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チームビルディングにおすすめのワークショップ16選

ワークショップを活用し、コミュニケーション促進や共通目標の達成などによってチームビルディングを図ることができます。

本記事では、ワークショップの概要、チームビルディングにおすすめのワークショップ16選を紹介します

 

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ワークショップとは

ワークショップの開催目的や実施の流れなど基本的なことをしっておくことで、“チームビルディング効果を得やすいワークショップ”を実施しやすくなります。まずは、セミナーとの違いや開催目的をおさらいしていきましょう。

ワークショップとセミナーの違い

そもそもワークショップとは、日本において「体験型の講座」を指す言葉です。参加者が自主的に取り組みやすい場で、ファシリテーターの進行に従って課題の解決を目指していきます。ワークショップ自体はチームビルディングだけではなく、問題の解決方法やトレーニングの手法としても用いられています。

人によっては「ワークショップとセミナーって何か違うの?」と思うかもしれませんが、どのような講座なのかによって分けられます。上記で述べたようにワークショップは体験することがメインの講座であるのに対し、セミナーは聴講がメインの講座です。中身が異なるため、間違えないようにしましょう。

ワークショップを開催する目的

ワークショップを開催する目的としてはさまざまあります。主なものを挙げるならば、以下のとおりです。

  • チーム内のコミュニケーションを活性化させるため
  • 目標達成を目指すために欠かせないスキルを身につけるため
  • チームが抱えている課題を解決するため

ワークショップを開催するにあたって、目的は非常に重要です。なぜなら、目的がないワークショップを開催しても参加者が集まらないため。参加者は目的を達成するためにワークショップで学ぼうとしています。それにもかかわらず、明確な目的がなければ参加する価値がないと判断されてしまい、参加してもらいにくくなるでしょう。

また、目的がないとワークショップの内容も決められないという問題があります。たとえばコミュニケーションの活性化が目的であれば、参加者同士の協力が求められるゲームを取り入れるといった計画が思い浮かぶでしょう。
一方で目的がきちんと決まっていない場合、どんな内容にすればいいのかハッキリと決められなくなってしまいます。

開催目的を明確にしたうえで、目的を達成できるようなワークショップを開催しましょう。

ワークショップの一般的な開催の流れ

ワークショップの一般的な開催の流れとしては、まず目的と内容を決めることから始めます。その後、場所を決めていきますが、会場を借りる際は早めに予約しておきましょう。後から場所を探してしまうと、どこも他の人に予約されて適した場所が見つからなくなってしまう恐れがあります。

次にファシリテーターを決めます。ファシリテーターはワークショップを進行するうえで重要な存在であり、円滑に進めるためにも必ず用意しておくのがおすすめ。ただ、どんな人でもファシリテーターに向いているわけではありません。タイムマネジメントができる人や場の雰囲気を作れる人などがファシリテーターに向いています。

その後、ワークショップに必要な備品などを準備して参加者を募ります。問題なく参加者が集まったら、ようやく開催です。なお、開催後は参加者に対してアンケートを配りましょう。アンケートには参加者の声がかかれているため、次回以降開催する際の参考となります。

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チームビルディングにおすすめのワークショップ10選【対面編】

基本情報を踏まえたうえで、チームビルディングにおすすめのワークショップを対面・オンライン別に計16個紹介します。

まずは、対面でおこなうワークショップからみていきましょう。

▼対面でおこなうワークショップ10選

  1. リアル探偵チームビルディング
  2. SDGsビジネスゲーム ワールドリーダーズ
  3. ワールドカフェ
  4. ブレストカード
  5. LEGO®SERIOUS PLAY®
  6. マインドフルネスワークショップ
  7. ブレインストーミングワークショップ
  8. Read For Action読書会
  9. WIND&ANCHOR
  10. ジョハリの窓ワークショップ

1.リアル探偵チームビルディング

リアル探偵チームビルディング

株式会社IKUSAが提供する「リアル探偵チームビルディング」は、全員で力を合わせてミッションクリアを目指すチームビルディングゲームです。

チームごとに与えられた情報を整理・共有しながら、真実に辿り着くための対処法を話し合います。その後、大グループで情報を共有して推理を進め、最終的な答えを決めていきます。

リアル探偵チームビルディングは学習効率が高く、参加者同士の協力や教え合いを促せるため、チームビルディング研修に最適です。また、リーダーシップ・問題発見能力・論理的思考力・仮設思考力なども鍛えられます。

▽リアル探偵チームビルディングの概要

実施時間:1.5~2時間
参加可能人数:10〜200名(1チーム4〜6人編成)
推奨会場:100名で250平方メートル程度の会議室・体育館など

体験を主軸にした没入感のある研修で、参加者の学習の定着率も高いため、チームビルディングのワークショップにおすすめのゲームといえます。

>>「リアル探偵チームビルディング」の詳細はこちら

2.SDGsビジネスゲーム ワールドリーダーズ

ワールドリーダーズ」とは、企業のためにつくられた企業経営を体験できるSDGsビジネスゲームです。

各チーム毎に策略を巡らせ、自チームの利益が大きくなるようにゲームを進めていきますが、環境や社会に配慮せず利益だけを追い求める企業は淘汰される可能性が高く、社会全体のバランスを見ながら行動する必要があります。

長期的な利益を生むためには環境・社会などの多くの要素を考慮する必要性がありますが、ゲームを通じてこれらを理解できます。SDGsにおける企業の役割を学ぶだけでなく、コミュニケーションのとりかたやチームワークの重要性・駆け引きのスキル・戦略思考・情報共有など様々なことを体験できるため、チームビルディングを学ぶうえで最適のゲームです。

ワールドリーダーズの詳細はこちら

3.ワールドカフェ

「ワールドカフェ」は、相手の意見を聞いたり自分の考えと組み合わせたりしてチームワークを培うゲームです。必ず全員の意見を取り入れる必要があります。

「ワールドカフェ」は、基本的に3ラウンドで行われます。

<1ラウンドめ>
決められたテーマに関してグループごとに話し合う

<2ラウンド目>
ホストになった人を除いて他グループとメンバーチェンジ。1ラウンド目と異なるメンバーとなったら、最初のテーマについて改めて話し合う

<3ラウンド目>
1ラウンド目のグループに戻り、他のグループで得られたアイデアを共有。最後に各グループの意見をまとめて全体に共有すれば終了

話し合う際は“誰が話しているのか”をはっきりさせるために、話している人の前にオブジェクトを置きながら進めます。

4.ブレストカード

「ブレストカード」は、呼ばれる株式会社カヤックが販売しているカードゲームです。株式会社カヤックの発想法をもとに制作されたカードゲームであり、ビジネス目的だけではなく、頭の体操にも活用可能。サントリーホールディングス株式会社やパーソルキャリア株式会社、パナソニック株式会社などさまざまな企業や団体が導入しています。

「ブレストカード」は、まず準備体操として各自発想カードを2枚引き、架空で昨日見た夢をテーマに話します。その後、投資家となった人がお題を決定。参加者は発想カードを1枚引き、イラストから連想したアイデアを30秒以内に発表します。

一人ずつ1週したら、参加者は場に出ている好きなアイデアを1つ選択。「せーの」でチップを乗せてアイデアを膨らませていきます。最終に投資家は一番心が動いたアイデアを選んでポイントを配分します。

投資家を変えつつ何度が繰り返し、一番ポイントが多かった人が勝利となります。

5.LEGO®SERIOUS PLAY®

「LEGO®SERIOUS PLAY®」は、レゴブロックを使ったワークショップです。まずグループに対して何らかのテーマを渡します。その後、メンバー全体でテーマに合ったものをレゴブロックで作成。その後、各作品から生まれるストーリーを発表してグループで共有します。

「LEGO®SERIOUS PLAY®」では、各参加者が心の奥に隠している内観を、レゴブロックの表現を通じて共有できるという特徴があります。そのため、メンバー同士の考えや性格などを知るうえでチームビルディングのワークショップにぴったりです。

6.マインドフルネスワークショップ

「マインドフルネスワークショップ」とは、マインドフルネスを活用したワークショップです。そもそもマインドフルネスとは、過去の経験や先入観を取り除いて身体の五感に意識を集中し、ありのままの現実を受け入れることを指します。

「マインドフルネスワークショップ」では、プロの講師を呼んでマインドフルネスの基本情報を学んだりストレッチしてみたりといったことを行います。

ワークショップを通じてリラックスすることで、コミュニケーションも取りやすくなるでしょう。また、マインドフルネスを実践することでチームメンバーの集中力や記憶力が高まるともいわれています。

7.ブレインストーミングワークショップ

そもそもブレインストーミングとは、可能な限り思いついたアイデアをどんどん発言していく会議の方法を指します。「ブレインストーミングワークショップ」では実際にブレインストーミングをして、量・質共に高いアイデアを出す練習を行います。

「ブレインストーミングワークショップ」の内容は、2時間で100個以上のアイデアを出しながらブレインストーミングを学ぶというもの。「2時間で100個以上なんて、とてもじゃないけど無理!」と思うかもしれませんが、特にアイデアの制限は設けられてないため、どんなアイデアでも問題ありません。なお、上記で紹介した「ブレストカード」もブレインストーミングの要素が含まれています。

8.Read For Action読書会

「Read For Action読書会」は、行動するための読書会を目指している一般社団法人リードフォーアクションが行っているワークショップであり、企業向けの読書会も開催しています。本を通じてコミュニケーションを活性化できることから、チームビルディングのワークショップとしても活用できます。

そのうえ、「Read For Action読書会」では実績のあるファシリテーターが数多く在籍。初めてワークショップを開催する方でも、ファシリテーターの力を借りることで円滑に進行できるようになるでしょう。

9.WIND&ANCHOR

「WIND&ANCHOR」とは、一人ずつ自分がポジティブになれる環境・行動とネガティブになる環境・行動をチームメンバーに発表するというもの。発表する内容はポストイットに書いておき、順番ずつ張り出しながら発表します。また、発表する際は理由も忘れないようにしましょう。

「WIND&ANCHOR」を行うことで、各メンバーの環境・行動を把握することが可能。苦手な環境・行動を避けつつ、一人ひとりの能力やスキルが発揮されやすい環境・行動に合わせた役割を任せやすくなります。

10.ジョハリの窓ワークショップ

「ジョハリの窓ワークショップ」とは、ジョハリの窓を活用してメンバー同士の相互理解を深めるワークショップです。そもそもジョハリの窓とは、自己評価と他己評価を照らし合わせることで、一致しているところやずれているところなどを分析するという方法のこと。推奨人数は5人以上となっています。

「ジョハリの窓ワークショップ」は紙やペンが必要ですが、「ジョハリの窓Webアプリ」という専用のWebサービスを使ってワークショップを進める方法もあります。どちらにしても各メンバーが自分のことをどう思っているのかある程度把握できるため、チーム内での動き方も考えやすくなるでしょう。

チームビルディングにおすすめのワークショップ6選【オンライン編】

「ブレストカード」や「WIND&ANCHOR」などはオフラインでなければ開催できませんが、他のワークショップであればオンラインでも開催できるものがあります。ここからは、オンラインでできるワークショップを紹介します。

▼オンラインでおこなうワークショップ6選

  1. リモ謎
  2. 人狼
  3. ディベート
  4. Where I’m from ポエム
  5. 陽口ワーク
  6. ジャングルサバイバル

1.リモ謎

リモ謎」は、株式会社IKUSAが提供する謎解きワークショップです。参加者は世界観に浸りながら、制限時間内に謎を解いてある空間からの脱出を目指します。

なかには参加者同士で協力しないと解けないような謎もあるため、チームビルディングにも活用できます。

「リモ謎」では企業様ならではのカスタマイズも可能。「ファシリテーションを手厚めに行って欲しい」「自社ならではの要素を取り入れたオリジナル謎解きを作りたい」等の要望にも対応しています。

リモ謎の資料ダウンロードはこちら

2.人狼

「人狼」はただ遊ぶだけでも楽しいですが、チームビルディングのワークショップとしても活用できます。なぜなら、「人狼」はコミュニケーションが必要不可欠であるうえに、人狼役以外の参加者が協力して「人狼」を見つけだす必要があるから。チームのコミュニケーション活性化を目指すうえでとても有効です。

「人狼」のルールは、自分の割り当てられた約の能力を活用しながら参加者同士で話し合いをしつつ、複数人の村人役のなかに紛れている人狼を見つけるというもの。人狼側は人狼と村人の数が同じになれば勝利です。

オンライン版のアプリもあるため、遠く離れている参加者とコミュニケーションを取れます。

3.ディベート

「ディベート」は、ある課題に対して2つの立場に分かれて議論するというもの。たとえば「死刑制度を廃止すべきか否か」という課題であれば、賛成派と反対派に分かれて議論します。チームビルディングのワークショップであれば、「オフィスの公用語を英語にすべきか否か」といったビジネス系の課題のほうが盛り上がるでしょう。

ただ、「ディベート」を行う際はきちんと相手を尊重して議論する必要があります。日本人はなかなか誰かと議論することが少ないため、慣れていない人も少なくありません。ついついヒートアップしてしまうかもしれませんが、積極的で質の高い議論を行うためにも、落ち着いて相手の意見を聞いたうえで話し合うようにしましょう。

4.Where I’m from ポエム

「Where I’m from ポエム」は、思い出の場所や愛着を持っていたものなどを「私は〇〇から来ました」というテンプレートを用いて説明するワークショップです。シンプルな内容だからこそオンラインでも開催でき、特に必要な道具もないため、コストを抑えて開催したい場合にも向いています。

人によっては、「人前でポエムを発表するなんて恥ずかしい…」と思うかもしれません。ただ、人によって内容が異なるからこそ、その人の人生や考え方を知るきっかけとなります。一人ひとりの人生のバックボーンが違うからこそ、チームとして協力するうえで重要な内容となるでしょう。

5.陽口ワーク

「陽口(ひなたくち)ワーク」とは、4〜6人向けのワークショップです。陰口の反対ということで陽口となっており、参加者の一人に対して制限時間いっぱいまで称賛や褒め言葉などを言い合います。もちろん、ネガティブな言葉はNGです。

対象者(陽口をされる人)はカメラとマイクをオフにして、他の参加者が言っている内容をメモします。その後、対象者はカメラとマイクをオンにして言われた内容に対する感想を発表。この流れを全員分行い、最後にワークショップ全体の感想を述べて終わりです。

全員が褒められるからこそ、チームとしての雰囲気も良くなるうえに自分に対する自信も持てるようになるでしょう。

6.ジャングルサバイバル

コンセンサスゲームである「ジャングルサバイバル」も、株式会社IKUSAが行っているワークショップです。コンセンサスゲームとは参加者同士の合意形成が求められるゲームであり、リーダーシップやファシリテーション力などが求められます。そのため、チームビルディングにぴったりです。

「ジャングルサバイバル」は、遭難したジャングルから生き延びるために必要な選択肢に優先順位をつけて、近くの村を目指すというストーリーです。話し合いながら、どの選択肢が重要なのかを決めていくため、チーム内のコミュニケーション活性化にも役立ちます。

コンセンサスゲームの資料ダウンロードはこちら

オンラインでワークショップを開催する際のポイント

もしチームビルディングのワークショップをオンラインで開催するのであれば、以下のポイントをチェックしておきましょう。覚えておくことで、最後まで充実したワークショップを実現しやすくなります。

アイスブレイクで接続確認をおこなう

ワークショップに関わらず、どんなオンラインイベントでもネット環境は必ずチェックしておくべきポイントです。なぜなら、ネット環境が悪いと円滑に進行できないため。最悪の場合、途中で接続が切れてしまうかもしれません。

始める前に必ずアイスブレイクをおこない、参加者の接続状況を確認しましょう。早い段階で通信に問題がないか確認しておくことで、ネットトラブルによりワークショップが中断される可能性を防ぎやすくなります。

また、アイスブレイクを取り入れることで、参加者の緊張を緩和できるという効果もあります。初めてのワークショップや慣れないオンライン実施の場合、多くの参加者が緊張している可能性もあります。そのまま進めてしまうと参加者に負担をかけてしまうため、ちょっとしたアイスブレイクでリラックスできるような雰囲気を作りましょう。

ワークショップは人数や予算などを考えて選ぼう

上記で紹介したように、オンラインでのワークショップには「Where I’m from ポエム」や「ジャングルサバイバル」などさまざまな種類があります。ゲームによって推奨人数や費用が異なるため、目的や参加者の人数・予算を考えて選ぶようにしましょう。

もちろん、このことは対面でのワークショップにも当てはまることです。特に外部のサービスを利用する場合はどうしても費用がかかります。もし少ない予算でワークショップを開催しようと考えているならば、「Where I’m from ポエム」のようにできる限り費用を使わないワークショップのほうがいいかもしれません。

人数が多い場合はグループ分けをする

人数が多い場合は、少人数のグループに分けると良いでしょう。

特にオンラインの場合は、人数が多いと誰が何を話しているのか把握しづらいうえ、接続環境に問題が発生しやすくなるため、少人数でグループ編成がおすすめです。

 

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■研修テーマ・アクティビティの例

  • コミュニケーション研修(謎解き脱出ゲーム)
  • ロジカルシンキング研修(リアル探偵チームビルディング)
  • クリティカルシンキング研修(混乱する捜査会議からの脱出)
  • PDCA研修(ロケットPDCAチャレンジ)
  • 合意形成・アサーティブコミュニケーション研修(コンセンサスゲーム)

まとめ

今回は、ワークショップの基本情報やチームビルディングにおすすめのワークショップなどを紹介しました。

ワークショップは実践しながら学ぶことができるため、学習効率が高い研修です。参加人数や予算などを考えながら理想的な内容のワークショップを開催してみてください。

 

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