォッチ1つを使用し、自立可能なタワーをつくるアクティビティです。
基本的なルールは「計測中にタワーが自立できていること」、「タワーのうえにマシュマロを置くこと(パスタに刺してOK)」、「パスタの乾麺・ひも・マスキングテープをはさみで切るのはOK」、「マスキングテープで足場を固定するのはNG」、「マシュマロを切るのはNG」の5つです。4人程度のグループを組み、作戦タイムを含めて計18分間で行います。
作成したタワーを自立させることが難しく、実施中に仮説・検証を繰り返しながらより高いタワーを作成することを目指します。グループ協力が必要で、コミュニケーションが促進されるため、チームビルディング効果が高いことが特徴です。
<進め方>
- グループごとに作戦タイム・実施タイムを行う(計18分間)
- 計測する(タワーが自立していること・マシュマロをうえに置くことが条件)
- 一番高くタワーを作れたグループが勝ち
<人数・時間>
対象人数:4人~
実施時間:30分程度
マシュマロチャレンジの実施に関しては以下の動画で詳しく紹介しています。
16.【PDCAサイクル】チャンバラ合戦
「チャンバラ合戦」は、軍議と合戦を繰り返すことでPDCAサイクルを回し、没入体験とコミュニケーション促進を通じてチームビルディングを図る合戦アクティビティです。
スポンジ製の刀を使い、相手の腕についたボール(命)を落とし合います。敵軍の大将のボールを落としたら勝ちとなる「大将戦」、勝ち残った数が多い方が勝つ「チーム戦」、全員が敵となる「バトルロイヤル戦」の3つの形式があり、いずれも勝つために重要な点は戦略です。身長や身体能力だけでは勝てず、グループで戦略を立てることで勝利に近づきます。
また、チャンバラ合戦は「圧倒的に楽しいこと」も特徴で、チームビルディングやコミュニケーション促進などを目的とした研修や社内イベント(社内レクリエーションや社員旅行など)で多く取り入れられています。若手社員に限らず、全階層の研修におすすめのアクティビティです。
チャンバラ合戦を研修として実施する場合は、最速で意思決定をするためのフレームワーク「OODA LOOP」を取り入れることもできます。OODA LOOPとは、「観る」、「わかる」、「動く」、「決める」の頭文字をとったOODAをループさせることで、迅速かつ柔軟に意思決定をすることができるようになります。
<進め方>
- グループに分かれる
- 大将戦の場合は大将を決める
- 戦略を練る(軍議)
- 合戦を行う
<人数・時間>
- 対象人数:20人~
- 実施時間:1時間半~2時間程度
17.【コミュニケーション力】バースデーチェーン
「バースデーチェーン」は、ジェスチャー(身振り手振り)を使い、誕生日の早い順に並ぶシンプルなアクティビティです。
ジェスチャーは非言語コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)の1種です。会話による言語コミュニケーションを使用しないため、「伝える」というシンプルなコミュニケーションを超えると難しくなります。たとえば、声を発することができれば全員の注目を簡単に集められますが、ジェスチャーでは難しくなります。リーダーシップを発揮する人、全体を見てフォローする人、積極的に行動して全体を活気づける人など、さまざまな役割分担を自然に行うことが求められるため、チームビルディング効果が高いことが特徴です。
また、誕生日に関する情報からコミュニケーションが生まれるため、新入社員研修や内定者研修などの初対面で互いに関する情報を得ていない場合にも適しています。
<進め方>
- 声を出さずに誕生日が早い人から順に並んでいく
- 制限時間後、誕生日を発表、正しく並べていたら成功
<人数・時間>
- 対象人数:10人~
- 実施時間:10分~20分程度
18.【チームビルディング】ペーパータワー
「ペーパータワー」は、A4用紙だけでより高いタワーをつくることを目指すアクティビティです。
4~6人程度のグループに分かれ、30枚のA4用紙を使って制限時間内に自立可能な高いタワーをつくります。1回のゲーム時間(組立タイム)は5分で、間に5分間の作戦タイムを設けます。仮説立て・検証を繰り返しながらPDCAサイクルを回し、グループで協力して成果を上げることができるため、若手社員のスキルアップやチームビルディングなどを目的とした研修に適しています。
ぺーパータワーでは、タワーが自立していることが条件となり、もっとも高いタワーをつくることができたグループの勝ちとなります。計測タイムでは、グループの全員がタワーから手を放し、10秒キープしたのちに高さを計測します。高さが同じだった場合は、より少ない用紙の枚数でタワーをつくったグループの勝ちとなります。
<進め方>
- 1グループあたり30枚のA4用紙を用意する
- 30枚の用紙を使ってグループごとにより高いタワーをつくることを目指す
- 手を離した状態で10秒間静止したのちにタワーの高さを計測する
<人数・時間>
- 対象人数:4人~
- 実施時間:30分~1時間程度
ぺーパータワーの実施に関しては以下の記事・動画で詳しく紹介しています。
【実践動画あり】ペーパータワーとは?やり方・ルールを紹介
19.【チームビルディング】KAPLA®(カプラ)
KAPLA®(カプラ)とは、ブロックを使って建物、乗り物、動物などをつくる世界的に有名な玩具です。そのKAPLA®ブロックを活用し、芸術性や高さなどを競うアクティビティを行うことができます。
KAPLA®ブロックは1(厚み):3(幅):15(高さ)の黄金比率で、15m以上積み上げることができる精密なつくりであることが特徴です。グループで協力して創作を行うことで、コミュニケーション促進やチームビルディングを図ることができます。
研修で行う際には、高さを競う形ではなく、創作を含めて行う形がおすすめです。短時間のアイスブレイクとして行う場合は、高さを競うのがよいでしょう。
参考:カプラジャパン公式ホームページ/IPS presents 魔法の板「KAPLA」
<進め方>
- KAPLA®ブロックを用意する
- グループに分かれる
- KAPLA®ブロックを使用してつくるもの(お題)を決める
- 芸術性や高さなどの評価項目を決める
- グループで創作を行う
<人数・時間>
- 対象人数:4人~
- 実施時間:30分~1時間程度
20.【チームビルディング】LEGOブロック
KAPLA®ブロックと同様に、LEGOブロックを活用し、創作を取り入れたグループワークを行うのもおすすめです。
レゴブロックはKAPLA®ブロックと異なり、さまざまな形のブロックがあり、凹凸を利用してブロックとブロックを接続することができます。実施形式としては、「制限時間内に積み上げる形式」、「レゴブロックで何をつくったのかを当てる形式(クイズゲーム)」、「グループで協力してお題に沿ったものをつくる形式」などが挙げられます。創意工夫が求められ、グループで楽しく取り組むことができます。
<進め方>
- レゴブロックを用意する
- グループに分かれる
- 実施形式を決める
- グループで創作を行う
<人数・時間>
- 対象人数:4人~
- 実施時間:30分~1時間程度
21.【PDCAサイクル】ロケットPDCAチャレンジ
IKUSAのPDCA研修の中で行う「ロケットPDCAチャレンジ」は、「できるだけ遠くまで飛ぶロケット」を作る中で、PDCAの実践的な知識を身につけることができるアクティビティです。
ロケットの部品を購入し、作ったロケットを発射、その結果を分析して再挑戦するという「トライアンドエラー」を繰り返していくことで、楽しみながらもPDCAの実践的な知識を身につけることができます。
また、チームで話し合ってロケットを改善していくため、チームビルディング効果も期待できます。
<進め方>
- ミニゲームで資金を集める
- ロケットの部品を購入する
- 部品を組み合わせてロケットを作る
- 発射テストを行う
- 結果を分析し、より遠くまで飛ぶ部品の組み合わせを考える
<人数・時間>
- 対象人数:12人~60人
- 実施時間:7時間程度(休憩時間込み)
22.【リーダーシップ】グレートチーム
IKUSAのリーダーシップ研修の中で行う「グレートチーム」は、チームで疑似的なプロジェクトを行い、「プロジェクトの売上げを伸ばす」中で、リーダーシップのマネジメントを学ぶことができるアクティビティです。
プロジェクトに合うプレイヤーをアサインし、変化していくチーム状況を把握する中でリーダーとしての能力が身につきます。アクティビティ後は、講義・振り返り・ワークを行うので体験と座学のセットで学びが定着します。
<進め方>
- プロジェクトに対してアサインしていくプレイヤーを1人づつ交代で選ぶ
- 各プレイヤーはカードに書かれた内容に対して選択を行う
- 再度アサインをする
- 1~3を繰り返す
<人数・時間>
- 対象人数:1チーム推奨4〜5名、全体12~60名
- 実施時間:7時間程度(休憩時間込み)
あそぶ社員研修(研修テーマ例・内容)
「あそぶ社員研修」は、アクティビティと専門講師による講義、ワーク、振り返り・解説を一体化させることで、座学・実践を通じて研修の内容を深く理解し、翌日から業務で活用する具体的な方法まで学べる研修プログラムです。
例えば、PDCA研修ではロケットの制作・打ち上げに関するシミュレーションを行うアクティビティ「ロケットPDCA」を実施し、短時間のうちにPDCAサイクルを回すことを体験することで、講義・ワーク・振り返りなどによる学びを最大化させます。
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■研修テーマ・アクティビティの例
- コミュニケーション研修(謎解き脱出ゲーム)
- ロジカルシンキング研修(リアル探偵チームビルディング)
- クリティカルシンキング研修(混乱する捜査会議からの脱出)
- PDCA研修(ロケットPDCAチャレンジ)
- 合意形成・アサーティブコミュニケーション研修(コンセンサスゲーム)
まとめ
研修にゲームを取り入れることで、学びを深めたり、グループのコミュニケーション促進やチームビルディングにつなげたりする効果が得られます。受講者の全員が没入して取り組めるゲームを選びましょう。
「あそぶ社員研修」は、受講者全員が没入して取り組むアクティビティ・振り返り・講義をブリッジすることで学びを最大化させ、翌日から業務で活かせる知識・スキルが身につく講義・アクティビティ一体型の研修プログラムです。
アクティビティが受講者の主体性を高めてコミュニケーションを促進させ、スキルアップやチームビルディングをはかれます。
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目次
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