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Kゲームとは?やり方やルール、活用例を紹介

みなさんはKゲームというビジネスゲームをご存でしょうか。これは会社の研修などでよく利用されているゲームです。

日々の業務を円滑に進めるために、従業員同士の良好なコミュニケーションは欠かせません。Kゲームはシンプルなルールでありながら、ビジネスに関わるコミュニケーションの基本を学ぶことができます。研修の一環としてKゲームを取り入れることで、社内コミュニケーションの活性化が期待できるでしょう。

この記事では、Kゲームの正しいやり方やルール、活用例を紹介していきます。

 

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Kゲームとは?

Kゲームとは、チームで協力しながら共通の目的を達成するコミュニケーションゲームです。別名、部課長ゲームとも呼ばれています。プレイヤーは51組でチームを組み、リーダー(部長)、マネージャー(課長)、メンバー(社員)の役割を分担します。

このゲームは、仕事を円滑に進めるうえで必要不可欠な「報告・連絡・相談」のスキルを鍛えるゲームです。制限時間内にミッションをクリアするためには、チームメンバー全員が「報告・連絡・相談」を正しく行わなければなりません。ゲームを通じて、チームにおける情報共有の重要性や目標共有の大切さを体験的に学ぶことができます。

ゲーム実施にかかる時間は30〜40分。説明や実施後の振り返りを含めて、約1時間から1時間半を目安にするといいでしょう。短い時間で、コミュニケーション能力を育成する研修を実施したい企業におすすめです。

Kゲームのやり方

Kゲームのやり方を5つのステップで紹介します。

参照:部課長ゲーム 説明資料

151組でチームを組む

5人で1組のチームを作ります。チームの作り方は自由です。ただ、同じ課内や仲の良いメンバーで固まってしまうと、部署や部門の垣根を越えたコミュニケーションの機会が失われ、ゲームの効果が半減してしまいかねません。メンバーの属性が偏らないよう、くじ引きやWebのチームわけツールなどを使ってチーム決めをするといいでしょう。

2役職を決める

51組のチームができたら、それぞれの役職をランダムに決めます。ここでいう役職とは「リーダー」「マネージャー」「メンバー」のことです。

5名のうち1名がリーダー役になり、リーダー役の部下としてマネージャー役2名、マネージャーの部下としてメンバー2名を決めます。なお、リーダーはマネージャーとのみ、コミュニケーションをとることが可能です。メンバーは自分の直属の上司としかコミュニケーションをとれません。

3.メンバーにカードを配布する

それぞれのメンバーに「4枚のカード」を配布します。カードは全部で5種類ありますが、配られる種類はバラバラです。1人につき計20枚配られ、さらに「1枚の指示書」と「メモ30枚」が配布されます。

ゲームのルールは指示書に記載されています。しかし、ゲームのクリア条件が記述されているのはリーダーの指示書だけです。このことは、リーダー役を含めて誰も知りません。

4.ミッションに挑戦する

ゲームのクリア条件は、カード交換を通してそれぞれが同じ種類のカードを4種類集めることです。誰がどの種類のカードを集めても構いません。ただし、口頭での情報伝達は禁じられており、メモの受け渡しでのみコミュニケーションをとることが可能です。

5.ミッションをクリアする

制限時間内に、各メンバーが同種類のカードを4枚揃えることができたらゲームクリアです。クリアしたと思ったら、リーダー役が手を挙げてゲーム終了となります。

6.振り返りを行う

ゲーム終了後は、個人・チームで振り返りを行います。実際のビジネスシーンと照らし合わせて、職場でのコミュニケーションにおける問題点を話し合い、改善の糸口を見つけましょう。

Kゲームのルール

1.口頭での情報伝達はNG

Kゲームでは、口頭での情報伝達はNGです。メンバー間のコミュニケーションは筆談でのみ許されています。筆談でのやりとりに慣れていないと、つい口頭での情報伝達をしてしまいそうになりますが、ルール違反となるので注意しましょう。

業務上のコミュニケーションは、対面で行うものだけでなく、書面やメール、チャットなどを通して行うシーンも多々あります。業務を滞りなく進めるために、文章でのコミュニケーションに慣れておくことは必須いえるでしょう

2.特定の相手とのみ筆談できる

Kゲームは、言葉を使わず筆談で目的を達成するゲームです。しかし、筆談できる相手は限られています。リーダーが筆談できるのはマネージャーA・Bのみです。メンバーとはコミュニケーションをとれないため、マネージャーがパイプ役となって情報を伝える必要があります。

ただし、マネージャーも特定のメンバーとしかコミュニケーションをとれません。マネージャーAとメンバーAはコミュニケーション可能ですが、マネージャーBとメンバーAのコミュニケーションは不可です。同じように、マネージャーBとメンバーBはコミュニケーションをとれますが、マネージャーAとメンバーBがコミュニケーションをとることは禁じられています。

また、マネージャーAとB、メンバーAとBもそれぞれ意思疎通はできません。

3.カードの交換はコミュニケーションがとれる相手とのみOK

Kゲームでは、メンバー全員が同種類のカードを4枚揃えるために、カードの交換を繰り返します。カードの交換は、コミュニケーションをとれる相手とのみ可能です。つまり、リーダーはマネージャーと、マネージャーAはリーダーとメンバーA、マネージャーBはリーダーとメンバーBとだけカードの交換を行えます。

4.カードは同じ枚数で交換する

手持ちのカードを誰かと交換する場合は、同じ枚数で交換する必要があります。リーダーが1枚、マネージャーが2枚といった交換はNGです。

Kゲームで期待できる効果

Kゲームを実施することで、次のような効果が期待できます。

報告・連絡・相談の基本が身につく

ビジネスの現場で重要なスキルや知識は数多く存在しますが、なかでも基本中の基本となるのが報告・連絡・相談です。会社組織の仕事は1人で完結するものは少なく、ほとんどが他の社員と連携して進めなければなりません。

業務を円滑に進めるうえで、社員同士の意思疎通は必須です。Kゲームは報告・連絡・相談を駆使して行うので、その必要性を学ぶことができます。

情報共有の大切さを学べる

ビジネスを取り巻く環境の変化が激しい今、社内の情報共有がうまく行かない状況に陥っている企業は少なくありません。例えば、上司だけが情報を把握していて部下に共有しておらず、組織がうまくまとまらないといったケースも散見されます。Kゲームを通してそういった状況を擬似体験できれば、情報共有の重要性を社内に浸透させることが可能です。

社内コミュニケーションが活性化する

社内コミュニケーションの活性化は、円滑な人間関係を築き、業務にも良い影響をもたらします。しかし、働き方の多様化が進み、以前よりもコミュニケーション不足を感じている人は少なくありません。コミュニケーション不足を解消するための対策として、Kゲームは有効な手段の1つです。ゲームを通じて、部署や役職の壁を超えたコミュニケーションを深めるきっかけになります。

Kゲームの活用例

Kゲームの活用例をご紹介します。

コミュニケーション研修

コミュニケーション研修は、ビジネスを円滑に進めるうえで必要な意思疎通スキルを身にけることを目的とした研修です。普段何気なく行っている会話や意思伝達をより正確かつ円滑に行うために、コミュニケーションについての基礎知識やコツを習得します。

コミュニケーション研修で実施できるゲームにはさまざまな種類がありますが、そのなかでもKゲームは報連相の重要性を学ぶうえで有効です。

ゲームプレイ中は口頭でコミュニケーションをとれず、メモによる筆談のみで情報の共有を図るため、短い時間で頭を使いながら、正確に物事や自分の考えを伝える力を養うことができます

新任管理職研修

管理職には、経営層の思いや事業目標を組織のメンバーに噛み砕いて伝え、部下を育成しながら導いていく役割があります。自分1人の業績目標だけでなく、組織や企業のためにも力を発揮することが求められるため、目標設定力や人材育成力、マネジメント力などを包括的に身にけなければなりません。

しかしながら、管理職は対応する業務範囲や責任も大きく、新入社員時代のように丸1日を座学研修に費やすことは難しいでしょう。12時間程度で実施できるKゲームは、忙しい管理職にもおすすめですゲーム形式で肩の力を抜いて気楽に楽しみながら、管理職に必要なスキルを実践的に習得できます。

まとめ

Kゲームは、チームメンバーにリーダー、マネージャー、メンバーの役割を与えるゲームです。ゲームに必要な役割を分担することで、コミュニケーションの難しさ、情報共有や報連相の大切さを学ぶことができます。役職や業種を問わず、活用できる内容です。

社内コミュニケーションの活性化にも大いに役立つでしょう。組織の風通しをくするためにも、社内研修にKゲームを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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福岡在住。大学を卒業後、大手食品メーカー勤務を経て、異業種のライターへ転身。求められている情報をわかりやすく伝えることがモットー。

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