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アイスブレイクの概要を解説!ジャンル別に使えるゲームも紹介!

目次
この記事では、アイスブレイクの概要と用途に合わせたゲームをジャンル別に紹介していきます。アイスブレイク選びの参考にしていただければ嬉しいです。研修について相談する
アイスブレイクとは一体何か?
アイスブレイクとは、緊張感で包まれている場をほぐす行為のことです。直訳すると「氷を解かす」という言葉になります。コミュニケーションにおける「氷」とは、初対面同士が顔を合わせることで発生する緊張や不安などの「障害・壁」のこと。つまり、アイスブレイクは、コミュニケーションの壁を壊す技術なのです。
アイスブレイクが使える場はさまざまです。主に以下の場面で使えます。
- 仕事場:会議前、新入社員研修前、社員研修前、チームミーティング前
- 教育現場:学期はじめ、学級活動・ホームルーム活動前、新入生オリエンテーション前、保護者会前
- 市民活動現場:市民講座の開始前、ワークショップ(体験学習など)前、地域の集まりや会合前、子育て支援行事
- 懇親会等:歓迎会、お見合いパーティ、合コン
どの現場もはじめて顔を合わせる機会が多いです。目的を持って集まる場において、緊張や不安は円滑なコミュニケーションに支障をきたします。そんな緊張や不安を取り除いてくれるのがアイスブレイクなのです。
アイスブレイクにはさまざまな方法がある
ひと口にアイスブレイクと言っても、さまざまな方法があります。ここでは、ジャンル別に分けてアイスブレイクの内容を紹介します。アイスブレイクのジャンルは次の2種類です。
- ゲーム系
- 紹介系
ゲーム系は「ほぐし系」や「悟り系」とも呼ばれていて、数あるアイスブレイクのなかでも人気の遊びです。基本的には楽しいアクティビティが多く、参加者同士が楽しい感情を共有することで一体感が生まれます。
紹介系は、読んで字のごとく「自己紹介」に関するアイスブレイクのことです。普通の自己紹介と違い、楽しくできるものや自己紹介を聞いた他の参加者が「へぇ~」と思うようなものなどがあります。
ゲーム系・紹介系いずれも、最終的なゴールはコミュニケーションを円滑化させることです。アイスブレイクを活用することでお互いの人となりが理解し合えるという点は、どのアイスブレイクにも共通したメリットと言えるでしょう。
こちらの記事ではアイスブレイクでゲームをすべき理由を説明しています。ご興味がある方はぜひご覧ください。
アイスブレイクでゲームをすべき理由と導入例を紹介!
こちらの記事では、アイスブレイクにおすすめのゲームを35選紹介しています。ご興味がある方はぜひご覧ください。
アイスブレイクでおすすめのゲーム35選!初対面・ゲームなどジャンル別に最適なものをご紹介
ゲーム系のアイスブレイク
ゲーム系のアイスブレイクはこちらです。
リモ謎
リモート上で謎解きを行うゲームで、複数人ずつのチームにわかれ、お互いに協力しながら謎を解いていきます。参加者にはあらかじめ決められたストーリーに沿ってゲームをしてもらいます。制限時間内にゴールできたチームの勝利。協調性やコミュニケーション力を養うのにピッタリです。
ストーリーや難易度の設定を変更することもできるため、教育現場や仕事の現場など、さまざまなシーンで活用できます。
ウィンクキラー
ウィンクキラーと呼ばれる人を探し当てるゲームのことです。ウィンクキラーになった人は、誰にもバレないように他の参加者に対してウィンクをします。他の人にバレなければウィンクキラーの勝利。バレたらウィンクキラーの負けです。
最大のメリットは、自然とアイコンタクトをしながら会話ができることです。どのシーンでも活用できますが、やはりオススメは異性同士の親睦を深める合コンや新歓パーティなどでしょう。
紙ヒコーキ飛ばし
紙ヒコーキを飛ばすゲームで、飛距離を競います。ルールはシンプルで、紙ヒコーキを遠くまで飛ばした人の勝利です。誰もが子どもの頃から慣れ親しんでいるゲーム。世代や出身地域によって独自の紙ヒコーキが作られることもあります。それを話のネタにして親睦を深めることも可能でしょう。
ちなみに、飛距離以外でも、
- 着地地点に得点つきの的をおいて点数を競い合う
- 着地のうまさを競い合う
- 飛び方がユニークな紙ヒコーキをランキング形式で競い合う
- 障害物競争
- 長距離でゴールするまでに投げた回数を競い合う
といった遊び方もあります。
フラフープくぐり
横一列になって端から端へフラフープをくぐらせていくゲーム。フラフープを最後の人まで受け渡していくタイムを競います。隣同士で手を繋いでゴールへと進めていくゲームですが、手を繋ぐだけでもコミュニケーションの円滑化が進みます。
シンプルなゲームではあるものの、体の大きな大人がフラフープをくぐるためには工夫が必要です。そのため、頭と体をうまく働かせなければいけません。
新聞ちぎりゲーム
制限時間内に、どれだけ多くの新聞をちぎっていけるか競うゲームです。より多くの新聞をちぎった人の勝利となります。ちぎった枚数を競うルールもありますし、1枚の新聞紙をより細く長くちぎれた人の勝利にするなど、さまざまな方法で遊べます。
主なちぎり方のルールは以下の通りです。
- 新聞紙は渦巻き状にちぎる
- ジグザグにちぎる
- より細かくちぎる
- 長さを決めておいて、より早くその長さに達した人が勝ち
より早くちぎる方法をチーム内でディスカッションしながら進めれば、チームビルディングに役立ちます。
ボールくぐり
床にボールをバウンドさせて、ボールが宙に浮いている間に、その下をくぐるゲームです。チームで行うとよいでしょう。瞬発力の他に、チームワークも重要なアイスブレイクです。ボールをバウンドさせる役割の人を決め、それ以外のメンバーがボールの下をくぐっていきます。
ボールが浮いている間に何人のメンバーがくぐれるかを競い合います。バウンドさせる人の力加減やくぐる際の陣形など連携力が試されるゲームです。
ビスケットチャレンジ
額の上にビスケットを置いて、顔を動かしながら口元までビスケットを持っていくゲームです。顔の表情筋を動かすことで脳へ良い刺激が送られるというメリットがあります。
とはいえ初対面同士でやる場合は恥ずかしさもあるもの。親しくないもの同士が集まる場では、あまり効果が期待できないかもしれません。よって顔見知り同士でやるときにおすすめのゲームです。
箱の中身はなんでしょう
箱の中身を見ずに、何が入っているか当てるゲームです。テレビなどでも行われているゲームで、視聴者にのみ箱の中身を見せ、演者のリアクションを見て楽しむことを目的にしています。
箱の中身には生き物と勘違いさせるような感触のアイテムを入れておくと、解答者のリアクションにスリル感がプラスされ、さらに楽しくなるでしょう。解答者はリアクションを大きめにするのが、場を盛り上げるポイントです。見ている側は「あ~!」などの歓声を挙げることで、さらに場が盛り上がります。
新聞のりジャンケン
新聞の上に乗りながら参加者同士でジャンケンをするゲームです。ジャンケンに負けた人は新聞を半分に折っていきます。最終的に、新聞の上に乗れなかった人が負けとなるゲームです。最初のうちはまだ新聞紙の面積も広いため余裕があるでしょう。徐々に足を乗せる幅が狭くなるため、難易度が急激に上がります。
1対1でもできますし、1対複数人でもできます。その他に二人一組でチームを組んで、一緒に新聞紙の上に乗るといった応用も可能です。ただし異性同士でやる場合は、セクハラにならないように注意しましょう。
30を言ったら負けゲーム
順番に1から言っていき、30を言った人が負けとなるゲームです。1回につき最大で3つの数字を言えます。
Aさん「1、2」
Bさん「3、4,5」
Aさん「6」
…
Aさん「28、29」
Bさん「30」←負け
言葉でもできますし、オンラインのチャット機能を使ってもできます。相手に30を言わせるための戦略が必要になります。1対1でも良いですが、3人以上でやると、より緻密な戦略が求められるため、頭の体操にもなりますね。どんなシーンでも手軽にできるアイスブレイクです。
心理テスト
心理テストを行って、その人たちがどんな性格をしているか調べていくゲームです。心理テストは本やネットで簡単に手に入ります。いくつかの心理テストをピックアップしておけば、すぐにできるアイスブレイクになるでしょう。
心理テストの内容をシーンに合わせて活用すれば場の雰囲気を良くしたり、相手のことを知るヒントに繋がったりします。
私は誰でしょう
ヒントを元に、誰のことを言っているか当てるゲームです。誰もが知っている人をお題にしましょう。初対面の人同士でやる場合には有名人やアニメのキャラクターなどがおすすめ。顔見知り同士でやる場合は参加者の1人をお題にしても楽しめます。
お題を知っている人は「イエス」と「ノー」だけで解答者の質問に答えていきます。人物以外をお題にしても楽しめます。質問する数に上限を決めておき、チームにわかれて推理することで参加者同士の交流も深められるでしょう。
謎解き脱出ゲーム
謎解きをしながらゴールを目指していくゲームで、チームで話し合いながら行っていきます。小さい頃にやっていた「なぞなぞ」をより難しくしたゲームです。チームで協力しながら、あらかじめ設定された謎を順番に解いていきます。言葉遊びを活用した謎や作業が必要な謎、パズルなど、さまざまな「なぞなぞ」を活用できます。
初対面同士のアイスブレイクにも効果的で、チームメンバーの思考の癖を掴むきっかけにもなるでしょう。
企業の新人研修の導入や学期はじめのオリエンテーションなどで利用されることが多いです。
カレーゲーム
カレーの具材が書いてあるカードを揃えるゲームです。参加者同士でチームを組み、カレーの具材となる以下のカードを集めます。
- お肉
- 人参
- 玉ねぎ
- ルー
- ごはん
他のチームよりもカードを素早く集め、いち早くカレーライスを作ったチームの勝利です。
ちなみに、カードを取得するためには鬼役の人とゲームをして勝利しなくてはなりません。鬼役とのゲームでは「じゃんけん」や「なぞなぞ」などの簡単な内容がおすすめです。もしくは、簡単なアイスブレイクを取り入れてもおもしろいですね。
ピンポンリレー
スプーンに乗せたピンポン玉をリレー形式で渡していくゲームで、アンカーの人がゴールするまでの時間を競います。面積が小さいスプーンの上で飛び跳ねる軽いピンポン玉。落とさないようにゴールするためには相応の集中力が求められます。チーム戦で行うため、周りからの応援などでもメンバー間の距離が縮まるでしょう。
また、上手な人のテクニックを教え合ったり、失敗したときに慰め合ったりすることでも交流が深まります。少人数で行う場合は制限時間を設けておくと盛り上がります。
なんでもバスケット
鬼になった人が言ったテーマに該当する人が別の席へ移動するゲーム。席へ移動する際、他の参加者に席を奪われ、別の席に移動できなかった人が鬼になります。ちなみに、元となったゲームは子ども遊びの定番である「フルーツバスケット」です。
まず、参加者は円になって椅子へ座りましょう。参加者に自由に設定したアイテム名が記載されているカードを配布します。鬼はテーマに沿ったアイテム名をコール。他の参加者は自分のアイテムが鬼に言われたら別の席へ移動します。誰が隣同士になるかわからないため、老若男女分け隔てなく交流ができます。
ただしスピードと緊張感が求められ、他のアイスブレイクに比べて体力を使うため会議前に行う場合は疲れないよう注意しましょう。
ジェスチャーゲーム
何のジェスチャーをしているか当てるゲームで、制限時間内に何個正解できたかを競います。シンプルなゲームながら誰でも手軽にできるアイスブレイクです。オフライン、オンラインのどちらでもできます。
オンラインの場合は個別のチャット機能を使ってジェスチャーをする人に向けてお題を出し、オフラインの場合は画用紙やスケッチブックを使って、解答者席の後ろからお題を出すといいでしょう。
ジェスチャーゲームをやってみた動画はこちらです。ぜひご覧ください。
大縄跳び
連続で何回飛べたか回数を競うゲームです。小学生や中学生時代にやった大縄跳びです。最近では企業の新人研修などでも行われるようになっています。体を使って参加者同士で息を合わせながらジャンプすることで一体感が生まれます。
周りからタイミングを教えてもらうことで、コミュニケーションの向上も図れるでしょう。大縄跳びを回すスピードを徐々に速くしていくなど、難易度をアップさせることでさらに盛り上がります。
山手線ゲーム
お題に関する答えを、リズミカルに答えていくゲームです。お題を出す人が順番に代わっていくため、お題を考える思考力と、素早く答えるための「頭の回転の早さ」が求められます。やり方はいたってシンプルです。
- お題を出す人「山手線ゲーム!」
- お題を出す人以外のメンバー「「イエー!」」
- お題を出す人「〇〇に関わるもの!」
- 拍手二回の後に答える
- 隣の人が同じリズムに合わせて答える
- 繰り返し
- 言葉が出てこなかったり、リズムに乗れなかったりした人が負け⇒お題を出す人になる
初対面同士、顔見知り同士でもできる手軽なアイスブレイクです。
いれかえ言葉
言葉を並び変えると、何の単語になるか当てるゲームです。より早く単語を当てられたチームの勝利です。脳トレとしても活用できますし、チームで話し合って答えを探すため、チームビルディングにも有効なアイスブレイクと言えます。
インターネット上で「アナグラム自動生成」と検索すると、無料でいれかえ言葉のお題を作ってくれるのでラクです。オフライン、オンラインの両方でできるアイスブレイクですね。
自己紹介系のアイスブレイク
自己紹介系のアイスブレイクを10個紹介します。
こちらの記事では、内定者研修におすすめの自己紹介系のアイスブレイクを15選紹介しています。ご興味がある方はぜひご覧ください。
内定者研修の自己紹介におすすめのアイスブレイク15選
漢字自己紹介
自分の名前を漢字一文字で表して、自己紹介をする遊びです。初対面の方が多く、雰囲気が固めのシーンで有効です。実際に例文を挙げましょう。
「山田太郎を漢字一文字で表すとしたら『打』です。なぜ『打』を選んだかというと、野球が大好きでとくに打つことが大好きだからです。」というような流れで自己紹介します。ちなみに、やり方は以下を参考にしてください。
- 60秒で自分をあらわす漢字一文字を考えます。
- 司会者は60秒後に合図をします。
- 今書いた漢字一文字を使って隣の席にいる人と自己紹介し合ってください。
- お互いの自己紹介が終わったら別の席にいる人と自己紹介し合います。
このアイスブレイクは、声を出したり席を動いたりすることで固い空気のシーンを動かし、場全体の雰囲気をやわらかくできる自己紹介型のゲームです。漢字一文字で自分を表現することで自分を客観的に見る力が養われ、脳の活性化にも繋がります。
応用として、漢字一文字以外の「あなたを〇〇で表すとしたら?」もあります。動物や色、果物や家電など、ユニークなものや仕事に関係する〇〇を設定するとおもしろいですね。
妄想自己紹介
自分が妄想している内容を述べながら、自己紹介する遊びです。
「もし5億円が当たったら、海外へ移住して屋敷に執事をおいて優雅な貴族のような生活をします。」
「もし私がサッカー選手だったら、海外の強豪チームに移籍してセレブ生活と選手生活を両立します。さらにスペインやフランスの美人モデルと浮名を流してパパラッチされるプレイボーイになりたいです!」
というように、自分の夢やこうだったらいいな~と考えていることを自己紹介に加えるアイスブレイクです。
大人になると、自分の手が届きやすい現実的なことばかり考えてしまいがち。子どもの頃の想像力を働かせて、楽しく自己紹介につなげることを目的にしたアイスブレイクが妄想自己紹介です。ルールはとくにありません。妄想が大きければ大きいほど、周りも楽しくなるでしょう。
実は自己紹介
「実は〇〇です」の文言を入れながら自己紹介をする遊びです。自己紹介の際に必ず「実は〇〇です」「実は〇〇でした」というワードを入れましょう。この「実は」というキーワードは、相手に対してとくに伝えたいことにフォーカスする役割を持っています。
また、実は…と言われるだけで、聞いた人は秘密を明かされたような気持ちにもなるでしょう。秘密を共有することで参加者同士が心を開きやすくなるというメリットもあります。
- 実は格闘技経験者で、大晦日の大会にも出場したことがあります
- 実は8人兄弟の末っ子です
- 実は犬を5匹、ネコを5匹飼っています
といった具合に、相手の想像を超える事実を話すと盛り上がるでしょう。自分にとっては当たり前だと思ったことでも、相手にすれば驚愕の事実だったということもあります。普段の姿からは想像もできないことを話せば、人との距離感を縮められるかもしれません。
積木自己紹介
自分よりも前に自己紹介した人の名前を伝えながら、自分のことを自己紹介していく遊びです。やり方は簡単で、もし自分の前に3人の人が自己紹介した場合
「田中ひろゆきさんの隣の、大島よしおさんの隣の、山田たろうさんの隣の吉田たけしです。」
のように、前に自己紹介した人のフルネームを言いながら自分の名前を言うだけです。記憶力が試されるだけではなく、きちんと名前を聞いておこうという傾聴力も養えます。
初対面の人が大勢集まる場面では、名前と顔が一致しないこともあるでしょう。積木自己紹介を行うことで、名前が復唱されて覚えやすくなるというメリットもあるのです。フルネームではなく、下の名前で行うこともおすすめです。苗字ではなく下の名前で呼ぶことで、お互いの心の距離を縮められるというメリットもあります。
また、他のゲームと組み合わせても楽しめるでしょう。たとえば漢字自己紹介(自分について漢字一文字で表現する)と積木自己紹介を組み合わせて、
「命の漢字の田中ひろゆきさんの隣の、炎の漢字の大島よしおさんの隣の、打の漢字の山田たろうさんの隣の食の漢字の吉田たけしです。」
と積木すれば、参加者全員がその人のイメージと顔、名前を覚えやすくなります。
しりとり自己紹介
自分の前に自己紹介した人の名前の、お尻の1文字から自己紹介をしていく遊びのことです。誰しもやったことがあるしりとりは意外に頭を使います。自己紹介としりとりを組み合わせることで頭の体操にもなります。
自分の名前が「やまだたろう」の場合、次の人は「う」からはじまるように自己紹介をしなければなりません。「うみが好きな よしだたけしです」のように1文を作りながら自己紹介をします。
ただし普通のしりとりのように、単語を並べればいいというものでもありません。あくまでも自己紹介なので自分にまつわるワードを連想しつつ、文章構成を考えながら自己紹介を作りましょう。
自己紹介をする人の文章力や構成力、語彙力・発想力はもちろんのこと、前の人の名前を忘れないようにするための傾聴力や集中力も磨かれます。初対面の人同士が集まるシーンでも使えますし、あまり接点がない人とのコミュニケーションにも使えるアイスブレイクです。
他己紹介
相手のことを自己紹介する遊びです。初対面同士の場合はお互いに素性がわからないので、インタビューした後に他己紹介をしていきます。まずは二人一組になって自己紹介をしましょう。その後相手を参加者全員に向けて紹介します。
他己紹介では
- 短い時間でどれだけの情報を引き出せるか
- 相手の情報を上手にまとめる力
- 傾聴力
- 観察力
などが求められます。インプットとアウトプットの練習にもなるため、会議や社員研修といったシーンにもオススメのアイスブレイクです。さらに参加者たちの、コミュニケーションスキルのアップにも役立ちます。
他己紹介でインプットする内容(話を聞く内容)をあらかじめ複数用意しておくとよいでしょう。事前に質問する内容を決めておけば、スムーズなインタビューができます。
- 今までで一番頑張ったこと
- 趣味
- 最近悲しかったこと
- 最近嬉しかったこと
上記のように、誰でも答えられそうな質問を用意しておくことが大事です。これにより、答える側も気にせず発言できます。なお、相手が嫌がる恐れのある質問は避けましょう。
グッドニュース
自分が感じた良かったことを述べながら、自己紹介する遊びです。ニュースキャスターになりきってやるのもおもしろいでしょう。
「速報です。本日未明、〇〇さんの自宅で飼っていたネコ(4歳)がキャットアイランドから落下しました。あまりに太りすぎていたため、脂肪がクッションとなりネコに怪我はありませんでした。飼い主の〇〇さんは「最近運動不足でしたからね~。まさか落ちるとは思っていませんでした」と話していたそうです。」
上記のように、自分の身の回りで起こった、ちょっとクスッとするようなニュースを真顔で話すのがコツです。話題が膨らみ、場の空気を和らげてくれます。
また、グッドニュースは自分の思考の癖にも気づけるアイスブレイクです。ニュースにすることで自分を客観的に観察でき、さらにその考えを他人にわかりやすく伝えるというスキルも磨けるでしょう。殺伐とした場の雰囲気を和らぎたいときにやってみるといいでしょう。
ヒーローインタビュー
相手が成功したことを自分がインタビューし、その内容を参加者全員の前で発表する遊びです。
「放送席、放送席。本日のヒーロー〇〇さんのインタビューです!」
からはじまる他己紹介がヒーローインタビューです。インタビューする人は野球やサッカー中継のリポーターのように、テンションを上げてインタビューしてください。インタビューされる人は、大活躍したヒーローのような気持ちで答えるのがルールです。以下のようなインタビューをするといいでしょう。
- 自慢できることはありますか?
- 自分が一番輝いていた頃のことを教えてください。
- 地元のお父さんお母さんに何か一言お願いします。
- 今日集まったメンバーに一言お願いします。
本物のヒーローインタビューで言われそうなことをチョイスするのも面白いかもしれません。ちなみにヒーローインタビュー最大のポイントは「傾聴力」と「テンション」です。お互いに話を聴く姿勢がないと、ちぐはぐなヒーローインタビューになってしまいます。インタビューする人は話を聞いて、そこからさらに話題を膨らませる展開力も試されます。オンライン、オフラインの両方でできるアイスブレイクですので便利です。
共通点探し
二人一組でペアを組んで、相手との共通点を探す遊びです。初対面同士で行うのに向いているアイスブレイクです。人間誰しも他人との共通点はあるものですよね。
- 弟・妹がいる
- 出身地
- 学生時代の部活動
- 好きなアーティストやブランド
- 右利き・左利き
- 好きな食べ物・飲み物
- よく行くお店
といった具合に、あてずっぽうでも共通点はいくつか見つかるでしょう。初対面同士で一番困るのは「何を話せばよいかわからかいから話ができない」という状況です。アイスブレイクで共通点を探すことをゴールにしておけば、積極的に共通点を探すようになります。相手の情報を引き出すためにはコミュニケーションが必須です。
また、共通点探しは他人の良いところ、好きなところを探す作業でもあります。自分が嫌いな共通点をわざわざ探す人はいないでしょう。自分にもあって、相手にもあったら良いなという共通点を探すため、自然とペア同士の関係性も良好になるのです。
ウソ・ホントゲーム
自分のことに関することを四つ書き、そのうちの1つを嘘のエピソードにし、当てられないようにする遊びです。
- 実は小学校の教員免許を持っている
- 学生時代には高校生クイズでテレビ出演したことがある
- 野菜が苦手
- 実は伊達メガネ
のように、ウソかホントか微妙なラインのエピソードを話すのが盛り上がるコツです。逆に嘘を3つにして、1つだけ本当のことを言うパターンもおもしろいでしょう。
- 私は学生時代に高校生クイズで優勝しました
- 実は元社長です
- 子どもが8人います
- 趣味は世界旅行です
意外なエピソードを盛り込むことで、その人への印象が強くなり、コミュニケーションが取りやすくなるでしょう。ウソ・ホントゲームをしてから妄想自己紹介やヒーローインタビューを行うなど、アイスブレイク自己紹介を組み合わせる方法もおもしろいです。
嘘のエピソードや本当のエピソードを見抜くというルールが、参加者の観察力や傾聴力の向上にも繋がるゲームです。初対面同士のミーティングに向いているアイスブレイクと言えます。
まとめ
アイスブレイクには色々な方法があります。場によって適しているアイスブレイクの種類は異なりますので、状況を見ながらゲームを選んでみてください。人数や会合の目的に合わせてゲームをチョイスすることで、ポジティブなコミュニケ―ションを生み出せるでしょう。よいコミュニケーションはよいアイデアやパフォーマンスに繋がります。
楽しいアイスブレイクを通して、よいアウトプットを出せるように工夫してみるとよいでしょう。
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