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チームビルディング研修って何?基本情報とおすすめのゲームを紹介!

目次
新入社員研修やオンライン研修のように、研修にはさまざまな種類があります。その中の一つがチームビルディング研修です。初めて聞いた方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、チームビルディング研修の基本情報や目的、おすすめのゲームなどについて紹介します。チームビルディング研修について知りたい方や実際に行おうと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
チームビルディング研修の基本情報
そもそもチームビルディングとは、チームメンバーとしてお互いを尊重・信頼し、チームワークを向上させるための取り組みです。チームワークはさまざまなプロジェクトを進めていくうえで大切なこと。チームワークが良ければ、画期的なアイデアが浮かんだり、効率よくプロジェクトを進められたりといった利点があります。
チームビルディングは簡単に向上させられるものではありませんが、いくつかの方法があります。その一つがチームビルディング研修です。研修では、さまざまなプログラムを通じてチームワークの向上を目指します。プログラムの内容には今回紹介するようなゲームも含まれており、楽しみながらチームワークに関することが学べるでしょう。
チームビルディング研修は目的が大切!
チームビルディング研修を行ううえでは、目的が大切です。もし目的があいまいならば、受講者は「何のための研修なのか?」という疑問を持ったまま受講することになるため、次第にモチベーションが下がってしまう恐れがあります。一方で目的が明確化されていれば、研修によって得られることがハッキリしているため、モチベーションの低下も防げるでしょう。
チームビルディング研修の目的は、プロジェクトの内容やチームメンバーなどによって異なります。たとえば、「チームワークを高めるうえで欠かせないコミュニケーション力の向上」という場合、「各チームメンバーの考えや価値観を共有する」という場合もあるでしょう。もし、これからチームビルディング研修を行うのであれば、ゲームの内容や開催日時を決める前に目的を明確にすることから始めましょう。
チームビルディング研修を行ううえでのポイント
チームビルディング研修を行ううえでのポイントとしては、主に4つあります。それぞれどのような内容なのでしょうか。
ゲームはできる限りビジネスに関係あるもので
チームビルディング研修でゲームを取り入れる際は、できる限りビジネスやプロジェクトに関するものを選びましょう。たとえば、メンバー同士の考えや価値観を共有することを目的にしたチームビルディング研修であるにもかかわらず、一人で黙々と作業するようなプログラムは適していません。そのような場合であれば、「リモ謎」のような、チームでの協力が求められるプログラムのほうが向いているでしょう。
また、研修内容との関係性も大切です。研修内容との関係性がないゲームを選んでも、受講者としては困惑してしまうでしょう。研修内容と関係するゲームであれば、学んだことをすぐ実践できるため、受講者に覚えてもらいやすくなります。
当事者意識を持ってもらう
仕事の内容や立場にかかわらず、仕事に対する当事者意識は非常に重要です。そのうえで、チーム全体で同じ当事者意識を持っている場合は、効率よく作業を進められるでしょう。もし、チームビルディング研修でゲームを取り入れるのであれば、実際に一人ひとりが当事者として意識を持ってもらえるようなものを選ぶのがおすすめです。例として、それぞれ作業を分担してクリアしていくゲームが挙げられます。
相手を尊重する姿勢も大切
上記で述べたように、チームビルディングはチームメンバーとしてお互いを尊重・信頼し、チームワークを向上させるための取り組みです。だからこそ、研修では相手を尊重する姿勢も学べるようなプログラムを用意するとよいでしょう。お互い尊重する関係性ができれば、チームワークも良いものへと変わっていきます。
オンラインの場合はネット環境をチェック
もし、オンラインでチームビルディング研修を行うのであれば、ネット環境をチェックしておきましょう。ネット環境が悪い受講者がいると、その人だけ音ズレやラグなどで研修のスピードについていけなく恐れがあります。最悪の場合、途中で接続が切れてしまうかもしれません。
そうならないためにも、事前にネット環境を確認してもらいましょう。もし早めにネット環境が悪いと気づければ、あらかじめ対策ができます。ネットの速度が遅い場合、会社の会議室やネットカフェといった、ネット環境が整備されているところでチームビルディング研修を受講するという方法が挙げられます。
チームビルディング研修でゲームが効果的な理由
チームビルディング研修を行ううえでは、やはりどのような内容にすればいいのか悩んでしまうことがあるでしょう。もし、あなたもそのような悩みを持っているのであれば、ゲームを取り入れてみてはどうでしょうか。
チームビルディング研修でなぜゲームを取り入れると効果があるのか、理由を紹介します。
団結力を強められるため
チームビルディング研修でゲームを取り入れることで、チーム全体の団結力を強められます。もし、講義を聞くだけの研修であれば、チームメンバー同士での作業がないため、関係性が研修前と変わらないかもしれません。しかし、チームメンバーと協力しながらゲームをプレイすることで、楽しみながら団結力を強められます。また、一緒にプレイするからこそ同じ思いが共有されるため、関係性も向上します。
平等になれるため
基本的に、ゲームをプレイしているときは全員平等です。そのため、年齢や立場などを気にせずに楽しめます。平等になれるからこそ、チームでの役割を果たしやすくなります。
ただし、平等にプレイしてもらうためには講師側のサポートも大切です。特に複数のチームを作るゲームであれば、できる限りそれぞれのチームの実力が平等になるように分けなければなりません。なんとなくで分けてしまうと、全体的な実力の均等がなくなってしまい、まったく勝てなくなってしまうチームが生まれてしまう恐れがあります。
達成感を得られるため
チームで協力しながらゲームをクリアしたとき、受講者は達成感を得られます。共通の成功体験があれば、チームとしての一体感が生まれ、チームワークも良くなります。
もちろん、チーム全体で達成感を得るためには、チームで協力しないとクリアできないゲームを選ばなくてはなりません。誰か一人だけの力でクリアできるようなゲームは、その人しか達成感を得られないため、一体感が薄くなってしまいます。
コミュニケーションを活性化させられるため
チームで協力しないとクリアできないゲームの場合、チーム内でのコミュニケーションが求められます。もし、コミュニケーションを積極的にしなければ、チームとして協力できないため、クリアできない恐れがあります。そのようなことを防ぐためにもチーム内で積極的に話し合わなければならず、自然にコミュニケーションを活性化させられます。
ビジネスにも活用できるため
チームビルディング研修で選ばれるゲームの中には、ビジネスでも活かせる内容のゲームがあります。財務やメンタルヘルスなどをテーマにしたゲームもあるため、遊んだ経験をすぐに仕事で活かせるでしょう。なお、具体的なゲームやその内容に関しては、以下の項目で紹介しています。
おすすめのチームビルディング研修11選
最後の項目では、おすすめのチームビルディング研修を10個ピックアップして紹介します。それぞれゲーム内容や学べることが異なるため、それぞれチェックしたうえで気になるものを取り入れてみましょう。
こちらの記事では、研修におすすめのアイスブレイクを30選紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
研修で使えるアイスブレイク30選【オンライン研修にもおすすめ!】
こちらの記事では、研修におすすめの自己紹介ゲームを紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧ください。
【オンライン対応】研修の自己紹介・アイスブレイクにおすすめゲーム10選
1. リモ研
「リモ研」では、リモートワークにおける基礎知識や活用・推進するためのポイント、実践的なオンライン上でのコミュニケーション方法などが学べます。
近年ではオンラインでの会議やミーティングが増えており、チームでプロジェクトを進めていくうえでも使われるかもしれません。しかし、使い方を知らなければ、取引先に迷惑をかけてしまう恐れがあります。そのため、オンライン上での会議や研修に慣れていない方には、特におすすめしたい研修サービスです。
研修時間は3.5〜5時間で、座学研修とオンライン体験に分かれています。座学研修は前述した基礎知識を学び、オンライン体験で学んだことをアウトプット。研修内で実践できるからこそ、学んだことが定着しやすくなります。リモ研の資料ダウンロードはこちら
2. リモ謎
「リモ謎」は、リモートと謎解きを組み合わせたプログラムです。「閉された電脳都市からの脱出」や「燃え盛る本能寺からの脱出」、「終わらないリモート会議からの脱出」といったストーリーを用意しており、チームで協力しながら謎を解いていきます。
やり方
- オンラインのビデオチャットツールを用意する
- チームで協力をしながら物語にそった謎を時間制限内に解く
- 危機的状況からの脱出を目指す
リモ謎は、チームビルディング研修だけではなく、社内イベントや新入社員向けのグループワークにも活用可能です。難易度の設定もできるため、受講者に合わせた謎解きを用意してもらえます。なお、上記で紹介したリモ研にもリモ謎が含まれており、楽しみながら学べます。リモ謎の資料ダウンロードはこちら
3. ジャングルサバイバル
「ジャングルサバイバル」は、コンセンサスゲームの一つです。コンセンサスゲームとはストーリーを通じて、参加者との合意形成(コンセンサス)をしていくプロセスやポイントを学んでいくゲームのことです。
やり方
- 「クルージング中にジャングルに遭難した」という状況を把握する
- 生き延びるために船にある積み荷のうち、どれを優先的に持っていくかを個人で考える
- チームで話し合い、優先順位を決める
- 模範解答と照らし合わせ、それに近いほど高得点となる
ジャングルサバイバルでは、ジャングルでの遭難というストーリーの中で、生き残るための最善策を話し合います。
ジャングルサバイバルはオンライン、リアル両方で実施可能で、リモートでチームビルディング研修を行いたい方にもおすすめです。特に必要な道具がないうえに研修時間を短くできるため、短時間で研修を行いたい方にも向いているゲームです。
コンセンサスゲームの資料ダウンロードはこちら4. サバ研
もし、屋外でのチームビルディング研修を考えているならば、「サバ研」はどうでしょうか。サバ研は、サバイバルゲームと研修をコラボさせたプログラムです。サバイバルゲームと聞くと「痛そうだから嫌だ……」と思われる方がいるかもしれませんが、サバ研では当たっても痛くないレーザー銃で遊ぶことも可能です。専門のスタッフもいるため、安全に楽しめます。
サバ研の魅力は、楽しみながら「OODA LOOP」が体感できることです。OODA LOOPとは、アメリカの軍隊や企業で導入されているフレームワークであり、状況に合わせて一人ひとりが臨機応変に対応できる力が養えます。もちろん、チームワークも重要であるため、楽しみながらチームビルディングを体感できます。
なお、サバ研はチームビルディング研修以外にリーダーシップ研修や幹部・役員研修にもおすすめです。プランも数週間用意されているため、プレイ時間や内容に合わせて選んでみるとよいでしょう。サバ研の資料ダウンロードはこちら
5. NASAゲーム
「NASAゲーム」は、オフライン版もオンライン版もあるコンセンサスゲームです。舞台は宇宙であり、母船から遠く離れたところに宇宙船が不時着。無事に残っていた15個のアイテムから、優先すべきものを順番に並び替えていくというゲームです。こちらも話し合いが重要であり、一人ひとりの考え方や価値観を尊重しながらアイテムの優先順位を決めていきます。
やり方
- 「月に不時着した」という状況を把握する
- 個人で15のアイテムの優先度を決める
- グループ内で優先順位を決める
- NASAの模範解答と照らし合わせ、それに近いほど高得点となる
最終的には、NASAの模範解答と結果を比較して、順位との差が小さいチームの勝利となります。なお、アイテムとしては宇宙食や磁石コンパス、信号用照明弾などです。
6. マシュマロ・チャレンジ
「マシュマロ・チャレンジ」は、マシュマロ・パスタ・はさみ・ヒモを使って高いタワーを作るゲームです。
やり方
- チームごとにパスタ、紐、テープ、ハサミを配布する
- 制限時間内に出来るだけ高いタワーを作る
「高いタワーを作る」というメンバー共通の意識を持ちながらゲームに取り組む必要があるうえに、協力しなければクリアできない仕組みとなっています。そのため、チームビルディング研修にはぴったりなゲームといえるでしょう。
ただし、実際に道具を用意しなければならないゲームのため、オンラインでのチームビルディング研修には向いていません。もし、オンラインで行うのであれば、上記で紹介したジャングルサバイバルやNASAゲームなどを取り入れましょう。
7. ストマネ
「ストマネ」は、メンタルヘルスが学べるゲームです。職場でのメンタルヘルス対策をテーマにした内容であり、架空の開発プロジェクトを6週間以内に休業者を出すことなくクリアしなければなりません。
やり方
- 4人ずつのチームを作る
- ストレスゲージを溜めないようにしながら、ルールに沿ってカードを使用する
- 求職者を出さないようにプロジェクトを完了させる
このゲームでは、メンバー同士で進捗状況やストレス具合などを共有することが重要であるため、チームビルディング研修にも活用できます。また、メンタルヘルス対策を学ぶことで、メンバー同士のメンタルヘルスにおける管理がしやすくなるでしょう。
8. LEGO®SERIOUS PLAY®
「LEGO®SERIOUS PLAY®」は、世界的なおもちゃであるLEGO®を駆使したプログラムです。
やり方
- チームに問題設定を与える
- チームはその問題設定に合わせて作品を作る
- 作品にどのような物語があるのか発表する
LEGO®SERIOUS PLAY®で重要なことは、チーム内でのコミュニケーションや発想力です。活発的に話し合いが行われていれば、面白いアイデアが浮かぶかもしれません。ただし、こちらもマシュマロ・チャレンジと同じく実際に作業しなければならないため、オンラインでのチームビルディング研修には不向きです。
9. 野球のポジション当てゲーム
やり方
- メンバーそれぞれにバラバラな情報を与える
- その情報をコミュニケーションでまとめて、誰がどのポジションなのか当てていく
このゲームは協力型の論理ゲームとされており、口頭でしか情報を伝えられないからこそ、チーム全体で協力しなければなりません。
プレイ人数は4〜100名で、大人数のチームビルディング研修にも対応可能です。プレイ時間は1〜1.5時間かかります。なお、野球のポジション当てゲームもオフライン版とオンライン版が用意されています。
10. ペーパータワー
最後に紹介する「ペーパータワー」は、紙を使って高いタワー作りを目指すゲームです。こちらもマシュマロ・チャレンジ同様にメンバー共通の意識を持ちながらゲームに取り組まなければならず、チーム全体での協力が不可欠です。だからこそ、こちらもチームビルディング研修に向いています。
やり方
- チームに同じ大きさの紙を配る
- 制限時間内にできるだけ高いタワーを作る
もしペーパータワーをもう少しビジネス向けにしたいのであれば、紙を「お金」、高さを「売上」にしてみましょう。高くなればなるほど売上が上昇し、その分さらに紙を購入できます。ただし、売上からチームメンバーに対して税金と給与を支払わなければなりません。最終的に、給与の支払総額が高いチームの勝利となります。なお、こちらもオンラインではできないゲームです。
11. SDGsビジネスゲーム ワールドリーダーズ
「ワールドリーダーズ」は企業のためにつくられた企業経営を体験できるSDGsビジネスゲームです。
策略を巡らせ、他チームと交渉しながら、自チームの利益が大きくなるようにゲームを進めていきます。しかし、環境や社会に配慮せず利益だけを追い求める企業は淘汰される可能性が高く、社会全体のバランスを見ながら行動する必要があります。
チームで戦略を練り、その場に合った選択をしていかなければならないため、深いコミュニケーションが取ることができ、チームビルディングにつながります。
ワールドリーダーズの詳細はこちら
チームビルディング研修はゲームを活用しよう!
今回は、チームビルディング研修の基本情報や目的、おすすめのゲームなどについて紹介しました。チームビルディング研修は、チームメンバーの団結力やコミュニケーションを良いものへとするうえで重要なものです。楽しく学べるゲームも数多くあるため、これからチームビルディング研修を行おうと考えているのであれば、ぜひゲームを活用してみてはどうでしょうか。
IKUSAでは、様々なゲームを提供しています。お気軽にお問合せください。
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参考サイト
- チームビルディング研修:現場で使える研修ならインソース
- チームビルディング研修にビジネスゲームがお勧めな3つの理由
- チームビルディング研修とは?目的を明確にし、目標を共有しよう! – 人事担当者のためのミツカリ公式ブログ
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旅行系からビジネス系に至るまで、幅広いジャンルを執筆するWebライター。国内外を旅しながら、記事を書いています。
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